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「私は、集団的自衛権の行使容認で日本は終わると思います。破滅に向かうんじゃないかと... 投稿者 311akatsuki14分29秒から
ナレーション:
2001年、同時多発テロへの報復として、アメリカ・イギリスはアフガニスタンを空爆。欧米諸国は治安維持の名目で軍を派遣した。こうした国々は今や現地でテロの標的とされている。
アフガニスタンとパキスタンで医療や農業支援に携わる医師の中村哲氏。中村氏が代表を務めるNGOペシャワール会は、現地で活動を始めて、今年で30年を迎えた。
中村哲氏:
時には政府と異なった方針で活動するというのが、NGOの良さでもあるわけですね。政府にはできないけれども我々はできますよ、と言ってですね。それさえもダメにしてしまう。私は何も頼りにしているわけじゃないですよ。守ってもらおうとは思いません。
安倍総理(5月15日の記者会見):
日本の自衛隊は彼らを救うことができません。
ナレーション:
安倍総理は海外で活動するNGOやボレンティアを有事の際に救出するため、自衛隊に要る駆け付け警護の必要性を訴えた。しかし、中村氏はこれにまっこうから異を唱える。
中村哲氏:
駆け付け警護なんかされると、これは我々困ります。
あくまでアフガニスタン国土政府及び住民を頼りにして我々活動しているわけですから、そんないらんことはしないでくれ。
インタビュアー:
端的にお聞きすると、自衛隊には守ってほしくないと。
中村哲氏:
かえってよくないですね。
ナレーション:
現在、気候変動の影響で、深刻な干ばつがアフガニスタンに広がりつつある。こうしたなか、中村氏が取り組む用水路の建設が各地で進めば、数百万人規模の食料自給が可能だという。
しかし、こういう活動も日本が軍を出さない平和国家という前提があってこそなのだ。
その前提が崩れようとしている事態を前に、中村氏は言う。
中村哲氏:
私はこれで日本が終わると思っています。日本が終わると言うよりは、日本の一つの時代が終わる。それはいい方向には終わらずに、破滅に向かうんじゃないかと。
ペシャワール会は、パキスタンでの医療活動に取り組んでいた医師の中村哲を支援するために1983年に結成された非政府組織。
ペシャワール会ホームページ
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/
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