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FHPブレーキパッド ~ブランド力と走りの両立~

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貴重かつ高性能なブレーキパッドが入荷したので、紹介したいと思います。

皆さん、メーカーが販売するスポーツカーはフルノーマルでも安心して速く走れると思いますか?

答えはノーです。
理由は制動力、制動コントロール性、適性温度域が万人走行を基準に設計されているからです。

例外として、サーキット走行を想定した特別グレードならば、フルノーマルでもOKですが。

大概のドライバーは、ワインディングでもサーキット(トラック)でも、各パーツの限界を引き出すことはできていないので、フルノーマルでも十分と勘違いします。
ですが唯一、ブレーキパッドだけは無意識に限界を引き出せることがあります。サーキットを連続周回した時、ワインディング下りを攻めた時など。

そのため、チューニングの第一歩はブレーキパッドです。
止まれないと即事故になってしまいますので。



前置きが長くなりましたが、今回紹介するのは、フェラーリF355の98年式モデルの高額オプション、「フィオラノハンドリングパッケージ(FHP)」に含まれていたセミレーシングブレーキパッドです。
348、456にも流用可能です。






見た目の特徴としては、ディスクとの接触面以外が黄色というところです。
ホイールの隙間からも容易に確認できます。
このフェラーリオーナーは走りが分かっているね、見掛け倒しのオーナーではないね、という判断ポイントの一つだと思います。

性能面の特徴としては、ストリートからサーキットまでを広くカバーする適性温度域、ABSとの相性も良いリニアな制動の立ち上がり、です。

FHPに含まれていたピンホールタイプのブレーキディスクとの組み合わせがベストですが、ノーマルのプレーンディスクでもGoodです。ピンホールタイプは軽量化、放熱性でのメリットがあります。






スリット加工のディスクはおすすめできないです。ジャダー(振動)の原因であり、無駄にパッドが消耗します。
通常、パッド側にスリットが切られていて、クリーニング性能を確保していますので、ディスク側のスリットは百害あって一利なしです。
見た目がレーシーでカッコいいから、効きが良くなりそうだからと、見栄張、勘違いオーナーに多いように感じます。
車メーカーがおおむね純正でスリット加工していないことを考えれば、何が正解か理解できると思います。一部、メーカー側がそのようなオーナーへの購買意欲、訴求力を高めるべく、あえてスリットを入れていることもありますが。

それと最も重要なことは、メーカーが純正で用意している強化パッドということです。
日本国産の安価なパッドをフェラーリに装着する行為は、コピー品の七宝焼エンブレム(両面テープ貼付け)、コピー品の跳ね馬エンジンキーなどと同様、ブランド力を低下させる行為です。

デフレマインドが染み付いた日本人には難しいことかもしれませんが、フェラーリオーナーなら、例え高くても、本物を選択する人生であってほしいものです。





パッド、その他の商品ラインナップは以下リンクからどうぞ。


リンク
【https://www.rossoauto.com】




ー 以上 ー

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