終活事始め

最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけない取り組みをすることだと思います。

「1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁」

 2回に渡って、「お酢の味覚覚醒パワー」と「「出汁の相乗効果」について、書いてきましたが、変化球で、工藤孝文先生の「1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁」です。


 先生は、自身もかつて25kgの減量に成功し、数々のダイエット法を考案してきた方で、東洋医学・漢方治療、糖尿病・ダイエット治療の専門なのだそうです。

 このような方が、25kgも減量しなければならなくなること自体が問題で、うさん臭さを感じなくはないのですが、「出汁」「味覚」関連として非常に興味をそそられました。


 先生ご主張の骨子です。

・太っている人と痩せている人の決定的な差は「味覚」

 太っている人は「デブ味覚」、痩せている人は「痩せ味覚」

・味覚が変わる→食べたい欲求がダウン→みるみるやせていく

・痩せ味覚になると太る食べ物をあまり食べたくなくなり、痩せる食べ物が好きになるか

 ら、意思の力で食欲をねじふせなくても舌が、本能が、痩せる食べ物を欲する


 そのための方策と効果です。

・「痩せる出汁(後述)」で味覚をリセットする

狂った味覚センサーを正常化し、「デブ味覚」を「痩せ味覚」にする

・食欲を抑制する

「うま味」の満足感と出汁の成分が食欲の暴走を防ぐ

・脂肪を燃焼する

出汁の「うま味」が内蔵の味覚センサーに作用、体内代謝を高め脂肪を燃焼させる

・便秘を解消する

食物繊維など有効成分が作用し、腸内環境を整え、お通じを良くする

・ストレスを緩和する

出汁の香りと有効成分が、ダイエットの大敵“ドカ食い”を防ぐ

・食欲コントロール、代謝アップ、自律神経を整える、味覚が敏感になる、冷えの改善、

高血圧の予防、疲労回復、美肌効果、減塩効果、血糖値・中性脂肪・コレステロール値

も改善


 「痩せる出汁」の作り方です。

   鰹節30g     

   煮干し10g 

→フライパン中火、ちぎった①の水分を飛ばし②加え炒る

  刻み昆布10g   

④ 緑茶5g 

→①と②に③と④を合わせミキサーにかけ、パウダー状になったら完成

 ※2週間程度保存可能


「痩せる出汁」の用法です。

・「痩せる出汁」大匙1にお湯150~200ccを注ぎ1分待つ

(昆布が柔らかくなるまで)


 工藤先生は、「1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁」だけでなく、次のようなことも推奨されていますので、ダイエットも1つだけでなく、組み合わせでの相乗効果が発揮されるということでしょうか。


「ミートファースト&カーボラスト」

食べ方で重要なのは、その名の通り「肉を最初に、炭水化物を最後に食べること」です。たんぱく質が豊富な肉を最初に摂ると食欲が満たされ、無理なく主食の量を減らせて摂

取カロリーを抑えられます。

食事内容によって「ミートファースト」が「ベジファースト」になっても構いませんが、太りにくい食べ方として「カーボラスト」はマストです。


運動

アスリート並みの運動量なら別ですが、一般人が運動で消費できるカロリーはごくわずかなので、それよりも、日常生活の中で効率よくカラダを動かす方が減量につながりやすいです。

 特に、老廃物は下半身に溜まりやすいと考えられるので、大またで歩く、階段を使うなど、下半身をよく動かすことを意識しましょう。


 また、椅子に座るときにはゆっくり座るようにしてみてください。たったそれだけでも、太ももやお腹などの大きな筋肉が使われ、体幹が鍛えられますし、息を止めずに行うことで有酸素運動になり、脂肪燃焼効果も期待できます。

 体質改善というとハードルが高そうに思えますが、ちょっとしたことを毎日継続するのが大事です。


 太っているのは「仕方ないこと」ではありません。

体質に合った対策や生活習慣の見直しで、太りにくいカラダを手に入れることはできます。

 場合に良いっては、専門医のアドバイスを受けながら体質改善、肥満改善に取り組むこともお勧めですとのことです。


 味覚の覚醒→ゆっくり噛んで味わって食べる→満腹中枢を刺激する→食べる量が減る

 このような連鎖を実現できればいいのですが…。