2021/10/02
佐々木一伸と宗教と天国
こんにちは、佐々木一伸です。天国と言う表現は、いろいろな宗教で聞きますよね。天国と言うところに行けば、自分の魂が肉体から解放されて、いわゆる極楽浄土と呼ばれるような、まぁこれは仏教における概念でありますけれども、そういったところでいわば悠々自適に暮らすことができると言われているものであります。
天国に行くためには、今の現世で頑張らなければならないと言う気持ちにもなりますよね。そうした天国と言うところに行けば、結局のところ、肉体から魂が解き放たれるわけですから、いわゆる属性的な欲望と言うのはほとんどなくなってしまうのではないでしょうか。人間の欲望と言うのは自分の体と言うものがあるからこそ、生み出されてしまうものであると僕は思います。
例えば体と言うのは物理的な存在ですから、粗利を動かし続けるためにはエネルギーが必要になります。そのエネルギーというのはいわゆる食物であるわけですよね。つまりそこから食欲が生まれるわけであります。もしも肉体が存在しないのであれば、肉体を動かすためのエネルギーも必要ではありません。そうするとそもそも食欲と言うものが自分の魂に存在する理由がなくなってしまいます。
睡眠欲に関してもそうですよね。体を使えば疲れますから、それを癒すために休息を欲するわけです。しかしそれも同様に体がなければそもそも睡眠しなくて良いわけですし、結果的に睡眠薬もなくなります。その他の物欲等に関しても、自分の体が存在しなければ、欲しいと思うようなものもすごく少ないのではないでしょうか。
結局のところ天国と言うのは、そういった自分の欲望から解き放たれる場所であると言うことではないでしょうか。つまりありとあらゆる欲望を叶えることができると言うわけではなく、そういった欲望から解き放たれる場所というのが天国であると思います。
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