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ヒーローショー(監督:井筒和幸 80点)

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あらすじ
アルバイトでヒーローショーの悪役を務めるユウキ(福徳秀介)。バイト仲間のノボルが、ユウキの先輩である剛志の彼女を寝取ったことから、ある日ショーの最中に激しい殴り合いが始まる。それだけにとどまらず、剛志は悪友たちと共にノボルをゆすろうとするが、ノボルも自衛隊出身の勇気(後藤淳平)を引き入れ、対抗する。【引用:YAHOO映画】

予告

ヤフー映画上での私のレビュー

雑感
井筒監督の個人的なマスターピースは『ガキ帝国』『岸和田愚連隊』『パッチギ!』の青春ケンカモノの3部作
で昨今のクロ-ズ、ドロップ等の先駆けのような作品でした。

しかし、昨今のケンカモノを拝見すると分かるのですが、金属バットで頭を殴ってもかすり傷といったような、
暴力というものをデフォルメ化したシーンが目立ちます。

あるいは、今年の中島哲也『告白』のヒットが物語るように、映像技巧派の映画監督(CMディレクター出身の映画監督の活躍)や「かもめ食堂」「めがね」といった萩上監督系の映画(オシャレイメージ映画の流行)など、『映画らしくない映画』が日本では流行しているように思います。

そういった風潮の中、ここまでストレートな語り口で、ここまでストレートに『暴力』『若者』を表現した井筒監督。
この映画には最近の他の日本映画には見ることの出来ないリアルさと緊張感で溢れています。


配役がこれでもかという程素晴らしい。


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↑特に鬼丸兄弟の存在感は抜群でした。こんな人達と現実には関わりたくないけど、ちゃっかり応援してましたw 

みんなのシネマレビューやアマゾンでは高評価。
ヤフー映画上では低評価の作品です。

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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まとめ【ヒーローショー(監督】

あらすじアルバイトでヒーローショーの悪役を務めるユウキ(福徳秀介)。バイト仲間のノボルが、ユウキの

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恐かったです

今思い出しても生々しい暴力描写が浮かんできます。若者の暴力をリアルに描いた映画として強いショックを受けました。「クローズ0」みたいなマンガチックな暴力とは明らかに違いますね。恐ろしかったです。でも、続篇ができたら、たぶん見にいきます。

三級映画技士様 どーも!

私も今年「アウトレイジ」が無ければダントツ一番の井筒監督

脚本、俳優のチョイス、リアリティ
執拗な暴力、暴力後の右往左往、暴力後の恐怖、緊張感みたいなもの、若者の乾いた気持ち、金持ち、PSP、貧乏
そこら辺の若者を捕まえた素晴らしさ

鬼丸兄弟の恐ろしいリアルさは、今年の裏トラウマかもしれません。
確かにリアルに関わりたくありません。

そしてあのIT兄ちゃんの爛々としたイキガル瞳の素晴らしさ!

勿論忘れそうなメチャイケメンバー昇格ジャルジャルご両人の力演もありますが、

これでも食らえ的な井筒監督のニードロップは、レイトショーでみた私の頭を殴られましたね、見た時の劇場三人位だったんですが、よーく記憶してます、素晴らしい時はよく覚えています。

改めたネオ井筒作品として久々の素晴らしい邦画誕生を祝いたいです。

追伸今月の「映画芸術」の対談で、今年の作品振り返る的な対談で本作話題になってました。

どーもどーも2010

>DJANGO

コメサンキューです♪

私も本作本当に怖くてDVDで再見したのですが中盤の暴力シーンは直視できませんでした(涙)
それってきっと本当にリアルに暴力描写を描いたからだからこそと思います。

>どーもどーもさん

コメどーもです!

鬼丸兄弟確かに関わりたくないです!

普通の作品でしたら完全に悪役なんですけど、
個人的にはIT社長がもっと嫌いだったので完全に鬼丸親派でしたw
(それほどIT社長の演技は素晴らしかったともいえますが)

DVDで再見したのですが細かな描写まで配慮が行き届いていて再発見する事も多かったですね・・・。

ちなみにこの作品名セリフ沢山ありますよね!!

「お前の一番大切なモノはなんだ?」→「い・・・命」
「チワワ丸焼きにすんぞ!」
「死んでしょうがなかったんですよ・・・だって死のエキス出てましたもん」

笑ってはいけないシーンなのですが笑ってしまいましたww

あと細かな設定、IT兄ちゃん弟達が通っている大学が東京電信大(恐らく東京電気大)の情報工学科というリアルさ。
ゆずぽ(キスシーンが印象的な彼女)の勤め先はジャスコの食料品売り場というリアルさ。

配役はもちろん細かな設定までリアルさを感じてしまいますね。

映画芸術みてみますね~!

観れば観るほど好きになる作品です♪

DVDで観ました。劇場で観ときゃ良かったと後悔しきりです。
観てる間、こういう事件て絶対現実で起きてるよねと何度も思って、だからこのリアリティは「リアル」そのものと言っていいんじゃないでしょうか。

「チワワ丸焼き」は、年末ながら、今年一番のインパクトの言葉になりました。

お返事遅れましてごめんなさい!
そうなんです・・・現実と地続きにある恐怖がこの作品にはあるような気がします。

私が映画館で拝見したときは、特に中盤なんかは鳥肌モノでしたね~!!

世間であまりヒットしなかったのが本当に残念です!

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三映画技士

Author:三映画技士
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うっかり2級建築士
映画に関しては素人

好きな食べ物はハッピーターンについた粉

※本ブログに掲載する映画の画像は全て予告編、YOUTUBEからのものです。

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