最初の失敗
人生には多くの失敗があると思います。
私の最初の失敗は高校受験でした。正確には進学した高校が失敗の始まりだったのかもしれません。中学3年の時、私は勉強なんて全然していませんでした。というよりも、勉強の仕方が分かりませんでした。朝、教室に行くとみんな机に向かってプリントをしていたのですが、私は教室の後ろでサッカーをして遊んでいました。
私の住む地域では、公立高校に行く子は頭が良い子という意識がみんなの中にありました。学年の真ん中よりも上に行くと同じ市内の普通科の高校に行ける学力という認識でした。私は、真ん中よりも上にいたので、「高校受験ぐらい楽勝」って思っていました。
中学3年間、学級委員長やいろんな委員会の委員長をし、クラブ活動も真剣に取り組んでいたので、内申書もそこそこぐらいだと思っていたのが突然、頭を殴られたかのような衝撃的な電話がかかってきました。忘れもしません。中3のクリスマスイブの夜に担任から電話で私の親に「○○君の内申書は書けません」と電話があったのです。それは、普段から勉強をしていないという理由でした。
私の中には、成績がそこそこだから、目の色を変えて勉強する必要がないし、いたずらはよくしていましたが、決して不良でもなく、まじめなほうだったと思います。がしかし、担任の先生は、私のことをよく思っていなかったようです。悪い意味で目立ちすぎたのかもしれません。
内申書書かない問題は大きくなり、他の先生や教育委員会まで話が行き大事になりました。3年の担任と他の先生のケンカもあったようです。親も毎日学校に来ていました。いろんな人のおかげで条件付きで内申書を書いてくれるということでしたが、その条件は「他の地域の高校を受験する」ということでした。普通科の高校に行って、大学に行って考えていたのですが、それが崩れ去りました。
成績から受験校を探したのですが、工業高校なら内申書を書くという条件付きで受験したのです。工業高校の受験倍率のほうが地域の普通科の倍率よりも高く担任からは「あなたは、絶対に通らない」と言われていましたが、合格しました。
まず、工業高校に進んだことが私の人生の最初の失敗でした。なぜ失敗だったのかは、また明日以降に書きたいと思います。
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