Mac から携帯やスマートフォンに写真を送る場合など
携帯やスマホから写真などを送る場合は、撮影したサイズのまま送るのが普通ですが、最近は携帯などでもデフォルトの画像のサイズや解像度は高くなっている傾向にあります。
現在は全体的にインターネット回線が早いですが、少し前だと、携帯などから PC / Mac 用のメールアドレスなどに送信されてくる写真が思いの他サイズが大きく、ダウンロードの時間待ちのようなことになることもありました。
そのいっぽうで、 Mac から携帯やスマホなどに写真を送るという機会もあるかもしれません。 Mac やパソコンにファイルを送信する場合も含めて、一概にはいえないのですが「データのサイズはなるべく小さくする」というのは今でもある程度は相手への礼儀として覚えておいてもいいのかなと思います。
たとえば、ネットで見つけた写真がキレイだったので、友人に送ったとします。
そのファイルサイズが「とてつもなく大きなものだったら?」というようなこともないとも限りません。
たとえば、一般的には、写真には「 JPEG (ジェイペグ)」と呼ばれる写真の形式が使われることが多いですが、いっぽうで、 PNG (ピング)という形式もメジャーで、たとえば、Mac のスクリーンショットはデフォルトで PNG です。
さらに、それほど多くはないですが、「TIFF (ティフ)」という高解像度の形式での写真もあります。
それぞれどのくらいサイズが違うかというと、もちろん目安でケースにより違いますが、下の花の写真の比較的サイズの大きなものを変換してみました。
上から、JPEG 、PNG、 TIFF で「サイズ」と書かれてあるところがサイズです。JPEGの拡張子は「.jpg」でも「.jpeg」でもどちらも同じです。
上のようにずいぶんとサイズが違うことがおわかりかと思います。
さすがに携帯などに TIFF の「 9MB」のサイズの写真を送るのは問題のような気もします。
どのくらいのサイズの写真が適正なのかという基準はないですが、実は上のはすべて「重すぎる」と思います。1MB以下というのがひとつの基準のような気もします。MB (メガバイト)の下の単位は KB (キロバイト)という単位で表示されるようになりますが、そこまで下げてあげるのが相手にはよいのかなと。
今回は Mac OS に標準で搭載されている「プレビュー」を使って、画像のサイズを変える手順を書きます。
画像のサイズや種類の調べ方ですが、調べたいファイルの上で「右クリック」し、項目から「情報を見る」を選択します。
下のように、画像の種類(拡張子)と、サイズが表示されます。
ここから、サイズが異常に大きかった場合、それを小さくする方法を書かせていただきたいと思います。
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プレビューで画像の種類とサイズを変える
1. 画像の種類を変える
ここでは、TIFF を JPEG に変えます。
・変更したい画像ファイルを開いて、「ファイル > 書き出す」を選択。
・画像の「フォーマット」という選択項目があるので、「JPEG」を選び、保存。
これで、下のようにサイズが小さくなりました。
それでも、用途によってはまだ大きいと感じることもあるかもしれません。
その場合は、今度は「画像のサイズそのもの」を変更します。
2. サイズを変更する
同じ種類の画像で、重さを変更するには、下のふたつの方法があります。
・サイズ(大きさそのもの)を小さくする。
・画像の解像度を低くする。
画像の解像度を低くするというのは、文字通り、「写真を荒くする」という意味ですので、あまりお薦めできません。
サイズを変更するには、
・変更したい画像を開いて、「ツール > サイズを調整」を選択。
・下の表示が出ますので、上の数値を変えます。
「縦横比を固定」のチェックが入っていれば、縦と横の比率もオリジナル通りに縮小してくれます。
下の画面の赤線の部分に変更後のサイズが表示されます。
これで 最初の TIFF からだと、100分の1以上、サイズが軽くなっています。
基本的にはこれでサイズを小さくすることができますが、注意点と「戻し方」も書いておきます。
・元に戻す方法
プレビューには、書類を元に戻す機能がついています。
「ファイル >バージョンを戻す」を選びます。
デスクトップ全体が下のような表示にかわります。
右に並んだ「過去のバージョン」から復元したいものを選んで、「復元」ボタンを押すと、編集前の状態に戻ります。