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Court Cafe BLOG

【小説】その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO- (06)

年は明けましたが、作品中ではまだ年末です(笑)

流星ナイトに告白もどきをしてしまった智之ですが、本人にまったく自覚はなく、そのまま年末の大掃除に呼ばれました。
パワハラめいた脅迫で動員した教授、なにやら画策しているようです。

サブタイの「白朮」は「をけら」と読みます。
菊科の植物で、独特の芳香を放つらしいです。実際に嗅いだことはないんですが。


 『その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO-』

 SOS 2nd 300x250

 Sign 01 アンドロメダ ダムゼル・イン・ディストレス

 京都で祇園さんと言えば、八坂神社のことだ。そこに行けばいいようだが、聞きなれない言葉もあった。
「オケラビって何ですか?」
 尋ねた僕に、小西先生はふっと笑った。
「行けばわかる。文学科目のフィールドワークだよ」


 エピソード05 白朮火  【https://ncode.syosetu.com/n2947js/6/】

※次話は、令和7年1月29日(水)に投稿予定です。

【雑記】2025 新年のご挨拶

みなさま、あけましておめでとうございます。

本年も、よい年になりますよう、お祈り申し上げます。

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さて。
新年のご挨拶かたがた、昨年の振り返りと、今年の予定についてお知らせをしておきたいと思います。

昨年は、仕事の関係でかなりいろいろとあった一年で、たぶん人生でそうは経験できないことを経験させていただきました。マジで、しんどかったけどな(笑)
今年も、またいろいろありそうで、戦々恐々です。ふう。

プライベート&趣味では、ライフワーク的に進めてきた、国内鉄道路線の全線完乗を果たしました。
新線開業もあって、五月雨式になったのと、全線完乗の地がJR北陸新幹線の金沢駅ということで締まらない感じにはなりましたが、長年の夢が叶って嬉しいやら一安心したやら、そんな気分でした。
今年も、時間があれば、あちこちと乗りに出かけたいと思っています。

ブログ&創作では、なんとか細々と続けてこれたという感じです。
二月には、毎年恒例の八少女夕さん主催の、 scriviamo! 2024 に参加させていただきました。
作品は『鉄道行人~pilgrims of railway~』シリーズの二作目

 『それぞれの春に ~米坂線・只見線~』

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あとは、クラシック音楽の話題や、写真の記事を発表しつつ、年末に新しい連載物を開始しました。『天文部シリーズ』のメインストーリーの第二期です。

 『その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO-』

 SOS 2nd 300x250


今年は、まず二月の  scriviamo! 2025  に参加させて頂こうと思っています。
今回は小説で、八少女夕さんの作品『黄金の枷』シリーズにお邪魔させてもらおうかと考えています。まあ、本編にがっつり絡むのは無理なので、舞台となった「Pの街、Gの街、D河」で、ウチの子たちがわちゃわちゃやる話をプランCで書くことになりそうです。

それから、連載中の 『その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO-』 の前半部分、「Sign01 アンドロメダ ダムゼル・イン・ディストレス」を完結させたいと思います。
応援いただけると嬉しいです。

合間に、写真の記事やら雑記やらを、ぽつぽつと投稿していきます。

昨年は当ブログにおいでくださり、またコメントや応援をいただき、ありがとうございました。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

【小説】その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO- (05)

メリー・クリスマスです。

第4話の後半です。なんとか年内にキリのいいところまで掲載できました。

あいかわらず優柔不断な智之、先輩のツッコミに速攻で白旗です(笑)
負け惜しみにしか思えない彼の言葉が、けれど意外なところに響いてしまったようです。
あと、無自覚って、罪だと思うんですよね。マジで。


 『その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO-』

 SOS 2nd 300x250

 Sign 01 アンドロメダ ダムゼル・イン・ディストレス

彼女の背後には、川端康成が『古都』のなかで「冬の花」と称賛した北山杉の林があった。枝打ちされた幹は、凍てつく寒さにもちぢこまることなく、まっすぐに天を差して伸びている。梢のこんもりと丸い杉葉が、うっすらと雪化粧をしている。たしかに漆黒の夜空に咲いた花のようだと思ったとき、真優理先輩のうすい唇が開いた。

 エピソード04 冬木立(2)  【https://ncode.syosetu.com/n2947js/5/】

※次話は、令和7年1月8日(水)に投稿予定です。

【小説】その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO- (04)

第4話は、すこし長くなったので、二回にわけて投稿します。

小西先生に車を出してもらっての流星群観測ですが、残念ながらというか当然というかSOSのメンバーが同行します。
高校の天文部のときもそうですが、夜間の観測会におやつはつきものです。とくに冬は寒いので、温かい飲み物は重宝します。
そして、流星ナイトには、なにかが変わりはじめる。これ、シーズン1と共通してます。


 『その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO-』

 SOS 2nd 300x250

 Sign 01 アンドロメダ ダムゼル・イン・ディストレス

「それやったら、高校の地学系の教師にでもなって、天文部の顧問をするのが唯一の選択肢やな。でも、それは星河のやりたいことやない。違うか?」

 エピソード04 冬木立(1)  【https://ncode.syosetu.com/n2947js/4/】

※次話は、来週、令和6年12月25日(水)に投稿予定です。
 

【小説】その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO- (03)


第3話です。

新しい人物が出てきます。これからちょいちょい登場する予定の人物ですが、智之はどうも、オトナの女性に可愛がられる運命のようです(笑)

作中によく出てくる「路子カフェ」には、モデルにした実在の店があります。所在地はそのまま書いているので、興味のある方はグーグルマップで調べてみてください。


 『その夢を、星空に -Star Observation Society KYOTO-』

 SOS 2nd 300x250

 Sign 01 アンドロメダ ダムゼル・イン・ディストレス

「せっかく京都で暮らしているんだから、『古都』に書かれていることを追ってみるといい」
「そんな、アニメの聖地巡礼みたいなことでいいんですか?」
「そうじゃない。だが、まあそれもいいか」


 エピソード03 午餐  【https://ncode.syosetu.com/n2947js/3/】

※次話は、令和6年12月18日(水)に投稿予定です。