オードリー若林が語る「Twitterによる弊害」
2011.02.06 (Sun)
2011年02月05日放送の「オードリーのANN」にて、Twitterについて語られていた。
若林「アメフトのNFLの話をしますけどね。選手が怪我をしてサイドラインで試合を観ていたら、他の選手から『アイツ、サイドラインで見ているくらいなら試合に出ろよ』ってTwitterで書かれてたらしいんですよ。アメリカの大男がですよ」
春日「うん」
若林「それで、ベテランの選手が『アイツは最後まで応援したかったんだ』って、フォローしてたみたいですけどね」
春日「うんうん」
若林「Twitterって、時代がそこまで行っちゃってるんだね。だから、俺と春日が漫才終わったとするじゃん。そうして俺が『今日は、ウチの相方がネタを飛ばした。不真面目なヤツだ』って書くと、『いやいや、春日さんは…』みたいなフォローする人も出てくるんだろうね。…やってらんねぇな」
春日「ホントに。…ニッポン放送の人で、『ツイッターってラジオだ!』って言ってる人もいるみたいですからね」
若林「ラジオのように、コメントがいつも流れているってことですか?誰でもラジオが始められるってことなんですかね」
春日「へぇ」
若林「番組の裏話とか書き込んだりするってことは、もうラジオですよね。でも、NFLの事件もそうだけど、メチャクチャ言われたりしたんだって。足を怪我した選手が。『何、お前サイドラインで悠々と見てんだ』って」
春日「言うべき所が他にないから、そこに集まるんでしょうな」
若林「怖いよな。雛壇で間違っちゃって、空気を読み間違えてTwitterに『今日、若林が間違えてた』って書かれたらイヤだな」
春日「直接、言って欲しいっていうところもあるね」
若林「心の中で思ってて、飲み屋とかで言ってるようなことが届いてくるっていう。だからどうしたってことじゃないけど、もうTwitterありきで考えないとダメだね。いくら観覧のお客さんに『書き込まないでください』って言っても書くから、書くことを念頭に色んなことを考えていかないとダメなんだろうね」
春日「うん。そうなんでしょうね。Twitterとかブログとかもそうだけど、ロケとかをやってて、目撃情報みたいなものが書かれるんだよね。そうすると、普通のレポートとかだと良いんだけど、"隠し"のロケだとドキドキしちゃうね」
さらに、以下のように語っていた。
若林「この間、さんまさんの番組『明石家さんまvs世界の珍人間』ってのがあったんだけど、2m6cmの女の子とロケしたんですよ」
春日「どこで?」
若林「渋谷でね。東京を案内してあげるっていう。2m6cmのブラジルの女の子でね。それで、事前番組があって、その収録の時に『2m6cmの女の子は、すごいインパクトあるから、伏せておいて実際に映像で見た方が良いですよね』って言ったら、スタッフさんに『あ、大丈夫です。もう目撃情報、Twitterに山ほど書かれてるんで』って言われちゃって」
春日「もう、Twitterありきなんだね」
若林「そうそう」
春日「私も、黄金伝説、1ヶ月1万円生活をやりましたけど、周りには言ってなかったんですよ」
若林「うんうん」
春日「それで、色んなところを自転車で走り回ってたから、勘のいい人が『1ヶ月1万円生活やってんじゃないか?』って書き込んだらどうしようって思ってたけどね。幸い、書かれて無かったけどね。ネタバレ的な感じになるじゃないですか」
若林「あとTwitterと言えばね、オリラジの藤森くんがラーメンを食ってて、藤森くんを見ながらケータイで打ってる人がいたんだって。男性がね。Twitterって、『藤森』で検索すると、リアルタイムで書かれたコメントが出てくるんだって。それで、打ってる感じからしてTwitterやってんじゃないかって思って、藤森くんが検索したんだって」
春日「うんうん」
若林「『今、藤森が目の前で飯食ってます、なう』的なことが書かれてたんだって。それで、藤森くんが『目の前で食べてる人ですよね?』って書いたんだって。そうすると、色んな人がそのコメントを見られるから、その男の人のコメントを見ている人が、何万人って数になっちゃって、『芸能人にもプライベートがあるから、そう言うこと書くな』って人もいるし、とにかくその人に山のようにコメントが届いたんだって」
春日「うんうん」
若林「最終的に、その人から藤森くんにコメントが届いて、『藤森さん、僕はどうすれば良いのでしょうか?』ってきたんだって」
春日「ふははは(笑)迷っちゃった。そんなに来るんだ。飯食ってる間だから、10分くらいのことでしょ。そんなに動きがあるんだ」
若林「そう」
春日「『ツイッターってラジオだ!』ですね」
若林「そのフレーズ、気に入ったみたいですね」
春日「ロケとかでも、書くのは良いんですけど、もうウソを書いて欲しいですね。金髪美女を10人連れてあるいていた、とか」
若林「でも、それはバレるね。そんな暇じゃないでしょ、みんな。俺は書かれても何でも良いんだけどさ。…でもね、(ダブルネームの)ジョーが俺と飯を食ったこととか、スゲェ書くのよ」
春日「ほうほう」
若林「飯食ってたって。だけど、全部言っちゃうと、俺はこういう人間だから…先輩とかの飯の誘いをウソついて断ってることがあるわけですよ」
春日「なるほど」
若林「それだし、俺の承諾を得てないのよ。『書いても良いけど、一応、訊いて』って言ってあるんだけど、全然言わないし、書いちゃうのよ。俺が飯を食って生きながらえようとしているのがバレるの、イヤだわ」
春日「それは良いでしょ、別に。アイドルがトイレに行ってない、って言ってるのと同じようなことでしょ」
若林「『若林さんが後半酔っぱらって、親父ギャグとか言ってた』とかって書かれるし。俺が親父ギャグを連発するのは、目の前にジョーしかいないからなんですよ。それなのに、そんなことをTwitterに書かれちゃったら、他の人に知られちゃうのは、俺、辛いよ」
春日「ああ、なるほど。そうなると、ジョーがTwitterをやってるってことは、それを見ている人全員に知られちゃうってことだもんね」
若林「俺って、プライベートではスベるのが好きなのよ。サトミツ(佐藤満春)と旅行しているときも、全然面白くないことを話しているし。韓国旅行行ったときにも、何にでもハムニダ付けたりとかね」
春日「そんなこと仕事でやってたら『どうした?』って思われちゃうし」
若林「そんなことをTwitterに書かれちゃったら、大変なことになっちゃいますからね。ジョーにも『書くときは書いて良いか訊いてくれ』っていうのにさ、勝手に書いちゃうんだよ。先輩の飲みの誘いを『カスカスTVの打ち合わせがあります』って言って断ってるんだからさ」
春日「なるほど、巡り巡って先輩が見たら、『ウソついてる』って思うワケですからね。ゴタゴタしますわな」
若林「もう、Twitter書くことが当たり前になってきてるからね。それを前提に考えないとダメだね。良いんだけどね。こっちが覚悟すれば良いだけだからね」と語っていた。
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春日「うん」
若林「それで、ベテランの選手が『アイツは最後まで応援したかったんだ』って、フォローしてたみたいですけどね」
春日「うんうん」
若林「Twitterって、時代がそこまで行っちゃってるんだね。だから、俺と春日が漫才終わったとするじゃん。そうして俺が『今日は、ウチの相方がネタを飛ばした。不真面目なヤツだ』って書くと、『いやいや、春日さんは…』みたいなフォローする人も出てくるんだろうね。…やってらんねぇな」
春日「ホントに。…ニッポン放送の人で、『ツイッターってラジオだ!』って言ってる人もいるみたいですからね」
若林「ラジオのように、コメントがいつも流れているってことですか?誰でもラジオが始められるってことなんですかね」
春日「へぇ」
若林「番組の裏話とか書き込んだりするってことは、もうラジオですよね。でも、NFLの事件もそうだけど、メチャクチャ言われたりしたんだって。足を怪我した選手が。『何、お前サイドラインで悠々と見てんだ』って」
春日「言うべき所が他にないから、そこに集まるんでしょうな」
若林「怖いよな。雛壇で間違っちゃって、空気を読み間違えてTwitterに『今日、若林が間違えてた』って書かれたらイヤだな」
春日「直接、言って欲しいっていうところもあるね」
若林「心の中で思ってて、飲み屋とかで言ってるようなことが届いてくるっていう。だからどうしたってことじゃないけど、もうTwitterありきで考えないとダメだね。いくら観覧のお客さんに『書き込まないでください』って言っても書くから、書くことを念頭に色んなことを考えていかないとダメなんだろうね」
春日「うん。そうなんでしょうね。Twitterとかブログとかもそうだけど、ロケとかをやってて、目撃情報みたいなものが書かれるんだよね。そうすると、普通のレポートとかだと良いんだけど、"隠し"のロケだとドキドキしちゃうね」
さらに、以下のように語っていた。
若林「この間、さんまさんの番組『明石家さんまvs世界の珍人間』ってのがあったんだけど、2m6cmの女の子とロケしたんですよ」
春日「どこで?」
若林「渋谷でね。東京を案内してあげるっていう。2m6cmのブラジルの女の子でね。それで、事前番組があって、その収録の時に『2m6cmの女の子は、すごいインパクトあるから、伏せておいて実際に映像で見た方が良いですよね』って言ったら、スタッフさんに『あ、大丈夫です。もう目撃情報、Twitterに山ほど書かれてるんで』って言われちゃって」
春日「もう、Twitterありきなんだね」
若林「そうそう」
春日「私も、黄金伝説、1ヶ月1万円生活をやりましたけど、周りには言ってなかったんですよ」
若林「うんうん」
春日「それで、色んなところを自転車で走り回ってたから、勘のいい人が『1ヶ月1万円生活やってんじゃないか?』って書き込んだらどうしようって思ってたけどね。幸い、書かれて無かったけどね。ネタバレ的な感じになるじゃないですか」
若林「あとTwitterと言えばね、オリラジの藤森くんがラーメンを食ってて、藤森くんを見ながらケータイで打ってる人がいたんだって。男性がね。Twitterって、『藤森』で検索すると、リアルタイムで書かれたコメントが出てくるんだって。それで、打ってる感じからしてTwitterやってんじゃないかって思って、藤森くんが検索したんだって」
春日「うんうん」
若林「『今、藤森が目の前で飯食ってます、なう』的なことが書かれてたんだって。それで、藤森くんが『目の前で食べてる人ですよね?』って書いたんだって。そうすると、色んな人がそのコメントを見られるから、その男の人のコメントを見ている人が、何万人って数になっちゃって、『芸能人にもプライベートがあるから、そう言うこと書くな』って人もいるし、とにかくその人に山のようにコメントが届いたんだって」
春日「うんうん」
若林「最終的に、その人から藤森くんにコメントが届いて、『藤森さん、僕はどうすれば良いのでしょうか?』ってきたんだって」
春日「ふははは(笑)迷っちゃった。そんなに来るんだ。飯食ってる間だから、10分くらいのことでしょ。そんなに動きがあるんだ」
若林「そう」
春日「『ツイッターってラジオだ!』ですね」
若林「そのフレーズ、気に入ったみたいですね」
春日「ロケとかでも、書くのは良いんですけど、もうウソを書いて欲しいですね。金髪美女を10人連れてあるいていた、とか」
若林「でも、それはバレるね。そんな暇じゃないでしょ、みんな。俺は書かれても何でも良いんだけどさ。…でもね、(ダブルネームの)ジョーが俺と飯を食ったこととか、スゲェ書くのよ」
春日「ほうほう」
若林「飯食ってたって。だけど、全部言っちゃうと、俺はこういう人間だから…先輩とかの飯の誘いをウソついて断ってることがあるわけですよ」
春日「なるほど」
若林「それだし、俺の承諾を得てないのよ。『書いても良いけど、一応、訊いて』って言ってあるんだけど、全然言わないし、書いちゃうのよ。俺が飯を食って生きながらえようとしているのがバレるの、イヤだわ」
春日「それは良いでしょ、別に。アイドルがトイレに行ってない、って言ってるのと同じようなことでしょ」
若林「『若林さんが後半酔っぱらって、親父ギャグとか言ってた』とかって書かれるし。俺が親父ギャグを連発するのは、目の前にジョーしかいないからなんですよ。それなのに、そんなことをTwitterに書かれちゃったら、他の人に知られちゃうのは、俺、辛いよ」
春日「ああ、なるほど。そうなると、ジョーがTwitterをやってるってことは、それを見ている人全員に知られちゃうってことだもんね」
若林「俺って、プライベートではスベるのが好きなのよ。サトミツ(佐藤満春)と旅行しているときも、全然面白くないことを話しているし。韓国旅行行ったときにも、何にでもハムニダ付けたりとかね」
春日「そんなこと仕事でやってたら『どうした?』って思われちゃうし」
若林「そんなことをTwitterに書かれちゃったら、大変なことになっちゃいますからね。ジョーにも『書くときは書いて良いか訊いてくれ』っていうのにさ、勝手に書いちゃうんだよ。先輩の飲みの誘いを『カスカスTVの打ち合わせがあります』って言って断ってるんだからさ」
春日「なるほど、巡り巡って先輩が見たら、『ウソついてる』って思うワケですからね。ゴタゴタしますわな」
若林「もう、Twitter書くことが当たり前になってきてるからね。それを前提に考えないとダメだね。良いんだけどね。こっちが覚悟すれば良いだけだからね」と語っていた。
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