『ゲームフリーク―遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』(とみさわ昭仁)
「ポケモンゲットだぜ!」
でおなじみのサトシくん。彼の名前は開発者の田尻智さんから付けられたっていうのはゲーム好きの間では割と有名なトリビアですが、その田尻さんが作った、ポケモンの開発を行なった会社がゲームフリークです。
ゲームフリークという会社がどうやって出来たのか。どうやってポケモンやその他のソフトを開発してきたのか。どんな哲学を持ってゲームを作っているのか。
言ってみれば、田尻さんとゲームフリークの歴史について記した本がこれです。
でおなじみのサトシくん。彼の名前は開発者の田尻智さんから付けられたっていうのはゲーム好きの間では割と有名なトリビアですが、その田尻さんが作った、ポケモンの開発を行なった会社がゲームフリークです。
ゲームフリークという会社がどうやって出来たのか。どうやってポケモンやその他のソフトを開発してきたのか。どんな哲学を持ってゲームを作っているのか。
言ってみれば、田尻さんとゲームフリークの歴史について記した本がこれです。
正直言ってそれほど期待せずに読み始めたんですが、これが意外と面白い。思想に共感できることが多いので、いちいち頷きながら読んでました。そうそう、面白いゲームって、やっぱり動詞だよね。
多少なりともTVゲームに興味があれば楽しく読める本だとは思いますが、それ以外の分野の人でも「コレクター心理の研究」なんて箇所は赤線引いてチェックしておくべき。
「交換」という要素で500万人のユーザーを獲得したポケモンの、肝となるノウハウと言ってもいいくらいの情報だと思うんですよこれは。ぱっと読むと「ふーん、なるほどね」程度のことなんですが、消費者の蒐集欲を煽るような商売をしているひとなら、一読して損はないと思います。
任天堂の宮本さんも登場するし、「いかにもゲーム!」というゲームが好きな人には是非オススメしたい本です。
『新ゲームデザイン』も読んでみたいな。
多少なりともTVゲームに興味があれば楽しく読める本だとは思いますが、それ以外の分野の人でも「コレクター心理の研究」なんて箇所は赤線引いてチェックしておくべき。
「交換」という要素で500万人のユーザーを獲得したポケモンの、肝となるノウハウと言ってもいいくらいの情報だと思うんですよこれは。ぱっと読むと「ふーん、なるほどね」程度のことなんですが、消費者の蒐集欲を煽るような商売をしているひとなら、一読して損はないと思います。
任天堂の宮本さんも登場するし、「いかにもゲーム!」というゲームが好きな人には是非オススメしたい本です。
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