きたくち

はい。

TOEFL iBT(4回目)@テンプル大学3階、あと僕のTOEFL受験総括

非常に評判の良いテンプル大学3階会場で4回目のTOEFLを受験したのでその報告。訳あってこれが年内最後のTOEFL受験となるので、全4回のスコア報告とともに総括もする。*1

@テンプル大学3階

噂は本当だった、超良かった。これに尽きる。

  • 近い駅は白金高輪 or 麻布十番(どちらも少し離れているので時間に余裕を)
  • コンビニは近くにローソンとセブン
  • 個別ブース(しかも広い!)、イヤーマフあり、受験人数もさほど多くない、ロッカーあり、と文句無しの環境
  • 早く着いても9時半までは待合室で待機

一番乗りに着いたんだけど、後からくる人で「あー◯◯様は三田校舎の会場になりますね」「◯◯様は3階ではなく5階になります」と言われている人が結構いた。気をつけましょう。

4回目のTOEFL

非常にリラックスして受験できた。Speakingでは1, 2問目で気持ち悪いくらい舌が回って、絶好調な感じだった。

途中で他の人のSpeakingが聞こえるという問題はやっぱりあるんだけど、それでも大きめなブースのお陰で脳内ノイズキャンセリングが可能(?)

僕のTOEFL受験総括

今回のテンプル大を含めて、1年間で計4回の受験となった。

5月末→7月頭→9月末→10月中旬という受験スケジュールで、各受験会場の良さは、

テンプル3階>田町テストセンター>>>|壁|>>>横浜駅きた東口テストセンター>早稲田大学

といった感じ。会場によって左右されない実力を付けるのが理想だけど、やっぱり難しいので早めに良いところを予約しましょう。

次、僕のスコア変化のお話。なおTOEFL受験前のスペックは

  • 高校の英語の教科書が中学より簡単だった印象(SVOC?なにそれ、文法中途半端、ボキャ貧)
  • 海外経験:2013å¹´3月に1ヶ月間アメリカ
  • 2013å¹´7月に受験したTOEIC IPが550点
  • これまで授業以外で英語の勉強らしいことをした経験が皆無

それを踏まえて、結果は以下。

2014 R L S W Total
May 13 15 18 20 66
Jul 16 18 18 21 73
Sep 19 19 20 26 84
Oct 20 25 23 24 92

さすがに100点はそんなに簡単じゃなかった。

【Reading】

ディスプレイ上であの長文を読むのは僕にはどうしても無理だった…。たとえ十分な読解力があっても、高スコアを安定させるには相当な慣れが必要だと思う。

【Listening】

3回目→4回目の伸びが謎なんだけど、会場のおかげだと思う。

【Speaking】

4回目のSpeakingでは1, 2問目の評価がGoodレンジ(少なくともどちらか一方は満点)だったので、ジャパニーズ的には嬉しい。

【Writing】

4回全てで、複合タスクがFairレンジ・書くだけのタスクがGoodレンジを維持した。書くだけのタスクがずっとGoodだったというのはちょっと自信になった。

個人的には結構頑張ったなぁという気分だけど、ETS発表のScore Data Summaryによると2013年の日本人のTOEFLスコア平均は70点(18/17/17/18)なので、そもそも僕のスタートラインがそんなに悪くなかったというのは事実。実際、話を聞くと1桁得点からスタートした方もいて、そのような方々の努力に比べれば僕なんかしょっぱいもんだ。(しかもみなさん最終的には100点くらい取ってる!)

参考までに、90点ならアメリカの大学院でもEngineering系ならたいてい出願条件をクリアできる。MITとかCMUとか100点を要求するところもあるけど。

出願条件といえば、東大のコンピュータサイエンス専攻もTOEFL iBT 90点以上必須らしい。

半年間それなりに英語と向き合ってみて得られた知見は以下の2つ。

  • 基礎体力と継続超重要
  • 「英語なんてやればできる」(ただし、やり方が重要)

英語はSVOCの基本5文型と中学生程度の文法力が全ての土台、これマジ*2。ここさえ抑えれば、あとは少しのテクニックと継続的な学習でスコアなんて勝手に伸びる。

試験である以上評価基準が存在するので、残念ながらテクニック(解法)は重要な要素だ。さっきのScore Data Summaryで他の国を見てみると良い。英語圏でも平均100点すら出ていないことからも、テクニックの重要さが見て取れる。

まぁそりゃ当然で、TOEFLのReadingは無駄に難しい構造になってるし、Listeningなんてどんだけハイスピードな講義なんだよって感じ。しかも内容が専門外。

実際の洋書・英語論文はもっと分かりやすいし、実際の教授は(話す速度自体は早くても)もう少しインタラクションを交えながら丁寧に解説する。このギャップをテクニックで補って初めて実力が活きてくるんじゃないかな。

逆に基礎を疎かにしてテクニックばかり追求すると、きっと伸び悩む。このあたりのバランスが重要で、TOEFLはそこがうまくできていると思う。

ここまではTOEFLの話だけど、スコアなんて関係なしに純粋な英語力を求めるのならやることはもっと簡単。英語に触れ続けること、それだけ。(もちろん土台があること前提で)

そのあたりは別の記事に書きました。

以上、TOEFL受験総括でした。

具体的な勉強方法はネットの海に腐るほどあるのでここでは割愛。ただ、しいて言えば単語集は苦痛すぎてやってません。忍耐強く単語集でボキャブラリーを蓄えられていれば、Readingとかもう少し上がってたかなぁと思わんでもない。

*1:年内最後なら、来年にはまた受けるの?というと、そういうわけでも無いです。今のところ今後受験の予定はありません。

*2:仮定法とか関係代名詞なんて、ネイティブでも学校で勉強して初めて理解する高度な文法らしいですよ?