『不要不急』なことばかり

2016年の年始に、ミリオンライブ！3rdツアーでのシアター組全員参加を記念して開始した『ミリオンセットリスト』。
何かしらのテーマを決め、ミリオンライブの登場アイドル全員に楽曲を割り当てるというこの酔狂な企画ですが、開催する度に様々な方が多種多様なテーマで参加して下さり、これまで64種類ものテーマが集まりました。

それから早いもので３年が経ちました。ミリオンライブはシアターデイズへと舞台を移し、当時からは考えられないほど展開の拡がりをみせ、今月からはいよいよミリオン6thツアーが開催されようとしております。

今回は6thライブ開催を記念して、過去のミリオンセットリストに参加頂いた中でも、同じテーマで一番参加人数の多かったバンド『the pillows』でご参加頂いた、ハバネロP、タイさん、スイッチバックさん、フランツP、紅茶さんの５人の方々をお招きし、the pillowsやミリオンライブについてチャットで語って頂いた際のログを対談記事形式に編集したものを、企画告知を兼ねて皆様に公開させて頂きます。

チャット開催日は2018年5月4日。昨年アイマスMRの真回が実施されていた日です。
編者の不徳の致すところにより、公開まで1年もの時間を要すこととなってしまい、参加者の皆様には深くお詫び申し上げます。

ですが今読んでも、対談頂いた内容の面白さは少しも変わっておりません。
記事をご覧頂いている皆様にはぜひとも、好きなモノ同士を掛け合わせる楽しさを、記事から読み取って頂ければ幸甚です。

それでは、以下本文をお楽しみください！

（訊き手･ログ編集：シンゴ）

シンゴさん(.@raka3456)の企画であるミリオンライブセットリスト公開祭りに滑り込みではありますが参加します！テーマは「the pillowsの曲縛り」です！ #ミリオンセットリスト pic.twitter.com/5jS3L7DZNV

— タイ (@TAIefigo) 2016年4月17日

）錚々たるメンツですね。

　フランツP　 ランナーズハイが最高で……。

 　　タイ　　  　ランハイ良いですよねえ。　で、そこからピロウズを知って、今もずっと追いかけてるって感じですね。

 　　紅茶　　  （BUMP OF THE CHICKENカヴァーの）ハイブリッドレインボウだなあ……。

スイッチバック Salon MusicのOur love and peaceの良さがわかるまでかなりかかった記憶。

――― 実は私もピロウズの初見がこのアルバムでした。

 　　タイ　　  ミリオンとのなれ初めなんですけど、僕は本格的にハマったのは2ndライブ（※3）ですね。 事前登録（※4）自体は確かやってて、稼働日からずっと登録してはいましたけど、本格的にやり始めたのはこの辺りからでしたね。

※3 「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY!!」@幕張イベントホール。2014年4月4・5日開催（2days）。
※4 2013年2月4日にgree版ミリオンライブ！の事前登録が開始。後日2月10日のアイマスライブ「THE IDOLM@STER MUSIC FESTIV＠L OF WINTER!!」にて、劇場版の制作告知と共に、初めてPVが公開された。


――― やっぱりミリオンはライブ強いですね…！

 　　タイ　　  ライブで圧倒されましたねー…。 ミリオンで特に好きなアイドルは、ジュリアと静香ですね。2ndライブで圧倒されたってのもあります。

　ハバネロP　 2ndのジュリアはアカン、プラリネを食らって無事でいられるロックオタは居ないｗ

 　　タイ　　  あれは卑怯でしたね…。

――― 2ndライブ後だと全国キャラバン編あたりでしたっけ…？

 　　タイ　　  時系列は正直あやふやではありますけど確かその辺りでしたね。

　ハバネロP　 えーと、確かキャラバンの発表が2ndだったかな。

 　　タイ　　  あー確かそうでした、 告知コーナーでPV見た記憶が。　…あんまり長くなってもあれなので次の方にパスをば。

――― タイさん有難うございます！では次スイッチバックさんお願い致します。

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・ スイッチバック 　（Twitter：@switchback_sus4）
　前企画「ミリオンセットリスト」の第一期募集終了後、Twitter上で見つけた運営からのラブコールを受けて3本目のthe pillowsセットリストで参加いただく。参加番号はNo.43（2016/5/3投稿）。最近はシャイニーカラーズに入れ込んでおり、またアイマスの他にもTokyo7thSistersに手を拡げたり、鉄道に関するツイートをしたり、自身でもオリジナル曲を上げていたりするなど(ニコニコ動画)非常に興味の幅が広い。先日一週間ほど北海道旅行を満喫しているらしきツイートがTLに流れてきて、筆者を羨ましがらせた。



　
左：スイッチバック選765MILLIONSTARS×the pillowsプレイリスト(Spotify)
右：スイッチバック選765MILLIONSTARS×the pillowsダイジェスト動画(ニコニコ動画)

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スイッチバック まずpillowsとの出会いはタイさんと全く一緒で、元々Mr.Childrenが好きで彼らのストレンジカメレオンが聴きたくてシンクロナイズドロッカーズからでした。

 　　タイ　　  おおう、まじっすか。

――― 結構（シンクロナイズド・ロッカーズの）影響力がデカい…！

スイッチバック でもってカバー聞いたならとりあえず原曲も聞かなあかんな、と思いFool on the planet（※5）を借りたものの、当時一切響かずw

※5 the pillows1枚目のベストアルバム。2001年2月7日リリース。キングレコードに移籍した94～01年の代表曲が多く収録されており、通称第二期の楽曲も2曲収録されている。

――― おおうｗ

　ハバネロP　 だいたいみんなFool on the planetから入る説。いまならOnce upon（※6）なんだろうけど。

※6 the pillows3枚目のベストアルバム「Once upon a time in the pillows」のこと。2009年6月3日リリース。後述の「Rock stock～」と合わせて発売された、99～06年のキングレコード時代の楽曲が収録されている。

スイッチバック いやーとりあえず自分が推すなら両方押し付けますね。

――― 両方ｗ

スイッチバック FoolとOnce uponで被らないんで。

 　　タイ　　  僕は確かフリクリのサントラvol.3（※7）から入りましたね…。

※7 2005年6月8日リリース。OVA『フリクリ』のサウンドトラックでありながら、全曲the pillowsのトラックで構成された事実上のベストアルバム。「ニコマスとP」記事内でタイさんが解説されているので参照されたい。

スイッチバック で、ちゃんと聞くようになったのがその2年後くらいにSKET DANCE（※8）の中でFunny Bunnyやってたじゃないですか。

※8 週刊少年ジャンプで2007年～2013年の足掛け6年にかけて連載された学園コメディ漫画（全33巻）。2011年にはアニメ化もされた。第6巻に収録されている第49話～第51話でスケット団がthe pillowsの「Funny Bunny」を学園祭でカヴァーする話が展開され、それまでthe pillowsを聞いたことが無かった若年層のファン獲得に大きく貢献した。

―――あー。

スイッチバック 「この曲確かiTunesに入ってたぞ」と思って一通り聞き直して「割といいじゃないか」となり今です。

　ハバネロP　 今なら間違いなく両方渡しますよねｗ スケットダンスの影響はでかそう。ツタヤで作者描き下ろしのジャケットでファニバニのレンタルやってたくらいだし。

スイッチバック 当時はMidnight downがお気に入りだった。　今じゃ同じツアーで4公演チケット取るまでのオタクになり申した……まぁ最終公演とったのに風邪引いて行けなかったんですけど。

 　　紅茶　　  それは凄い……

―――変わり方がすごい…ｗ

スイッチバック ミリオンはみなさまと同じく事前登録から。当時はモバに注力してたので無課金でやるつもりだったんですけどいつのまにかイベント走ったりまわしたりしてました。

―――結構事前登録からの方が多いですね…。

スイッチバック 朋花の鬼ヶ島イベント（※9）を最後に引退しちゃったのでそれまでのミリオンとTwitterで流れてくる情報くらいしか知らなくて……。ちゃんとやってた時は真壁Pと天空橋Pしてました。という訳で私からは以上です！

※9 gree版で1/29(木) 17:00 ～ 2/8(日) 23:59に開催されたイベント「鬼だらけ！アイドル節分パニック」のこと。（参考リンク：グリマス日和）



―――有難うございます！そうしましたら次、フランツさんお願い致します。

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・　フランツP　
　（Twitter：@franzfranzP）
　gree版ミリオンライブ終了記念で開催した「ミリオンセットリスト」第三期に、4本目のthe pillowsセットリストで参加いただく。参加番号はNo.57（2018/2/21投稿）。4本目が来たときにはそこまでピロウズの人気があるのかと筆者自身大変驚いたが、フランツPが二次創作活動でミリオンライブの短編SSを製作しており、過去には当企画参加よりもずっと以前からthe pillowsの楽曲をテーマにした作品を投稿していた経緯がある(pixiv)。カップリング創作にも力を入れており、SSを通して、みずあん、みずさよなどの普及活動に励んでいる。現在CPの片方が重い本を絶賛執筆中。

趣味全開のカードビジュアル、曲順、ガチライブセトリ構成だったりします。つむつむと歌織さんも足してあります#ミリオンセットリスト pic.twitter.com/hNKBTNKCWL

— フランツP (@franzfranzP) 2018年2月21日

　　　　
　
左：フランツP選765MILLION ALLSTARS×the pillowsプレイリスト(Spotify)
右：フランツP選765MILLION ALLSTARS×the pillowsダイジェスト動画(ニコニコ動画)

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　フランツP　
では、私から……
私もthe pillowsはスケットダンスでした。本誌でいい話だなー、くらいで、コミックスで見たら、実際に存在する曲ってことを知って、近所のレンタルＣＤでRock stock（※10）借りて聴いたのが最初ですね。

※10 the pillows4枚目のベスト・アルバム「Rock stock&too smoking the pillows」のこと。2009年6月3日リリース。前述の「Once upon～」と合わせて発売され、avex移籍後の楽曲、過去の楽曲の再録、キングレコード時代の代表曲が収録されている。

―――あ、あれ本誌でもやってたんですね…。てっきりアニメだけかと。

スイッチバック あ、自分も本誌の方でした。アニメ見てなかった……。

 　　紅茶　　  影響力絶大だなあスケダン。

　ハバネロP　 本誌立ち読みした時にめっちゃくちゃ動転したことを覚えています。「は？ピロウズ！！？？？しかもファニバニ！？？？」みたいな。

―――まさかジャンプでバンド名出てくるとは思わないよな…。

　フランツP　 その時２００９年でちょうど節目の年（※11）にハマり、雨上がりに見た幻がすごいいい！！でドハマりでしたね。

※11 2009年はthe pillows結成20周年の年であり、これを記念して初の武道館ライブが敢行された。なお今年2019年9月16日には結成30年を迎える。

―――当時のシングルだったんですね。

 　　紅茶　　  まさに節目の曲ですね。

スイッチバック 雨上がりはTSUTAYAレンタル限定シングルに入ってたアコースティック版が好きだったなぁ。

　フランツP　 ミリオンは、劇場版で初めてみました。アイマス自体、劇場版が製作されます！くらいの時にアニマスに出会ってハマりました。で、合宿の舞台が地元だったんですよ。

―――えーー！

スイッチバック 小浜の方でしたっけアレ。

　フランツP　 若狭ですね。それのお陰で、地元のちっさいアニメイトでイベントが開かれ、たくさんのＰが集まったの見て、これすげえな。ミリオンやってみようかな。で、始めました。

 　　紅茶　　  そういうきっかけはやはり強いなあと。

　フランツP　 丁度、PSL（※12）のときで、最初は杏奈目的でしたが、インザネ（※13）で今では真壁Ｐです。こんなところでしょうか。

※12 2014年5月28日に開始したgree版大型イベント「プラチナスターライブ」の略。CDシリーズ「LIVE THE@TER HARMONY」と連動してストーリーが展開された。（参考リンク：グリマスwiki ）
※13 真壁瑞希の2曲目ソロ楽曲「...In The Name Of。 ...LOVE?」の略称。「LIVE THE@TER HARMONY 02」収録。ミリシタには2018年9月29日にゲーム内実装された。


―――有難うございます…！ では最後、紅茶さんお願い致します。

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・  　　紅茶　　 　（Twitter：@monochromeclips）
　「ミリオンセットリスト」第三期中に、フランツPに続き5本目のthe pillowsセットリストで参加いただく。参加番号はNo.63（2018/3/16投稿）。自身で創作活動をしていないと謙遜こそするものの、日々のツイートから垣間見える音楽ジャンルの視聴範囲が新旧問わず非常に幅広く、フォロワーがその守備範囲に驚いている様子がみられたことがあった。the pillowsツアー『RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.2』仙台公演では職場のピロウズ仲間3名でまとまって有給を取り前入りし、初対面の筆者を驚かせた。

昨晩投げたthe pillowsです#ミリオンセットリスト pic.twitter.com/31vSGWtYsU

— 紅茶 (@monochromecrips) 2018年3月15日

　
　
左：紅茶選765MILLION ALLSTARS×the pillowsプレイリスト(Spotify)
右：紅茶選765MILLION ALLSTARS×the pillowsダイジェスト動画(ニコニコ動画)

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紅茶　　  先に行っておくと、私が一番色々浅いんですが……。 アイマス→the pillows→ミリオンの流れです。

――― アイマス→ というのは…？

 　　紅茶　　  まず、アイマスに触れたのがニコマス（※14）からでして……。

※14 ニコニコ動画上におけるアイドルマスターMADの総称。07年～09年頃はまだアイマス公式の展開が今ほど激しくなく、ユーザーがあの手この手で様々なジャンルのアイマスMADを投稿し、結果的にアイマスの人気の盛り上がりに貢献していた。

――― おお。

 　　紅茶　　  カクテル（※15）あたりから長いこと見る専続けていたので07年から触れてはいるのかな、くらいです。

※15 きつねP主催によるニコマスのイベント「im@s KAKU-tail Party」のこと。765アイドル13人とテーマがランダムに割り振られ、参加者はそれを元に2分以内の動画を作成して提出し、メドレー形式で公開するイベント。19年2月にはファミエリP主催の元、同ルールをミリオンライブのアイドル39人で実施する「KAKU-tailTHE@TER」が開催されており、偶然にもこの座談会から3名が参加している。

――― その時点で私より見る専歴が長い…！

 　　紅茶　　  ただ、ゲームやる時間は取れずまともに触れてませんでした。 で、the pillowsなんですがこちらはとある偶然がありまして……もともと何でもかんでも聴いていて気になる名前ではあったんですが、 NHKのとある介護番組だったかな？のOPで使われてたんですよね、ピロウズ。

――― "NHKの介護番組ってコレですね（Wikipedia - きらっといきる）。

 　　タイ　　  予想外すぎる出会いですね…。

 　　紅茶　　  それがNew Animalで……あ、これは聴こう、と。たしか2010年くらいです。 で、ベストから入りつつ動画漁ってました。 このへんとか。


the pillows神曲集　一番好きな曲が来たら即死　全５０曲 (ニコニコ動画 - sm7978107 投稿日2009/08/19）
「大量虐殺」「オーバーキル」等不穏なタグの並びが幅広い楽曲の支持を覗かせる。


 　　タイ　　  あーーこれ見てました＞動画

 　　紅茶　　  あとはMAD類ですね。 ミリオンは全然知らなくてムビマスも見るの迷ってたんですが、 LTP（※16）、LTH（※17）が合作もあって好きだったのとミリPから推されたのが重なりというところです。

※16 ミリオンライブのCDシリーズ第1弾「LIVE THE@TER PERFORMANCE」の通称。2013年4月24日～2014年4月30日の期間で全13枚がリリースされた。
※17 ミリオンライブのCDシリーズ第2弾「LIVE THE@TER HARMONY」の通称。前述のPSLとゲーム内連動しながら、2014年7月30日～2015年3月25日の期間で全10枚がリリースされた。

スイッチバック （自分がTwitterでハバネロさんフォローした頃がちょうどLTP合作（※18）の頃だった気がする）

※18 ミントガムP主催による、前述LTPの楽曲をメドレー形式にして作成されたニコマス合作『ミリオンライブ!1st anniv.stage』（sm22979796、sm22980203）および『ミリオンライブ!2nd st@ge MILLIONPIECE!』（sm24561543、sm24562455）のこと。ミリオンライブの入門用動画として薦めるPも多い。

 　　紅茶　　  ゲームに全然時間割けてないですが紗代子Pです。 ライブは4th（※19）1日目だけLV参加できました。長々すみません。

※19 2017年3月10～12日(3days)に日本武道館で開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!!」のこと。「THANK YOU!」の歌詞にある”ぶどーかん”でのライブが4年目にして実現することとなった。

――― いえいえ、皆様有難うございます！
今回不思議だったのが、参加アーティストが５人も被ることになるとは当初全く思っていなかったので、皆さんがピロウズを聴き始めた切っ掛けって一体どこら辺なんだろう？というのが凄く興味あり、最初の質問として訊かせて頂きました。　…こういっては何ですがthe pillows自体、中々メディア露出が多いように思えないバンドだったので…ｗ

 　　タイ　　  確かにあまり露出は多くないですね…ｗ

――― だからそもそも紅茶さんのテレビで引っかかったのは超レアケースというか…ｗ

 　　紅茶　　  チャンネル回してて引っかからなかったら出会ってません……ｗｗ

　ハバネロP　 永遠のブレイク寸前というキャッチコピーがあるくらいだから……ｗ

スイッチバック キャッチコピーと言っていいのかw

――― あとはお訊きした中で、改めてスケットダンスの影響力のデカさを思い知りました。

スイッチバック 女性とかもう少し下の世代だったらスティッチ（※20）ってのもあったかもですね。

※20 テレビ東京系列で放送されたディズニー製作のTVアニメ。シリーズ化されており、2009年10月13日～2010年6月29日の第2シリーズ（第37話 - 第39話、第42話 - 第45話）にて、the pillowsの「Rodeo star mate」が主題歌として使用された。

――― あー、成る程。

 　　紅茶　　  意外とFLCL入りの人が……？

――― そうですね、てっきりタイさんはフリクリからだとばかり。

　フランツP　 the pillowsからFLCL知りましたね。

――― 逆パターンでしたか。

 　　タイ　　  フリクリはピロウズから知りましたねーフリクリも好きになりましたが。

スイッチバック 自分も同じくですね。

 　　紅茶　　  上に同じです。

 　　タイ　　  （今度の映画のムビチケセットもう買ったし）

　ハバネロP　 けいおんから入ったって人はいないのだろうか……w さわちゃん先生の名前のネタ元だったりするんですが。

――― えっ。＞けいおん

スイッチバック Peeちゃんもいるよ！

 　　紅茶　　  BECKもそれ系のネタがあった気が。

　ハバネロP　 実はけいおん見始めたのが「山中さわ子」（※21）ってキャラがいるじゃねえか！と知ったのがきっかけというｗ

※21 the pillowsのフロントマンでありヴォーカル兼ギターの山中さわおのモジリ。なお「けいおん！」主人公の平沢唯は平沢進のモジリで、他登場人物も平沢進のバンドP-MODELメンバーのモジリ。

――― 　しかしすごいモジり方だなぁｗ

 　　紅茶　　  それは特殊かもしれないですねｗ

――― 個人的なことをお話させて頂くと、私も存在を知ったのはシンクロナイズド・ロッカーズだったのですが、ピロウズのオリジナル音源は実の所この企画で応募頂くまで触れる機会が無かったものですから。 なので色々と聴く切っ掛けを与えて頂いて、皆様には本当に感謝といいますか。

スイッチバック （探しづらい曲ばかり挙げてすみませんでした）

 　　タイ　　  同じく、手に入りづらい音源を使ってすいませんでした…ｗ

――― いえいえｗ 初期音源がガラッと音の感じが違かったので、驚きました。　パトリシアやTinyBoatのシングルバージョンとか、ちょっとネオアコというか渋谷系っぽい音な感じだったのでビックリして、普通に聞いてるとなかなか巡り合わないので興味深かったですｗ

 　　タイ　　  ざっくりと分けても第一期から第三期（※22）までありますしねー。 Tiny Boat辺りは第二期でしたね確か。

※22 the pillowsはバンド構成や楽曲の方向性から期に分けられ、89年～93年の結成から初代リーダー上田ケンジが脱退するまでの第一期、94年～96年の方向性を模索した第二期、96年～12年の第三期と言われている。なお現在は13年～の第四期（"末期"）。

スイッチバック 第2期のpillowsもいい曲色々揃ってるんですけどね……。

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朋花はアイドルとしてだけじゃなくて一人の少女として普通に接したいところもあって。

（スイッチバック）

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――― ということで、全員の馴れ初めをお聞きできた所で次の話題に行きたいと思うのですが、　（既にもう結構時間が経ってしまいましたが）、ちょうど全員の選曲リストをスイッチバックさんがリストにして下さったので、これをネタにしつつ、色々と選曲理由についてお聞きしてみたいなと。


　（Googleスプレッドシートリンク）


スイッチバック （スプレッドシートのクソ仕様回避のために各自が並べ替えするにはめんどくさい仕上がりになってますが御容赦を……）

――― COUNTでソートかけると選曲回数の多い曲からずらっと並べられるんですが、その中でも全員選曲している楽曲が４曲あって。

スイッチバック "RUSH"、"Funny Bunny"、"サードアイ"、"Comic Sonic"ですね。

――― ですね。その中でもRUSHとサードアイは誰一人として被っている人がいないということになっているのが面白いなぁと思ったのですが。

 　　タイ　　  おー本当ですね。

――― RUSH（※23）だとハバネロさんが桃子、タイさんが麗花、スイッチバックさんが朋花、フランツさんが支保、紅茶さんが瑞希と、 見事にバラバラで。　ちょっとここら辺の選曲理由を皆さんにお訊きしてみたいなと。


※23 1999年10月27日発売のthe pillows16thシングル。8thアルバム「HAPPY BIVOUAC」（1999年12月2日）に収録。

　ハバネロP　 このへんは歌詞のキーワードの拾い方の違い、のような気が。

 　　タイ　　  そうですねー。

スイッチバック RUSHは歌詞がメッセージ性強いので、各々のアイドルに対するメッセージをどう載せてるかの差だと思ってました。

――― 確かにどこをピックアップするかで見方が大分変わってきますね。

 　　タイ　　  僕は大サビの歌詞のメッセージにかなり寄せて選んでますね。

スイッチバック おー、そう考えると確かに麗花ですね。

　ハバネロP　 僕の場合は、周防桃子って「子供なのに大人にならなきゃいけなかった子」だと思っていて、そのへんの想いをラスサビに重ねた感じです。



 　　タイ　　  あー、なるほど。

――― 「大人になった悲しみに～」の部分ですか？＞大サビ

 　　タイ　　  「大人になった悲しみに／耐え切れず胸が痛くても／迷わないでまだ夢の途中」 の部分ですね

　ハバネロP　 そうですそうです。

――― なるほどー。

 　　紅茶　　  わかりますね。

スイッチバック 自分は大サビ以外で朋花当ててました。

――― 麗花さんの年齢（20歳）というのが、何というか捉えどころの無い感じなので。



　ハバネロP　 あー、確かに麗花さんは年齢的には大人だけど子供な部分多いから…ｗ

――― すげー分かるような一方で、麗花さん自身が大人になってるって自覚があるのか怪しい所があるので…ｗ

 　　タイ　　  そうですねー、僕は20歳って結構凄く微妙な年齢だと思ってて。

――― 大人になりきれないというか。

 　　タイ　　  区切り的にもお酒とかそういう法律的にもきちんとした年齢ではあるんですけど、精神はやはりどこか子供のままの部分があって、加えて麗花さん自身があのような性格なので、凄く会うんじゃないかなと思いました。

スイッチバック 自分は「まず彼女は大人になったことを悲しんでるかな？」って思っちゃうタイプですね。（麗花に対して）

――― 麗花さんを第三者の目線から見る風に考えると、そういう見方も有るなぁと。心配する眼差しが優しいといいますか。　…本人は多分ケロッとしてそうですけどｗ

 　　タイ　　  どうしても自由な面ばかり目に入ってしまうけど、本当はどうかな？っていう視点から考えた結果ですね。

 　　紅茶　　  なるほどなあ、と。

 　　タイ　　  でもまあ彼女は多分心の底からケロッとしてるかもしれませんｗ

――― 一方で朋花はサビ前の部分ですかね。

スイッチバック 「元通りのキミが見たい」も確かにありますね。

――― とするとまた違う部分？

スイッチバック 朋花はアイドルとしてだけじゃなくて一人の少女として普通に接したいところもあって、そう思うと大サビの「大人になった悲しみに」以外はほとんど当てはまるなって思ってて。



――― なるほど。

スイッチバック どんだけ孤独なんだろう？どんだけドアが閉ざされてるんだろう？したたかな動物にはどれくらい遭遇しただろう？とか。

――― 朋花に限らずミリオンのアイドル全体に言えることなんですけど、中でも朋花は未だに掴みきれない所があって。

スイッチバック 麗花とは別路線で全く掴めないですね。

――― そう、麗花さんと逆に、15歳だということを暫く掴みきれてなかったのでｗ

 　　紅茶　　  朋花のアイドルとしての姿と素の姿という軸はよくわかりますね。

　フランツP　 掴めないけど、掴まないと危ないような気がします。朋花は。

　ハバネロP　 見た目の穏やかさの中に猛獣を飼ってる気がしますね、朋花は。今回の企画、二回参加したけど二回ともそんな曲になってしまった。

スイッチバック 彼女の歩く道はどこにクレバスが隠れてるかわからない。

――― ようやく少しずつ分かりかけてる自分としては、やはり女の子として扱うのが良いのか悪いのか判断しかねる所があったり。

スイッチバック （そうか、猛獣感からCome on, ghostだったんですね）

――― Come On, Ghost＞朋花が上手く掴みきれてなかったのですが、そういう意図が。



　ハバネロP　 仮面を被ってるアイドルって、まつりと朋花、千鶴さんの三人がたぶん強いと思うんですけど、朋花が一番仮面の下凶暴そうなイメージあるんですよねｗ

スイッチバック それはちょっとわかるw

 　　紅茶　　  私は強かさも制御下に置いた優しさのイメージでした。

――― 個人的に子豚ちゃんへの慈愛とPへの威圧感とが両極端なので、ものすごく捉え辛いイメージがあります。 選曲意図も言われてようやく気づいたというかｗ　　―そして志保と瑞希のRUSHですが、やっぱり「最後に笑った記憶～」の歌詞の部分でしょうか。

　フランツP　 志保ですが、１人で生きていこうとする、先んじて進んで傷つこうとする彼女を呼び止めたいがための選曲です。



　ハバネロP　 （わかる）

 　　紅茶　　  これはもうね

 　　タイ　　  あーー確かに

スイッチバック なーるほど

 　　紅茶　　  瑞希について、というか私の選曲全体に散見されるんですが、　その子を体現した曲、から その子ならこの歌に託されたストーリーを歌いこなせるという思いで渡した という部分があります。



――― あー、メッセージというよりかは演じる側としての選曲という。

 　　紅茶　　  歌詞を渡して読んでもらって、君の思いを届けてくれと言ったときにどうなるか、というか。 ですのでわりと厳しめだったり正反対じゃないの？という選曲もあったりします(RUSHは君ならわかるでしょ？というところが大きい)

　ハバネロP　 なるほど、私は各アイドルに伝えたいことを込めたのと、各アイドルの在り方を体現したのが半々ですね。

　フランツP　 歌わせたいか、聴かせたいかで大分印象変わりますね。

スイッチバック 紅茶さんの選曲は貴音のSkeleton Liarくらいしかわからなくて色々と不思議だったんですがなんとなく納得しました。

 　　紅茶　　  判り易いところでいうと(先走って恐縮ですが)翼に日々のうたが一番それですね。

――― 結構そのスタンスも選者によって大きく異なるのがこの企画の面白いところで。

 　　タイ　　  僕はそのアイドルを表した曲、という選曲理由が多いですね。 なるほど。

スイッチバック たぶん紅茶さん以外はそのスタンスの方が多そうな。

 　　紅茶　　  皆さんまさにそのアイドルという曲を選んでいる印象だったので、敢えてそこを考えてみたら見事に浮きましたｗ

――― the pillowsではない他テーマの企画参加者の方で、声質からカヴァーさせると合うだろうっていう理由で選曲してくれた方もいたり。

　フランツP　 私は、これ聴かせたら「これのここいいですね」って言ってくれそうって理由です。聴かせたいです

スイッチバック あーーーー翼に「プロポーズ」（※フランツP選曲）今めっちゃしっくり来ました！！

　ハバネロP　 なるほど。自分はMAD作るときでもイメージソング的に選んじゃうので、そのくせがもろに出てますねｗ

 　　紅茶　　  それもあって今回の座談会正直かなり緊張してました……ｗ

――― 意図しなかったとはいえ緊張させてしまい申し訳ないですｗ

　フランツP　 プロポーズは、えーなにこれー？変なの。でも、可愛い歌ですね～って言ってくれたら嬉しい。

――― 何というか、一番そのセトリの意味を100%汲み取れるのってやっぱり本人で、だから組んでもらったセトリを一番楽しめるのも本人だとは思うんですけど、ただそのセトリの意図を汲み取ろうとして見えた時の面白さっていうのも確かにあるので、今回それがはっきり訊けて良かったですｗ

　ハバネロP　 そう考えると百合子のバビロン天使の詩（※紅茶さん選曲）もすごい分かる気が……。ぜったいCメロからラスサビあたりに共感するものあいつｗ

 　　紅茶　　  そこなんですよ！

――― あーーーーー ＞百合子×バビロン天使の詩　 （遅い）

 　　紅茶　　  ある曲を歌わせたいと考えるとやっぱり、 そこに共感できる子(ひねくれるとそこを考えてほしい、彼女がそれを歌うことで聴く人が何か感じるものがあったらいい組み合わせ)をあてたいな、という思いが強くありました。

　フランツP　 百合子なら、バビロンのＭＶ（※24）に無駄な考察付けてきそうですね。


※24 10thアルバム「Thank you, my twilight」（2002年10月23日）収録曲。話題に上がった何とも言えないMVの雰囲気を感じて頂きたい。

 　　紅茶　　  ありそうｗ バビロンは自分の一番好きな曲ですから上手くハマって凄く嬉しかった覚えがあります。

――― そのアイドルのイメージと、そのアイドルに歌わせるのとでこうも変わるものかと。

 　　タイ　　  自分と違う選曲理由のセトリ見るのめちゃくちゃ楽しいですね…。

 　　紅茶　　  このあたりの方針を文章化するタイミング逃したので、この機会が非常に有難かったりして……

――― いや、お呼びした甲斐がありましたｗ　―そして他の曲に移ると、「サードアイ」（※25）は響、百合子、亜利沙、杏奈、歌織と、これまたバラけてますが。


※25 2005年11月23日発売のthe pillows23rdシングル。13thアルバム「MY FOOT」（2006年1月12日発売）に収録。

　ハバネロP　 これもまた見事にバラバラだｗ なんとなく、別の場所を選ばたけどアイドルっていう立場への憧れとか感情が強いキャラ、という感じがしないではないですが。

――― これ結構、元の曲の歌詞が抽象的というか捉えきれていない所があるので、できればぜひお聞きしたいなと。

スイッチバック え、これ私なんも考えてないです



スイッチバック 亜利沙、3つ目の目ありそうじゃないですか？

 　　タイ　　  ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

――― ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

　ハバネロP　 カメラのレンズの暗喩かな？ｗ

スイッチバック あ、それもアリだw

 　　紅茶　　  これは真ん中三人飛び出していく系のキャラがだなあ、という印象……とかまじめに考えて損したｗｗ

スイッチバック あとは自分はリストの組み方として彼女らが出てくるライブのイメージで組んでたので、亜利沙には序盤でこういうドカーンとした曲をやってもらって盛り上げてもらおうって。

――― スイッチバックさんと紅茶さんは曲間も考慮して組んで頂きましたね。

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三番目の目がありそうな松田 pic.twitter.com/mzntMKCJYl

— フランツP (@franzfranzP) 2018年5月5日

（※26）

ほらやっぱり亜利沙には三番目の目ありそうじゃないか！！

— スイッチバック (@switchback_sus4) 2018年5月5日

※26 グリマスのガシャイベント、サイキックヒーローズガシャ(2017年5月25日~5月31日)でのSRイラスト。なおスイッチバックさんがセットリストを投稿したのが2016年5月3日なので、完全に後付の偶然。

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　ハバネロP　 僕の場合、響にしたの実はSPの影響がかなり強くて。961プロやめた後で765プロに来るまでの空白期間をイメージした選曲です。「空席はいつだって僕らを待ってる」とか「眩しい世界の扉が開いた」とか。



 　　タイ　　  おー。

――― うわーそれすごく良い＞響

　ハバネロP　 （実は貴音もそうなんだけど、これはまた後で）

 　　紅茶　　  あーなるほど！SPかー

スイッチバック 「何にも持ってない掌だけヒリヒリ痛い熱を覚えた」とかもSPっぽいですね。いいなぁ確かに

――― （選曲理由に）幅がありすぎるｗｗ

 　　タイ　　  僕は「眩しい世界の扉が開いた／もう一度何かを始められそうなんだ」で百合子を選びましたね。



　ハバネロP　 それもすごい分かる…＜百合子

 　　紅茶　　  これはわかる

　フランツP　 杏奈は、オフの状態から本番のステージに行くまでのレッスンとかの過程から、ラスサビで一気に覚醒してオンの状態になる！って感じです。



スイッチバック （杏奈も3番目の目ありそうだなって思って見てました）

　ハバネロP　 これもわかる。「飛び込んでみた海の底で～」っていうのはオフ杏奈ですよね。

――― どうしよう、それぞれの解釈の違いがすごい面白い。

スイッチバック 全曲なぞりたくなりますねこれは。

――― ちょっと時間が足りなさすぎますね…。

 　　紅茶　　  歌織さんはイラスト企画上ex枠にしてますが、選曲理由はかつていた所から新たなところへと踏み出していった歌織さんなら、前を向く力強さと怖さ、優しさを織り交ぜて歌えそうだなと思ったからですね。

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琴葉に起きた色々なことを切り離せなかった部分もあって、それも含めて「君の夢がかなうのは 誰かのおかげじゃないぜ」 と歌って欲しかった

（紅茶）

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――― というか、気づいたらもうそろそろ3時間経ちそうな感じですが、皆様時間大丈夫でしょうか？

 　　紅茶　　  ルーム閉じるまでいる予定ですよー

 　　タイ　　  時間は大丈夫ですよー

　ハバネロP　 僕も大丈夫です。明日は予定ないので！

スイッチバック 明日朝早いですけどどうにか頑張るので大丈夫です

スイッチバック　（これを逃してなるものか、の気持ちの方が強いです）

 　　紅茶　　  (わかります)

　フランツP　 途中、少し退出したのちに、戻ってくるかと思います

――― 皆さま有難うございます！連休中ではありますが折角の機会ですので、明日の予定に無理の無い範囲でお付き合い頂ければと。

スイッチバック ではしきりなおして、ですかね？

――― ですね、申し訳ありません。

スイッチバック 他の2曲はいかがしましょう？

――― 時間が増えましたし、サクサクと触れていきましょうか。
まずFunny Bunny（※27）はピロウズを語る上で外せないとは思うのですが。 いい歌詞ですよね・・・というかこれはもうフランツさんも触れてましたけど、みんなに似合う曲というか。


※27 8thアルバム「HAPPY BIVOUAC」（1999年12月2日）収録曲。『フリクリ』や『SKET DANCE』で使用された曲だが、元はシングル曲ではなかった。

Funny Bunny　永吉昴
これもみんなに似合う曲
女の子らしさ、まだ慣れない衣装。似合ってるよ、なんて言えば恥ずかしいとか言うんだろな。うん、君はアイドルだよ

目に浮かぶ照れた後ろ姿に会いたいな

— フランツP (@franzfranzP) 2018年3月22日

 　　タイ　　  この曲は歌詞が印象的なので、どのアイドルに当てるかってのが悩みましたね。

　ハバネロP　 「愚直に夢に向かって進んでいく人」の歌だと思ったので、一切迷いなく紗代子でした。このセトリの中で最初期に決まってた組み合わせまであります。



――― すごくメッセージ力の強い曲なので、これはもう選者が個人的にどのアイドルへ送りたいかなのかなぁと。

スイッチバック なんとなく「一歩一歩着実に積み上げていこう」というイメージが強くて、それに一番合うのが昴でした。



　フランツP　 「目に浮かぶ照れた後ろ姿」に一番会いたいのが昴でした。



――― 同じ昴でもまた微妙にニュアンスが異なるｗ

スイッチバック 昴の照れ顔めっちゃ合いますね。

 　　タイ　　  僕は「泣きながらも前を向いて進んでいく曲」だと考えてる所もあるので可憐でしたね。



――― 紅茶さんの琴葉は、先程の観点からの選曲になるのかな。

 　　紅茶　　  これは琴葉に起きた色々なこと（※28）を切り離せなかった部分もあって、それも含めて「君の夢がかなうのは 誰かのおかげじゃないぜ」 と歌って欲しかった(そしてその言葉を届けたかった)というちょっと反則も含むやつで……。

※28 2016年9月に琴葉のCVを担当している種田梨沙さんが病気療養のため活動を休止することが発表され、それ以降グリマスでは琴葉の新カードはリリースされるもののボイス無し、キャスト投票企画で出演が確定していたTHE@TER ACTIVITIES 03でも交代せざるを得なくなる（2位の可奈が繰上げ当選）ような状況となる。復帰の目処が立たないことから他作品では代役を立てるなどの措置が取られる中、ミリオンでは回復を待つという運営方針が取られることとなる。2017年8月4日に種田さんが徐々に仕事を再開する旨をアナウンスした後、ミリシタでは2018年2月8日に琴葉が劇場に復帰。その日のミリシタ課題曲が全員「Blue Symphony」(琴葉参加のLTPユニット曲)固定となるような措置が取られた。



――― あ、やばいやつだ。

 　　紅茶　　  かなり即決枠です。

　フランツP　 自然と朝焼けのクレッシェンドがフラッシュバックしました。

スイッチバック あ、やっぱりそれありましたか。

――― 最初にこの企画呼びかけたのが3rdツアーのタイミングだったので、当時は全然こうなるとは予期すらしなかったんですよね。

 　　紅茶　　  そうですよね。

――― 時間の経つのも早いんですが、それ以上に琴葉の立ち位置がずいぶん変わったなあと。

 　　タイ　　  僕は第一回の時に選曲したんですけど、今選曲しろって言われたら多分僕も切り離せないと思います。

――― やっぱり。 今こうやって当たり前の日常に戻ってくれたのが本当に感無量な所があります。 曲が変わりますが、フランツさんの琴葉トリの選曲もクるものがあるなぁと。

　フランツP　 琴葉には、強い思いでもってノーサレンダーを選んでしまいましたよ。



――― ちなみに、Funny BunnyはHAPPY BIVOUAC版とRock Stock Versionとありますが、（動画で全部HAPPY BIVOUAC版で作ってしまいましたが）皆さんの好み的にはどちらなのか…。

 　　紅茶　　  前者です

　ハバネロP　 僕も前者ですね。どうしても最初に聞いたやつで馴染んでしまうので、新録は逆になんか違和感がｗ

スイッチバック 自分は原曲の方です。リメイク版は昴にはソリッドすぎるかなーと。

 　　タイ　　  前者です

　フランツP　 聴かせるなら前者で、歌わせるなら後者です。

――― 皆さん前者ですね…ありがとうございます、ホッとしましたｗ
（ふと今Rock Stock Versionを鳴らして「ELLEGARDENのカヴァーこっち元にしてるのか…」と今更気付いたもので）

スイッチバック （いや、アレはたぶんピロウズ側が真似してるんじゃなかろか）

――― （あ、そっちなのか）

 　　紅茶　　  カバーでサビの位置に驚いてたのが懐かしい……ｗ

スイッチバック 一番最初の公式バンドスコアで「エルレの方が簡単で盛り上がるよな」ってコメント見た気がする。

――― 本人達がですか？ｗ

スイッチバック はい。今手元にないので正確なことは言えないんですが……。

――― 自分が最初に聞いたのがELLEカヴァーなのでホッとしました。最初に見たものを親と思うといいますかｗ …そして件のSKET DANCEアニメ主題歌タイアップでもある「Comic Sonic」（※29）ですが、昴、育、未来、亜美と。また偶々スイッチバックさんとフランツさんで（未来が）被ってる。


※29 2011年6月8日発売のthe pillows33rdシングル。アニメ『SKET DANCE』ED曲。18thアルバム「TRIAL」（2012年1月18日発売）に収録。

スイッチバック センターとしての期待と爆発力ですね。



　フランツP　 アイドルの仕事において挫折感がない。言っちゃうと悩んでなさそうで、見てるものに眩しさを感じているのが、未来だよなーってイメージです。



――― これイラスト選んでいる時に、ハバネロさん（昴）とタイさん（育）は飛び込み台のカード絵から来てるのかなと思ったんですが、実際の所どうなんでしょう？



　ハバネロP　 それもあるんですけど、もう一つ、水着でステージ裏に隠れてもじもじしてるやつがあるじゃないですか。そのイメージです＜昴くん

――― なるほどー。

　ハバネロP　 あとは、親に言われてアイドル始めたけど、自分らしさとかアイドルとしての目標とか見つけていく過程がそれっぽいなーと。

 　　タイ　　  育は飛び込み台のカード絵のイメージで選びましたね。



――― おお、合ってたｗ

 　　タイ　　  「夢を見るって不思議だな／叶う前から煌いて」っていうフレーズが凄く好きで、そういうキラキラした展望に合うのって育だなと思ったので選びましたね。

――― 未来はやはりそういう爆発力とか挫折感のなさとか、そっちになりますよね。曲の陰りの無さがよく映えるというか。

　ハバネロP　 僕はそこをNew Animalに振った感じですね。「触れたら無くなりそうな夢を見て それでも手を伸ばし続けてる」



 　　紅茶　　  私は亜美真美が一人ずつ自立していき今を楽しんで生きているというところを踏まえて、やっぱり亜美に明るさに落ち着く曲をあてたかったというところです。



――― こうなんというか、ミリオンの子達の中にASの子が混じっていると安心するｗ

　フランツP　 一瞬退出して、戻ります

――― 了解しましたー。お気をつけて

 　　紅茶　　  亜美と真美のどっちにどういう曲を振るかに関しては、姉妹関係とミリオンだとLTPの曲の存在で迷ったんですがこうなりました。

――― 亜美と真美は皆さん一番選曲でどう差別化するか困る部分かとは思うのですがｗ

　ハバネロP　 亜美真美、常に僕は真美にちょっとだけ陰を割り振って、亜美が陽100％になりがちです。

 　　紅茶　　  私もそれです。

スイッチバック あ、その思考回路はちょっとだけわかる。今回は全然その考えから外しましたけど。

――― 真美がノンフィクションで、亜美がターミナル・ヘヴンズ・ロック。




スイッチバック 今回の双子は完全にアジテーター。

 　　紅茶　　  進行に味のある二曲ですね。

スイッチバック ノンフィクションのライブ映像って見たことあります？

――― いや、まだ観たことないです。

スイッチバック 2番のブレイクでさわおが世間話するんですけど、アレを真美にやってもらいたくて。

――― そんなことをｗ

 　　紅茶　　  そんなことするんですか！(見たことない)

スイッチバック あとはイントロの「タンタンタン」というスネアがライブの始まりっていうスカし具合が真美っぽい。

――― イントロここか（今聴いてる）

　フランツP　 山中母の話すごい好き

 　　タイ　　  https://youtu.be/c-Ci4xxT5jY?t=1m35s



――― （動画を見て）曲やってないじゃん！！

 　　紅茶　　  これはｗｗｗｗｗｗｗ

――― なんだこれｗｗｗ

スイッチバック これ真美にやらせたくないですか？？？

――― 聞きたいやらせたい

 　　紅茶　　  絶対……面白い……ｗｗｗ

スイッチバック 『僕の時計は916で時を刻むのをやめてしまった！』 が好き。

 　　タイ　　  あーあれですねｗ＞時計

 　　紅茶　　  https://www.youtube.com/watch?v=DvC0A5aFJQM=1m50s



――― 真美「これは、ノンフィクションです」（ドヤ顔

　ハバネロP　 これがノンフィクションですは何回聞いても草。

スイッチバック んでターミナルヘヴンズロックはもっと単純で、イントロのタイトルコールして欲しかったからです。

 　　紅茶　　  あーーーーーーなるほど！！

スイッチバック 死ぬほど巻き舌してくれそう。

――― 亜美真美はライブの悪ふざけ絶対楽しいからなぁ。

スイッチバック たぶんどっちがどっちでも大丈夫なんですけど、亜美のトークのまとめ力が期待薄かったので真美にしたんじゃないかと思います。

――― ぼんやりとそこまで考えている。

　フランツP　 ターミナルはイントロのベースが如何にも企ててる音してていいですよね。

スイッチバック そうそうそう。

――― お、おかえりなさい。

 　　紅茶　　  おかえりなさいー。

　フランツP　 戻ってましたー。

スイッチバック （山中母のところからいらっしゃいましたよね）

 　　紅茶　　  見逃していた……。

――― あ、ホントだ すみませんｗ

スイッチバック あとターミナルは「カーテンコールプリーズ」でコールの掛け合いできるんで普通にアイドルライブでやってもたぶん楽しい。

――― hu hu huhu hu の所ですね。

スイッチバック なので、アジテーターとして仕上げると決めたらこの二人は悩まなかったです。

――― MCの仕掛けを知るとまたセトリ位置の狙いが分かって面白いですね。開幕MCからのノンフィクション…ｗ　

スイッチバック たぶん「なんやねんおまえら！」感を亜美真美に対して持ちすぎているのかもしれないw

――― ところで紅茶さんは真美にSick Vibrationで、これまたレアな所から選曲されてきたなという感じですけれども。

 　　紅茶　　  これはまあ、歌詞は拭い去れない孤独が静かに絶え間なく……な曲なんですが、曲調のどこかあっけらかんとした明るさを感じるのでちょうど合うなあ、と。

――― 歌詞だけ見るとやけに物哀しい感じですね。

 　　紅茶　　  さっきの亜美真美の話をベースに、少し寂しさ側にも振った形です。 これもまた、消化できていると捉えたうえで歌ってみてほしかった感じですね。

――― なるほど、基本歌詞よりも曲が入ってくるタイプなので、あまりに印象と違ってて驚きました。

スイッチバック pillowsは音と歌詞ずらしてる曲が結構多いんですよ。

 　　紅茶　　  "確かめに行こう"とか。

　ハバネロP　 アナザーモーニングとかあんな明るいのにサビで「どんなに寂しくても誰も迎えに来ないよ」とかしれっと絶望感マシマシですからね……ｗ

スイッチバック アナザーモーニングはBOOTLEG版のアンマッチさが物凄いので逆にオススメできる。



　ハバネロP　 なんじゃこりゃｗ

 　　紅茶　　  これまたなんというか……ｗｗ

――― 第一期の音源か…？

スイッチバック 第2期時代に作ってたデモテープ集に入ってたやつです。25周年のdo you remember the 2nd movement?で物販としてでたやつ。

 　　タイ　　  BOOTLEG音源（と言ってもリリースは最近だけど）めちゃくちゃ面白いですよ。

――― 音が軽いなぁｗ

スイッチバック 今でも買えるんで試してみるといいですw
（リンク　-　BUSTERS SHOP　「BOOTLEG THE PILLOWS 1992-1993」 CD）

――― 今のバージョンが成るべくして成ったのが分かるけど、すごく面白いｗ

スイッチバック （春香にこのバージョン渡したら絶対怒られるな……）

　フランツP　 (まだ、デモ段階なんだけど……って聴かせても引かれてしまう)

――― 歌詞も重いし…。

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結局トップアイドルになれなかった世界線の雪歩、ってイメージなんですよね。それでもプロデューサーはそばにいる、という

（ハバネロP）

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――― ところで話変わって、逆に重複の無い曲になるのですが、皆さんそれぞれ被りなしというか、一曲だけ選曲している曲が結構あって。ハバネロさん10曲、タイさん9曲、スイッチバックさん15曲、フランツさん6曲、紅茶さん14曲。―それぞれを全部合わせただけで54曲。

　ハバネロP　 バラッバラだ……ｗ

スイッチバック 「あ、この曲被らなかったんだ」ってものから「こりゃ被らないよな」ってものまで。

 　　タイ　　  曲数が多いのもあるとは思いますけどかなりバラバラですね…ｗ

――― このエクセルに含まれた曲だけで総計110もの楽曲が選曲されていると考えると、すごいものがあります。

 　　紅茶　　  ラスト選曲者ですが、結構意外なところが残ってるなという印象はありましたね。それでも単独多いですが。あるいは避けたか。

――― 選曲の時、皆さん他のセトリは見ないで選ばれましたか？

 　　タイ　　  僕の時はハバネロPが先に出されてたんですけど、見ないで選曲しましたね。

――― 見ないで選曲して結構被るっていうのが面白いなぁと。

　ハバネロP　 タイさんとは三曲ぐらい被ってましたよね確かｗ

スイッチバック 自分はハバネロさんだけ見てました。

　フランツP　 元々、この企画のファンだったんで少なからず影響はありました。

　ハバネロP　 私一番槍だったんですけど、ここかぶんないか―まじかーって思ったのはインスタントミュージック。



――― 美奈子のインスタントミュージックは分かりやすかったですね。なので（被りなしは）意外というか。

　ハバネロP　 お前らうまいもん食えよ！っていう感じで…ｗ ＜美奈子のインスタントミュージック

スイッチバック あ、そういう！？

 　　紅茶　　  全員の曲とアイドル確認したんで組み合わせ被りはライドンぐらいな筈……？

スイッチバック インスタントミュージックは曲のメッセージが自分の中で強くて選べなかった。

 　　タイ　　  亜利沙、翼、歩でハバネロPと被ってましたね。

　ハバネロP　 亜利沙で都会のアリスはかぶると思ってなかった……ｗ 逆に言うと翼と歩はストレートど真ん中のチョイスだから納得感はあったんですけどね。



スイッチバック 亜利沙で都会のアリス選んだ理由ってなんです？名前の語感？

――― 自分もてっきり語感かと。

　ハバネロP　 Aメロの歌詞が、事務所のメンツ撮ってまわってる亜利沙っぽいなって。あとはタイトルで都会のアリサって感じに……ｗ

 　　タイ　　  自分は、語感もありますけど「キミを前に運ぶのは／キミの足だけさ」っていうので自分の直感に正直な亜利沙っぽいなーと思いました。あとは音像がかなり変な感じなので、合いそうだなーっていう。

　ハバネロP　 極彩色の森＝ロコ、 凶暴なクラクション＝のり子、 ヒョウ柄の孔雀＝恵美、 武装したハリネズミ＝紗代子、 シェパード＝星梨花、 ミツバチ＝育ちゃん、 ドラキュラ＝可憐etc、 白雪姫＝雪歩、 って感じで。

――― 765プロは魔境か何かかｗ

スイッチバック えっ、違うんですか？(すっとぼけ)

　ハバネロP　 あとはタイさんと同じｗ

 　　紅茶　　  ハバネロさん選曲だとプライベート・キングダムが被ってないのは意外でしたねー。

　ハバネロP　 プライベート・キングダム百合子か杏奈で絶対誰か選ぶだろうと思っていた。

――― 自分の直感に正直、っていう話を聞くと、もうちょっと違うカード絵がよかったかなーと今更ながらにｗ

　ハバネロP　 というか僕Wake Up（※30）の曲好きすぎない…？っていうｗ

※30 14thアルバム「Wake up! Wake up! Wake up!」（2007年5月2日発売）のこと。

――― Wake Upから5曲選んでますね。

 　　紅茶　　  確かにｗ

スイッチバック 自分Wake Up滅多に聞かないんで取りまとめしてて「みんな案外Wake up好きなんだなぁ」って思ってました。

 　　紅茶　　  他の人わりと明るい歌詞の曲選んでるなあという印象でした。

――― 初出CDでソートすると分布が見えますが、結構ぱっと見年代まんべんなく選曲されてるように見えますね。

　ハバネロP　 僕もセトリ見てびっくりしました。アルバムとしては間違いなくLittle Busters（※31）かMY FOOT（※32）が一番好きなんだけどなあ……とｗ

※31 6thアルバム「LITTLE BUSTERS」（1998年2月21日発売）。
※32 13thアルバム「MY FOOT」（2006年1月12日発売）。

スイッチバック 「昇らない太陽」とか入れたかったんですけどどうしても合う子がいなくて……。

　ハバネロP　 Beyond the moon（貴音）も直球で選んだつもりだったからかぶらなくて驚き。



スイッチバック そこ悩んだんですよね。

 　　タイ　　  貴音でBeyond the moonはAS含んでの選曲だったら入れてましたね。

　ハバネロP　 この曲に貴音はいろいろ解釈ができて面白いなーって思いながら選びました。貴音に憧れる誰かの想いとしても、故郷＝月に焦がれる貴音自身の感情としても読めるので。

スイッチバック 「貴音で月の裏側は安易すぎる？でもなーー合ってるもんなー」って思ってからのさらに悲壮感増してLast Holiday。

　ハバネロP　 Last Holidayは百合子の候補曲でした。

 　　紅茶　　  貴音さんは滅茶苦茶迷った……末のあれ。



スイッチバック Beyond the moonはイントロがまたそれっぽいんですよね。

　フランツP　 私もAS入れてないんですけど、貴音なら屋上に上ってですかね。

　ハバネロP　 屋上に上って、わかる……なんか悲壮感を背負わせてしまいたくなるんですよね…。

　ハバネロP　 実はBlack Sheepとかも考えたりしてました。

スイッチバック 屋上に昇って、実は2期の曲なんですよね。

 　　紅茶　　  屋上に昇って、いいですよねえ。

――― 貴音はマイナー調の曲が良く似合う。

 　　紅茶　　  Skeleton Liarを合わせるのはできなくもなかったんだけど、歌ってるところが想像できなかったせいでかなり迷った。叫ぶのか……という。

　ハバネロP　 Skeleton Liar、やるなら自分は志保に持っていってしまいそう。

 　　紅茶　　  ああ、なるほど……志保はわかるなあ。最終的には静かなアレンジもありかな、と思って落ち着きました。

――― 歌詞の現実感無い感じとか見ると、貴音上手く歌えそうな感じするんですけどね。

スイッチバック 被ると思ってたシリーズだと、ムーンダストの「メッセージ」はもう少し被ると思ってました。　「心の声は無口にならない」「心の声に耳は塞げない」辺りで何人かいけるかな、と。



 　　タイ　　  あーメッセージも良いですね。

　ハバネロP　 僕が選ぶなら瑞希かなあ。

――― 可奈で選ばれてますけど、表見てみると誰とも被っていないという。

スイッチバック 自分はその歌詞の部分で「もっと伸び伸び歌ってほしい」の意味で可奈に持って行きましたけど、フランツさんの「Lemon Drops」も同じ方向性だなぁと思った。どっちかというと聴きたいって方か。



 　　紅茶　　  メッセージ、好きな曲ですー。キミだけの歌ってなると、可奈だなあ。

 　　タイ　　  Lemon Dropsも選びたかったんですよね、選ぶならジュリアですかね。

　ハバネロP　 Lemon Dropsもめちゃくちゃ好きな曲なんですけど、「あ、これは多田李衣菜か伊瀬谷四季」ってなってしまったのでｗ なんというか、もっと純粋にロックたのしー！！って言えるキャラ向きだなって。

――― 他事務所も含めると可能性は無限大ですよねｗ

　フランツP　 Lemon Dropsは聴かせてくれ！の一言に尽きます。

スイッチバック あと絶対雪歩でMr.Droopyは被ると思ってたのに全然被んなくてビックリしたんですよね。

 　　タイ　　  雪歩でMr.Droopyは、以前その組み合わせでMADを作ってる人がいたので無意識に避けてましたね…ｗ

　ハバネロP　 それはあるｗ ＜避けてた

スイッチバック そこかーーー（見てないから）


【アイドルマスター】伊織・雪歩・やよい Mr.Droopy【the pillows】 / セプタムP (ニコニコ動画 - sm14355644 投稿日2011/05/05）。
軽快なシンクロ動画に定評のあるセプタムPによる、雪歩・やよい・伊織のトリオ動画。イメージレスポンスも作成されている

　ハバネロP　 僕の雪歩のFLAG STARは動画作ろうと思って作れなかったやつなんですよね…。

――― あーー。

 　　紅茶　　  なにそれ見たい……って言っていいのか。

――― FLAG STARも結構物悲しい終わり方ですよね…。

スイッチバック すごいドラマチックなんですよね。

　ハバネロP　 09年の雪歩誕、オンリーロンリーグローリーと迷ってけっきょくバンプの方で作った、という。

――― そんな昔から…。

　ハバネロP　 結局トップアイドルになれなかった世界線の雪歩、ってイメージなんですよね。それでもプロデューサーはそばにいる、という。



――― あーーーー、なるほど。

　フランツP　 ジンと来ますねー。

――― 救い無い歌詞に見えて「これ雪歩に…？」って思っていたんですけど、そういう世界線のIFだと聞いて合点いきました。 昔だとそういう複数の世界線（※33）があって当たり前でしたね…すっかり忘れていた。

※33 現在のアイマスの終わりがないプロデュースとは異なり、アーケード版ないしXbox360版(無印)のアイドルマスターでは1回こっきりのプロデュースとなり、期限が過ぎればそのアイドルの活動は終了し、プロデュースの成否に関わらず二度と会えなくなるという仕様になっていた。

　ハバネロP　 もう今だと絶対できないやつですわ……ｗ

――― ですねー…ｗ

 　　紅茶　　  なるほど、確かにそれはなあ……。

　ハバネロP　 なまじASの子たちは付き合いが長いぶん、過去のイメージを引きずりがち。

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これ、あのアイドル好きそうとか考えたり、創作のネタにしてるので楽しいですね

（フランツP）

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――― ということで、どんどん話が膨らんでいっているんですが、だんだん広がり過ぎてこのまま収拾がつかなくなってしまいそうなのでw、皆さんピロウズの曲で各々一曲だけ選ぶ！としたら、どの曲になりますか？

 　　タイ　　  Thank you, my twilightですかねー。一番好きなアルバムで一番好きなタイトルトラックなので思い入れがあります。

――― あれ、タイさん選んでない曲…。　思い入れが強すぎるという感じでしょうか？

 　　タイ　　  アイドルが思い浮かばなかったってのと、思い入れが強すぎるってのがあります。

――― なるほどー。

 　　タイ　　  他の方はどの曲ですかね？

スイッチバック 自分はその時その時で好きな曲ってコロコロ変わるんですけど、根源はたぶん「About A Rock’n’Roll Band」になるんじゃないかと。

 　　紅茶　　  私はさっきちょっと触れましたが『バビロン 天使の詩』ですね。

　ハバネロP　 一つに選ぶのは難しいですが、やっぱり「アナザーモーニング」なのかなあと。

　フランツP　 No Surrenderですかね。

――― About A Rock’n’Roll Bandも選んでない曲…というか選曲自体が無いですね…。

スイッチバック ジュリアで誰か出して来るだろうと思って下げたら誰も出さなかったパターンですね。

　ハバネロP　 About A Rock'n Roll Bandは誰かに合わせる曲じゃなくて、ピロウズってバンドのための曲だろ……って思ってしまって選べなかったですね。

スイッチバック それもある。

 　　紅茶　　  その考えはかなりの曲で迷いました。

 　　タイ　　  どっちも思い入れがありすぎて選べなかった曲結構ありましたね…。

――― 110曲選ばれていてもまだまだ選ばれていない良曲の数々。

　フランツP　 バンドの転機になったような曲は選べなかったですね。

 　　紅茶　　  フランツさん仰ってましたが、少なくともPlease, Mr. Lostmanと1989は多分そういうことなんだろうなと思ってました。 ハイブリッド・レインボウとか雨上がりに見た幻とか選ばれてたんで私は入れることにしましたが。

――― 企画自体が特殊な楽しみ方なこともあって、全部の曲が当てはめられるかといったら無論そういうことではないんですが、先程触れたようにピロウズ聞く切っ掛けがこの企画だったこともあって、個人的に結構アルバム単位で聞き逃している曲とか結構あるんですよね。　今回お声掛けする前に事前知識無しで初期のアルバム何枚か聞いて、「Please, Mr. Lostman」とか、全然背景知らないけど良いメロディだなっていう曲が何曲かあったので、そういうので選曲されてて嬉しかったりしたんですけど、そんな難しい選曲もあるだろう中で、なかなか面倒で難儀な企画に参加して頂いて、皆様には感謝してもしきれません。

　ハバネロP　 もともとこういうの大好きな人間なので……。暇さえあれば「あ、この曲とこのアイドル合うんちゃうか？」ということを考えているものですからｗ

 　　紅茶　　  同じく常にこういうこと考えてます、ここまで全員分がっつり考えたことはなかったですがｗ

スイッチバック 曲順並び替えたりはよくやってますが、これをこの人に、というのは滅多にやらないので非常に頭使いました。日常的にはできない…w

――― しかも37人（今は39人（※34））ですからね、AS含めると＋13というすごい数ですしｗ

※34 グリー版ではシアターアイドル（765ASの13人を覗く）は37人だったが、シアターデイズ（2017年6月29日サービス開始）になってからは桜守歌織と白石紬の2名が追加されて39名となる。前企画「ミリオンセットリスト」第2期まではこの二人はまだ名前すら登場していなかったため、セットリストに含まれていない。

　フランツP　 これ、あのアイドル好きそうとか考えたり、創作のネタにしてるので楽しいですね。

――― フランツさんは元ネタにしてSSも書かれてますよね。 何人かピックアップならまだしもシアター全員となると中々根気と想い入れが無いと出来ない作業だと思うので…。

　フランツP　 そうなんですよね。セトリに上げれなかったんですけど「Boat House」でジュリちは書いたりとか。個人じゃなくてCPで考えても楽しい。

――― 何かこう、ニコマスも元々そうですけど、同じように好きなモノと好きなモノを掛け合わせる楽しみ方している人は結構居るはずだと思うので、ミリオンでももっと同じように考えている人達の頭の中を覗いてみたいなーというのはしばしば考えてますｗ

 　　紅茶　　  そういう意味では、ここにいらっしゃる私以外の方々も含め動画なりSSなり何かしら創作なさってらっしゃる方は尊敬してます……。

　ハバネロP　 今フランツさんがTwitterの方に貼ったSSを読んで冒頭一行目で死んでしまった

――― 何があったんですかｗ

　フランツP　 Back seat dogですか。

　ハバネロP　 あれはダメです死んでしまいます

――― あとでゆっくりと読ませていただこう…

　ハバネロP　 良いものをありがとうございました……これで戦える……

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――― ということで、ブログまとめ用に一旦区切りたいと思うのですが、最後に皆さんから今後のミリオンとピロウズとの期待を込めて、一言ずつ締めの言葉を頂いても宜しいでしょうか…？ 結構無茶な振りかもですが何でも構いませんので…ｗ

スイッチバック （みんな考え始めてしまった…w）

――― ライブへの意気込みでも何でもいいので、抱負的な何かを、と。自分はミリオン5thは見るとして、ピロウズツアーも仙台（※35）行ければ仕事なんとかして取りたいなと思っています。

※35 2018年5月25日the pillowsツアー『RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.2』@仙台Rensa。1999年にリリースされたアルバム『RUNNERS HIGH』『HAPPY BIVOUAC』の楽曲を全曲ライブで再現するという企画のツアー。無事LIVE参加後に紅茶さんにもお会いすることが出来ました。

 　　タイ　　  ミリオンもピロウズも、直近に重要なライブ／ツアー（※36）を控えてますし、今後がどうなっていくかを見届けていきたいと思います。

※36 座談会開催当時、the pillowsは前述の『RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.2』ツアーが2018年5月6日～6月23日にかけて、ミリオンは5thライブが2018年6月2日～3日に控えていた。

スイッチバック ミリオンは歌織・紬が入って慣れ始めた頃、pillowsも第4期と言い始めてしばらく経って慣れてきた頃でこれから楽しくなる時期なので、何が見れるのか楽しみで仕方ないです。

　フランツP　 ミリオンにおいては、新しい楽曲とともに新ユニットが出てきたり、既存曲がメインコミュで新しく生まれ変わったりと、新しいものづくめで目が離せません。the pillowsはFLCL公開（※37）が待ち遠しい限りです。ライブ行きたい

※37 座談会開催当時、the pillowsが劇中歌を担当する劇場版アニメ「フリクリ オルタナ」が2018年9月7日、「フリクリ プログレ」が9月28日に公開告知されていた（現在は公開終了済）。

　ハバネロP　 ミリオンライブもピロウズも「足跡のない道を選んで ずいぶん歩いたな」っていう感慨にふける今日このごろです。でもまだまだ止まるわけに行かないし、自分もそれを追いかけていけたらなと思います。「道なき道を 踵を鳴らして行こう」！ あとM@STER SPARKLE合作（※38）よろしくね！！ がんばります！！

※38 ミリシタ発表後のCDシリーズ「M@STER SPARKLE」の楽曲をメドレー形式にして作成されたニコマス合作企画『【MS合作】ミリオンライブ！5th st@ge Brand New St@rs！』（sm33485725、sm33486195、sm33487045）。これまでのミリオン合作同様、主催はミントガムP。なお今作では副主催をハバネロPが担当した。

 　　紅茶　　  ミリオンもthe pillowsも、武道館（※39）に大きな意味があったり、真面目だけどどこか気の抜けたところがあっていいなあと思います。 今後も楽しんで触れていきたいです！

※39 the pillowsも20周年で武道館ライブを開催したり、ミリオンライブも4thライブで念願の武道館ライブを開催したりと、武道館にはどちらも因縁がある。

 　　紅茶　　  MY FOOT締め被ったのでやめました

　ハバネロP　 （ごめんなさい……ｗ）

 　　紅茶　　  いえいえｗ

――― 皆様コメント難しい所を有難うございました！！ｗ …ということで長い時間ではありましたが、一旦ここで締めさせて頂きたいと思います。本日はお集まり頂き有難うございました！


　ハバネロP 　
 　　タイ　　 
スイッチバック　 （一同）　　お疲れさまでした！！
　フランツP 　
 　　紅茶 　　 


 　　タイ　　  （6 時 間）

　ハバネロP　 六時間でもボイスチャットじゃないから文字起こしは楽ですね……（職業病）

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ということでお送りした『ミリオンセットリスト × the pillows 座談会』 いかがでしたでしょうか。

ミリオンをネタにしてピロウズについて語るというチャット会、実際上手く話が進むか不安な点もあったのですが、いざ蓋を開けてみれば全くの杞憂で、六時間も語りが止まることはありませんでした。大変楽しいお話を有難うございました！
（…チャットとはいえ長時間の拘束誠に申し訳ありませんでした）

この『ミリオンセットリスト』企画を続けている間で大きく変わったことがあります。SpotifyやApple music等といったサブスプリクション音楽サービスの台頭です。今回取り上げたthe pillowsの音源も殆どの楽曲が配信されており、アカウントさえあれば（一部制限はあるものの）無料で楽曲を聴くことが可能となっています。

ぜひこの機会に、前掲のプレイリストから、the pillowsの楽曲群に触れて見てください。参加者の皆さんが割り当てたアイドル達が、広大なthe pillowsの世界を案内してくれることでしょう。実際私自身もこの企画からピロウズを知りましたが、聞き慣れない音楽に対する取っ付きにくさもミリオンのアイドル達が触媒となってくれて、スルッと作品世界に馴染むことが出来ました。

また、今回の記事を見て少しでも面白そうだなと思った方は、現在『ミリオンプレイリスト』と名前を変えてより参加しやすいルールで企画を継続しております。誰でも参加可能な企画ですので、ぜひご自身の好きなテーマでお気軽に企画に参加頂ければ幸いです。よりミリオンとそのテーマへの思い入れが深くなることと思います。

それでは、ミリオンライブの今後の展開がより盛り上がることを祈念して、今回の記事を閉じさせて頂きます。どうかこれからも良きミリオンライフを！

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2019/04/12 Fri. 02:46 [edit]

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