- 1: 2012/04/19(木) 22:22:24.23 ID:7xsajYlE0
- セイバー「シロウ、なぜ嘘をついたのですか」
士郎「ごめんって」
セイバー「なぜ嘘をついたのですかと聞いているのです」
士郎「だって、セイバーに言ったら全部食べちゃうだろう?おやつのどら焼き」
セイバー「食べません!失礼な」
士郎「すいません」
凛「どうしたの?」
- 4: 2012/04/19(木) 22:29:00.39 ID:7xsajYlE0
- セイバー「聞いてください凛。シロウがおやつが無いと言ったくせに実はあったのです」
セイバー「私がつまみぐいするのを恐れて」
凛「あらら。セイバーはそんなことしないもんね」
セイバー「もちろんです」
士郎「すまんセイバー。家計を預かる者として神経質になってしまうんだ」
セイバー「とにかく、我々の間に嘘は無しにしてください」
セイバー「信頼関係が損なわれてしまいます」
凛「あら、それはどうかしら」
セイバー「え?」
凛「時には嘘も必要なんじゃない?嘘も方便っていうし」 - 5: 2012/04/19(木) 22:35:01.16 ID:7xsajYlE0
- セイバー「そうは言いますが、私とシロウの間には方便などいりません」
凛「士郎だって隠したいことくらいあるでしょ。ねぇ士郎」
士郎「まあ……な」
セイバー「あるのですか?言ってください士郎」
士郎「いや、言えないから隠し事なわけで」
セイバー「隠し事は無しにしてください」
士郎「おっとセールの時間だスーパーに行ってくる」
セイバー「あっお待ちくださいシロウ!逃げる気ですか」
士郎「今晩のスキヤキ用の食材を買いに行くんだけどな」
セイバー「行ってらっしゃいシロウ。気を付けてくださいね」
凛(さすが、セイバーの扱い方を心得てるわね士郎) - 6: 2012/04/19(木) 22:37:19.93 ID:7xsajYlE0
- 士郎「あれっ鍋がないぞ」
セイバー「どうしたのですかシロウ」
士郎「鍋を土蔵に置いてきちゃったみたいだ。取りにいってくるよ」
セイバー「いえ、シロウはそのまま調理を!私が取ってきますので」
士郎「そうか?悪いな」
セイバー「お安いご用です。その代わりと言っては何ですが…」
士郎「わかってるよ。肉はたっぷりな」
セイバー「ありがとうございます。行ってきます」 - 7: 2012/04/19(木) 22:41:00.03 ID:7xsajYlE0
- セイバー「これですね鍋は」
セイバー「よいしょっと……うわっ!」
ガシャァァァァァァァン
セイバー「いたた…。何かにつまづいてしまった」
セイバー「これは何でしょう。なにかの芳香剤でしょうか」
セイバー「妙なにおいだ…」
セイバー「はっ、はやくシロウに鍋を届けなければ」 - 8: 2012/04/19(木) 22:41:32.91 ID:7xsajYlE0
- 士郎「おお、サンキュー」
セイバー(楽しみですねスキヤキ)
???『タノシミデスねスキヤキ』
士郎「はは、そんなに楽しみか」
セイバー「はい、とっても」
セイバー「って、え?今私何か言いました?」
士郎「言ったろ今。楽しみですねスキヤキって」
セイバー「言いましたか…」 - 9: 2012/04/19(木) 22:42:00.62 ID:7xsajYlE0
- セイバー(心の中で思っただけだけなのに…)
???『ココロのナカでオモッタダケナノニ』
士郎「え?また何か言った?」
セイバー「ええっ?また聞こえたのですか?」
セイバー(もしかしたら…私の心の声が周りに漏れてしまっている!?)
セイバー(あの芳香剤のせいか…。きっと土蔵に魔術グッズが紛れていたのだ)
セイバー(どうして土蔵を整理しておかないのです!シロウのばか!)
心の声『シロウノバカ!』
士郎「ええっ?何が?」
セイバー「い、いえっ!何でもないのです」
心の声『シロウのズボラ!』
士郎「えええ!?ごめん!」
セイバー(ああああ心の声が勝手にしゃべってしまうぅぅぅ) - 10: 2012/04/19(木) 22:47:00.12 ID:7xsajYlE0
- セイバー「今日ななるべく無心でいましょう…」
セイバー(一体効能がどれくらいできれるかはわかりませんが…)
士郎「おーいみんなスキヤキできたぞー」
セイバー「はああい!」
セイバー(スキヤキキターーーーーーーーーー!)
心の声『スキヤキキターーーーーーーーーー!』
桜「びっくりした。セイバーさん叫ぶくらい楽しみにしてたんですね」
セイバー「えっ」 - 15: 2012/04/19(木) 22:51:06.06 ID:yFsDyNUR0
- サトリナときいて
- 16: 2012/04/19(木) 22:51:21.13 ID:7xsajYlE0
- イリヤ「セイバーったらはしたなーい」
セイバー「いや違うんですこれは」
心の声『そうなんです!今日はこのために生きてましたスキヤキヒャッホォォォォォイ!』
桜「セイバーさん…」
ライダー「はしゃぎすぎでしょう…。いつも以上に」
セイバー(うわあああああああ。清廉潔白な私のイメージがあああああ) - 17: 2012/04/19(木) 22:52:31.38 ID:U5birmNO0
- >清廉潔白な私のイメージ
ははっ。ご冗談を。 - 22: 2012/04/19(木) 22:56:30.22 ID:7xsajYlE0
- 士郎「いただきまーす」
凛「んーやっぱり日本人はスキヤキよね」
桜「みんなで食べるとおいしいですよね」
セイバー「もぐもぐ」
心の声『umeeeeeeeeeeeeee!肉最高です全て胃袋におさめてやるううううあああ』
セイバー「むぐっ!」
桜「…」 - 25: 2012/04/19(木) 23:02:00.47 ID:7xsajYlE0
- 凛「セイバー、どれだけ飢えてるのよ」
セイバー「違います!これは」
ライダー「セイバー、一応居候の身なのですからもう少し慎んでください」
セイバー「はいすいません」
心の声『そんなもん関係ありません食の前ではすべてが同価値肉umeeeeeee!』
ライダー「…」
士郎「ま、まあいいじゃないか。お腹すいてたんだろセイバーも」
セイバー(あああああああああああああああああああああああ - 26: 2012/04/19(木) 23:06:50.41 ID:7xsajYlE0
- 士郎「さてと食後の後片付けだ」
セイバー「あっ手伝います。私手伝いますシロウ」
心の声『あー満腹になったら眠くなってきやがりました!早くひとっ風呂あびたいですう』
士郎「…」
セイバー「あ…」
士郎「俺に遠慮しないで風呂入ってこいよ」
セイバー「…はい…」
セイバー(駄目だ…。このままではシロウに嫌われてしまう…)
セイバー(というかそもそもこの家にすらいれなくなってしまう…) - 27: 2012/04/19(木) 23:09:52.22 ID:7xsajYlE0
- セイバー「あ、あがりました」
士郎「ようセイバー。お茶でも飲むか」
セイバー「あ、いえ自分で」
心の声『飲みたい飲みたい!麦茶がいいですシロウ』
セイバー「あ…また…」
士郎「…待ってろ麦茶な」
セイバー(恥ずかしいを通り越えて情けなくなってきました…) - 29: 2012/04/19(木) 23:10:52.32 ID:7xsajYlE0
- セイバー「ごくごく」
セイバー(……まずい!)
セイバー(いえお茶がまずいとかそーいう意味でなくなんだか)
セイバー(体が火照ってきたというか…)
セイバー(魔力供給をしてもらいたくなってきてしまった…!)
士郎「さーて俺も風呂に入ってくるかな」
心の声『セックスしたいです!』
セイバー(ぎゃああああああああああああああああああああああ)
士郎「…なんか今幻聴が」
セイバー「ききき気のせいです士郎空耳です!」
士郎「そうだな…俺なんか疲れてるみたいだ」
セイバー「そうですよ」
心の声『セックス!』
セイバー(おぎゃああああああああああああ) - 33: 2012/04/19(木) 23:16:20.07 ID:7xsajYlE0
- 士郎「セイバー…」
セイバー「ひぃぃぃぃぃぃ違うんですシロウ違うんです助けて誰か」
士郎「俺に…気をつかってくれてるんだな!」
セイバー「えっ?」
士郎「ありがとうセイバー…。実は、最近ものすごくたまっていたんだ…」
セイバー(ええええええええええええええ)
心の声『セックス!』
士郎「ああ!しよう!セックスをしようセイバー!」
セイバー「し、士郎!?」
士郎「さあしよう今すぐしようここでしよう居間だけに」
セイバー「あ、ああーっ!」
心の声『ああんシロウそこですっ!もっとぉぉぉぉおおおおん』
凛「喘ぎ声まで周りにもらすのはやめて」
完 - 35: 2012/04/19(木) 23:20:52.61 ID:U5birmNO0
- ルート分岐で、次は家を追い出されるんですね
- 37: 2012/04/19(木) 23:21:49.07 ID:uKs62OC8O
- 飽きるな
おい
- 関連記事
コメント
お知らせ
サイトのデザインを大幅に変更しました。まだまだ、改良していこうと思います。