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2006/07/07

限りなく透明に近いサムライ・ブルー

  • なんとなく放心状態。
  • 中田英寿の穴は、腹立たしいほどデカい。
  • エースが自分探しの旅に出かけ、キャプテンが自分隠しの旅に出ている国のサッカーは、今後10年、停滞せざるを得ないだろう。
  • 辞書を引いていて、"hide and seek" が「かくれんぼ」であることを知る。
  • なるほど。
  • ヒデの自分探しは、かくれんぼの一種なのかもしれない。
  • 一人かくれんぼ?
  • あるいは「いないないばあ」(←peek-a-boo)だろうか?
  • 彼がこの10年続けてきたサッカーが、一人鬼ごっこだった、とそういうことなのか?
  • 引退の決意について、監督やチームメート、友人、家族が、直前にその情報を知らされたと言っているのに対して、広告代理店やインタビュー記事を掲載する雑誌の編集者は、「半年前から知っていた」と言っている。
  • 順序はこれで良かったのか?
  • これが、キミの優先順位なのか?
  • ってことは、「引退」は彼にとってサッカー界のマターではなくて、ビジネスのカテゴリーで処理すべき事柄だったということになる。
  • 結局、ヒデにとって、「穴をあけてはいけない」世界。「スジを通さねばならない相手」、「相談すべきパートナー」が、サッカーではなく、広告屋や事務所だった、と。そういうことだよな?
  • つまり「デビュー」と?
  • 何のデビューなんだ?
  • 自分捜しって、高級ニートかよ。

  • 文体とパスの精度(笑)。
  • プギャーだよな、今となっては。噴飯へそ茶だよ畜生。
  • あのあたりが発端だったろうな。
  • だって、「文体」と「パスの精度」は、並立させるべき概念じゃないし、作家とサッカー選手は同じ高みからオレらパンピーを見下ろして良い関係ではないはずだから。
  • 百歩譲って見下ろすのはアリでも、同じ高みにいるのはヘン。絶対に変だ。
  • ずっと早い時期に、「うちの若い者をたぶらかすのはいいかげんにしてほしい」と、サッカー界の誰かが怒鳴りこみに行くべきだった。
  • ま、繰り言だが。

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コメント

 広告代理店や雑誌の編集者さん達が、以前から知っていたよという身振りをしているのは習性というか、ビジネス上の習慣なんじゃないでしょうか。

 実際にはそんなことはなかったと、思いたいです。彼のラブレス・パスは見てる側にとっても心臓に悪いので特に熱心に応援していたわけでもないのですが、サッカーは好きなようにみえたし。

 でも事前に相談された村上某さんが、ビジネス・トークの一環として取引先にしゃべっちゃったって話ならありそうですね。そして中田選手としてもそれは計算済みだった、と。

 なんだ、同じことか (違ゥ


 

投稿: バカヤマびと | 2006/07/07 17:26

 若い、有能なサッカー選手がサッカーマスコミにちやほやされるのは仕方のない成り行きです。
 若い女性にモテることもまた、当然だと思います。
 でも、サッカー選手がアスリートの枠組みから外れて、「著名人クラブ」の一員におさまることについては、私は、非常な抵抗を感じるわけです
 サッカーのスター選手は、作家、女優、ミュージシャン、建築家、デザイナー……といった、各界の「一流」の人々にとってもアイドルです。だって、専門外の世界に対しては誰だってミーハーなわけだから。
 で、スター選手のもとには、様々な「あこがれの有名人」(←双方にとって。ここがミソ)が集います。
 と、その彼らは、互いのエゴを相互補完して、それらを極大化しはじめます。
「ビューさんは、そこいらへんの選手なんかよりずっとサッカー見えてると思いますよ」
「シデゾーこそ、キミの文章はプロはだしだぞ。感性が圧倒的に鮮やかなんだ。正直な話、ここ数年の芥川賞獲った若いやつらなんか問題じゃない」
 てな感じだろうか。
 いや、もちろん想像だけどさ。
 なんか、イヤな景色だよね。想像すると。
 ん? オレの想像が卑しいだけ?
 まあ。そうかも。

 サッカーに関しては、ストイックで慎重な自己評価を保つことができているサッカー選手も、たとえば、文章のセンスをほめられたり、デザインの才能を激賞されたりすると、案外コロっといっちゃうんじゃないかと、そういう気がするわけです。
 オレ自身、たとえば、歌の上手さとかをほめられると2週間ぐらいうれしいから(笑)。うん。全然上手くないことは自覚していてなお、です。ええ。

投稿: 小田嶋 | 2006/07/07 17:58

 MBAをハーバードで取得して経営者として第二の人生だなんて、なんてつまんない人生設計だろう(←他人の人生をとやかく言えた義理か!)
 お金と時間に余裕がある人こそ、数学とか哲学みたいなお金にならないトコでがんばって欲しいと思うのは貧乏人のひがみですかね。

投稿: Inoue | 2006/07/07 18:22

MBAを取得する中田より、エベレストに登って死にかける片山右京のほうが好きです。

投稿: 玄倉川 | 2006/07/07 18:28

増島みどりと小松成美の
‘黒魔女vs白魔女’←白と言っても「いいもん」ではない
の戦いを誰か出版してくんねえかな。
「そんな気がしていた」vs「3月に知っていた」みたいな。
今のところ小松がぐーんとリード。
がんばれマスジマスタジアム。

投稿: うな | 2006/07/07 19:23

↑素敵です。増島の強みはナナミ君とヤマグチ君と個人的お友達なことを隠せないことかな?お二人で漫才師になるのも面白いですね。
女流サッカージャーナリスト漫才コンビ「オセーロ」
 
うなさん失礼しました。

投稿: くまおま | 2006/07/07 20:04

はじめまして、いつもたのしく、ひざを真っ赤になるほど打ちながら拝見しています。
中田の引退で私は真っ先に怒りを覚えたのですが、その意味を小田島さんのコラムで知ることができた思いです。感謝でございます。
件の文章を教科書に使ってよいか、という問い合わせが彼の事務所に複数届いたとか。
ちょっとまてよ、と思いました。
サッカーは素晴らしいと思いますが、あの文章。
文筆家なら納得しないでしょうと思ったしだい。
私も彼のモデル姿や俳優姿など絶対見たくない方です。

それと、hide & seek、うまい!笑いました。

投稿: はねいぬ | 2006/07/07 20:49

ゲイなんだそうで。

性同一障害者を差別するなと民主党支持者は言うけど、世界人類皆がホモとレズになっては立ち行かないことはあまり語られない。

やっぱ肩身を狭く生きていただかないと色々と困るのですよね。権利などと主張しないでほしいのです、生命の存続と愛を結びつけることを放棄した方々には。

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/07/07 21:32

聞き出すのが仕事の人たちですからねぇ。
それでなくてもインタビューなんてしてたら幾らでも関連付けられるんじゃないでしょうか。
引退表明を聞いた後で「あ、あのセリフはやっぱり」なんて後出しジャンケンなんて良くある手ですし。
何でも相談しあえる家族。隠し事の無い家族ってのは理想だとは思いますけどね。
 
>MBAをハーバードで取得して経営者として第二の人生
つか速いですねー。寝転んだと思ってたらもうどっかに走っていっちゃったって感じ。
この堅実な選択こそもうプロサッカーの世界には戻らないってなによりの証拠かもしれませんね。
ま、サッカー選手を辞めたあとも自分達を楽しませろって言うのは残酷ですよ。

投稿: ニィト | 2006/07/07 21:46

全然違和感はありません。
ヒデの家族背景、事務所の関係を考えればそうなるだろうと。
ヒデには、専用のトレーナー、マネージャーが常時帯同(その為に海外に事務所があった)していたし、その人たちの今後の為に、早く連絡するのは一般常識でしょう?
村上さんは、お父さん代わりだし、増島みどりさんと小松成美さんは、まだ無名の頃からの唯一彼が心を許せるマスコミの方なんでしょう。
だいたい、MBAの資格をとるってヒデが言いましたか?
お母さんが、インタビューに答えたように新聞に書いてあっただけでしょう?
あの、お母さんが答えるとは思えない。

小田嶋さんも、2chの妄想族とあまり変わらないみたいですね。ガッカリ

投稿: kirin | 2006/07/07 22:42

>kirinさん

事務所や専属のスタッフに早く知らせるのが駄目だなんて、誰も書いてないでしょ。

>村上さんは、お父さん代わりだし、
これこそ妄想だと思いますが…
あと、増島も小松も中田が有名になってから寄ってきた人たちですよ。

>あの、お母さんが答えるとは思えない。
お知り合いの方ですか?

投稿: つられてみた | 2006/07/08 00:33

>つられてみたさん

確かに・・お知り合いの方ですか?と言いたい。

投稿: 群 | 2006/07/08 00:54

中田さん、今度は「空間デザイナー」だそうです......。

次は何でしょう?みんなで賭けてみませんか?

ほぼ間違いなくやりそうなのは、どこかの大学の非常勤講師。それも体育系以外の学部。カタカナの付く学科に2000点。大学は、東大と慶応に1000点ずつ賭けます。

あとパリコレデビュー(モデル)。それも日本人デザイナー限定。これは800点。

「ラーメン店経営&オーナー自らカウンターで麺を湯切りする」はオッズ1000億倍です。

どうですか皆さん?

投稿: いとはん | 2006/07/08 04:16

確かにヒデが出てるキヤノンIXYの広告のキャッチが、この春からNext Fieldになってるっつうのは、D通は知っていたと考えるべきでしょうね。

投稿: koz | 2006/07/08 08:50

広告代理店やインタビューアーが引退の事を知っていたと言うのはノストラダムスの予言やセナが事故死したときに実はセナがその事に気付いていたという後からの証言くらいうさんくさいものだと思います。

ただ私も前の仕事を辞める時、まず前もって取引先やお得意様に連絡して家族や友人、同僚には辞表を出すまで伝えたり相談したりしませんでした。
だからといって取引先のほうが家族や同僚より大事というわけではないんです。
みなさんは仕事を辞める時どなたから伝えますか?

あと中田が今後どんな進路をとるにしろまたすでに知っていたとか相談されたっていう人がまたいっぱいでてくると思います。

投稿: 熱様紙糸 | 2006/07/08 12:42

 ていうか、たかがサッカー選手の引退に、皆がしたり顔で分析してみせる図が一番滑稽なんだけどねww
 それも、誰も中田本人とは縁もゆかりもなく、会ったことすらない人間ばかりが、マスコミの二次情報だけをこねくり回す滑稽さ。

 ほんと、一億総評論家時代だね。

投稿: おろろ | 2006/07/08 13:29

↑うわ…w

投稿: キモス | 2006/07/08 14:08

余韻を残してきれいに引くというのは、日本人の美学としては拍手なんだろうな。だから引退で中田の商品価値はまた上がったとか。

けど、中田はそういう価値観をぶちこわしてくれる存在だと思ってたよ。あの長いマフラーを巻いた君は、誰が見てもぶざまで、場に合わなかった。それでも颯爽として歩く君は、とても君らしかったよ。

今回は正直がっかりしたよ。疲れたのはわかる。
身体がボロボロなのもわかる。後進に道を譲りたかったのもわかるよ。ただ、引退までのプロセスを形で進めてしまった君にはがっかりした。

本当にやるべきは、君がジーコに直訴したことを今度はサッカー協会やチームメートにぶつけていくべきじゃないのか。腹を割って後輩に本音でしゃべったことがあるのか。一番プレースタイルの違う中村と戦術論を戦わしたことがあるのか。

サッカーから逃げて・・・・と言ったら君は怒るだろう。サッカー以外の人に交友関係を求めていく君を責めたりもしない。けど、結局一番話さなかったサッカー仲間こそが、本当は君の気持ちや立場を肌で感じてくれる奴だろ。代表の後輩は君が思うより大人だよ。

「隣の芝生は青い」サッカーをやりながら見ていた他の世界は、君の思うような世界でないだろうけど、君は自分で実際飛び出してみないと誰が何を言っても聞かないだろうな。ヒデ、我慢して野菜を食べてみろよ。結構我慢して食べているうちに好きになることもあるぞ。

旅の間に、いろんな経験をしてくれ。そして、身体がまだサッカーに適応する間に、サッカー界に戻ってきてくれ。カッコ悪いけど、カッコ悪いことをちゃんとできる人間が一番カッコイイんだよ。ヒデ、本当にカッコイイ人間になってくれ。

投稿: あまのじゃく | 2006/07/08 14:19

>ていうか、たかがサッカー選手の引退に、皆がしたり顔で分析してみせる図が一番滑稽なんだけどねww

 ふむ。滑稽、と。
 結構。
 
>それも、誰も中田本人とは縁もゆかりもなく、会ったことすらない人間ばかりが、マスコミの二次情報だけをこねくり回す滑稽さ。
 
 私が問題にしているのは、「本人とは縁もゆかりもなく、会ったことすらない人間にとって、今回の引退がどんなふうに見えるのか」ということです。いずれにしても、中田英寿に関しては、一般に開示されたパブリックな情報を材料にするほかに、アクセスの方法がありません。
 というよりも、そもそも、中田英寿氏に関する硬軟取り混ぜた噂話の類が、他のスター選手の場合と比べて、明らかに数多く出回っている理由は、一般のサッカーファンにとって、メディアを通して配給される公式の「中田情報」が、モロな統制情報に見えているからだ、と私は考えています。
 以下、メディア発の「中田情報」を列挙してみます
1.事務所発のプレスリリース
2.スポンサー企業から発せられるプロモーション情報
3.中田英寿自身と個人的に親しい何人かのライター(←チーム・ヒデ)を経由して発信される厳選された記事
4.中田英寿本人が発するHide's mailの文面
5.時々報知に載る根拠の無いヨタ記事
 と、この程度のネタに限られているわけで、要するに情報が貧しい。大本営な感じ。
 で、だからこそ、私たちは、あれこれを憶測したり邪推したりをやめることができないわけです。
 しかも、ヒデ、およびその周辺の取り巻きからは
「部外者は近寄るな」
「素人は黙ってろ」
「パンピーはチケットだけ買ってろ」
「個性のない群生動物の日本人に用はねえよ」
 という感じの空気が濃厚に伝わってくる。とすれば、口の悪い2ちゃんねるの連中があることないこと言いたくなるのはむしろ当然ではありますまいか。


>ほんと一億総評論家時代だね。

 もしかして、評論というのは、教養と見識のある人間だけが為すべき特権的な作業だというふうにお考えですか?
 パンピーは黙ってろ、と?

投稿: 小田嶋 | 2006/07/08 17:01

本人が辞めたくなったので辞めにした。

それ以上でも以下でもないと思いますがww

投稿: おろろ | 2006/07/08 17:44

>本人が辞めたくなったので辞めにした。

>それ以上でも以下でもないと思いますがww

 で?

投稿: 小田嶋 | 2006/07/08 18:11

おろろ、がんばれ。
増島みどり以上にがんばれ。

> テポドン発射ちたくなったので発射った。
> それ以上でも以下でもないと思いますがww

投稿: うな | 2006/07/08 18:20

中田に関する情報、及び中田のマスコミ(あなたのような雑誌ライター含む)対応なんて、今に始まったことじゃないろうに。そうなった原因も然り。グダグダ文句言うなら、nakata.netが始まった時に言えばいいのに。youtubeで見たスカパーでの誰かのコメントもそうだが、自分のメシのタネである情報を貰えなかったことに対して、僻んでるようにしか見えない(笑。いや、サッカー選手の私生活や引退後が気になるなんて、あんたはミーハー追っかけか?ストーカーか?ひょっとして中田に恋をしてるんじゃねーだろーな(藁。フラレタからって落ち込みすぎです、女々しいぞwww

投稿: 同上 | 2006/07/08 18:24

>同上さま
 
 中田選手がサッカー選手としての情報発信源を自分のコントロール下におこうとした点について、私は一定の評価をしています。過去において、メディアとの間で不快ないきさつ(←中田サイドにとって)があったようでもありますし。
 ですので、彼がヒデ・メールという試みを始め、それを継続してきたことに対して、私は、これまで、一貫して好意的な態度で原稿を書いてきました。
 ですから、中田サイドの情報コントロールが「いまにはじまったことではない」というご指摘は当たっていますが、私は、別に情報コントロールそのものを問題にしているのではありません。
 この度の引退をめぐる一連の動きに関して、発表しかた、決断の経緯、さらには演出手法に違和感を感じているということです。

 また、私は、サッカー選手に直接取材するタイプのライターではありません。
 というよりも、相手が何であれ、基本的に取材はしません。
 であるからして、中田を飯のタネにできなかったことについて、オダジマは、わが生涯に一片の悔いも持っていないわけで、それゆえ、ひがむべき理由も思い当たぬのです。
 おわかりいただけたでしょうか。
 

投稿: 小田嶋 | 2006/07/08 19:11

熱様紙系さんの言うこと、わかるなー。
それに「言わなかった」のでなく「言えなかった」という可能性もありますね。
特にチームメイトに「これを最後に引退する」と告げることは「ヒデさんに花もたせなきゃ」みたいな意識を植え付ける可能性もあるし。
「今までありがとうございました」なんて頭下げられるのも、恥かしいし嫌だったのでは。
全てを演出、と決め付ける人も多いけど、うがった見方のような気がして。第一CMももう出ないって言っているのに、好感度あげても意味ないでしょう。
このまま静かに埋もれて、世間に忘れられていくけれど、影ながらサッカー界を支援している、そういう存在になってもらえればいいのですが。
それに、“自分探し”という言葉は確かに恥かしいけど、彼の場合「本当の自分」探しではなく「新たな自分」探しですから。もう十代の頃に「自分」を確立していた彼が、新たな自分の可能性を求めることは、恥かしいことではないと思うんですよね。

投稿: わいえむ | 2006/07/08 21:52

中田のサッカーは一人称だった。
言い換えると、いつもひとりぼっち。

なぜわかってくれないの? ぼくのこと。
最後のメールの「誇り」とは
理解されない自分への自己愛のようなもの。

中田が結局、最後の最後まで理解できなかったのは
相手がわかってくれない、のではなく
自身の態度に問題の半分があった、ということ。

ファンは、中田を主体に考えるだろうけど
ファンじゃない人間には、もう半分側がよく見える。

対メディアの態度は、その象徴としてのお子様ランチ。
パパ(スポンサー)とママ(事務所)がいないとご機嫌斜めだし、
お婆ちゃん(女性ライター)に溺愛されていた。

メディアはあることないこと書くもの。
でもさ、それはやはり取材対象と合わせ鏡なのよ。

メディアとは下世話なものだ、という
当たり前の現実を受け入れることができなかった
坊ちゃま=中田。

ヤンキースの松井との差はその辺ですね。

気に入らないメディアであっても
その先にファンがいる、
そして代表であれば代表としての義務がある。

義務を中田は果たしていなかった。
あの仏頂面のインタビューは
見る人を不機嫌にさせていた。

中田はメディアがいけない、というが
それは、メディアが100%いけないわけじゃない。
自身に半分の責任があることを忘れている。


試合に勝って幸せな時は、それをぶち壊し、
試合に負けて不機嫌な時は、それを倍増させる
あの中田の仏頂面を見なくてすむと思うと
気持ちも少し軽くなる。

投稿: ken50 | 2006/07/08 22:21

スポーツ選手には小利口な生き方より
ある種の『バカ』であることを求めるのは
ファンの性か梶原一騎の影響でしょうか。
超一流の選手には
長嶋さんのような天真爛漫な生き方か
王さんのような愚直な生き方を求めてしまいます。
世渡り上手は江本やデーブみたいな二流どころに任せておけと。
まあ若けりゃ「中田みたいなクールな生き方」に憧れるかも知れんので
単に歳を喰っただけかも。

投稿: Takahashi | 2006/07/08 23:58

変じゃないよ。
別に。

投稿: レイン | 2006/07/09 00:50

はじめて書き込みます。
単なる感想です。中田英寿さんを見ていていつも感じるのは「いたいたしさ」です。なんていうのかなぁ。田舎から出てきた人が、すごくムリして大都会の最先端に合わせようとしていがんばっている姿に感じるようないたいたしさ。そんなにムリしなくていいのになあ、と思うけれど、ムリするところがすでに身にしみついてキャラになっているのでしょうね。
NYのヒデ様がオーナーのビルに開店した摩訶不思議なレストランにいったときも、コスチュームナシオナルのスカーフをひるがえして歩いていたヒデ様を見たときと同じいたいたしさを感じました。空間デザイナーって……。
このままどの世界にいっても、彼がもつ「いたいたしさ」が周囲を刺激するのかも。それが魅力にもなるのだろうし、反対に「なーにかっこつけてんだよ」っていう失笑にもつながるだろうし。

投稿: costumenational | 2006/07/09 11:03

サッカー欧州リーグチームの中田氏への評価
ジーコ監督の中田氏への評価(最期ブラジル戦で主将としなかった)
日本代表チームメイトの中田氏への評価
一般的なファンの中田氏への評価
中田氏周辺チームの中田氏への評価

評価の順で並べてみたら、このような順番ではないのでしょうか? ちなみに下段にくるほど貢献度が高評価と考えています。 プロの世界はどの業界も厳しいです。

投稿: 中田氏への評価 | 2006/07/09 12:51

>いたいたしさ。

 同感です。
 中田英寿氏に対してあたたかい態度で接するのが、ずっと年長の人間(男女ともに)に限られていることの原因も、あるいはこのへん(いたいたしさ)にあるのかもしれません。

投稿: 小田嶋 | 2006/07/09 12:52

ナカ~タはサッカーが上手かったけど、サッカ~はチームプレーだというところが彼にとって辛いところだったのではないでしょうか。
こう言ってはなんだけど、欧州でもさほど活躍はしていなかったですよね・・・。

投稿: ボサノバ | 2006/07/09 15:28

>こう言ってはなんだけど、欧州でもさほど活躍はしていなかったですよね・・・。

凄いですね
人間ってバイアスがかかってしまうと、こうも物事の判断がまともに出来なくなるもんなんですか。。。

投稿: こども | 2006/07/09 23:43

中田が駄目になったのは取り巻きのせいではなく単に本人の才能の限界でしょう。
いくらなんでも村上龍や馳星周にそそのかされてプレースタイルを選択するような事は無かった、と思いたい。失敗続きのクラブ選択も事務所の意向ではなかった、と信じたい。
メディアを巻き込んで・巻き込まれて膨れ上がったイメージの中で窒息したのは、もうこれはサッカー選手と言うより人間性の問題で。
海外の有名サッカー選手もこういう利権に(中田ほどではないにしても)浸かってる輩は多いんでしょう。知ってる限りでこういうの一切拒否してるのはリケルメくらいかな。
実力があればなんでも様になる、なければ滑稽に映る、という至極真っ当な事なんじゃないかと。中田が滑稽だったり痛々しく映ったとしたら・・・

投稿: 俺様ちん | 2006/07/10 01:09

まぁここには頑張って裏読みするのが仕事の教祖さんと、無邪気な信者さんが群れ集ってるわけですから。

不毛な流れになるのもしょうがないんじゃないですかね。

投稿: R | 2006/07/10 01:17

>Rさん

何であなたのような人がここにきているんでしょうか…。
よっぽど暇なんですかね…。
もっと有意義なことに時間を使うことを勧めるよ…。

投稿: s | 2006/07/10 01:36

前から、ちっせー奴だなと思ってたけど、ほんとにちっせー人間だった。
ただ、態度だけはデカかったな。

これからはオールレーズンでも食いながら、テレビ観て代表の愚痴でも言ってるがいいさ。

投稿: 紺 | 2006/07/11 12:45

高級ニート(爆笑)

投稿: モッタ | 2006/07/13 16:23

結果を残した人間を尊敬できない情け無さを知れ。

投稿: レイン | 2006/07/13 22:43

おそらく中田(元)選手は、ある時期から「個人」であることをやめ、「法人」になったのですよ。明確にいつの事かは判りませんが。

そう考えれば、彼の言動の数々も、引退の挨拶の順番も、そう不思議なものではありません。

しかし私は、中田選手自身が責任者となって法人を動かしているというよりは、彼の自我が変質(肥大?)して、「個人ではない何か」に成ってしまった、という気がしてなりません。

近年彼のスポークス(ウー)マン的役割を果たしているスポーツライター2人と、所属事務所の社長が、いずれも女性であるという事実に、彼の内面を読み解くヒントがあるのではないかと思っています。

投稿: マレンコフ | 2006/07/14 03:33

 中田さんのことを私から見ると、今はあまりかわいくないないです。
 独りで欧州に渡ってがんばっていた時の方が素敵に思えた。独りで次の試合のための移動バスの中で勉強をしているということを芸能ニュースで見れば、胸がキュンとなったもの。
 引退宣言をしたあと、何にもない、、、
 泣き言もグチも、、、、もっと分かち合えると期待していた。
 次に上がるステップがワールドカップが終わって間もないのに、すでにある程度決めているような感じがしたのが悔しい。なんか取り残された感じ。
 中田さんは次のステップを決めるまで、いろいろ考えていたんだろうけれど、それがあまり感じられなかった。
 言葉を考えてインタビューを受けたり、文章を書いたりしているんだけれど、、、
臆病になったのか、気が小さくなったのか、まあるくおさまりすぎてる。
 ほんと、どこまで自分で考えて行動しているんだろうか疑ってしまって、、、、最後の試合で流した涙が信じきれない。
 ちょっと話してよ。どういう気持での涙だったのか。
 きっと単純な涙とは違うとおもうけど、私がおもっているような涙じゃあないと思う。
 
 ジダンの頭突きのほうが好きだ。いろいろと考えるし、どんな風にあの頭突き事件の扱いが変わっていくのだろうかと気になる。

投稿: nachi | 2006/07/14 22:08

中田が欧州で活躍できてたか?

どう考えても安打製造機のイチローに話題もってかれまくりんぐでしたが何か。

彼にタメで張るくらいの活躍を、ナカータは期待されていたと思いますよ。

結果は。残せてないですね。

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/07/15 00:09

ま、ゴンさんをジジイ呼ばわりする奴の末路としてふさわしいと思います。

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/07/16 20:14

アディオース、ナカータ。

サッカーの世界に戻ってこなくていいぞぉ。
そっちで楽しく人生を過ごしてくれ。

楽しみのためにあるサッカーを
仏頂面でファンな雰囲気を
ぶちこわされたくないからさぁ。

投稿: わん | 2006/07/18 23:12

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受信: 2006/07/13 21:24

» オシム監督ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノ バンザーイ♪ [† † † 愚者も一得 † † †]
やっとこさ、前旦那Mの事から立ち直れて、ブログ復帰である。 日本代表の監督が、私が前々から敬愛していたイビチャ・オシム監督に 決まった。ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノ バンザーイ♪少し時差があるが。 ・・・と喜んでいられたのもつかの間、我が家のN蔵がサッカー部で 骨折して帰って来た(泣)全治一ヶ月。しかも右手である・・・ これは右利きのN蔵にはかなりキツイ。今、N蔵はキーパーをやっているのだが、 先輩の強シューを、無理な姿勢でキャッチしてしまったようである。 元々、オーバーな痛がりのN蔵であるが... [続きを読む]

受信: 2006/07/14 03:12

» 『On the sunny side of the street』 09/06/06〆 [【THE FOOL ON THE HILL】]
続報:いまさらそんなコトを言われても、ねえ。 (cf.Reuters@excite:サッカー=川淵会長「中田英は無視されてた部分ある」  ジーコ監督の解任を検討したことがって発言のときもそうだったけど、アリバイづくりにしかなってないような気がします。いまさらそんなことを言い出すくらいならそれこそ小田嶋隆さんが以前書いてたように川渕キャプテン自ら“ずっと早い時期に、「うちの若い者をたぶらかすのはいいかげんにしてほしい」と、(中略)怒鳴りこみに行くべきだった”のではないかと外野の素人には思えます〆 (... [続きを読む]

受信: 2006/09/06 15:05

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