2010.11.14
アニメ6話目感想/『バクマン。』『心霊探偵八雲』『おとめ妖怪ざくろ』『それでも町は廻っている』
●『バクマン。』/第6話『アメとムチ』
サイコーとシュージンが遊栄社に行くのを見て、彼らは頑張ったから当然なんだけど、ちょっと羨ましいって思ってしまいました。 ずっとマンガを読んでるけど、出版社に足を踏み入れたことなんてないもんー。 やっぱり憧れますよ出版社。 まぁ、私が行ってもお邪魔なだけなんだけどさ…(笑)。
この作品では、マンガは博打だという表現がよく登場するけど、それって「マンガが当たるかどうか」だけじゃないっていうのが面白い。 マンガ家から見たときに当たる作品かどうか。 出版社から見たときに成功するマンガかどうか。 そういう「作品」レベルの問題以前に、マンガ家にとって信用できる担当さんと出会える、それ自体がもう博打なんだ…っていう意味も含んでるんですね。 でもそんなこと言ったら、「出会い」っていつだって博打みたいなものです。 シュージンがサイコーを見つけたこと。 サイコーが亜豆ちゃんと見つめ合ったこと。 どれか一つでもなかったら「今」が成り立たっていないもの。 一つ一つ積み重ねた上にしか、「今」はない。 作品のメッセージってそういうことなのかな?って思いました。 それにしてもNHKは、勝城さんと川島さん好きだよね…(笑)。
あとは、毎度お約束のサイコーと亜豆ちゃんとのラブが良かったー☆ 席替えで隣になったことが判明するシーンで、一番後ろに見えるシュージンの頭が下がっているからきっと笑ってるんだろうなって思ったら、案の定次のシーンで笑いを堪えてた。 うん、シュージンってこういう人だよね!期待を裏切らない!(笑) 私多分、この作品では彼が一番好きだな。 頭がイイくせにうざいくらいに熱い気持ちで動く人だから。 あとは、私もシュージンみたいにサイコーと亜豆ちゃんのラブコメを間近で見たいっていう願望があるからかな(笑)。 もっとシュージン自身に絡むお話とか見てみたいです。
●『心霊探偵八雲』/FILE06『格安の物件』
心霊探偵八雲6 失意の果てに(上) (角川文庫)脚本:川崎ヒロユキ/絵コンテ:モリヲカヒロシ/演出:吉本毅/作画監督:天崎まなむ
新しく借りた部屋は心霊現象が起きる格安物件だった――据え付けられた姿鏡に映る幽霊を巡るもので、今までの「両目の赤い男」とはちょっと隔絶したお話でした。
とりあえず、サンドイッチを口に頬張りながら「失礼なこと言わないでよ」とモゴモゴ言う晴香ちゃんが、めっちゃ可愛かったです!(←相変わらずオヤジ目線な!・笑) 八雲との関係を指摘されて、少しでも力になれれば…と自分の気持ちと向き合い始めたのも良かったしねw 八雲といえば、デリカシーがないくせに晴香ちゃんの体重増加には気づくんですねー、その細やかさはもっと別の使い方をした方がイイと思うけど(笑)、何だかんだで彼女に甘くなってる八雲をみるのは、かなり好きですw 人は誰もが「もう一つの顔がある」――それって八雲にも言えることで、『悪かった』とか脇腹くすぐりへの異様な反応とか、彼女だけにしか見せない「顔」に彼自身も速く気付けばイイのになw
女の幸せって、オトコ目線を気にしたお洒落とか恋の駆け引きとか、そういうものばかりじゃないと私も思うのです。 それって堂々と出来ない人の負け惜しみだとか、そういうものでもなく、「次」に繋がるための自分の中でのステップなんだと思う。 がんばれ女の子。 そして、もっとがんばれ男の子、ってことかなw?
●『STAR DRIVER 輝きのタクト』/第6話『王の柱』
⇒別記事にて更新済み!
●『おとめ妖怪ざくろ』/第6話『ゆきて、事々と』
脚本:岡田磨里/絵コンテ:今千秋/演出:橋本敏一/総作画監督:島村秀一
今監督自ら絵コンテですねw 雪洞・鬼灯の過去話にざくろちゃんの出生の秘密・・・そこに絡み合う恋心、といった感じで切ない雰囲気漂う回でした。
雪洞・鬼灯は彼女達を守れなかったと落ち込む丸竜を放っておけない。 最初は理解の「り」の字すら持ち合えなかった両者が、いつの間にか互いを大事にするようになったことが明確に分かるお話でした。 雪洞と鬼灯が敢えて淡々と話した過去話、何も出来ないのは嫌だという二人の覚悟。 でもそれ以上に、酷い目に合わせた人間側の存在(丸竜)を、それでも好きになれた二人の愛情の強さが伝わってきました。 『だって、好きになったお方ですもの』 ……自分達をたやすく見分けてくれる丸竜の存在が、彼女達をどれほど癒したんだろうと思うと、ちょっと切ないくらいです。 何もせずにはいられないくらいの大好きな気持ちって、切ないくらい愛しいです。
一方で、女郎蜘が母の名を呼んだことが気がかりで元気のないざくろちゃんを、総角は気遣う。 薄蛍がざくろに元気を分けたいと思うのと、同じ気持ちなんだろうなw ペンダントをつけてあげるシーンも天然だけど、本当は分かり難いざくろの笑顔の本質をいとも簡単に見抜けちゃうあたりも天然ですよね。 ニヤニヤしちゃいましたよ☆ ざくろちゃんの出生が今後の鍵になるとはいえ、個人的にはこのニヤニヤを忘れずに展開して欲しいですw
●『それでも町は廻っている』/六番地『パンドラメイドサービス』
いやぁ今回も素敵なくらいに歩鳥が空回ってましたな!(褒めてます・笑) ずっと笑いながら観てましたよ。 以前、原作3巻までを苦行のように読んだのが嘘みたいに、アニメ面白いですw(註:りるはどうしても原作に馴染めなかった経緯があります。ファンの方には申し訳ない!) どう考えても「テンポ」がイイってところに惹かれてるんですよね。 会話ってこんなに楽しいものなんだよ!みたいな見本じゃないかと。 小見川さんの歩鳥は個人的に完璧なんですど、周りを支えるキャストも素晴らしくて、少なくとも入野くんの声でエロ本とか言われるとドキッとします(笑)。
ところで、りるも5月生まれの聡明な女の子です。 風邪もあまり召しません。 空気もちゃんと読めません。 …残念な感じが歩鳥に似てると言われたことがあるんですけど、自分でも納得してる部分だったりします…でも、歩鳥の方が可愛いのが悔しいところですな(笑)。
脚本:水上清資/絵コンテ:秋田谷典昭/演出:高橋健司/作画監督:下谷智之
『作品をヒットさせるのって、結構博打なんだ』
サイコーとシュージンが遊栄社に行くのを見て、彼らは頑張ったから当然なんだけど、ちょっと羨ましいって思ってしまいました。 ずっとマンガを読んでるけど、出版社に足を踏み入れたことなんてないもんー。 やっぱり憧れますよ出版社。 まぁ、私が行ってもお邪魔なだけなんだけどさ…(笑)。
この作品では、マンガは博打だという表現がよく登場するけど、それって「マンガが当たるかどうか」だけじゃないっていうのが面白い。 マンガ家から見たときに当たる作品かどうか。 出版社から見たときに成功するマンガかどうか。 そういう「作品」レベルの問題以前に、マンガ家にとって信用できる担当さんと出会える、それ自体がもう博打なんだ…っていう意味も含んでるんですね。 でもそんなこと言ったら、「出会い」っていつだって博打みたいなものです。 シュージンがサイコーを見つけたこと。 サイコーが亜豆ちゃんと見つめ合ったこと。 どれか一つでもなかったら「今」が成り立たっていないもの。 一つ一つ積み重ねた上にしか、「今」はない。 作品のメッセージってそういうことなのかな?って思いました。 それにしてもNHKは、勝城さんと川島さん好きだよね…(笑)。
あとは、毎度お約束のサイコーと亜豆ちゃんとのラブが良かったー☆ 席替えで隣になったことが判明するシーンで、一番後ろに見えるシュージンの頭が下がっているからきっと笑ってるんだろうなって思ったら、案の定次のシーンで笑いを堪えてた。 うん、シュージンってこういう人だよね!期待を裏切らない!(笑) 私多分、この作品では彼が一番好きだな。 頭がイイくせにうざいくらいに熱い気持ちで動く人だから。 あとは、私もシュージンみたいにサイコーと亜豆ちゃんのラブコメを間近で見たいっていう願望があるからかな(笑)。 もっとシュージン自身に絡むお話とか見てみたいです。
●『心霊探偵八雲』/FILE06『格安の物件』
心霊探偵八雲6 失意の果てに(上) (角川文庫)
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神永 学
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売り上げランキング: 1030
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売り上げランキング: 1030
新しく借りた部屋は心霊現象が起きる格安物件だった――据え付けられた姿鏡に映る幽霊を巡るもので、今までの「両目の赤い男」とはちょっと隔絶したお話でした。
とりあえず、サンドイッチを口に頬張りながら「失礼なこと言わないでよ」とモゴモゴ言う晴香ちゃんが、めっちゃ可愛かったです!(←相変わらずオヤジ目線な!・笑) 八雲との関係を指摘されて、少しでも力になれれば…と自分の気持ちと向き合い始めたのも良かったしねw 八雲といえば、デリカシーがないくせに晴香ちゃんの体重増加には気づくんですねー、その細やかさはもっと別の使い方をした方がイイと思うけど(笑)、何だかんだで彼女に甘くなってる八雲をみるのは、かなり好きですw 人は誰もが「もう一つの顔がある」――それって八雲にも言えることで、『悪かった』とか脇腹くすぐりへの異様な反応とか、彼女だけにしか見せない「顔」に彼自身も速く気付けばイイのになw
女の幸せって、オトコ目線を気にしたお洒落とか恋の駆け引きとか、そういうものばかりじゃないと私も思うのです。 それって堂々と出来ない人の負け惜しみだとか、そういうものでもなく、「次」に繋がるための自分の中でのステップなんだと思う。 がんばれ女の子。 そして、もっとがんばれ男の子、ってことかなw?
●『STAR DRIVER 輝きのタクト』/第6話『王の柱』
⇒別記事にて更新済み!
●『おとめ妖怪ざくろ』/第6話『ゆきて、事々と』
おとめ妖怪ざくろ 1 【完全生産限定版】(星野リリィ書き下ろしコミック付)
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アニプレックス (2010-11-24)
今監督自ら絵コンテですねw 雪洞・鬼灯の過去話にざくろちゃんの出生の秘密・・・そこに絡み合う恋心、といった感じで切ない雰囲気漂う回でした。
雪洞・鬼灯は彼女達を守れなかったと落ち込む丸竜を放っておけない。 最初は理解の「り」の字すら持ち合えなかった両者が、いつの間にか互いを大事にするようになったことが明確に分かるお話でした。 雪洞と鬼灯が敢えて淡々と話した過去話、何も出来ないのは嫌だという二人の覚悟。 でもそれ以上に、酷い目に合わせた人間側の存在(丸竜)を、それでも好きになれた二人の愛情の強さが伝わってきました。 『だって、好きになったお方ですもの』 ……自分達をたやすく見分けてくれる丸竜の存在が、彼女達をどれほど癒したんだろうと思うと、ちょっと切ないくらいです。 何もせずにはいられないくらいの大好きな気持ちって、切ないくらい愛しいです。
一方で、女郎蜘が母の名を呼んだことが気がかりで元気のないざくろちゃんを、総角は気遣う。 薄蛍がざくろに元気を分けたいと思うのと、同じ気持ちなんだろうなw ペンダントをつけてあげるシーンも天然だけど、本当は分かり難いざくろの笑顔の本質をいとも簡単に見抜けちゃうあたりも天然ですよね。 ニヤニヤしちゃいましたよ☆ ざくろちゃんの出生が今後の鍵になるとはいえ、個人的にはこのニヤニヤを忘れずに展開して欲しいですw
●『それでも町は廻っている』/六番地『パンドラメイドサービス』
脚本:大嶋実句/絵コンテ:ところともかず/演出:ところともかず:森義博
いやぁ今回も素敵なくらいに歩鳥が空回ってましたな!(褒めてます・笑) ずっと笑いながら観てましたよ。 以前、原作3巻までを苦行のように読んだのが嘘みたいに、アニメ面白いですw(註:りるはどうしても原作に馴染めなかった経緯があります。ファンの方には申し訳ない!) どう考えても「テンポ」がイイってところに惹かれてるんですよね。 会話ってこんなに楽しいものなんだよ!みたいな見本じゃないかと。 小見川さんの歩鳥は個人的に完璧なんですど、周りを支えるキャストも素晴らしくて、少なくとも入野くんの声でエロ本とか言われるとドキッとします(笑)。
ところで、りるも5月生まれの聡明な女の子です。 風邪もあまり召しません。 空気もちゃんと読めません。 …残念な感じが歩鳥に似てると言われたことがあるんですけど、自分でも納得してる部分だったりします…でも、歩鳥の方が可愛いのが悔しいところですな(笑)。
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