ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Festival in JAPAN" TOUR 2019 @Zepp Tokyo
- 2019/02/24
- 01:09
2018年は1月に「Galaxy of the Tank-top」、そして12月に「Tank-top Festival in JAPAN」という2枚のフルアルバムをリリースするというとんでもないペースで駆け抜けた、ヤバイTシャツ屋さん。
そのどちらもが年間ベストクラスのクオリティであったというのが今のこのバンドの勢いとこれからの普遍性を表しているが(自分も2018年のMVPにこのバンドを選出)、「Tank-top Festival in JAPAN」のリリースツアーの長いリリースツアーのワンマン編のいったんのファイナルとなるのがこの日のZepp Tokyo2daysの2日目。
会場には様々な国の国旗が飾られており、まさに「Festival」という雰囲気が漂う。客席には小学生くらいの子供を連れて家族で来ている人もおり、このバンドの存在のさらなる広がりを感じさせる。
18時を少し過ぎると場内が暗転し、おなじみの「はじまるよ〜」という脱力SEとともに3人がステージへ。もう本当になんらいつもと全く変わらない出で立ちで現れると、
「東京2日目ー!」
とこやまたくや(ボーカル&ギター)が叫んで、こやまとしばたありぼぼ(ベース&ボーカル)がもりもりもと(ドラム)のセットの前に集まって音とともにこの日のライブへの意志を合わせるかのように向かい合って音を出すと、「Tank-top Festival in JAPAN」の1曲目にしてタイトル的な「Tank-top Festival 2019」からスタートし、「KOKYAKU満足度1位」、SNSなどでちょっとふざけた発言に噛みつかれるというメンバー(主にこやま)も経験している、現代ならではの事象を曲に昇華してみせた「小ボケにマジレスするボーイ&ガール」まではアルバムの曲順と全く同じ滑り出しではあるが、もう冒頭から完全にパンク。モッシュもダイブも発生しまくりというパンクバンドのライブの楽しみ方。こやまとしばたは曲中に演奏しながらではあるが、歌わない部分でストローの刺さった水を飲む場面も多かったのは2daysの2日目だからということもあったのかもしれないが、曲間で水を飲んだりするのではなく、曲中にそうすることによってライブの流れが引き締まるし、パンクというスピードが大事なサウンドのスタイルを選んでいるこのバンドのライブにおいて大事なテンポの良さに繋がっている。
「Zepp Tokyo2daysで6000人ですよ。1日3000人やから。追加公演も含めたら9000人。ツアーファイナル、武道館でもやれるんちゃう?
(お〜!?と期待する観客の声に対し)
でもやりませ〜ん(笑)ツアーファイナルはサンリオピューロランドです!サンリオピューロランドでロックバンドがライブできることなんてそうそうないで!俺としばたはサンリオピューロランドの年間パスポート持ってますからね。もりもとは持ってないけど(笑)」
というおなじみのもりもといじりが始まると、「サンリオのキャラクターで山手線ゲーム」が始まるのだが、もりもとがなぜか超マニアックなキャラクターを知っていてこやまとしばたすらわからないという若干茶番じみたやり取りから、
「この曲が序盤に来るのは良いセトリの時です!」
とハードルを自ら最高点にまで高くしての「L.O.V.E タオル」でタオルがブンブン振り回され(やはりフェスと違ってワンマンだからかほぼ100%ヤバTのタオル)、「メロコアバンド〜」では間奏部分でこやまが「座って!」と言う前にたくさんの人がしゃがむという定着っぷり。さすがに詰まりまくった最前ブロックは座ることが難しかったからか、座れない人は中腰で×マークを腕で作ってからジャンプすることによって「Xジャンプ」(X JAPANのライブで起こるジャンプ)のようになるという、ただでさえ楽しいパフォーマンスがさらに笑えるものになっている。
ここまではパンクに突っ走ってきたが、オシャレなサウンドの「眠いオブザイヤー受賞」では
「敷布団 on 俺 on 掛け布団」
というヤバTのライブ以外で一回も人生において発する機会がないであろう歌詞で合唱を巻き起こす。
この日のステージには背面に巨大なタンクトップ君が描かれているという実にシンプルなものであり、序盤から照明が当たるなどしてそのタンクトップ君が鮮やかに光ったりしていたのだが、京都人のひねくれっぷりを京都人であるこやま自らの視点で描いた「どすえ 〜おこしやす京都〜」では京都をイメージさせる模様などが次々にタンクトップ君の白いタンクトップに映し出され、さらに「Tank-top of the world」では
「GO TO RIZAP!」
というコーラス部分でタンクトップ君の表情がキリッと強くなり、頭上には「RIZAP」のロゴまで現れる。
このアイデアも素晴らしいのだが、何よりもあくまでバンドの曲や演奏が主役であり、決してそれよりも前に出ることがないというこのバランスが素晴らしい演出であった。バンドのライブにおける地力や体力が進化しているのはもちろん、こうして自分たちのライブを引き立てるようなスタッフたちヤバTチームの力全体が明らかにレベルアップしている。それはスタッフたちが「このバンドのライブで何を一番見せるべきなのか」というのをメンバーとちゃんと共有し合っているからこそできることだし、そもそもが映像作家でもあるこやまの影響も大きいと思われる。
昨日のライブにしばたが最も尊敬する道重さゆみが来てくれたことを語り、さらには来ていることを知らなかったしばたがライブが終わった後に道重に会ったら2秒で号泣したというエピソードが語られる(ちなみに道重さゆみが1番好きなヤバTの曲は「寝んでもいける」というちゃんと聴きこんでないと絶対に出てこない実に渋いチョイス)のだが、こやまともりもとも
「実際に会ってみたらなんでしばたがそんなに「可愛い」って言ってるのかがわかった」
というくらいに可愛かったとのこと。ちなみにこの日はサバンナの高橋茂雄が見に来ていた。
このZepp Tokyoがフジテレビのすぐ近く(フジテレビのイベントライブもここで行われる)であることから、こやまが好きなフジテレビの番組を
「笑っていいとも!」「ごきげんよう」「めちゃイケ」「爆笑レッドカーペット」
など次々に挙げていくのだが、全てすでに終了している番組であり、最終的にはもりもとに一発芸をさせ、
「レッドカーペットは審査員が甘いっていうことだけ覚えて帰ってください!」
というよくわからない結論に至る。
するとこやまが喋ってる最中にいきなりもりもとのドラムによって曲が始まった「DANCE ON TANSU」ではミラーボールが回る中でタンクトップ君もサングラスをかけたパリピバージョンになるなど実に芸が細かい。
もはやハードコアパンクな音像なのにゲームの課金のことを歌った歌詞とのギャップが凄い「リセットマラソン」、しばたが手がけたシンプルだからこそメロディの良さが際立つ「秋」、
「東京 東京ばなな美味しい」
と動物に混ざって東京のこともこの上なく雑に紹介された「ざつにどうぶつしょうかい」と「Tank-top Festival in JAPAN」の収録曲が続く。一聴するとネタ曲っぽくも感じる「ざつにどうぶつしょうかい」は
「ヒト 笑いあう
ヒト 助けあう
ヒト いつか死ぬ」
といきなり人間の真理を突いてくるから油断ならない。ヤバTの曲は無意味なようでいて確かな意味やメッセージが忍ばせてある曲が多いけれど、ある意味ではシンプル極まりないこの曲はその究極系。
「昨日も俺らはここでライブやってたけど、昨日ミュージックステーションにKing Gnuが出てて。凄いなと思ってたら、メンバーの方が「悔いなし!」ってツイートしてたのも本当に凄いなって。悔いのないパフォーマンスができるのって本当に凄い。
俺たちは昨日のライブでも悔しいところがたくさんあった。もちろん楽しかったけど、悔しさを感じるところもたくさんあった。でもそれがあるから今日があるし、俺たちはそうやって悔しさを力に変えていくことしかできないから」
と言ってアルバムの最後に収録されている、グランジ的なギターサウンドの「ゆとりロック」を演奏。
この「ゆとりロック」という言葉は昨年の氣志團万博に出演した際に紹介VTRでつけられたものであるが、そうして「ゆとり」という枠な当てはめられることにも違和感や疑問を抱いてきただろうし、こやまは年末のCDJで初めてメインステージに出演した時にも、その日の朝に解散を発表したねごとと出演時間が被っており、
「ヤバT蹴ってねごと行くわ!」
というツイートなどを見かけたことを本当に悔しがっていた。見ている側からしたら何万人も見に来てくれているんだから気にしなくていいんじゃないのか?と思ったりもするが、こやまは1人であっても自分たちのところから去っていってしまうのが本当に悔しいのだ。だからこそその日のライブも悔しさが衝動に繋がっていた(結果的にはギタートラブルなどによってさらに悔しさを募らせることになった)が、それはこの日もそうだったし、きっとどんなにデカいところに行ったり、オリコン1位を取ったりしてもずっと消えることはないのだろう。
そしてタイアップ企業のロッテの名前をさりげなく巧みに取り入れた「とりあえず噛む」からはその悔しさを力に変えていくかのようにさらに音に迫力が増していく。この曲はロッテのガムのタイアップだから千葉ロッテマリーンズのホームゲームでの試合中に毎試合流れていた。自分の好きな野球チームの試合を見ている時に好きなバンドの音楽をスタジアムで大音量で聴けるというのは本当に嬉しい体験だったのだが、今シーズンもそうしてこの曲を聴けるだろうか。
男女混声ボーカルという持ち味を歌詞の面でも最大限に生かした「激キャッチー〜」、「Wi!Fi!」のコールとともにサビで大合唱が起きた「無線LANばり便利」とやはり激しい曲が続いてダイバーが続出したのだが、
「変わりたくないからモッシュやダイブを禁止したくなくて。そういうのが怖い人は横とか後ろとかの居心地がいい場所で楽しんで欲しいんだけど、俺は前の方でそうやって楽しむことで非日常感を味わったりしてて。ダイバーに後頭部を蹴られたりして気を失いそうになったこともあったけど、俺は「ハッピーウエディング前ソング」や「かわE」でヤバTのことを知った人にもモッシュやダイブをして楽しむようになって欲しい」
と、パンクバンドとしての変わらぬ姿勢を示す。こやま自身も10-FEETやロットングラフティーのライブをそうやって楽しんでいたであろうだけにその感覚は変わってないし、こやまには愛していて守りたい景色や、自分自身が見たい景色が確かにある。だからその景色が見れるような音楽をやる。それがパンクだった。なぜヤバTの音楽やライブがこんなにもパンクなのか。それがこの言葉からはしっかり伝わってきたし、だからこれだけの状況になってもライブハウスでワンマンをやる。その景色を見ることができるのがライブハウスだから。
もはや最近はCDで聴くと遅く感じるくらいにライブで高速化しまくっている「ヤバみ」はそのパンクやライブハウスへの思いが形になった曲であり、先ほどのこやまのMCに触発されたかのように最後のサビ前では壁のようにダイバーがリフトして居並ぶ。
それはかつて自分がTOTALFATやBIGMAMAのライブで見ていた光景そのものだった。それらのライブは「音もノリもめちゃ激しいのにライブを見ると体が震えるくらいに感動する」というもので、その感覚が本当に好きだったのだが、この日のヤバTのライブからは確かにその感覚を感じていた。そうしたパンクバンドや、coldrainやCrossfaithといったラウドバンドのライブから感じる感動。そこにはいつだって重かったり激しかったりする音の奥にその音を鳴らしているメンバーの人間らしさが感じられた。今のヤバTのライブからも、3人の人間性を確かに感じることができる。みんな笑顔だったけれど、自分はそれを感じてしまって笑顔で泣きそうになってしまっていた。
そしてラストは映画主題歌というよりも、「関ジャムで音楽プロデューサーのいしわたり淳治(ex.SUPERCAR)が2018年のベストソング1位に選んだ曲」としてさらにたくさんの人に聞かれるきっかけになった「かわE」。いしわたり淳治が
「歌詞で流行語大賞が取れる」
と断言した、革新性とオリジナリティに溢れた歌詞と抜群にポップかつキャッチーなサウンドとメロディ。「あつまれ!パーティーピーポー」に代わるような「ハッピーウエディング前ソング」ができて、さらにそれに代わるような「かわE」ができた。それはつまりこれからもヤバTはこうした歴史に残るような名曲を生み出し続けていくバンドだということ。そしてその曲たちをこうして最大限の熱量でもって鳴らすバンドであり続けるということだ。
アンコールでは先に写真撮影をしてから、もりもとが今回のワンマンツアーの物販で行なっている「もりもとガチャ」が数千個余っているという厳しい報告をし、
「でも物販に自分で立ってお客さんと触れ合ったりして、人の温かさや初心を思い出させてくれました!」
と良い方向にまとめようとする。こやまからは
「全部自費で買い取れ」
と言われていたけど。
このツアーはアンコールではかなり自由にやっているらしく、この日は観客にどんなレア曲が聴きたいかを問いかけたところ、ヤバTを結成する前からこやまがバンドでやっていた曲で、ヤバTの初期にもライブで稀に演奏されていたという「I wanna go home」を演奏。実にシンプルなサウンドと「家に帰りたい」ということしか言っていない歌詞だが、
「アイワナ余韻ってプロフィールに書いたり、アイワナ聞いたでってマウント取れる」
というくらいのレア曲。
さらに最近CMでオンエアされていた「SUUMOのCM曲」こと「スーモマーチ」を演奏するのだが、CMのキメセリフである
「SUUMOで検索!」
のコールが声が小さいということでもう1回演奏して大合唱させるという自由っぷり。なので当然曲数は予定よりも増えていく。
「ラスト2曲!」
と宣言すると
「楽しそうやな〜!」
とこやまが客席の様子を見て思わず漏らした「ウェイウェイ大学生」から、
「カップルで来てる人おる?うわ、エロいなぁ(笑)
ノリで入籍してみたらいいのに!」
と
「キッス!キッス!」
の凄まじい大合唱が巻き起こった「ハッピーウエディング前ソング」で文字通りハッピーに終了。かと思いきや、
「やらなくてもライブが成り立つくらいに曲が揃ってきたからやらなくてもいいかと思っていたけど、曲できてからライブでやらなかったことないからやった方がもっと楽しくなるような気がする〜!」
と言って「あつまれ!パーティーピーポー」でこの日の最高沸点を何度目かの更新。確かにこの日の流れだとやらなくても成り立つし、やらなくても良かったかもしれない。でもやっぱりやる。その方が楽しいし、この曲にきっとヤバTのメンバー自身も何度も助けられてきただろうから。昔、ミッシェルガンエレファントが幕張メッセでライブをやった時に最後の最後に「世界の終わり」を演奏していた映像を見たことがある。あの時も、きっとやらなくても成り立つようなライブだったけどやっていた。やったことでさらに最高なものになっていた。それはこの日の「あつまれ!パーティーピーポー」も間違いなくそうだった。悔しい思いが原動力になっていたとしても、最後にみんなが笑顔で終われるのが1番最高なことなんだ。
もうどんだけ投げるんだ?というくらいに演奏後にこやまがピックを投げまくると、もりもとは自身の汗をしっかり拭いたタオルを客席に投入。こやまからはいじられていたけれど、しっかりと観客に挨拶をしてからステージを去ったのも含めて、これからもできる限りはこうしてこのバンドのライブに来続けたいと思った。それは単純に楽曲の力とライブの力においてこのバンドはとんでもなく強いものを持っていて、それを最大限に感じさせてくれるのがワンマンだから。こんなに音楽としてすごいバンドになるなんて、出てきた当時は想像していなかった。
昨年のこの時期にもヤバTはZepp Tokyoでライブを行なっていて、それは2マンライブだったのだけど、こやまはその時のMCで
「デカいところで1日やるよりもZeppで5日間やるようなバンドでありたい」
と自分たちがどんなバンドに影響を受けて、どんなスタイルで活動していくかを自らの口で語った。
あれからさらにバンドの規模は大きくなったけれど、ツアーの会場は変わっていない。それは去年口にしたことが意志として変わっていないことの証明であるが、今回のツアーではこやまやしばたがライブでのマナーや楽しみ方についてツイッターで言及することもあった。
規模が大きくなればなるほど、それまではいなかったような人たちも増える。そうするとライブの空気も変わっていく。大きくなるバンドの宿命である。そこでファン同士が諍いを起こしたり、ツイッターで晒したりするようなことも何度だって見てきた。それこそ矢沢永吉というレジェンドですら過激なファンをライブ出禁にするようになった時代である。
でもヤバTは絶対にそうした出禁や、誰かを退けたりするようなことは絶対にしない。あまりにもメンバーたちが優し過ぎるから、側から見ていると反応しなくても、と思うようなリプにも返信したり、どんな人であっても同じ顧客(ヤバTのファンの総称)として捉えている。
「これからずっと活動していくから、今日知った人でも長い目で見たら古参」
という新しくファンになってくれた人がライブに来やすいような空気を作るのだって、会場にいる全ての人が同じように楽しんで欲しいから。
反応しなくてもいいようなことでも返信したり、この規模になってもメンバーは逆にファンのアカウントをフォローしたりする。なかなかそんなバンドはいない。でもそれがヤバTの在り方。だから何万人の前に立ったり、CMに出ても我々との距離感は全く変わらないように感じるし、そのスタイルだからこそ誰も省いたり置いていったりしないようなライブの空間が、どんなにデカくなっても作っていけるような気がするのだ。
自分は2018年の総括記事の中でヤバTのことを年間MVPに挙げ、
「かつてアジカンのゴッチは「サウンドはもうある程度出尽くしている。だから斬新な楽器が開発されない限り、新しい音を作るのは難しい。でも歌詞ならそれができると思う」と発言していた。それは2018年、ヤバイTシャツ屋さんというバンドによって果たされた」
と書いた。もしかしたら、歌詞だけではなくてこのバンドは巨大化したバンドのライブの在り方すらも変えてしまうかもしれない。2018年は現状のこのバンドのピークだったが、それすらもこれから間違いなく更新されていく。その進化や辿り着く場所をずっと見ていきたい。きっと今まで見たこともないような景色が見れるはず。ヤバTは今まで聴いたことのない音楽を作っているバンドなのだから。
1.Tank-top Festival 2019
2.KOKYAKU満足度1位
3.小ボケにマジレスするボーイ&ガール
4.Universal Serial Bus
5.L.O.V.E タオル
6.メロコアバンドのアルバムの3曲目くらいに収録されている感じの曲
7.眠いオブザイヤー受賞
8.どすえ ~おこしやす京都~
9.Tank-top of the world
10.DANCE ON TANSU
11.リセットマラソン
12.秋
13.ざつにどうぶつしょうかい
14.喜志駅周辺なんもない
15.ゆとりロック
16.とりあえず噛む
17.鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック
18.無線LANばり便利
19.ヤバみ
20.かわE
encore
21.I wanna go home
22.スーモマーチ
23.スーモマーチ
24.ウェイウェイ大学生
25.ハッピーウェディング前ソング
26.あつまれ!パーティーピーポー
かわE
https://youtu.be/ciFOh2KN99U
Next→ 2/28 the telephones @北浦和KYARA
そのどちらもが年間ベストクラスのクオリティであったというのが今のこのバンドの勢いとこれからの普遍性を表しているが(自分も2018年のMVPにこのバンドを選出)、「Tank-top Festival in JAPAN」のリリースツアーの長いリリースツアーのワンマン編のいったんのファイナルとなるのがこの日のZepp Tokyo2daysの2日目。
会場には様々な国の国旗が飾られており、まさに「Festival」という雰囲気が漂う。客席には小学生くらいの子供を連れて家族で来ている人もおり、このバンドの存在のさらなる広がりを感じさせる。
18時を少し過ぎると場内が暗転し、おなじみの「はじまるよ〜」という脱力SEとともに3人がステージへ。もう本当になんらいつもと全く変わらない出で立ちで現れると、
「東京2日目ー!」
とこやまたくや(ボーカル&ギター)が叫んで、こやまとしばたありぼぼ(ベース&ボーカル)がもりもりもと(ドラム)のセットの前に集まって音とともにこの日のライブへの意志を合わせるかのように向かい合って音を出すと、「Tank-top Festival in JAPAN」の1曲目にしてタイトル的な「Tank-top Festival 2019」からスタートし、「KOKYAKU満足度1位」、SNSなどでちょっとふざけた発言に噛みつかれるというメンバー(主にこやま)も経験している、現代ならではの事象を曲に昇華してみせた「小ボケにマジレスするボーイ&ガール」まではアルバムの曲順と全く同じ滑り出しではあるが、もう冒頭から完全にパンク。モッシュもダイブも発生しまくりというパンクバンドのライブの楽しみ方。こやまとしばたは曲中に演奏しながらではあるが、歌わない部分でストローの刺さった水を飲む場面も多かったのは2daysの2日目だからということもあったのかもしれないが、曲間で水を飲んだりするのではなく、曲中にそうすることによってライブの流れが引き締まるし、パンクというスピードが大事なサウンドのスタイルを選んでいるこのバンドのライブにおいて大事なテンポの良さに繋がっている。
「Zepp Tokyo2daysで6000人ですよ。1日3000人やから。追加公演も含めたら9000人。ツアーファイナル、武道館でもやれるんちゃう?
(お〜!?と期待する観客の声に対し)
でもやりませ〜ん(笑)ツアーファイナルはサンリオピューロランドです!サンリオピューロランドでロックバンドがライブできることなんてそうそうないで!俺としばたはサンリオピューロランドの年間パスポート持ってますからね。もりもとは持ってないけど(笑)」
というおなじみのもりもといじりが始まると、「サンリオのキャラクターで山手線ゲーム」が始まるのだが、もりもとがなぜか超マニアックなキャラクターを知っていてこやまとしばたすらわからないという若干茶番じみたやり取りから、
「この曲が序盤に来るのは良いセトリの時です!」
とハードルを自ら最高点にまで高くしての「L.O.V.E タオル」でタオルがブンブン振り回され(やはりフェスと違ってワンマンだからかほぼ100%ヤバTのタオル)、「メロコアバンド〜」では間奏部分でこやまが「座って!」と言う前にたくさんの人がしゃがむという定着っぷり。さすがに詰まりまくった最前ブロックは座ることが難しかったからか、座れない人は中腰で×マークを腕で作ってからジャンプすることによって「Xジャンプ」(X JAPANのライブで起こるジャンプ)のようになるという、ただでさえ楽しいパフォーマンスがさらに笑えるものになっている。
ここまではパンクに突っ走ってきたが、オシャレなサウンドの「眠いオブザイヤー受賞」では
「敷布団 on 俺 on 掛け布団」
というヤバTのライブ以外で一回も人生において発する機会がないであろう歌詞で合唱を巻き起こす。
この日のステージには背面に巨大なタンクトップ君が描かれているという実にシンプルなものであり、序盤から照明が当たるなどしてそのタンクトップ君が鮮やかに光ったりしていたのだが、京都人のひねくれっぷりを京都人であるこやま自らの視点で描いた「どすえ 〜おこしやす京都〜」では京都をイメージさせる模様などが次々にタンクトップ君の白いタンクトップに映し出され、さらに「Tank-top of the world」では
「GO TO RIZAP!」
というコーラス部分でタンクトップ君の表情がキリッと強くなり、頭上には「RIZAP」のロゴまで現れる。
このアイデアも素晴らしいのだが、何よりもあくまでバンドの曲や演奏が主役であり、決してそれよりも前に出ることがないというこのバランスが素晴らしい演出であった。バンドのライブにおける地力や体力が進化しているのはもちろん、こうして自分たちのライブを引き立てるようなスタッフたちヤバTチームの力全体が明らかにレベルアップしている。それはスタッフたちが「このバンドのライブで何を一番見せるべきなのか」というのをメンバーとちゃんと共有し合っているからこそできることだし、そもそもが映像作家でもあるこやまの影響も大きいと思われる。
昨日のライブにしばたが最も尊敬する道重さゆみが来てくれたことを語り、さらには来ていることを知らなかったしばたがライブが終わった後に道重に会ったら2秒で号泣したというエピソードが語られる(ちなみに道重さゆみが1番好きなヤバTの曲は「寝んでもいける」というちゃんと聴きこんでないと絶対に出てこない実に渋いチョイス)のだが、こやまともりもとも
「実際に会ってみたらなんでしばたがそんなに「可愛い」って言ってるのかがわかった」
というくらいに可愛かったとのこと。ちなみにこの日はサバンナの高橋茂雄が見に来ていた。
このZepp Tokyoがフジテレビのすぐ近く(フジテレビのイベントライブもここで行われる)であることから、こやまが好きなフジテレビの番組を
「笑っていいとも!」「ごきげんよう」「めちゃイケ」「爆笑レッドカーペット」
など次々に挙げていくのだが、全てすでに終了している番組であり、最終的にはもりもとに一発芸をさせ、
「レッドカーペットは審査員が甘いっていうことだけ覚えて帰ってください!」
というよくわからない結論に至る。
するとこやまが喋ってる最中にいきなりもりもとのドラムによって曲が始まった「DANCE ON TANSU」ではミラーボールが回る中でタンクトップ君もサングラスをかけたパリピバージョンになるなど実に芸が細かい。
もはやハードコアパンクな音像なのにゲームの課金のことを歌った歌詞とのギャップが凄い「リセットマラソン」、しばたが手がけたシンプルだからこそメロディの良さが際立つ「秋」、
「東京 東京ばなな美味しい」
と動物に混ざって東京のこともこの上なく雑に紹介された「ざつにどうぶつしょうかい」と「Tank-top Festival in JAPAN」の収録曲が続く。一聴するとネタ曲っぽくも感じる「ざつにどうぶつしょうかい」は
「ヒト 笑いあう
ヒト 助けあう
ヒト いつか死ぬ」
といきなり人間の真理を突いてくるから油断ならない。ヤバTの曲は無意味なようでいて確かな意味やメッセージが忍ばせてある曲が多いけれど、ある意味ではシンプル極まりないこの曲はその究極系。
「昨日も俺らはここでライブやってたけど、昨日ミュージックステーションにKing Gnuが出てて。凄いなと思ってたら、メンバーの方が「悔いなし!」ってツイートしてたのも本当に凄いなって。悔いのないパフォーマンスができるのって本当に凄い。
俺たちは昨日のライブでも悔しいところがたくさんあった。もちろん楽しかったけど、悔しさを感じるところもたくさんあった。でもそれがあるから今日があるし、俺たちはそうやって悔しさを力に変えていくことしかできないから」
と言ってアルバムの最後に収録されている、グランジ的なギターサウンドの「ゆとりロック」を演奏。
この「ゆとりロック」という言葉は昨年の氣志團万博に出演した際に紹介VTRでつけられたものであるが、そうして「ゆとり」という枠な当てはめられることにも違和感や疑問を抱いてきただろうし、こやまは年末のCDJで初めてメインステージに出演した時にも、その日の朝に解散を発表したねごとと出演時間が被っており、
「ヤバT蹴ってねごと行くわ!」
というツイートなどを見かけたことを本当に悔しがっていた。見ている側からしたら何万人も見に来てくれているんだから気にしなくていいんじゃないのか?と思ったりもするが、こやまは1人であっても自分たちのところから去っていってしまうのが本当に悔しいのだ。だからこそその日のライブも悔しさが衝動に繋がっていた(結果的にはギタートラブルなどによってさらに悔しさを募らせることになった)が、それはこの日もそうだったし、きっとどんなにデカいところに行ったり、オリコン1位を取ったりしてもずっと消えることはないのだろう。
そしてタイアップ企業のロッテの名前をさりげなく巧みに取り入れた「とりあえず噛む」からはその悔しさを力に変えていくかのようにさらに音に迫力が増していく。この曲はロッテのガムのタイアップだから千葉ロッテマリーンズのホームゲームでの試合中に毎試合流れていた。自分の好きな野球チームの試合を見ている時に好きなバンドの音楽をスタジアムで大音量で聴けるというのは本当に嬉しい体験だったのだが、今シーズンもそうしてこの曲を聴けるだろうか。
男女混声ボーカルという持ち味を歌詞の面でも最大限に生かした「激キャッチー〜」、「Wi!Fi!」のコールとともにサビで大合唱が起きた「無線LANばり便利」とやはり激しい曲が続いてダイバーが続出したのだが、
「変わりたくないからモッシュやダイブを禁止したくなくて。そういうのが怖い人は横とか後ろとかの居心地がいい場所で楽しんで欲しいんだけど、俺は前の方でそうやって楽しむことで非日常感を味わったりしてて。ダイバーに後頭部を蹴られたりして気を失いそうになったこともあったけど、俺は「ハッピーウエディング前ソング」や「かわE」でヤバTのことを知った人にもモッシュやダイブをして楽しむようになって欲しい」
と、パンクバンドとしての変わらぬ姿勢を示す。こやま自身も10-FEETやロットングラフティーのライブをそうやって楽しんでいたであろうだけにその感覚は変わってないし、こやまには愛していて守りたい景色や、自分自身が見たい景色が確かにある。だからその景色が見れるような音楽をやる。それがパンクだった。なぜヤバTの音楽やライブがこんなにもパンクなのか。それがこの言葉からはしっかり伝わってきたし、だからこれだけの状況になってもライブハウスでワンマンをやる。その景色を見ることができるのがライブハウスだから。
もはや最近はCDで聴くと遅く感じるくらいにライブで高速化しまくっている「ヤバみ」はそのパンクやライブハウスへの思いが形になった曲であり、先ほどのこやまのMCに触発されたかのように最後のサビ前では壁のようにダイバーがリフトして居並ぶ。
それはかつて自分がTOTALFATやBIGMAMAのライブで見ていた光景そのものだった。それらのライブは「音もノリもめちゃ激しいのにライブを見ると体が震えるくらいに感動する」というもので、その感覚が本当に好きだったのだが、この日のヤバTのライブからは確かにその感覚を感じていた。そうしたパンクバンドや、coldrainやCrossfaithといったラウドバンドのライブから感じる感動。そこにはいつだって重かったり激しかったりする音の奥にその音を鳴らしているメンバーの人間らしさが感じられた。今のヤバTのライブからも、3人の人間性を確かに感じることができる。みんな笑顔だったけれど、自分はそれを感じてしまって笑顔で泣きそうになってしまっていた。
そしてラストは映画主題歌というよりも、「関ジャムで音楽プロデューサーのいしわたり淳治(ex.SUPERCAR)が2018年のベストソング1位に選んだ曲」としてさらにたくさんの人に聞かれるきっかけになった「かわE」。いしわたり淳治が
「歌詞で流行語大賞が取れる」
と断言した、革新性とオリジナリティに溢れた歌詞と抜群にポップかつキャッチーなサウンドとメロディ。「あつまれ!パーティーピーポー」に代わるような「ハッピーウエディング前ソング」ができて、さらにそれに代わるような「かわE」ができた。それはつまりこれからもヤバTはこうした歴史に残るような名曲を生み出し続けていくバンドだということ。そしてその曲たちをこうして最大限の熱量でもって鳴らすバンドであり続けるということだ。
アンコールでは先に写真撮影をしてから、もりもとが今回のワンマンツアーの物販で行なっている「もりもとガチャ」が数千個余っているという厳しい報告をし、
「でも物販に自分で立ってお客さんと触れ合ったりして、人の温かさや初心を思い出させてくれました!」
と良い方向にまとめようとする。こやまからは
「全部自費で買い取れ」
と言われていたけど。
このツアーはアンコールではかなり自由にやっているらしく、この日は観客にどんなレア曲が聴きたいかを問いかけたところ、ヤバTを結成する前からこやまがバンドでやっていた曲で、ヤバTの初期にもライブで稀に演奏されていたという「I wanna go home」を演奏。実にシンプルなサウンドと「家に帰りたい」ということしか言っていない歌詞だが、
「アイワナ余韻ってプロフィールに書いたり、アイワナ聞いたでってマウント取れる」
というくらいのレア曲。
さらに最近CMでオンエアされていた「SUUMOのCM曲」こと「スーモマーチ」を演奏するのだが、CMのキメセリフである
「SUUMOで検索!」
のコールが声が小さいということでもう1回演奏して大合唱させるという自由っぷり。なので当然曲数は予定よりも増えていく。
「ラスト2曲!」
と宣言すると
「楽しそうやな〜!」
とこやまが客席の様子を見て思わず漏らした「ウェイウェイ大学生」から、
「カップルで来てる人おる?うわ、エロいなぁ(笑)
ノリで入籍してみたらいいのに!」
と
「キッス!キッス!」
の凄まじい大合唱が巻き起こった「ハッピーウエディング前ソング」で文字通りハッピーに終了。かと思いきや、
「やらなくてもライブが成り立つくらいに曲が揃ってきたからやらなくてもいいかと思っていたけど、曲できてからライブでやらなかったことないからやった方がもっと楽しくなるような気がする〜!」
と言って「あつまれ!パーティーピーポー」でこの日の最高沸点を何度目かの更新。確かにこの日の流れだとやらなくても成り立つし、やらなくても良かったかもしれない。でもやっぱりやる。その方が楽しいし、この曲にきっとヤバTのメンバー自身も何度も助けられてきただろうから。昔、ミッシェルガンエレファントが幕張メッセでライブをやった時に最後の最後に「世界の終わり」を演奏していた映像を見たことがある。あの時も、きっとやらなくても成り立つようなライブだったけどやっていた。やったことでさらに最高なものになっていた。それはこの日の「あつまれ!パーティーピーポー」も間違いなくそうだった。悔しい思いが原動力になっていたとしても、最後にみんなが笑顔で終われるのが1番最高なことなんだ。
もうどんだけ投げるんだ?というくらいに演奏後にこやまがピックを投げまくると、もりもとは自身の汗をしっかり拭いたタオルを客席に投入。こやまからはいじられていたけれど、しっかりと観客に挨拶をしてからステージを去ったのも含めて、これからもできる限りはこうしてこのバンドのライブに来続けたいと思った。それは単純に楽曲の力とライブの力においてこのバンドはとんでもなく強いものを持っていて、それを最大限に感じさせてくれるのがワンマンだから。こんなに音楽としてすごいバンドになるなんて、出てきた当時は想像していなかった。
昨年のこの時期にもヤバTはZepp Tokyoでライブを行なっていて、それは2マンライブだったのだけど、こやまはその時のMCで
「デカいところで1日やるよりもZeppで5日間やるようなバンドでありたい」
と自分たちがどんなバンドに影響を受けて、どんなスタイルで活動していくかを自らの口で語った。
あれからさらにバンドの規模は大きくなったけれど、ツアーの会場は変わっていない。それは去年口にしたことが意志として変わっていないことの証明であるが、今回のツアーではこやまやしばたがライブでのマナーや楽しみ方についてツイッターで言及することもあった。
規模が大きくなればなるほど、それまではいなかったような人たちも増える。そうするとライブの空気も変わっていく。大きくなるバンドの宿命である。そこでファン同士が諍いを起こしたり、ツイッターで晒したりするようなことも何度だって見てきた。それこそ矢沢永吉というレジェンドですら過激なファンをライブ出禁にするようになった時代である。
でもヤバTは絶対にそうした出禁や、誰かを退けたりするようなことは絶対にしない。あまりにもメンバーたちが優し過ぎるから、側から見ていると反応しなくても、と思うようなリプにも返信したり、どんな人であっても同じ顧客(ヤバTのファンの総称)として捉えている。
「これからずっと活動していくから、今日知った人でも長い目で見たら古参」
という新しくファンになってくれた人がライブに来やすいような空気を作るのだって、会場にいる全ての人が同じように楽しんで欲しいから。
反応しなくてもいいようなことでも返信したり、この規模になってもメンバーは逆にファンのアカウントをフォローしたりする。なかなかそんなバンドはいない。でもそれがヤバTの在り方。だから何万人の前に立ったり、CMに出ても我々との距離感は全く変わらないように感じるし、そのスタイルだからこそ誰も省いたり置いていったりしないようなライブの空間が、どんなにデカくなっても作っていけるような気がするのだ。
自分は2018年の総括記事の中でヤバTのことを年間MVPに挙げ、
「かつてアジカンのゴッチは「サウンドはもうある程度出尽くしている。だから斬新な楽器が開発されない限り、新しい音を作るのは難しい。でも歌詞ならそれができると思う」と発言していた。それは2018年、ヤバイTシャツ屋さんというバンドによって果たされた」
と書いた。もしかしたら、歌詞だけではなくてこのバンドは巨大化したバンドのライブの在り方すらも変えてしまうかもしれない。2018年は現状のこのバンドのピークだったが、それすらもこれから間違いなく更新されていく。その進化や辿り着く場所をずっと見ていきたい。きっと今まで見たこともないような景色が見れるはず。ヤバTは今まで聴いたことのない音楽を作っているバンドなのだから。
1.Tank-top Festival 2019
2.KOKYAKU満足度1位
3.小ボケにマジレスするボーイ&ガール
4.Universal Serial Bus
5.L.O.V.E タオル
6.メロコアバンドのアルバムの3曲目くらいに収録されている感じの曲
7.眠いオブザイヤー受賞
8.どすえ ~おこしやす京都~
9.Tank-top of the world
10.DANCE ON TANSU
11.リセットマラソン
12.秋
13.ざつにどうぶつしょうかい
14.喜志駅周辺なんもない
15.ゆとりロック
16.とりあえず噛む
17.鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック
18.無線LANばり便利
19.ヤバみ
20.かわE
encore
21.I wanna go home
22.スーモマーチ
23.スーモマーチ
24.ウェイウェイ大学生
25.ハッピーウェディング前ソング
26.あつまれ!パーティーピーポー
かわE
https://youtu.be/ciFOh2KN99U
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