『電車男』(中野独人)
むかしは2ちゃんねる大ッ嫌いだったんですけど、最近はDTM板とか普通にチェックしちゃってます。
2ちゃんねるが薄くなったのか、自分が慣れてきたのかよく分からないんですけど、
こんなの読むことになるとはなぁ。
なんでこんな会ったこともない奴の恋愛にドキドキするのかと思うんですが、 思ってることをド直球で書き込んでるから伝わってくるんですよね。 匿名ゆえに争いの絶えないネットなんだけど、匿名だからこそ純粋な気持ちが出せてしまうこともある。
それは電車男だけじゃなくて、住人たちにも同じこと。
「なんでおまいらそんなにいいヤツなんだ…」
弱気になった電車男を励ましてる台詞なんて、もうね。電車男に彼女が出来たって、自分には何のトクにもならないのに。まあ、電車に自分を重ねてるだけとか説明はつけられると思うけど、それでもそのときの応援してた気持ちに嘘はないと思うし。
書籍買わなくてもまとめサイトで全部読める(後日談だけ載ってないけど)ので、興味があるかたはどうぞ。
『電車男』
中野独人
ISBN:4-10-471501-8
ある日、一人のアキバ系オタク男が、電車の中で偶然に女性を助けた。 千載一遇の“出会い”に舞い上がった彼は、彼女をデートに誘うべく、独身男の集まるネット掲示板に助けを求める。電話一本にも一大決心の《電車男》は、《住人》たちの励ましとアドバイスを受けて何とか彼女と会う約束を取り付けるが──というわけで、だいぶ構えて読み始めたのですが、思いのほか面白く読めました。 いえ、白状すると面白くて一気に読みました。 更に白状すると結構感動してしまいましたよチクショーめ。
なんでこんな会ったこともない奴の恋愛にドキドキするのかと思うんですが、 思ってることをド直球で書き込んでるから伝わってくるんですよね。 匿名ゆえに争いの絶えないネットなんだけど、匿名だからこそ純粋な気持ちが出せてしまうこともある。
それは電車男だけじゃなくて、住人たちにも同じこと。
「なんでおまいらそんなにいいヤツなんだ…」
弱気になった電車男を励ましてる台詞なんて、もうね。電車男に彼女が出来たって、自分には何のトクにもならないのに。まあ、電車に自分を重ねてるだけとか説明はつけられると思うけど、それでもそのときの応援してた気持ちに嘘はないと思うし。
書籍買わなくてもまとめサイトで全部読める(後日談だけ載ってないけど)ので、興味があるかたはどうぞ。
『電車男』
中野独人
ISBN:4-10-471501-8
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