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2025-01

コンサートで迷惑な客と遭遇するケースに関する一考 ~ ベリキューのコンサートは、「マナーの悪い客」が本当に多いのか? ~

  コンサートで
        迷惑な客と遭遇するケースに関する一考
     ~ ベリキューのコンサートは、
           「マナーの悪い客」が本当に多いのか? ~

「ベリキュー(Berryz工房、℃-ute)のコンサートには、マナーの悪い客が多い」という“印象”は、本当である。
 その理由は2つ。
(1)客の95%程度が成人の男性であり、平均身長が170cmは有りそう。
(2)数は多くないものの、実際にマナーの悪い客がいる。

 (1)に関しては割愛するとして、(2)に関して考えてみよう。
 一体、どの程度の比率でマナーの悪い客がいると、「客のマナーが悪いという“印象”」を受けるのだろうか?
 あるいは…、
どの程度の比率でマナーの悪い客がいると、「マナーの悪い客によって被害を被る」ケースに至るのだろうか?

迷惑な客の存在パターン

 上の図は、「某会場の、自分を中心とした25席における、マナーの悪い客(迷惑な客)の存在パターン」を示したものである。

 図を作ってみて、自分でも驚いた。
「客のマナーが悪いという“印象”」を受けているベリキューのコンサートの現状は、実際には「B」だと思う。私の経験上、ベリキューの一般席は「B」(3)の類型が多いのだ。
 驚いたのは、このケースにおける「マナーの悪い客(迷惑な客)の存在確率」は、何と僅か16%に過ぎないという点である。

 16%という確率は、普通に考えたら、脅威と感じる数字ではない。
 しかし、実際に私はベリキューのコンサートに行く度に
「今回は迷惑な客がそばにいませんように」
と神に祈っている。
 そして、コンサートが終わるたびに
「今回も、どうにかギリギリセーフだった」
と安堵している。

 たった16%、マナーの悪い客(迷惑な客)がいるだけで、こうなってしまう。
 会場の84%がマナーの良い客で占められていても、「マナーに関してはギリギリセーフ」という印象を受けてしまうのだ。

 もう一度、前出の図を見て頂きたい。
 「マナーの悪い客(迷惑な客)の存在確率」が、32%に達したら、基本的にはもうダメである。
 「C」(3)なら「ギリギリセーフ」だが、「C」(3a)だと、完全にダメだ。
 「C」(2)なら「ギリギリセーフ」だが、「C」(2a)だと、「C」(3a)ほど酷くはないものの、それでもほぼダメである。

 また、これも今回初めて気付いたのだが、もしもコンサート会場で実際に「C」(3a)や「C」(2a)の状況に立たされたら、
「約3分の1が、マナーの悪い客だった」
という印象を受けるだろうか?
 おそらく、ほとんどの人は
「約半数(または半数以上)が、迷惑な客だった」
という印象を受けると思う。

 これは逆に言えば、
「約半数がマナーの悪い客で占められていた」
という印象を受けても、実際には
「68%対32%で、マナーの良い客の方が2倍以上も多い」
という場合がほとんどなのではないか。
本当に「約半数がマナーの悪い客で占められている」状態は、とんでもなく過酷なのだ。

 試しに、
「12人(自分含む)対13人で、マナーの良い客の方が1人だけ少ない」
という図を描いてみれば、すぐに分かる。
 25人中、自分以外の「マナーの良い客」は、ほんの3、4人しか目に留まらないことが想像できる。体感的には「4人対21人」、ほぼ四面楚歌の状態であろう。

 実際には、私はベリキューのコンサートで、四面楚歌どころか「C」(3)や「C」(2)の状況になったことすらない。チケット表記で2列目(ピット席があるので、実質的には6列目相当)のベリーズのFCイベントでも、「B」(3)に近かった。
 つまり現状では、余程のことがない限り「マナーの良い客の方が遥かに多い」のだ。
 
 だから、
「ベリキューのコンサートにはマナーの悪い客が多いから仕方がない」などと諦めることは、実にナンセンスである。
 実際には、マナーの良い客が圧倒的に多いのだ。
 断じて、マナーの良い客が絶望して去るべき現場でない。
 モラルの点は勿論、多数決の点からも、去ってもらうべきはマナーの悪い客の方なのだ。


 マナーの悪い客の数が現状の半分になれば、図の「F」のようになる。
 ちょうど、しょこたん(中川翔子)のコンサートが、こんな感じである。
 ベリキューのコンサートでも、事務所側は

(1)酒類の持ち込み禁止
(2)ボード、スケッチブックの使用禁止
(3)大きなサイズの応援グッズ(誘導灯など)の使用禁止
(4)高輝度サイリウムの使用禁止

を打ち出している(現場で明確に禁止しているため、違反者を簡単に取り締まることができる)。
 それでもマナーの悪い客が減らないのなら、事務所に規制事項を更に増やしてもらうしかない。

 最近は、会場でマナーの悪い客と遭遇しても、自分が“直撃”と言えるほどの被害を被っていないため、事務所に苦情の電話を入れることをしていなかった。
 次回からは、例え自分にとっての被害が軽微であったとしても、
「あのような迷惑行為を行う客の存在を許しているようでは、次回からコンサートに行く気が失せます」
という趣旨で、マナーの悪い客に関する苦情を事務所に入れることにする。

 現状が、図「B」から図「C」のように悪化するか、それとも図「F」のように改善されるかは、現在の「84%のマナーの良い客」の生の声、すなわち現場における注意(スタッフへの依頼含む)と事務所への電話にかかっていると思う。

 現場での注意は無理だとしても、その翌日か翌々日、事務所へ電話することは誰でも出来るだろう。
 まさに「実行あるのみ」なのだ。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。