みなさんJRAの即PATはすでにご存知だと思いますが、現在これに対応しているのは、ネット銀行のパイオニアとも言える
ジャパンネット銀行(以下JNB)だけです。これが来る10月7日(土)から
イーバンク銀行でも即PATの対応が始まります(関連記事「
イーバンクも即PAT対応へ」)。
私もA-PAT(通常のPAT)に加え、即PATにも
加入していますが、使い方としてはA-PATがメインで即PATはあくまでサブという感じです。サブというのは要は、A-PAT口座に入金を忘れてしまったり、あるいは途中で資金がなくなってしまったりという状況を差すわけですが、やはりいつでも入金が可能というのは非常に便利です(もちろん引き出しも可能ですが)。ですのですでにA-PAT会員の方もぜひ即PATにあわせて加入しておくことをお勧めするのですが、そこで問題となってくるのは
JNBにするか
イーバンク銀行にするかということです。
大きな判断ポイントになるのは2つあると思います。1つ目は「JNBは全国の地方競馬の馬券が全て購入できるネットバンクである」ということです。イーバンクが地方競馬では
SPAT4という南関東4競馬場のものにしか対応していないのに対して、JNBはSPAT4に加え
D-NETにも対応しているということです。地方競馬好きな方にはとっては、こちらの方が魅力的かもしれません。
2つ目のポイントは「ただしJNBは口座維持手数料が必要である」ということです。JNBの場合「口座維持手数料」として毎月189円(2006/10/01より)が必要になります。従来は105円だったのですが、セキュリティ強化用に
トークンを導入したことにより、手数料が値上げされました。イーバンクはこれが一切無料となっている点が異なります。ただしこの手数料は月間取引額によっては無料になりますし、馬券を購入して的中・入金された分も取引額としてカウントされるので、「馬券で勝つから構わないぜ!」という漢には大した問題ではないかもしれません(手数料の詳細については
こちらを参照のこと)。
その他にも利用できるATMが異なったり(コンビニはどちらも可能)、引出の際の手数料が異なったりと、どちらもそれぞれ良い点、悪い点がありますので、じっくり検討してみるのが良いでしょう。即PATの利便性を考えると私はいずれかには加入しておくことをお勧めします。
ちなみに現在イーバンクでは、即PAT提携記念として「イーバンク競走馬キャッシュカード」を発行中です。デザインはディープインパクト、トウカイテイオー、テイエムオペラオー、ナリタブライアン、クロフネ、サイレンススズカ、タイキシャトル、シンボリクリスエスの8種類です。JNBもイーバンクも、口座開設申し込みから実際に開設されるまでにタイムラグがあるので、即PATを利用したいと思った方は、忘れないうちに早めに申し込みした方が良いですよ(口座開設は記事中の各銀行へのリンクから申込可能です)。