C97 所感


C97、4日目の終了アナウンス後の会場より
新年になってから既に2週間経ちましたね。
イベント当日会場に来て下さった方々、誠にありがとうございました。
これまでのイベント参加で何度と拝見した方、
いつもツイッターなどでお見かけしている方々とお会いでき嬉しかったです。
もはや参加ジャンルもよく分からなくなってきているので、
当日誰が来てくれるねん…と、
毎度のことながら、今回は更に不安だったのですが、杞憂でした。 本当にありがとう。。
当日来てくれた皆様は勿論、
売り子をしてくれた微無さんや高校の頃の友人
車を手配してくれたり色々手伝ってくれた奥さんもそうだし、
PIXIVFANBOXで応援してくださった方、
作品作りに力を貸してくださった方々無しには、今回の頒布は実現しなかったことでした。
久々参加してみて、助力の大きさに気が付きました。
協力してくれた多くの人達へ改めて感謝致します。
冬コミに参加するとほぼ恒例になっているのですが
風邪を拾ってきたのか、5日までずっと寝込んでました。
そろそろ体力の最大値も減ってきているので病気になると洒落にならないですね。
皆様もどうかお体に気をつけてお過ごしくださいませ。

https://sinnnkai.booth.pm/
今年より電子版も出してみることにしました。
基本的には当サークルの頒布物は、
紙面で持っていることに価値のある作りにはなっていますが、
ぶっちゃけ電子版で全然良い! という方もいると思いますので
お好きな方で手にとって頂けたら幸いです。
2019.12.30 コミックマーケット97 情報










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【委託先】
BOOTH
メロンブックス
とらのあな
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毎年皆がコミケに参加してるのが羨ましくて、
久し振りにコミックマーケットに参加してみることにしました。
前回参加したのは2015年のC89なので、4年ぶりですね。
その間に、転職があり、身内が倒れ、はたまた結婚したり家買ってみたりと様々なことがありました。
当時2010年くらいに東方で集まり、競い合った人たちも軒並み30代に突入。
段々と話題も、今後の展望であったりどうしたら楽しく生きられるのかなど、
少し俯瞰して、人生を考える時期になったのかなぁなど思うこの頃でございます。
当時好きだったUstreamのゲーム配信の録画とかを流しながら本の編集作業をして
こうして脱稿した後にポスターやお品書き作ったりをしていると
DRAGONSとかABYSSALを作っていた頃の空気感を思い出しますね。
同人誌を作っているどの冬も、
命を削りながら本の編集を頑張っているので、この感じが戻ってくるとちょっと燃えたりもします。
熱意のままに今回もまた166Pという膨大なページ数の本が出来ましたが、
恐らくもう100Pを超えてここまで絵が載っている本を作るのは、当分無いかなと思います。
編集にメチャ時間が掛かるのと、体力が持ちません。
(関西美術印刷のMさん、いつも多大なご協力誠にありがとうございます。。)
数日後に迫った前日搬入や本番に向けてソワソワしてきますね。
当日は寒波が訪れるとこのことなので、暖かい格好をしてご参加下さいませ。

Pixivfanboxで応援して頂いた皆様、どうもありがとうございました。
頂いたモンスターのおかげて無事脱稿することが出来ました。
ものすごいプルタブが溜まりました。
帝国フィギュア室 #03 ニホンカナヘビ

ネイチャーテクニカラーMONO トカゲ・ヤモリ マグネット×ストラップ
発売日:2010年6月中旬 / 原型師:KOW/ 監修:豊平両生類爬虫類研究所
価格:200円
第一回シーラカンス、第二回のソメンヤドカリに続いて
今回紹介したいのはこの、現代に生きるドラゴンことニホンカナヘビ君。

こっちを見ているぞかわいい…
ではまず早速本物のニホンカナヘビ君のスペックから。
う~んかわいい!
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ニホンカナヘビ
全長:160mm~270mm
名前のルーツは正確には不明だが、「カナ」がかわいらしいという意味があり、
「小さくてかわいらしい蛇」でカナヘビといわれるもの。
金属の色である「カナ色をしたヘビ」でカナヘビといわれるものの2説が有力。
アフリカやヨーロッパ、アジアなどにも生息し、約26属280種類ほどが知られる。
枯葉の下などで暮らし、尻尾は全体の3/2を占めるほど長い。
また表面がザラザラとしているもの特徴。
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出展:https://petraku.com/kanahebi-tokage-chigai-515.html
因みに動物愛護法により
爬虫類は対面での購入が義務付けられているようで、
インターネットの通販などでは入手できないそうです。
パソコンなんて見てないでタモ持って自分で捕まえに行けということですね。
ところで
このブログを見ている君は、きっと人生で一度はカナヘビが飼いたい、と絶対思ったことがあるだろう。(ない?)
いや、そんなはずはない。よく思い出してみてほしい。
カナヘビが飼いたくて飼いたくて仕方がない、そんな衝動を持ったことが一度や二度あるはずだ。
何を隠そう、僕もそうである。
本物の動画を何度も見たし、値段や飼育方法を調べて悶々とする日々も続いた。
しかし
生き物を飼うということは結構、ハードルが高いですよね。
現実は厳しい。世知辛い。それはとても悲しい。
しかし、このネイチャーテクニカラーシリーズのカナヘビ君と出会って、
僕の強い願いは思わぬ形で叶うこととなった。



もうこれ本物じゃん
このサイズ感。手の上に乗ったこの感じ。
コレだよ これがしたかったわけ。
コレだよ、僕はこれがしたかったわけ。こうやって触れ合いたかったわけ。
そうか、本物を飼育しなくても、こうやって出会うこともできたのか・・・。
完璧だ、君は完璧ですわ
あぁ~もう満足した…。
語ってないでちゃんとフィギュア紹介しますね


まず、伸びた尻尾の可愛らしいこと。
この尻尾、ちゃんとぐにぐに曲がるんですよ。
だから何?と思うかもしれないが、
そもそもこの手のカプセルフィギュアは、一昔前は硬質プラスチックでできていたので、
こんな長くて細い尻尾は破損しやすくなかなか表現できなかったのです。
それが時を経てPVC(ポリ塩化ビニル)に素材が変わったことで
手で押すと曲がるぐらいに柔らかく、ちゃんと彼の肌感を感じられるようになりました。
素材のおかげか、冷たくひんやりというよりは、温度は一定でぬるい感じ。
触ってみるとどことなく彼の温度感を感じられる(ような気がする)
カナヘビの特徴であるザラザラした表皮のリアルな質感も、
まるで生きている(ような気がする)
いや本物じゃんとしか言いようがないです。
延々と頭をなで、尻尾を指でいじってみては
「カナヘビ君かわいいんご…」
とつぶやいていたら知らぬ間に時間が経っている。
そんな幸せな時間を彼となら過ごせます。


さらに見て欲しい、この鬼気迫る鱗の造形。
大小分かれた細かい表皮が表現されていて、これが大量生産物のフィギュアとは思えない。
生き物の神秘で作られた、個性溢れる本物にしか見えない。

またこのシリーズで同時に収録された”ニホントカゲ”は、
カナヘビ君と似たような姿ながら、
カナヘビ君の表皮のザラザラ感とは逆のツヤ感が出ており、かつウロコもカナヘビ君とは別造形となっている。
色変えだけで済まさずに、ちゃんと造り抜く。
もはやここまでくるとフィギュア製作というより生き物を創造する、生み出すといった方が近い。
企業努力という言葉で片付けるには、愛がにじみ過ぎている。
*カナヘビは表皮がガサガサしており、
トカゲは光沢のあるツヤツヤした鱗を持った表皮をしている。
ここからは、僕が捉えたカナヘビ君のベストショットをお届けしよう。
僕は、フィギュアのいい瞬間を捉えるのも大好きなのだ。ますますそこにいるように感じられる。


こちらは、草の合間からひょっこりと顔を出しているカナヘビ君。
ほぼ地面の目線で、リアルな生き様を目指して撮っている。
ニトリで売っているフェイクグリーン(僕はフェイクグリーンも好き)と合わせて、
日常生活にちょっとしたカナヘビ君の癒しを提供している、つもりだ。

上から見るとイイ感じ。
上京する前、愛知にいた頃には
地面の葉っぱの影とかにによく見かけたものですが
東京に来てからはサッパリ見かけなくなってしまいました。
歳を重ねるうちにだんだんとこういった生き物と接触する機会が減って
動画や画像検索でしか彼らのことを知らないというのは些か寂しい。
だったらいっそのこと飼おうか、
とはいってもやはり命を飼うというのは難しいもの。
自分のような面倒くさがりな人間は絶対に無理、悲しいかな。
だから今回のカナヘビ君の様な、
まるでそこにいるように、命が宿っているように思わせてくれるフィギュアの数々が
その欲求をささやかに満たしてくれるのです。
生きているものを扱うには自分には責任が大きすぎる
だけどもその一片を見たい、欲しい、飽くまで眺めたい。
生き物フィギュアというのはきっとそんな願いを叶えてくれるものだと思うんですよね。
しかしカナヘビって…本当にかわいいですね。

NATURE TECHNI COLOUR MONO / トカゲ・ヤモリ マグネット×ストラップ
http://naturetechnicolour.com/ntc_10/
帝国フィギュア室 #02 ソメンヤドカリ

原色甲殻類エビ・カニ図鑑Ⅰ
発売日:2005年9月下旬 / 原型師:?/ 監修:豊平両生類爬虫類研究所
価格:200円
週一ペースで始めることにした、僕の大好きな生き物フィギュアの良さを知ってもらおうのコーナー。
第一回は先週、僕としても思い入れのあるシーラカンスを紹介した。
第二回の今回は、ソメンヤドカリ君を皆様にご紹介したい。
ソメンヤドカリ君は名前の通りヤドカリの一種で、
「ソメン」というのは「粗面」と書いてザラザラした貝殻を持つというのが由来。
(今調べた)
背中の貝殻についたイソギンチャクが目印の、なんともキャラクター性を感じる生き物である。
色々語る前に、まずは見て欲しいこの可愛らしいちょこりんとした姿!

めちゃガッツリ喰らいつくイソギンチャク!

無邪気そうな瞳!

なんかイワパレス(ポケモン)みたいで可愛い!

(イワパレスが立体ポケモン図鑑の仲間入りする日をまっています)
僕とこのソメンヤドカリくんとの出会いは日課であるメルカリ旅の道中。
そのなんとも可愛いデザインに一目惚れして購入してしまった。
このフィギュアに見えるデザインの良さ、
キャラクターデザインにも言える彼の良さは大きく4つに集約できる。
~~~~大まかなソメンヤドカリ君のデザインの良さ~~~~~~
①パッと見で把握できる要素の単純さ(ヤドカリッ!でっかい殻ッ!イソギンチャクッ!)
②それによるキャラクター性、IP力

僕がよくイラストを描いていても苦戦するのがデザイン、
なかでもキャラクターデザインは頭を抱えるほど難しい。(難しいよな)
キャラクターを特徴づける、「ソイツならではのコレだよコレ」
というのを考えるのは超大変で、それがないとタダの普通のモブっぽくなってしまう。
このソメンヤドカリ君のでっかい殻とイソギンチャクはインパクトがあるし
しっかりと彼たる様を示しており素晴らしい。
③とても魅力的な赤カラーの頑丈そうなボディ。(色)

色のバランス…これがまたデザインにおいてはとても難しい
無彩色80%+有彩色20%とかのカラーリング、
つまりは黒60%+白20%+赤20% ...みたいなのはぶっちゃけ誰でもできる組み合わせだが
この逆になると途端に難しくなるのは、経験ある人もいるかも知れない。
有彩色のみの組み合わせとなると更に難しい…難しくない?
赤をメインに置きつつ、邪魔しないおとなしい色でまとめてあるソメン君の配色は
非常に上品で上手くまとまってるなと思うわけです。
他のフィギュアと並べてもしっかりと赤色が目に入ってくるし、赤は良いですね。
④かわいい
①②③を踏まえた上で可愛く仕上がっている、非常に大事。
可愛いことは最強!無敵!

というわけで
色々言わせてもらったが、もうとにかくデザインが良いのである。
付け加えるなら、このフィギュアはほぼ実寸サイズ(約4cm)であるというのも嬉しい。
僕は立体ポケモン図鑑の1/40のスケールのものが大好きで、実際のサイズに準じたフィギュアが好きなのだ。
しかしここまで書いたところで
前回のシーラカンスはフィギュアだけでなく生き物としての生態についても、そこそこ知識があったのだが、
今回紹介したソメンヤドカリ君生き物としての姿は実はほとんど知らない。
フィギュア付属のリーフレットにはこうある↓
ソメンヤドカリ
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浅い岩礁や砂底に生息する大型のヤドカリ。宿貝にはサザエやボウウジュウボラ等、
殻口の広い巻貝を利用し、宿貝にベニヒモイソギンチャクを付着させヤドカリの天敵である
タコから身を守ってもらう。イソギンチャクはヤドカリにより餌をもらう共生関係にある。
(付属のリーフレットより)
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今回こういったブログの記事を書にあたり、フィギュアのことだけ書くのはどうなのかと思い、初めて彼のことを調べた。
今まではフィギュアを買ってその見た目のみで満足していたが、しっかりとソメンヤドカリについて画像や動画でその姿を見てみると、初めて知ることばかりであった。
言うならば、見た目に惹かれ好きになり、その後こんな一面もあったのか…!
というような発見をする、そういう交流のようなワクワク感があった。
しかし人間以外の生き物は、その見た目の一つ一つに現実的な理由があることが多い。
なぜイソギンチャクをつけているのか、ということも、外敵から身を守るため、というきちんとした理由があった。
そういうところも面白いなと今回感じた。
しかしそこにも個性があり、三個も四個もイソギンチャクつけてる欲張りなやつもいる。
(反対にクソデカ一個派の者もいる)
また宿貝を乗り換える際に、もとの殻にくっつけていかイソギンチャクは、なんと手足を使って器用に頑張って剥がして新しい宿貝に付け替えていた(ことを今回調べて初めて知った)
まさにこの世を生き抜くパートナー、一心同体、趣を感じる瞬間であった。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=bdEazEJ6mjI
重ねて言うことになるが、僕はフィギュアのことは知っててもそのモデルになった本物については知らないことばっかりであった。
今回のようにフィギュアから入って本物を知るケース、
シーラカンスのときのように本物が好きでフィギュアを集めるというケース、
そのどちらも自分なりの出会い方ができて本当に面白い。
こういうところもフィギュアの醍醐味ではないかと思うんですね。
どうですか、少しは面白く思ってもらえましたかね?

原色甲殻類エビ・カニ図鑑
http://www.takaratomy-arts.co.jp/items/item.html?n=Y937491
帝国フィギュア室 #01 シーラカンス

僕は生き物のフィギュアがアホほど好きだ。
フィギュアと言っても色々あると思うけど、
僕が好きなのはボトルキャップサイズの、生き物のフィギュアだ。
あれがバカみたいに好きだ。
ペットボトルのジュースを買うと、オマケでボトルにくっついてる、みたいなのがあったと思う。
あそこに、とてもオマケとは思えない、魚とか鳥とかのハイクオリティなフィギュアがついてきた狂った時代があった。
そしてそれの評判が良かったのか、メーカーが気合を入れたのかはわからないが、
クオリティを更に底上げしたボトルキャップシリーズを、今度は水族館限定や動物園でガチャポンで販売し始めたのだ。
手の平サイズになった生き物たち、
まぁその素晴らしいサイズ感のフィギュアに魅せられ、
今までに人生と財産を、割とシャレにならんくらいに費やしてきた。
ので、
今まで自分で収集して、本当に良かったと思えるものを、
趣味の一環として週一くらいで紹介していきたい。
これを読んでくれている諸君には、このブログを通してミニチュアフィギュアの美しさ素晴らしさに触れていただき、
ゆくゆくはメルカリヤフオク、果てはebayを自由に回遊して、素晴らしい沼の底に落ちてきてほしい。
沼の底で僕と共に、フィギュア考古学を夜が明けるまで語り明かそうじゃないか。
共にフィギュア考古学を夜が明けるまで語り明かそう
(これらのフィギュアの良きものの多くは過去にあるため、知ろうとすると自然と考古学となる)
特に
「魚とはいってもアロワナとかポリプテルスとかそういうのがいいんだよな…
普通の生き物じゃなくてちょっと変わってるやつが良い~~」
などと抜かすそこのお前はこういうのが好きに決まってるんだから、
1000円をケチってないで興味あるものをボトルフィギュアをメルカリでドンドン買うんだぞ絶対に幸せになれる
今回の記事では、僕のHNやサークル名の由来となっている、
初回にふさわしいこちらを諸君にご紹介しよう、いや、せねばなるまいと。

miu 深海生物2フィギュアコレクション 第2弾 ~深海のオデッセイ~
発売日:2001年9月17日~ / 原型師:松本栄一郎
価格:ボトルキャップ付属品
シーラカンスというのは、現代に生き残る太古の魚だ。
いわゆる”生きた化石”というやつで
僕は昔から、どこか普通の魚とは違う不思議なシーラカンスという生物が好きなのだ。
さてこれは、シーラカンスフィギュア界でコレを知らない者はいない非常に有名なフィギュア。
食玩ブーム最盛期の頃かつ、シーラカンスは深海魚界の聖域でもあったためか、今なおクオリティが光る一品。
昔すぎず今すぎない、ちょうどよく格好いいシーラカンスを、独特な立ち泳ぎシーンで見事に表現している。
自分は中学生の時にこのフィギュアに出会い相当な衝撃を受けた。
小さい頃、図鑑で見て憧れたシーラカンスが、そっくりそのままここにある!と思うほどであった。
…コレがジュースのおまけ? 本当に信じられない。



フィギュアは、未知の生物をあらゆる角度から見られるという感動を与えてくれる。
本物で、生きているものだとなかなかこうはいかない。
シーラカンスは、前後の脚ヒレの差←にカッコよさが詰まっているのだと改めて感じた。
ちょっとした情報が、ボトルキャップの台座に入っているのも作り手の愛を感じて、いい仕事してますねと言うほか無い。

蛍光色バージョンは「ポケ玩ランド」という当時の雑誌に付録としてついてきた。
(ちゃんと暗闇で光る。何の意味があるかはわからない。)
小学生だった当時、父親が棚に飾っていたこのジュースのおまけのシーラカンスを見て
きっと何かに目覚めたのだろう(今なおこういったものを集めているのを思うと)
フィギュアの中では特に思い入れの深い一品である。
続いて
ボトルキャップサイズのシーラカンスと言えばコチラも忘れてはならない。

カプセルアクアリウム 深海生物 DEAP SEA LIFE
発売日:2014年3月 / 原型師:松本栄一郎
販売者:ニュートラルコーポレーション / 価格: 300円
(ちなみに、台座はフィギュアに付いていたものとは別なのだが、これは個人的にキメラ台座と呼んでよく遊んでいるもので、後ほど紹介する)
こちらは発売日と同年に、池袋にあるサンシャイン水族館の深海生物展でガシャポンにて発売された。
製作者は先ほどご紹介したものと同じく松本栄一郎氏で、
前作よりもやや今風(前身が太い)で力強く、シーラカンスの自然な遊泳シーンを捉えている。
造形技術が上がったのか塗装がさらに細かくなり
造形の細かさ、クリアパーツでのヒレ透け表現、全体で見たときの気持ちよさが素晴らしい。
これを越えるシーラカンスミニチュアは今後現れないのではないか と個人的に思っている。
ちなみにこの展示会には自分も行って、2000円分くらい回したのだがスケーリーフットが出なかった。
とてもかなしかった…

フォルムや色合いなどはその生物の資料の数で変わる。
時代とともに資料は増えていくため、同じ生き物フィギュアでも、制作年によって印象が違うものとなる。
(これがフィギュア考古学の面白いところだ。)
このフィギュアはダークトーンに赤みがかった、昨今のシーラカンスの印象に近づいたものとなっている。

シーラカンス特有のターコイズブルーの眼がしっかりと塗装されている。
大きさ約1.5mm 恐ろしい造形技術。
とこんな感じで、
今回は初回なので、
僕が生物として思い入れのあるシーラカンスを紹介してみた。
どちらも今はヤフオクやメルカリでかなり廉価で購入できて、クオリティは高い実にオススメの品。
こんなにいいものが家にいながら、ワンタッチで買えるなんて便利な時代になったものだ。
是非諸君も一つ招き入れ、手にとってくるくる回して眺めてみてほしい。
きっと素晴らしい世界が君を待っていると思う。
