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大船渡市の山林火災 
大船渡山火事msn  <画像:msnより>


焼失面積2900ha(ヘクタール)に及んでいる岩手県大船渡市の山林火災、避難指示の対象は市の
人口の約15%の1896世帯。焼失した面積は市の約9パーセントに及びました。
被害家屋は今のところ78棟(住宅、空き家、作業場等含む)。

岩手県東部の沿岸南部は15日連続で乾燥注意報が出ていましたが、発生から8日目の5日、
ようやく朝から本格的な雨が降り、6日朝までは雨か雪が続きました。この地域に10㎜以上の
まとまった雨が降ったのはなんと2か月ぶりらしいです。6日午前6時頃~日中は降ったり止んだり
でしたが、上空から火は確認されておらず、煙の状況などを見てクスぶった土壌からの再燃に
今少し注視して判断していけば、このまま鎮火していく模様です。
山地部で高低差の為消防ホースから出る水の勢いも弱く、第一消防車が行ける場所にも限度がある
ので、滑る急斜を殆どが水タンクを背負っての人海戦術。水勢も農薬散布機ぐらいのレベルで、
なかなか鎮火できませんでした。自衛隊の大型ヘリコプターや近隣各県からの防災ヘリなど計19機
が海や川から水を汲み上げて散布もしていましたが、あまりにも広範囲の為まさに焼け石に水。
ロサンゼルスをはじめ最近急に世界各国で山林火災が頻発するようになっていますが、島国ではある
けれども、ある意味この日本は立派な山国、こうした山林火災を想定した独自の車両や装備の開発が
早急に必要だなあ、と思いました。


また、2900haと言われても、農家か土地開発関係の従事者でなければ、私もそうですが、あまり
ピンっとこないのでは?と思われます。

ヘクタールとは100m×100mの面積で、1アールの100倍。1万平方メートルが1ヘクタール。
1ヘクタールは3025坪、農家の人なら1町歩(1,00833)といえばわかりやすいかも知れません。
で、2900haとは、約880万坪(8,772,500)であり、2900町歩。 うーん、こう広すぎると
これでもよくわからないですね。

啓蟄 
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今年は明日3月5日が啓蟄(けいちつ)です。
立春(今年は2月3日)から約一月目、春の節気の3番目。

“啓”は ― “開く・明らかにする”、“蟄”には ― “隠れる・閉じこもる”という意味があり、
“冬眠をしていた虫たちが、そろそろ穴から出てくる頃”という意味です。
啓蒙とか蟄居という言葉がありますね


立冬(11月17日)直前まで各地で夏日(25℃以上)が続いた異常気候のアオリを受け、その分冬明け
が遅れるのか、それとも、いよいよ本格的な春への突入、となるのか、まだわかりませんが、

一昨年2023年の夏も、昨年の夏と大変よく似た猛暑だったですが、その年明け、つまり昨年2024年
の今頃は確か15℃位と随分暖かかった記憶があるのですが……

虫たちも動き出す“啓蟄”、そろそろ私たちもアチコチと出かけてみることにしましょうか。

ウクライナ侵攻、停戦への進捗 
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ロシアが何の前触れもなく突然ウクライナに侵攻して既に丸3年が過ぎました。

お互い引くに引けない消耗戦が続く中、アメリカのトランプ大統領がロシアのプーチン大統領に対し
12日にかけた電話による停戦へ向けての会談で、停戦交渉を早期に始めることで合意したとして、
その協議内容が話題となっていますが……

選挙戦の時に“自分なら1日で戦争を止めて見せる”と豪語した手前もあってか、何とか停戦させたい
トランプ大統領、電話会談の後も早速サウジアラビアで両国(米・露)高官協議を設け、ウクライナ
大統領選の実施を第一に、それから停戦への合意案、などとふざけた協議を進めています。

ゼレンスキー大統領に対し“彼はカードを一切持っていない”と決めつけ、それこそトランプゲーム
かのように、ゼレンスキーの停戦交渉へ参加する意義自体にも疑問を持っているような発言もして
います。

身勝手な独断で卑怯な侵攻をしたプーチンに対し、当の被害者の頭越しに停戦交渉を進めようとする
トランプ。ディール(=取引)で押して押して押しまくり解決しようとする彼の手法は、不動産王と
呼ばれた彼が最も得意とする一手らしいですが、突然侵略されあれだけ破壊し尽くされたウクライナ
に対し、勝手に米・露“儲け話”のような論調で解決しようとする彼の提案は、果たして当の被害国や
世界に受け入れられるのか。それとも現実的な解決策として、こういう考え方もアリなのか、

一方的にウクライナ東部や南部の4州併合を宣言して侵攻してきたロシア、そこはレアアースはじめ
チタン、黒鉛、リチウム、ジルコニア、かつては欧州最大の埋蔵量を持つと言われていた地域です。

アメリカがロシアと協力してウクライナ東部のレアアース採掘共同事業に入り込み、ひいてはロシア
との経済協力まで視野に入れているようにも見え、いわば“レアアースは要求するが、ウクライナの
安全は保証しない”とでも言わんばかりの主張です。これだけのことをしでかしたロシアの責任は
どうするのか。正直せめてこの機に、ウクライナのNATO加盟位いかないと、この先いつになったら
ロシア侵略の脅威が無くなるのか、という話だと思うのですが……



この記事をアップした直後、今からトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が始まる、と
見ていたTV.news23で報道が流れました



米価格、急激上昇が止まらない 
米袋


昨年から急上昇していた“米”価格、年明けには昨年の春と比べると6割ほどは上がって
“高くなったなアー”と思っていました。
しかし半月ほど前に、近くのスーパーで島根・鳥取の山陰産コメが初めて棚に並んでいまして
店も安い産地を探して新しく仕入れたんだなあと思って(中に無洗米もあったので)、次は試しに
鳥取県産の無洗米でも買ってみようかと思っていました。その時が税抜き価格で3200円位/5kg、
そして1週間ほど経つと3600円台に、もう大して他の産地のものと変わらなくなっていましたが、
まあ山陰産のコメも一度は試してみたいと、次来た時にでも買って帰ろうと思っていたのです。
ところがいざ買おうと行ってみると、もう棚には山陰産コメは一切置いてなく、北海道や新潟産・
他の産地のものに既に様変わりしてました。もはやどれも5kg税込みで4000円超し(4200円位
~6000円位。

先日政府も備蓄米21万tの放出を発表したばかりですが、それでもコメ価格は下がるどころか
却って今も急激上昇中。今は一世帯一袋とか規制して(大袋)売っている店も出てきていますが、
少し前には、価格上昇を見越して個人で大量に買ってゆく人たちも多くいたらしく、その影響も
あるのかもしれませんが、去年はそれほど不作でもなかった筈なのに、農家はコメを売り切り、
卸業者にも在庫は全然ない状況。コメが一体どこに行ってしまったのか不思議だと専門家も首を
かしげています。ある地方の産直市などでは棚に並ぶ会員農家たちの持ってくるコメの量が、
例年に比べて6割ほど減っている印象と報道されていました。直接農家から大量に買い取って、
それを4kg小袋にパッケージングして売り出す商魂逞しいニワカ・バイヤーたちも出てきている
そうです。


1年前には2000円/5kg位で買えたのですけどねー、もはや2倍~3倍。
先日国会で、石破首相が“米価格5割ほど値が上がっているのは承知しております”と言って
ひんしゅくを買っていましたが、まあアレは仕方がない! 1、2週間前には本当に6割増し位
だったのですから。

MD生産中止 
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MD、通称“ミニディスク”、生みの親でもあり、大手では最後のメーカーだったソニーが今月2月
いっぱいをもって生産を終了すると発表しました。

LPレコードの時代から、オープンリールテープ、カセットテープ、CDへと続き、その後出てきた
のがこの“ミニディスク”。直径64㎜、CDと同じ時間の記録ができました(74分とか80分、
後に倍速録音で最長13時間30分が可能となる
)。
1991年(平成3年)にソニーが発表し、翌1992年に製品化されました。デジタルオーディオの
光ディスク記録方式。 CDは自宅で、MDはウォークマンのようにポータブル使用。

我が家にもオーディオとポータブルプレイヤー、カー・オーディオ、と、それぞれMDプレイヤーが
付いたものがありましたが、振り返ってみるとどれも皆、故障するのが早かったような……
ビクター、シャープ、ケンウッド、メーカー関係なくどれも早く壊れていったような気がします。
それらより古いCDプレイヤーやそれらに付随してたCD機能の方は今でも大丈夫なのですが。

昭和を代表するカセットテープ、CDは残っているのに、平成生まれのMDが消えてしまう。
アナログ録音のカセットテープは、その音質の悪さ故に却って“味があって温かみを感じる”と
なり、MDと同じ光ディスクでデジタル録音のCDは音質が良く(MDは小さい分、録音時に音源を圧縮する
ので音質はCDの方が少し上
)、頭出しやスキップもできる便利さ(MDも)もある。ちょっと中途半端
だったと言えるのかもしれません。海外市場にはあまり流通しなかった、という不利もあったのだ
と思います。


2001年にApple社から発売された“iPod”、時代の流れは録音からダウンロードへと変わりました。
そして記録媒体もUSBメモリー、SDカード、マイクロSDへと移り、便利さも記録時間も飛躍的に
比べ物にならないほど進化していきました。
最近では、ハードディスクや記録媒体にダウンロードする必要すらなく、少額の月額使用料さえ
払っておけば、いつでも、何の曲でも、無制限に好きなだけ配信してくれる“サブスク”も広く
利用されているようです。

※また同時に、DVDに比べ圧倒的に高音質・高画質を誇ったブルーレイ・ディスクもMDと同様、
ソニーは今月末で生産を中止するそうです。

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