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2010 17:17:12
【映画】「東のエデン劇場版Ⅱ-Paladise lost-」
前回のエントリーでオフ会については書いたんですが、肝心の作品自体については全く触れていなかったので、エデンネタ続きになりますが書いておきます。
毎回しつこいですが、「東のエデン」て何よ?という方はこちらの予告編をご覧ください。
鑑賞はFuchie takochuu 515Mと4人で行って来ましたよ。
やっぱり映画館は少人数だと小回りが利くー。
以下、観た感想。
結論から言うと、「劇場版ではなくTVシリーズのシーズン2としてやるべきだったのでは」ところに落ち着きました。
もっと端的に言ってしまうと、映画(しかも2本立)という形式にペースを崩されて残念な感じになってしまったということです。
気になった点をネタバレしない程度にいくつか。。
●鑑賞後も残る謎や明らかに不自然な展開が多すぎる
本作は抽象的でスピリチュアルな展開は殆ど無く、割と具体的に前に進みながら複雑に絡み合う謎を解き明かしていくようなストーリーなんです。
なので、ただでさえ最後の最後まで「ご想像にお任せします」的な部分は少ないはずなんですが、ぱっと見た感じでは解らなかったり不自然な展開が多すぎるように感じました。
もちろん、私の研究や集中力が足りなくて見落とした部分もあるかもしれませんが、私レベルのファンがさらっと観ただけでガッツリ楽しめないようでは、それはより多くの人が楽しめないということになると思います。。
(決してヲタの域ではありませんが、一応オフ会開いちゃう程度には好きですからね。)
DVDが出てからガッツリ復習すれば納得が行くのかな?
●登場人物やゲームというモチーフを活用しきれてない感
私もセレソン全員をフル活用してくれないとイヤだなんて言いませんが、それにしたって主要なセレソンがだいぶもったいないことになってるし、逆に全く触れなくても良かったんじゃ…ていう人物に中途半端に寄ったりしているように見えました。
それに、プレイヤー同士が争うようなゲームのスリリングな雰囲気もどこかに行っちゃったような。。
確かに「日本を救う」という大きな目的に忠実に動くことはゲームの勝敗に大きく作用するんだけども、それにしてもTVシリーズにあったようなもっと目先の競争(ホテルインソムニアの買収合戦とか)みたいな描写があった方がやっぱりエキサイティングじゃないですか。
個人的にはそういうゲーム性ももう少し引っ張って欲しかったです。
●ついでにschool food punishmetの楽曲も劇場版Ⅰのままの方が良かった
楽曲としてどうかっていうよりは映画のイメージに合うかどうかってところで。
これがⅠ
で、これがⅡ
2曲もあってイメージが分散しちゃう。
やっぱりちょっと黒くてシリアスな部分のある曲が合うと思うんですよ。
Ⅱの方は爽やすぎるかな、と。
具体的な内容を伏せて書くとこんな感じです。
「それもこれも、劇場版2本という形にペースを崩されてしまったからなのでは…」という意見がオフ会でもちらほら聞こえてきました。
激しく共感!
確かに、考えてみるとこの手の映画で何ヶ月も間を空けて徐々に公開するというような形を取る作品て滅多に無さそうですよね。
まず観客の記憶やテンションを保つのが難しい上に、TVシリーズ、劇場版前編、後編というターンごとに大きな波を作らなければいけないから、キャラクターを動かすタイミングとか本当に難しそう。
…別の形で見たかったです!
●こうやって散々残念だったとか言っておいて最後にフォロー入れるワケじゃないけれど、「東のエデン」という作品は全体を見渡せば良いところが大半を占めていると思います。
アニメとしては取っつきにくいであろう社会問題や政治の要素をガッツリ盛り込んでこんなに楽しませる作品てそう無いのでは。
"アガリを決め込んだオッサン"と"ニート"っていうモチーフは最初から最後までずっと色濃く存在してましたし。
しかも私の大好きなIT、ITした世界観…大好き…!
そう考えたら、劇場版Ⅱについてはちょっとワガママ言い過ぎましたかねー。
でも好きだからもっともっとってなっちゃうんですよ。
ぐるぐる。
●最後にちょっと写真を。
今回も当然ユナイテッドシネマ豊洲で観ましたからねw
特設エデンカフェにて、全員おそろいで特別メニュー「もうほっといてアップルティー」をまた頼んだよん。
抜かりなくコースターもゲット!
飾ってあった原画?にも興奮!
わお!出演者と監督のサインも飾ってあるー。
って、え!?
神山監督のサインて初めて観たけど、こんななの?
笑い男を模してるのは充分伝わるんだけど、このクオリティなら入れないほうが良いんじゃwwwww
そんな監督もTwitterを使っていらっしゃいます。
ちょ、アイコンのクオリティがまた神すぎるwwwww
あー、好きです。監督。