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薪能2012に参戦してきました。すでに63回目ということで、すでに半世紀も続くイベントです。
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市長のあいさつによると、京都では毎月イベントがあるそうなのですが6がうだけはなにもなく、当時の市長が何か作りたいということで始まったとのこと。
(今年は、5月31日・6月1日でした。)
格式のある平安神宮の野外に設置された能楽堂(特設ステージ)は日が沈むとまさに幽玄の世界。
ということで、1日目のレポート(2日目は行けませんでした)
客席は2000人ぐらいの席でしたが、7割程のお客さん。外人も多い。
昨年の1日目は開始直後に雨が降ってきてやむなく中止、2日目を見ましたが、今回も怪しい雲行きですが、なんとか持ちました。
開始直前に到着。当日券やパンフを購入して席を探す。正面席はほぼ満席なので、いつものように右側の一番前に着席。ここは生声が聞こえるのでわりといい席。
いい席は正面一番前か、花道の近くですが、かなり並んでいないと無理のようです。席はほぼ自由席なのです。
最後の演目ではうろうろしながら、ステージ全体を見れる場所を探しながら見ました。後方で立ってみるのも全体がみれてよかったですよ。
やはり外で演じるということで、鳥の声が聞こえたり、風が吹いて演者の着物や神が揺れる様子がわかります。
さらに、明るい時から徐々に暗くなり、松明の火が揺れるところでの観戦は、室内とは違う雰囲気で、幽玄の世界が楽しめます。
火を使った演出は、アニサマでのファイアーボール射出にも度肝を抜かれましたが、この演出もまた格別です。
演目は1つ1時間程、1730スタートで2045に終了。
全体的なテーマは、源平盛衰。源平興亡のありさま、それを見守った女性達を哀しく美しく描いた作品となっています。
平家一門の栄華から壇ノ浦での滅亡、残党の処刑など、さまざまなシーンが、能劇・浄瑠璃・絵巻物などに描かれています。
自分的には歴史は苦手ではあるのですが、エンターテインメントの側面から見れば、いい物語がいくつもあるようです。
こういった伝統的な物語があるというのが日本の誇りでもあるのですが、こういったものを生み出していく力が現在のアニメやラノベにもうけつがれているのではとも思ふ。
■吉野静 観世流能
まだ明るい内に、演目スタート
静御膳が義経といっしょにいたが、吉野山で別れることになり、夫を逃がす時間稼ぎで、舞を舞うことに。
敵の集会場所に潜り込み、静御膳は舞いながら「返り討ちにあうぞ」とか説得。敵は舞の美しさに見とれ、まんまと時間稼ぎを遂行する。
登場する静御膳の衣装は、金糸の刺繍がされた薄いピンクの羽織に、朱の袴、金の烏帽子で、豪華そのもの。面は女性で、扇子もきらびやか。
笛太鼓と男子の太い声に合わせた、ゆったりとした舞がなんともあでやか。
■清経 金剛流能
ステージ脇に篝火がたかれ、いよいよ幽玄の世界に突入。
平清経が逃亡の果て、入水して自害、亡霊となって、妻の元に現れるという物語。
笛の名手であった清経が、笛の音に惹かれて現れるという演出である。
詳細は、思い出せないのでここまで。
■口真似 大蔵流狂言
うってかわって、現代のお笑い芸人にも通じるような狂言。
酒宴の客をもてなすために、主人が近くの友人を連れてきます。友人はドジで有名なので、主人は自分のまねをしろと命じます。
命じた直後から、友人は主人の全てを真似し始め、ドタバタなことに。
初めは伝言ゲームのように、主人が友人に言ったことを、友人が客に言う。言うが叱咤になり、最後は突き飛ばすことに。
客はなんのことやら、ちんぷんかんぷん。
言葉使いは難しいのですが、しぐさや雰囲気で爆笑が起こる演目でした。
今でいう、アンジャッシュのコントを見ているようで、昔の人も同じようなもので楽しんでいたのかと感慨深いものでした。
■鞍馬天狗 観世流能
小さい子供がでてきて、かわいい声で口上するのがとてもかわいいのですが、おどろおどろしい天狗がでてきて、というお話
宴の最中の子とも達と僧に、怪しげな山伏乱入。いぶかった一行は、そそくさと立ち去る。
が、一人の子が残って山伏と仲良くなってゆく。のちの牛若丸。
平家の子供達の中でも、一人ぼっちな境遇を話し、山伏に名を訪ねると、「鞍馬山の大天狗」と名乗り飛び去ってゆく。
翌日、大天狗は大勢の天狗を引き連れて現れ、牛若に秘宝を伝え今後も力を貸し、源家の再興を誓う。
牛若丸は、子供が演じていてとてもかわいい。衣装もあでやか。大きな薙刀を持って、とってもりりしかったですよー。
一方、大天狗はというと、白に金糸の着物、僧の様式で、面は天狗。大きな羽のついたうちわを持っていて、かっこいい。
この頃になると、あたりは真っ暗、焚かれた篝火に浮かぶステージに、演者が舞い、つつみや笛の音、さらに重低音の男の声が。まさに幽玄。
■■総括
一言でいえば、まさに幽玄。野外なので風や鳥の声が聞こえる中での雰囲気はアニソンステージでは味わえないもの。
これも日本の誇るエンターテインメント。年1回で、お天気が気になるイベントではありますが、毎年楽しみにしたいものです。
今回は1日目だけしたが、あっという間の4時間でした。
■演目
1日目
吉野静 観世流能
清経 金剛流能
口真似 大蔵流狂言
鞍馬天狗 観世流能
2日目
安宅 金剛流
二人静 観世流
柑子 大蔵流狂言
碇潜 観世流
観戦のために準備するといいもの
単眼鏡・双眼鏡、かっぱ・傘、
OFFICIALより抜粋
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第六十二回 京都薪能
OFFICIAL
平安神宮で恒例の「京都薪能」 初夏の夜彩る
張子面キツネ/丸惣
般若/novel
FACT/FACT
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