しまかぜ

終わったことより、これから先のことを考えろ…というような意見もありますが、終わったことがパーフェクトならまだしも、課題を検証しなければ同じような失敗を繰り返すだけで、先のことも何もあったものではありません。周防大島町に決定的に欠けているのは検証の視点であり、そのことをいくら指摘しようとも、一向に改善される気配はありません。それは町の顔と言われる町ホームページに表れていて、アンケートすらついていないのですから、リニューアルして一年間、頑なに改善されないのはある意味不思議でもあります。年末年始は大島大橋の看板がまさに昼行燈のように点灯されていましたが、この看板の効果がどれほどあるのか公表されたことはありません。公共事業として設置されたこの看板が、どのような効果があるのか、当時の町長は「まちの賑わいに繋がれば」と言っていますが、そもそも設置される際にも具体的な費用対効果は示されてはいないもので、そんなことで公共事業が行われている事自体、異常とも言えるものです。仮に観光施策としてであれば、設置する場所は山側ではなく海側（大橋側）だと思いますし、夜間の観光客が限られる周防大島町にライトアップは意味がありません。デカい看板ですから清掃費や電気代などの維持費がずっとかかりますが、それに見合うだけの効果があるなら、今からでも具体的に示すべきでしょう。そうした検証がなければ、これからも同じような愚策を施すことに繋がることで、だからこそ検証が不可欠なのですが、要するに検証したくない施策が多いという事なのかも知れません。