隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

『まなびストレート!』は元気をもらえるアニメ

現在、『まなびストレート!』を再視聴しながら当時を振り返る企画をコソコソやっています。気になった方は、企画趣旨のページを是非御覧下さいませ。『まなびストレート!』関連記事一覧はこちらから


AT-X再放送は18日土曜日の時点で3話まで終了しました。本記事では、3話まで見返しての感想です。


さて久々に『まなびストレート!』という作品を見返して、「なんと元気をもらえるアニメなんだろうか」と感じました。
視聴したことがある方はお分かりかと思いますが、本作品は順風満帆なまったりストーリーとは少し違います。3話までとは言え、既に「課題」のようなものが見えます。人それぞれ深く感じる部分は違うと思いますが、例えば生徒会メンバー間の人間関係・生徒会と外部との関わり・生徒会やまなび達が目指すべきもの…等です。

そういった大小の問題に対して、登場キャラクターたちが立ち向かっていく、何かしらの行動を起こす、この部分に、とても勇気をもらえるし、ワクワクするし、そして元気がもらえます。



そういった「立ち向かう姿勢」「ポジティブ」な部分が特に分かりやすいのは、まなびです。例えば3話の、自分たち聖桜学園がどんな文化祭をやるべきなのかを決定するまでの経緯、まさに3話のクライマックスであるわけですが、その一連のシーンの彼女の感情の動きは目まぐるしいです。
自分が正しいと思ったことはトコトン「正しい」と思ってやるんだけど、周りに否定されたり上手く行かなくなったりすると、素直に「反省する」態度を見せる。そして反省した後は、もう一度自分のやるべきことを確かめる。そして直ぐに行動を始め、仲間を巻き込んで動き出す。
グイグイと、皆を引っ張る、とても力強く。


確かに問題は山積みだけど、必死に取り組むまなびを見ていると、私はとても元気をもらえます。もちろん型破りな彼女であるわけですが、一直線に突っ走る情熱は確かなものです。



案外、覚えている

数年単位で見ていない作品だと、確かにストーリーの詳細な展開は忘れていたりするのですが、しかし印象的なカットやシーンは覚えているものです。そういう経験、皆さん、おありなんじゃないでしょうか。


最近、アニメのトレンドに追いつけなくてシンドクなる理由は、あなたがアニメを愛しているからだという記事で、以下のようなことを書きました。

面白いのは、新しいアニメを語ったからといって、昔のアニメを蔑ろにしているわけではないということなんですよ。むしろ、昔のアニメという糧があるからこそ、今のアニメをより様々の視点から楽しむこともできる。

そしてなにより、人は忘れないですよ。詳細は別として、そのアニメに対して感じた熱い思い、ストーリーやキャラクターの断片は、詳細は別としてやはり覚えているものなんですよ。



例えば3話のドッジボール大会で、愛光学園の生徒会長である角沢多佳子(かくざわ・たかこ)とまなびが、ベンチで話をするシーンがあります。話し合いが続く中、途中でまなびが抜けださなければならないシーンがあります。
まなびは髪を結びながらフラフラしながら多佳子の元から立ち去っていくのですが、そのシーンを見た瞬間、フラッシュバックというかデジャヴというか、「あっ、このシーンは当時も気に入ったシーンだ」と無意識に感じました。



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例えば3話の、夜の校舎の屋上でのシーン。私達の学園祭はどうあるべきかを主張するシーンで、まなびの「真っ白だってことは、なんだって出来るってこと」という言葉に始まる、真っ白いキャンバスに次々と「なんだって出来る」ことが色彩豊かに具現化されていくシーン。
正直に言いますと、この「キャンバスに次々と絵が描かれていくシーン」があったことをすっかり忘れていました。だけど映像が、白い絵の具が付いた筆がまるで画面を撫でるように、真っ白に描かれるするシーンを見た瞬間、「あっ、当時もここに感動したんだ」と、瞬間的に思い出しました。



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感情が動かされたシーンというのは、案外、記憶に残っているのだということを改めて感じました。

終わりに

久々に本作品を見返して、まなびは元気をもらえるアニメだなぁと実感したのでした。


放送当時の各話感想: