夢幻の灰色帝国

　栄一は父の市郎右衛門に江戸に連れていってもらいました
１００万都市だけあって活気のあるところです
ここは商人が動かしているみたいなことを言っていたら、武家に難癖つけられました
慌てて逃げ出す市郎右衛門と栄一
その武家こそが･･･栄一を世に出してくれる「平岡円四郎」さんだったのです
慶喜と会わせてくれるのはまだ先になりますが
その後、藍玉の売りつけに店を回ります

　そのころ、江戸では黒船があらわれます
栄一の住む武蔵の国にまでその噂は広まり激震が走ります
よりによって、将軍家慶が病に倒れ亡くなってしまいます･･･
遺言により、斉昭を「海防参与」という幕府の要職に取り立てることに
そして、家祥（家定）が将軍になり、阿部老中が中心になり外様大名も政治に参加できるようにしました
これが幕府瓦解の一員になっていくんだよな･･･
あと、高島さんが解放されて自由の身となりました、再び邂逅しありがたい言葉をもらう栄一

　そして、血洗島では藍葉の大半がが虫に食われてやられてしまいました
父の市郎右衛門が藍葉の買い付けに向かいます
栄一も母に頼み込んでやっと許しを得て買い付けにいきました
最初は村人に相手にされませんでしたが、巧みな話術と目利きの確かさで藍葉を次々といい値（？）で買い付けていきます
買い付けた藍葉をみて市郎右衛門は小言を垂れますが、それでも「よくやった」と褒めてくれました
このころから、栄一は実業家としての才があったんだな


　一方の慶喜は「将軍になる気はありません」と父にハッキリ言いました
どうせ斉昭が自分を傀儡にして実権を握りたいだけだ、と見抜いていたのでした
斉昭は慶喜に「直言の志」が必要だ、と言いました
そこで、藤田東湖が白羽の矢を立てたのは･･･
なんと、あの平岡円四郎さんでした
川路聖謨さんが依頼しにいきますが、断る平岡さん
ちゃきちゃきの江戸っ子っていった感じで口が悪いですね（汗）
それでも川路さんの説得で慶喜に会うだけ会ってみることに

　
　時代が動き出すなか、栄一も大実業家としての芽を出したのでした