「こってり」の聖地「天下一品総本店」で牛すじラーメンを食べる

数ある京都のラーメンの中でも、独自の「こってり」スープで圧倒的な人気を誇る天下一品。そんな天下一品の聖地ともいうべき、京都・北白川にある本店へ行ってきたのでレポートしたいと思います。

 

天下一品とは

天下一品は京都発祥のラーメンチェーンです。鶏ガラと数種類の野菜を煮込んでつくられるスープが特徴の他に類をみない「こってり」ラーメンが有名です。

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この「こってり」、どのくらいこってりしているかというと、麺を引き上げるときにスープが絡みついて麺とともに持ち上がり、スープだけを飲まなくとも食べ終わったときにはスープが半分程度無くなっているという感じです。スープ自体も液体というよりはむしろ鶏や各種の野菜がポタージュ状になって混ざった半個体のようなもので、この独特のスープが多くの人をトリコにして、熱烈な天下一品ファンを生み出しています。

初めて天下一品のこってりを食べたときは「美味しくないしもう行かない」と感じても、しばらく経つと無性に食べたくなってリピートし、気づけば常連になっているということも多いようです 。

 

本店限定の牛すじラーメンをいただく

そんなわけで、聖地・天下一品本店の紹介です。もともと屋台からスタートした天下一品ですが、お店を構えたのはこの北白川からだとか。北白川は京都の有名なラーメン屋さんが集まる一乗寺から近い場所にあり、白川通に面しています。

本店は奥に細長い店構えで、カウンターとテーブルがづらりと並んでいますがそれほど広くはありません。18時前に訪れましたがまずまず店は一杯で、観光客と思われる方も多かったです。

そんな天下一品本店ですが、メニューに見慣れないものがありました。

縮小しているのでわかりにくいですが、左ページの右上・牛すじラーメンです。本店限定メニューだそう。

せっかくなので、その牛すじラーメンの大盛を注文。こってりとあっさりを聞かれたので、もちろんこってりをお願いしました。注文時には他にも普通麺か細麺、にんにくの有無を聞かれたので、普通麺のにんにくなしにしました。このあたり、お店によって何を聞かれるかは異なるようです。

しばらくすると、少しずつお店が混雑してきて一時的に席を待つお客さんもでてきました。ごはんどきですからね。

そうこうしているうちに、牛すじラーメンが到着。

結論から言うと、牛すじラーメンはこってりラーメンに牛すじを甘辛く炊いた煮込みが乗っかっているだけです（笑）。サイドメニューにも牛すじ煮込みがあるので、おそらく同じものでしょう。こってりラーメンと合わないことはないのですが、煮込みもこってりのスープに勝ってしまうほどの濃厚さであり、わざわざこってりの上に煮込みを乗せる必然性は少ないかな〜という感じです。

ですが、さすがこってりの聖地だけあって、天一のお店の優秀さを測る指標ともいえるスープの濃さ・ドロドロさはバッチリです。天下一品は工場でつくったスープを各店舗で使用していますが、なぜかお店によってスープの濃さが違うということでも知られています。ダメなお店はスープが薄くてシャバシャバで、天一を天一たらしめる濃厚さが皆無だったりします。

その点、本店のスープは鶏や野菜が溶けたザラザラ感すらも感じられる、100点満点のスープでした。さすがですね。

 

毎年10月1日は天下一品の日

そんな天下一品ですが、毎年10月1日は天下一品の日として特別なキャンペーンが行われます。

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なんと、10月1日に全国の天下一品のお店でラーメンを食べるとラーメン一杯無料券がもらえます！非常に太っ腹なイベントのため、毎年10月1日は各店がかなり混雑するようですが、1度体験してみたいですね。

また、この10月1日に引き続いて10月2日から12日には、ラーメンを注文すると会計時にスピードくじを引け、今年は天下一品オリジナルの「こってり」のストラップや割引券が当たるというキャンペーンも行われます。ストラップ、ちょっと欲しいかも（笑）。

 

まとめ

そんなわけで、天下一品の北白川本店と、本店限定メニューの牛すじラーメンの紹介でした。

店舗ごとにスープの濃さが異なり、お店の評判もかなり差がある天下一品ですが、本店はさすがと言わざるをえないおいしさでした。天下一品が好きな方はもちろん、天下一品を食べたことがなくても近くに観光で訪れたついでに寄ってみるといいかもしれませんね。

とにかく、10月は天下一品に行ってみましょう！