お客さん、初めてですか?
それじゃあ、このブログについて、簡単に説明しておきますね。
このブログは「tokyoVegeta(東京ベジタ)」という、
オフィス街に特化したランチデリ(弁当屋)に関する
情報を発信するものです。
でも現時点では「東京ベジタ」という店は、
影も形もありません。
これから私が作ろうとしているものなのです。
そのコンセプトを説明しながら、
実際に「東京ベジタ」ができるまでのプロセスを
赤裸々に語っていこうというのが
このブログの目的です。
なぜ「東京ベジタ」を作ろうと思ったのか。
簡単にいってしまえば、
現在のオフィス街のランチ環境は
利用者のニーズに十分応え切れていないと感じているからです。
特に健康を気遣う人々(特に女性)にとって
満足のいくものではないと思います。
お昼時にはOLさん達がコンビニのレジで行列を作っていますが
この風景を見るたび、選択肢の少なさを感じます。
映画「マトリックス・リローデッド」のネオ(キアヌ・リーブス)の台詞に
「問題は選択だ」というのがありましたが
そもそも選択肢が不十分なら、満足な選択もできないのです。
「東京ベジタ」をひとことで表現すれば
野菜を中心とした料理を提供する“弁当屋”です。
私はこの弁当屋にさまざまな工夫を盛り込むことで
オフィス街のランチ事情に新風を吹き込みたいと思っています。
また飲食業界における働き方や
お客さんと店とのコミュニケーションのあり方
“地産地消”をはじめとする農産物の消費システムなど
多岐にわたる提案ができるはずだと考えています。
もしよろしければ、まずは「東京ベジタのコンセプト」をご覧ください。
これを古い順にお読みいただければ
「東京ベジタ」がどのようなコンセプトに基づいているのか
おわかりいただけるはずです。
また「東京ベジタができるまで」には
この企画を思いついた経緯や
開店までのプロセスが綴られています。
さらに「料理・本・グッズ・雑記」では
私が実際に作った料理の紹介や、お勧め本の書評(のようなもの)
使っているキッチングッズの説明、身辺雑記などが記されています。
お時間のゆるすかぎり
ごゆるりと楽しんでいってくださいね。
「東京ベジタ」、都内で100店舗目をオープン
株式公開で出店を加速化、オフィス街のインフラを目指す
(○○新聞、2012年7月2日)
都内のオフィス街にランチデリ店を展開する「東京ベジタ」チェーン(東京都港区)は、7月1日、都内で100店舗目を開店したと発表した。同チェーンが提供しているのは、野菜料理をメインとした持ち帰り弁当。バイキング形式の量り売りを行っている点や、弁当店でありながらオープンキッチンを採用している点も大きな特徴だ。OLを中心に口コミで利用者が拡大、現在では1店舗/1日あたり600~800名の利用者がいるという。「野菜がおいしいのはもちろんだけど、メニュー内容が頻繁に変わっていくので飽きがこない」「キッチンで料理している様子を見ているだけでも楽しい」と常連客。同社社長によれば「都内100店舗の達成は当社の一里塚に過ぎない。今後は東京以外のオフィス街へも出店したい」という。
「東京ベジタ」という名前からもわかるように、この企画の最大のポイントは“野菜中心主義”の考え方にあります。野菜は昼食でこそきちんと摂取すべき。私はそう思っているのです。
だって朝は忙しいし、頭にエンジンをかけるには糖類が必要なので、朝食にはパンや果物など手軽に糖類を取れるものがいいですよね。これとは逆に夕食は、肉や魚介類を楽しみながら、がっつり食べたいじゃあないですか。3食のなかでもっとも意識的にコントロールすべき食事は、実は昼食だと思うのですよ。
「東京ベジタ」のコンセプトの第2の柱は、バイキング形式で“好きなものを好きなだけ”取れることにあります。バイキングというよりも、“ビュッフェ”とか“バッフェ”って言った方が格好いいのかな?まあそれはともかく。
なぜバイキング形式を採用するのか。それは私自身がバイキングが大好きだからです。
3つ目のコンセプトの柱は“オープンキッチン”なのですが、これはむしろ“楽しさをどう演出するか”と言い換えたほうがいいかもしれません。実はオープンキッチンのほかにも、楽しさを演出する仕組みをいくつか組み込んでいこうと考えているからです。オープンキッチンはその仕掛けのひとつというわけです。
1.野菜中心主義!
2.好きなものを好きなだけ。
3.楽しくなくっちゃつまんない。
そして最後にもうひとつだけ付け加えたいことがあります。それは“オフィス街のインフラとして機能させたい”ということです。