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伊集院光、ナイツ塙の「お笑いを学校の必修科目に」との主張に共感「取り柄がない・劣ってることも面白いと理解」
2015.09.01 (Tue)
2015年8月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、お笑いコンビ・ナイツを同局のラジオ番組『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう』(毎週金 15:00-15:20)のゲストに迎え、そこで、塙宣之の「お笑いを学校の必修科目に」との主張に共感したと語っていた。
伊集院光:「オンエア前に言うのもどうなのかね」とも思うんだけど、あまりに良い話だったんで。ナイツの塙(宣之)君。ナイツが、TBSラジオの昼間にやってる『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう』って番組に出てくれて。
出た理由は、永六輔さんの『土曜ワイド』が、いよいよ終わります、と。その永六輔さんを継ぐ者が、どうやらナイツってことになったんで、TBSでイチオシして行こうってことになって。
俺がだよ。あんなに努力をして、永さんに揉み手をしながらだよ。永さんの食べ物の塩分の濃さを濃くしたり、と。永さんを頑張って傷めつけて、永さんの乗るエレベーターが故障だとウソをついて歩かせたり。
あんなに地道な努力で永さんを地味に地味に傷めつけてきたのに、横からトンビが油揚げをさらう形で。『土曜ワイド』ですよ。じゃあ、もう計画が立て直しだ、と。大沢悠里さんに何を持っていったら良いのか、全然分からないですよ。「しぶとそうだぞ、大沢悠里は」っていう。
僕の中での葛藤はありながらも、「じゃあもう、ナイツのケツを舐めるしかないでしょう」っていう。あの枠やんだから、TBSからしてみたらですよ。そのナイツが来て、スゲェ良い話をしてて。「この人、そんな良いこと言う人だっけ?」って思ったことがあって。
よく個性を伸ばしたりとか、何が輝くか分からないからという理由で、学校がダンスの授業を必修科目にします、とか。色んなこと始めるじゃん。そうすると、今まで何も良いところ見つかってなかったのに、「ダンスできるじゃん、この子」っていうのが、救われる可能性がある、みたいなことを言うけど、塙君は「お笑いの授業を先に入れて欲しい」って言うのね。
「自分が何も取り柄がない、劣っているということが面白い」っていう。自分が失敗したり、みんなができることができないってことが、スゲェ面白いっていう授業を、最初にやって欲しい、と。
それをやってくれれば、ダンスまで広がったのに、出来ねぇヤツっているわけでしょ。俺、絶対にダンス出来ない自信があるの。そうすると、また一個、烙印を押されて、また一個、イジられる・イジメられるウィークポイントが生まれるわけじゃん。
じゃあ、どんなものを新しいカリキュラムに入れても良いけど、先に「ダメでも良いし」っていう。逆に、「ダメなほうが美味しくねぇ?」みたいな方もありますよっていう授業をやっておいた方が良いだろうって話をするわけ。
俺、本当にそうだなって思うわけ。それで、こういうキチンとした話を塙君がしている時に、土屋(伸之)君の仕事が全くない(笑)だって、間違えないから(笑)一切、何も間違えないから。
ああ、こういうの持ってたら、永さんの枠継げちゃうじゃ~ん(笑)もうなんかさぁ。じゃあ、分かんねぇけど、「1クールでコケたから、『じゃあ、伊集院行っちゃう?』」みたいなのもないわけじゃん。
こんなの誰も分からないけど、笑組の内海ゆたお方式ないわけじゃん(伊集院光、ラジオ番組の枠を同年代の芸人にとられた悔しい過去「やりたくてしょうがなかった」)。俺が完全にオーディションに負けて、『三宅裕司のヤングパラダイス』の後枠をとられたにも関わらず、半年で心が折れちゃって、急場しのぎで俺がもらえるパターンがないわけじゃん。ナイツ塙君、良い話をできちゃうと思わなかったから。
塙君、もっと頭悪いと思ってたんだよ。だってね、ヤフーをヤホーって間違えてるんだよ(笑)俺が一番頭悪いじゃねぇかよ(笑)
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出た理由は、永六輔さんの『土曜ワイド』が、いよいよ終わります、と。その永六輔さんを継ぐ者が、どうやらナイツってことになったんで、TBSでイチオシして行こうってことになって。
俺がだよ。あんなに努力をして、永さんに揉み手をしながらだよ。永さんの食べ物の塩分の濃さを濃くしたり、と。永さんを頑張って傷めつけて、永さんの乗るエレベーターが故障だとウソをついて歩かせたり。
あんなに地道な努力で永さんを地味に地味に傷めつけてきたのに、横からトンビが油揚げをさらう形で。『土曜ワイド』ですよ。じゃあ、もう計画が立て直しだ、と。大沢悠里さんに何を持っていったら良いのか、全然分からないですよ。「しぶとそうだぞ、大沢悠里は」っていう。
僕の中での葛藤はありながらも、「じゃあもう、ナイツのケツを舐めるしかないでしょう」っていう。あの枠やんだから、TBSからしてみたらですよ。そのナイツが来て、スゲェ良い話をしてて。「この人、そんな良いこと言う人だっけ?」って思ったことがあって。
よく個性を伸ばしたりとか、何が輝くか分からないからという理由で、学校がダンスの授業を必修科目にします、とか。色んなこと始めるじゃん。そうすると、今まで何も良いところ見つかってなかったのに、「ダンスできるじゃん、この子」っていうのが、救われる可能性がある、みたいなことを言うけど、塙君は「お笑いの授業を先に入れて欲しい」って言うのね。
「自分が何も取り柄がない、劣っているということが面白い」っていう。自分が失敗したり、みんなができることができないってことが、スゲェ面白いっていう授業を、最初にやって欲しい、と。
それをやってくれれば、ダンスまで広がったのに、出来ねぇヤツっているわけでしょ。俺、絶対にダンス出来ない自信があるの。そうすると、また一個、烙印を押されて、また一個、イジられる・イジメられるウィークポイントが生まれるわけじゃん。
じゃあ、どんなものを新しいカリキュラムに入れても良いけど、先に「ダメでも良いし」っていう。逆に、「ダメなほうが美味しくねぇ?」みたいな方もありますよっていう授業をやっておいた方が良いだろうって話をするわけ。
俺、本当にそうだなって思うわけ。それで、こういうキチンとした話を塙君がしている時に、土屋(伸之)君の仕事が全くない(笑)だって、間違えないから(笑)一切、何も間違えないから。
ああ、こういうの持ってたら、永さんの枠継げちゃうじゃ~ん(笑)もうなんかさぁ。じゃあ、分かんねぇけど、「1クールでコケたから、『じゃあ、伊集院行っちゃう?』」みたいなのもないわけじゃん。
こんなの誰も分からないけど、笑組の内海ゆたお方式ないわけじゃん(伊集院光、ラジオ番組の枠を同年代の芸人にとられた悔しい過去「やりたくてしょうがなかった」)。俺が完全にオーディションに負けて、『三宅裕司のヤングパラダイス』の後枠をとられたにも関わらず、半年で心が折れちゃって、急場しのぎで俺がもらえるパターンがないわけじゃん。ナイツ塙君、良い話をできちゃうと思わなかったから。
塙君、もっと頭悪いと思ってたんだよ。だってね、ヤフーをヤホーって間違えてるんだよ(笑)俺が一番頭悪いじゃねぇかよ(笑)
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