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南キャン・山里が語る「山崎静代という相方」

2011.03.11 (Fri)
2011年03月09日放送の「山里亮太の不毛な議論」にて、相方である山崎静代(静ちゃん)について語られていた。

「今日は、初解禁。ワタクシの相方、静ちゃんの話をこのラジオで初めてさせていただきたいと思います。…実は、ここまで静ちゃんの話はラジオでしてないし、しないって決めてたんですよ。だって、相方に頼りっぱなしじゃあね。"山里亮太"って番組名がついてるのに、そこでも『静ちゃんが』『静ちゃんが』っていうのは良くないって思いましてね」

「なんか、マネージャーを始め吉本の人は『アイツは相方のフンドシをはき慣れているから良いよ』って言われたりしてますけどね。でも、それは良くないですよ。だから、静ちゃんの話をここではしないって、決めてた部分はあったんですよ。でも、今日は色んな話を持ってきたけど、ディレクターにダメ出しされたから、静ちゃんの話をするしかないんですよ」

「今日、コンビ内で大きなトピックスがあるわけですよ。それはね、明日、ウチの相方・静ちゃんが、ボクシングで、全日本女子選手権大会に出るのよ。全日本だよ?しかも、ただの大会じゃないの。オリンピックの、予選を兼ねてるの。ロンドンオリンピックの代表選考会を兼ねてるんですよ。だから、明日の結果如何で、オリンピックへの扉が1つ開くのよ。もう、相方に猛スピードで置いてけぼりよ。見えないもん、背中。ロケットスタートは、出産時の5,000 gだけにしてくれってことですよ」

「イヤらしい話ですけどね、静ちゃんの今の強さを作ったのは、僕ですよ。正直。便乗しているっていわれるかも知れませんけど、これは本当の話なのよ。説明するとね、静ちゃんっていうのは心の優しい子なのよ。まぁ、基本は人の悪口を言わない。人生の中で、悪口を言ったことがないんだって。だから、他人のことを嫌うって、意味が分からないんだって」

「ある時ね、僕が先輩の芸人さんにスゴイお説教されたの。その先輩の芸人さん、怒ってて『やばいなぁ…』って思ってたの。それで、収録が始まる時に、先輩芸人さんは普通に接してくれたの。『怒ってたはずなのに…』ってくらいの対応だったの。それで、『やっぱり大人だな、向こうは』って思ってたんだけど、違ったの」

「実は、静ちゃんがその先輩芸人さんの所に行って、『すいません…スゴク怒っていると聞いてるんですけど、山ちゃんって、言うほど悪くないんですよ。器が小っちゃいから、色々言ったりするんですけど、悪気はホント無い人なんで、許してやってもらえませんか?すみません』って言ってたんだって。そういうことをやってくれる優しさがあるんですよ」

さらに、以下のように語っていた。

「あと、静ちゃんの中でルールがあって。俺が、自他共に認めるぐらいスベってた時だけ、無言で俺の前にスッとお茶を置くっていう習性があるの。今まで置いたのが、M-1 2005と、アカデミー賞のインタビュアーをやった時ね。だから、舞台があって自信ないなって時にお茶を汲み出すとき、ドキっとするの」

「そういう心優しい子なんですよ。その優しい静ちゃんなんですけど、ビジネスですから。ネタの練習の時には厳しいことも言いますよ。ネタはこちらが書いてますし。『こういうキャラクターを演じて欲しい』と求めますから。それが出来ないと、結構言いますよ。『もっとお笑いに集中した方が良いよ』みたいなことも言うの」

「一時期、静ちゃんが『自分は美人の類(たぐい)』みたいに思いだした時があって。その時は、正直、コンビ仲がMAXに悪かった時なのよ。まぁ、凄かったのよ。ピリついてピリついて。ロシアとアメリカでもそんなこと無かったんじゃないかって、かなりピリピリしてた時期があって。『髪の毛茶色くしている暇があったらさ、ネタの一個も考えたらどうよ?』みたいなことも言ったりすんのよ。でも、あの子は闘わないタイプだから、『うん、分かった』って言ってスッといなくなるのよ」

「でも、積もり積もって来るわけですよ。フラストレーションが。でも、それをどこで発散させるか。発散させる場所は無い。どうするんだろうなって思うと、発散させる場所はあったんですよ。2007年、ルミネの舞台でしたよ。そのコンビ仲が悪い悪い時期だったんです。ちょうど『フラガール』が公開になった時期で、『フラガール』を『炭鉱ブス娘の映画』って陰口言ってたんですよ。そうしたら、静ちゃんがマネージャーに『心底、クズなんですね』って淡々と言ってたっていう地獄の時期ですよ」

「舞台の直前にもケンカしてて。『なんなの?キレイになりたいか知らないけど、その茶髪は?』って。『雰囲気も変わっちゃうし、笑いとりにくくなっちゃうよ…茶髪にするなら、茶髪にする面白い理由はあるの?』って言うのよ。もうクズだから、そういう嫌なことを言っちゃうのよ。それで舞台に上がって。俺もプロを気取っちゃって、ソデではケンカしてるけど、舞台ではいつもどおりやるけどさ、みたいな感じで」

「ネタで、ストーカーのネタをやって。最初に、静ちゃんが『なぁなぁ、私、ストーカーに会いたいねん』って言うワケですよ。それに対して、ワタクシ山里が『いやいや、ちょっと…ぶっとんだオファーするじゃない。でも、勘違いしてんじゃない?鏡見たことある?そんなマニアックな人いないよ…』っていう時に、ビンタで止めて、俺が『ちょっと…発想がジャイアンだよ!』っていうツッコミをするんですよ」

「ホントは、『発想がジャイアンだよ!』って言って、ネタが続いていくんですけど、その積年の恨みですよ。そのパワーが、バッチーン!って掌底に乗って。それで、膝からがくんって落ちて。凄かったよ。真っ暗になって、薄れゆく意識で、静ちゃんが笑ってたの。静ちゃん、俺が言ったりすることで笑ったことはないけど、唯一、その瞬間だけ笑ってたの」

「その瞬間から、ボクシングにのめり込んでいったんだよね。自分のポテンシャルにマイク・タイソンが気づいた時のように。飼っている鳩をイジメられて、怒りにまかせて友達をボコボコにしてた、みたいな感じよ。『この拳はなんだ?』って思ったんでしょうね」

「それである時、僕が静ちゃんの通ってるジムに取材に行ったの。それで、取材に行って、トレーナーの人が言うの。『静ちゃんはポテンシャルがスゴイ』って。骨格も日本人離れしているパワーを持っていて、もともとは大阪府のトップクラスの砲丸投げの選手だから、広背筋がもの凄い育ってるの。あと、骨密度が凄いんだって。骨密度を測る機械で、『超骨太大女』って出てたんだから」

「ただ、致命的な弱点があるんだって。それは、優しすぎるハートなんだって。俺の相方、ゴーレムだって思ったね。本当に、それはボクシングで致命的なんだって。怖くて殴れないっていう。ミット打ちとかサンドバッグでは大丈夫なんだけど、対人になると、全くパンチできないんだって」

「ただ、トレーナーが『本気で人を殴ったことはないか?』って訊いたら、たった一言『1度あります。心から殺そうと思って、殴ったことがあります』って。それが、2007年のルミネの舞台なんだって。俺が気絶した。そうしたら、コーチが『それを思いだしてみて!山ちゃんだと思って』ってミットを構えて。そうしたら、その話をしたときとする前で、音が全然違うの」

「それでトレーナーが俺に、『サンドバッグの横に立ってみて』って言って、俺が立ったらもうサンドバッグがゆさゆさ揺れるの。『どうなの?静ちゃん、山里さんのことを考えると、打てる?』って訊くと、『全然、拳の力の入り具合が違います』って言って。『殴るときは、山里さんのことを考えよう』ってことになって。スゴイでしょ。俺が育ててるじゃない?完璧に」と語っていた。

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