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期待ハズレの空模様

2011-08-20 001 2011-08-20 010

くまさんのガイドで「あぜみちジャンピンッ!」のロケ地巡りをし、
「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会で鎌仲ひとみ監督とお会いし、
その後“ふうや”でもんじゃ焼きを食べたその日の夜、
長岡へ戻ると大林宣彦監督の「この空の花」の撮影が平和の森公園であり、
他に用事があったついでに途中からエキストラに参加いたしました。

ちょうど大雨で中断されていた時でしたが、
最初から参加していた事務局長によれば大林監督は最初は裸足で、
大雨でも傘をささずにいるそうです。

スタッフと集まって大雨の中断中に協議を重ねるものの時間は過ぎ、
エキストラの方々も撮影の行方がどうなるか雨に打たれてながら見守り、
止む気配もない中、このまま中止かなぁと思っていたら、
助監督の方が再開を告げたところ、どよめきがおきたりしました。

凄いのはハンドマイクを片手に監督自らこのシーンの意義を滔々と語り、
「さよならの向こうには幸せがある」などとあの宣教師のような独特の口調ではさみ、
演出の確認のためにキャメラの映る位置を何度も足を運び確認していました。

映画監督とは現場に入るとまさに水を得た魚となり、
雨の中で一層イキイキとしている姿に感嘆していました。
たぶん花火が上がり歓声をあげる観客達という設定だと思うのですが、
真夜中近くまで続く撮影もこれが最後のシーンだったようで、
撮り終えた後、監督はマイクでエキストラの皆さんに
「あいにくの雨というのは人間の勝手な都合」と話し、
雨に感謝と、そして参加したエキストラの皆さんへ感謝の言葉を述べていました。

おそらく一番年長である大林監督が大雨に数時間もずぶ濡れになりながらも、
撮影に取り組む姿を目にすれば何かしら伝わるものがあると感じ、
エキストラの皆さんは撮影が終了すると監督はじめスタッフ、出演者に盛大な拍手を送ってました。
本当に大雨だったので風邪をひかないか心配するほどでしたが、
映画作りが最高の喜びだと思う監督にとって風邪をひくヒマもないと思いました。

後で現場で傘をささないのはゲン担ぎのようだと知り、
「この空の花」の撮影も後半戦に入ったようです。

2011.08.31 | Trackback(0) | 当会の活動報告

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