2018/8/5 登山初心者2人による富士登山日記(長文・写真多し)
2018年8月5日 富士山に登ってきました。
1度は登ってみたいと思っていた富士山ですが、今までは漠然と思っていただけ。しかし今年の夏は行動に移すことにしました。
まず本屋さんで「富士山ブック 2018」なるものを購入し富士登山の勉強開始です。
▷ 富士山には4つの登山コースがある。
▷ 真夏でも山頂は真冬の気温。
▷ レインウエアは命綱である。
▷ 高山病や低体温症になる可能性あり。
▷ トイレは有料。
などなど勉強しました。
最初は自分ひとりで富士登山するつもりでしたが、娘も一緒に登山することになりました。2人とも登山初心者なので大丈夫なのか不安もあったけど、何かあったら引き返すという気持ちで登山を決意。最もポピュラーな“吉田ルート”でいくことにしました。
さあ、必要な物を揃えなきゃ!
まずは命綱のレインウエア。自分はヘリーハンセンの物を、娘は定番のモンベルを購入しました。あとバックパックも購入。シューズは、バイクに乗る時に履いているトレッキングシューズを履くことにして、あとは現在ある物で揃えよう。
天気の良さそうな日を選び、8月5日(日)の早朝から登り始め夕方には五合目に下山という行程の日帰り登山することに決めました。これはあまり推奨されていない弾丸登山というのだろうか(^。^;)
持ち物は、
◇ レインウエア
◇ 防寒着(パーカー・ライトダウン)
◇ 帽子・手袋・サングラス
◇ 下着類(予備)
◇ 飲み物(500ml × 4本)途中2本追加購入。
◇ 食べ物(おにぎり4個・パン1個)
◇ 行動食(エネルギーゼリー・カロリーメイト・チョコレート・お菓子など)
◇ 鎮痛剤・絆創膏・日焼け止め
◇ 酸素缶1本
◇ お金
◇ 車の中に帰りの着替えとスニーカー
など。
AM3:10 車で自宅発。睡眠は2~3時間(^。^;)
AM4:50 富士北麓駐車場に到着。そして身支度してトレッキングシューズに履き替える。トイレにも行っておく。
AM5:00 シャトルバスのチケット(往復2,000円)を購入してバス乗り場へ。マイカー規制の期間は、富士北麓駐車場~スバルライン五合目までシャトルバスが運行しています。
AM5:15 バス乗り場には登山者がいっぱいでした。5:30始発のバスに補助席にギリギリ座ることができました。良かった~ぁ!
AM5:20 満席となったため発車時刻前にバスは発車しました。
AM6:10 スバルライン五合目到着。高山病予防のため、ここで40分程ゆっくり休憩する。おにぎり食べて、水飲んで、トイレ済ませて、準備運動もした。
AM6:53 スバルライン五合目より登山開始。スバルライン駐車場から少し歩くと“五合目”の看板があります。ここからはしばらく平坦な道を進みます。
AM7:20 樹木の林道を歩いて行きます。涼しそうにみえますが暑い。背中は汗だくです。早速ひと休みして水分補給。
AM7:26 シェルターを通過。
AM7:30 六合目 下山道との合流地点に着きました。ここから上を見上げたけど当然ながらまだまだ頂上はハッキリとは見えません。
AM7:38 六合目からは砂礫斜面の登りとなります。少し滑るので歩き辛さはあるけど、まだ余裕です。
AM8:30 三脚立てて写真撮影。まだまだ元気いっぱいですよ。
AM8:32 見上げると山小屋らしきものが見えてきた。
AM8:34 最初の山小屋。
AM8:49 幅の狭い岩場登りが続く。
AM9:00 七合目“トモエ館”に到着。小休止。
山小屋トイレに初めて入った。使用料200円を木製の箱に入れる。
AM9:14 “鎌岩館”に到着。高山病予防のため、毎回山小屋に着いたら小休止して水分と行動食を補給することにした。
AM9:24 “富士一館”に到着。
AM9:29 見上げると“赤い鳥居”が見えてきた。岩場がまだまだ続きます。
AM9:36 “赤い鳥居”に到着。
岩場をどんどん登っていきます。
AM9:45 まだまだ続く岩場に座ってチョットお休み。しばらく景色を眺めます。下を見ると今まで登ってきた道が見える。だいぶ登ってきたけど、まだ八合目に着いてません。
AM9:48 「靴ズレ注意報」が発令されました。登りがずーっと続いたので、かかとが擦れて少し痛くなってきた。悪化する前に絆創膏をかかとに貼ることにした。
かっぱえびせんの袋がパンパン。
AM10:03 再び岩場を登り始める。
AM10:17 八合目“太子館”に到着。やっと八合目に着いたよ!
岩場登りが続き、足が上がらなくなってきた。酸素が薄いため血液に酸素がまわらないのかも。なるべく深呼吸しながら登ることにした。こまめに小休止を取り水分補給。小休止した後は少しの間は足が軽くなるけど、またすぐに乳酸たまって足が上がらなくなる。
AM10:40 八合目“蓬莱館”に到着。あれっ!また八合目。
AM10:59 岩場で小休止。ちょっと疲れてきた。こまめに休憩、水分補給しながらいこう!焦らず少しずつ登る。
AM11:09 八合目“白雲荘”に到着。またまた八合目かぁ!
AM11:15 元気出して登山開始。
AM11:20 八合目“元祖室”に到着。八合目はこれで何度目だ?
AM11:36 岩場から砂礫斜面になる。少しホッとするなぁ。
PM12:02 本八合目に到着。これが本物の八合目なのかな。
PM12:13 八合五芍“御来光館”に到着。
下方向に下山道が見える。ここから下山道に行くこともできるので、もし高山病になって体調悪かったらここから下山することも想定してました。でも体調は良いのでもちろん山頂を目指します。
持ってきた500mlペットボトル4本が、あと1本になったので1本ずつ追加購入。1本500円でした。
もうひと踏ん張りだな!
PM12:39 九合目 鳥居に到着。
PM13:18 山頂の鳥居が見えてきた。もう少しだ!元気が出てきたo(^-^)o
PM13:26 やったぁ!山頂手前の“鳥居と狛犬”に到着。ホントあと少しで山頂だぁ!
PM13:27 山頂到着。達成感で大満足!
登山初心者の2人でも富士山登頂できました。途中の岩場登りでは足が上がらず呼吸もハァハァしてしまい、きびしい時間帯もありましたが、そのぶん登頂した時の嬉しさは最高でしたよ!今回は最高の天気で降雨なし。山頂まで薄手の長袖だけで登ることができました。山頂は真冬と思っていたのですが、暑いです。日かげはヒンヤリしてるけど。
登りに費やした時間は6時間30分位で標準ですね。早く登れちゃったらお鉢まわりもしようなんて五合目では話してましたが、そんな時間とスタミナは無さそう。
お鉢まわりはまた次の機会にということで、ゆっくり休憩です。おにぎり・パン・お菓子食べて、お土産屋さん見て、火口周辺眺めて、写真撮って1時間程過ごしました。
山頂の自動販売機で水1本購入(500円)
PM14:36 そろそろ下山開始です。
PM14:40 砂礫の長い下り坂を転ばないように下る。
PM14:50 長い直線の砂礫斜面。
下を見るとこれから歩く道がわかる。いや~ぁ!まだまだ長いなあ!
PM14:52 時々休憩してストレッチ。太股の前側の筋肉がプルプルしてきた。そして膝が痛い。下り斜面もけっこう辛いものがある。
まだまだ続く砂礫斜面の下りだが、このあと吉田口方面と須走口方面の分岐点があり、そこで間違えないようにしないと大変なことになる。
PM15:11 分岐点に到着。ここで“吉田口方面”・“スバルライン五合目方面”に進む。
山小屋前の狭い道を通っていく。きょうは快晴だから間違えないけど、雨天時や霧が出てる時は間違える可能性があると感じた。
PM15:48 ひたすら砂礫斜面を下山していく。もういい加減飽きてきたし、足首から下は土埃だらけ。汗と土埃で疲れが倍増してきた。
登山道を見ると登山者がたくさんいる。今の時間から登り始めて1泊して御来光を拝むのかな。
ひたすら続く足首まで埋もれる砂礫斜面を下り続ける。いや~ぁ、ジンワリ辛い。
PM16:21 シェルター通過。シェルター内は段差のある階段で歩き辛い。シェルターの横は今までと同じ砂礫斜面。どっちを通るか迷うがどちらも辛い。
シェルターを3回通過すると六合目に合流。
あとは朝方通った道を逆戻りに歩いていけばOK。
PM17:16 スバルライン五合目に到着。下り時間は2時間30分位。
やりました。初心者でも富士山攻略することができました(^O^)v
きょうは天気に恵まれたのが最大の勝因です。途中雨が降っていたら登頂を断念したと思います。とにかく無事下山できて嬉しいです。
【注意】ここから富士北麓駐車場にシャトルバスで帰る人はバス停留所を間違えないようにしてください。シャトルバスの停留所は一段下の行きのバスを降りた駐車場になります。路線バスの停留所ではありません。
自分達は最初路線バスの停留所に並んでいましたが、何か変だと思いチケット売り場の係員に聞いたら「シャトルバスは下だよ~ぉ!」と言われました。
シャトルバスで富士北麓駐車場に着き、軽く着替えをしてから、“山中湖温泉 紅富士の湯”で汗を流し、食事をしてから帰路につきました。
長文お付き合いありがとうございました。