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一人一人違う種を持つ・・・かも知んないけど、差別の種はやめとこうよ

情報の海の漂流者さまのエントリ

みなさんの子どもが、原発地域で育った女の子と結婚したいと言ったらどうしますか?→何もしませんが?

 を拝見しました。

大元の記事はこちらに載っていたモノ

日本の原発は、たくさん放射能が漏れています。ごまかして隠してますが、
原発地帯の子供達は奇形児や白血病が多いのです。
みなさんの子どもが、原発地域で育った女の子と結婚したいと言ったらどうしますか?
年頃の女の子は、奇形児を産む可能性が高いから結婚できないのです。
大人は、みんな癌で死んでいきます。
空も、海も放射能まみれです。

 うーん・・・
 うp主(fut573さん)の

これはいろいろ酷い。

に激しく同意。

 ネットではこんなニュースも。

「放射能うつる」といじめ=福島から避難の小学生に―千葉

 福島第1原発事故を受け、福島県から千葉県船橋市に避難した小学生の兄弟が「放射線がうつる」といじめられたという訴えが市教育委員会にあったことが15日、分かった。市教委は同日までに、避難者の不安な気持ちを考え言動に注意し、思いやりを持って被災者の児童生徒に接するよう指導を求める通達を市立小中学校に出した。
 市教委によると、福島県南相馬市から避難し、3月中旬に船橋市の公園で遊んでいた小学生の兄弟が、地元の子どもに「どこから来たの」と話しかけられた。兄弟が「福島」と答えると地元の子どもは「放射線がうつる」と言い、数人が一斉に逃げ出したという。
 兄弟の親は今月予定していた同市の小学校への転入学を諦め、家族で福島市へ避難した。 

 ・・・イジメというか、もう差別ですよね。

 両方を併せ読むと、どうしても関連づけて考えちゃいます。

 別になにもなくたって、イジメ・差別は自然発生してしまうものでしょう。「放射線がうつる」も、ニュースなどから仕入れた知識で、子供たちが自分で考えたものかも。
 けれど、「みなさんの子どもが、原発地域で育った女の子と結婚したいと言ったらどうしますか?年頃の女の子は、奇形児を産む可能性が高いから結婚できないのです。」なんてことを臆面も無く公言してしまうヒトが、よしんば自分の子どもにそれを吹きこまなかったにしても、子供の心ない行動をいさめる、なんてコトはちょっと期待できそうにありません。

 以前別のエントリでちょろっと書きましたけど、私の地元には部落差別がわずかに存在していましたが、私はそのコトを、学校を卒業するまで知りませんでした。
 私が鈍感だったコトもあるのでしょうけれど、私の両親が子どもの前で、差別的な発言をしたことが一度たりともなかったから、でもあります。
 別に子供から隠していたのではありません。彼ら自身が個人をあくまでも個人として評価する姿勢を貫いているんです。

 そんな両親を、私はとても尊敬していますし、彼らから誇りに思われるような人間でありたいと強く思います。
 そして、今お子さんをお持ちの方たちは、将来自分の子どもからそう思ってもらえるように、いろいろなコトを、自分自身の姿勢として教えていってあげて欲しいな。

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コメント

差別をしてしまうのは、ある意味こころの自然な作用、と云うこともたぶん云えて。
だから、そう云う「自然さ」は拒まなければいけない。どんな努力をしてでも、そう云う自然さからはあゆみ去らなければいけない、と云うことなんだと思います。

投稿: pooh | 2011年4月18日 (月) 08時10分

poohさん、こんにちは。

 差別については以前エントリを挙げた時から、考え方は変わってないです。
http://t2sy8u.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-4234.html

 「差別は良くない」に反対するヒトは多分ほとんどいなくて、にもかかわらず現実に差別がなくならないのは、結局のところ差別に当たる言動を自覚できるかどうか、なんでしょうね。
 でも、自然なことを自覚するのは難しい。

 私も自省してみると、どんなケースでもその自然さから逃れられているかというと、たぶん出来てないんだろうな。
 そこはコツコツと考えを積み上げていくしか無いところなんでしょうけど、最低限、ダレかから指摘を受けたときにハッと気づける程度には、意識しておきたいと思っています。

投稿: ハブハン | 2011年4月18日 (月) 20時43分

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