hotel koe tokyo 1st Anniversary @渋谷Hotel koe 2/16
- 2019/02/17
- 00:00
渋谷の宇田川町にあるショップやカフェを併設したホテル「koe」が1周年を迎え、アニバーサリーウィークとしてイベントスペースではさまざまなイベントを開催。
前日には雨のパレードのライブなども行われた中、この日は
Awesome City Club
YonYon
Getting Better (片平実/TAISHI IWAMI)
FREE THROW (神啓文/タイラダイスケ)
TIPS (SHiN/斎藤雄/YUU UMEMOTO)
石毛輝 (Yap!!!/the telephones)
というフェスなどでもおなじみのロックDJチームを始めとした幅広い面々が集結し、1周年を祝う。
開場待ちの間にはRIZINというエナジードリンクセットが来場者に配られるという太っ腹っぷりであるが、あまりに己の普段の生活圏内と比べるとオシャレ過ぎるが故にこのイベントがなかったら間違いなく訪れることはないであろう。
ホテルのエントランス部分にDJ宅が設置され、その奥のスペースに簡易的なステージが作られているという設営の中、ほとんどの観客は普段は1Fと2Fのショップを行き来するために使われているであろう階段に座っているという状態。そんな中で19時を過ぎるとDJがクラブミュージックをプレイし始め、観客たちは続々とアルコールを求めにドリンク販売所へと向かっていく。
DJがプレイする曲もやはり自分が普段好んで聴くような狭くて汚いライブハウスで聴くようなロックではなくてアーバンでポップなものがメインではあるのだが、逆にこのロケーション、シチュエーションではロックをかけても間違いなく浮くというか、こうしたタイプの曲の方が間違いなく合うのだろう。
・Awesome City Club
20時頃になるとこの日のライブアクトのAwesome City Clubが2Fの階段を降りてステージに登場。この日はアコースティックセットということもあってか5人ともフォーマルな出で立ち。PORINは鮮やかなピンク色の髪の一部を編み込んでおり、フロントマンとしてさらに目を惹くようになっている。
5人が椅子に座り、AtagiとPORINはハンドマイク、モリシーがアコギ、マツザカタクミはエレキベース、ユキエはカホンとシンバルすらも手で叩くという形で「君はグランデ」からスタート。実に緩いというか温かい雰囲気であるが、すぐ目の前の道路を「STU48」「今夜のキャバクラ決めるなら」というようなトラックが走っていったり、前の道を歩く人々が物珍しそうな顔でステージや客席を見ながら通り過ぎていく姿は実にシュールだ。
PORINがシェイカーを振りながら歌う「Don't Think, Feel」を終えると、Atagiが
「僕らはこの会場とはすごく縁深くて。このホテルのオープニングイベントにも出させていただいて。僕らのイベントにも使わせてもらったりして、いつもお世話になっています」
とこの会場への感謝と挨拶をすると、ベースを置いたマツザカタクミが
「皆さん、今日このイベントってRIZINっていうエナジードリンクとコラボしてるんですよ。僕もよく飲ませていただいてるんですけど、なんで急にお前が喋ってんねん、って思ってると思うんですけど、次の曲は僕がラップをする曲なんですね。その曲が締め切りがギリギリなのに今日出てるDJさんたちのイベントに遊びに行ったりして結局締め切り前日に徹夜、みたいになってしまう僕がよくやってしまうことの曲です。その時に飲むRIZINがショウガの味がしてよく効くんです」
とこのイベントとコラボしているRIZINの紹介をすると、自身がハンドマイクでラップをする「クリエイティブオールナイト」へ。モリシーがエレキベース、Atagiがアコギを弾くというこの曲ならではの編成となるが、それができるのはこのバンドのメンバーの演奏力と器用さがあるからこそで、普段のバンド編成ではキーボードの音などもふんだんに入っているが、それがなくても成立するくらいのギリギリの削ぎ落としたサウンドのアレンジは実に見事だし、普段からこの編成でライブやってるんじゃないかと思うくらいに実に自然で無理がない。
昨年末に最新アルバム「Catch The One」をリリースしたばかりということで、その中でもエキゾチックな歌詞がこのバンドの持つ雰囲気によく似合う「台湾ロマンス」でPORINとAtagiのボーカルが美しく重なると、AtagiがまるでRIZINの社員なのか、というくらいに詳細にRIZINの缶のデザインや各種の味のことを解説。その笑いも交えた話っぷりからは普段から本当に愛飲していることが伺えるが、至って流暢に喋る姿からはフロントマンの一翼としてボーカルだけでなくMC力もはるかにレベルアップしていることを伺わせた。
「まだ寒い日が続いてますんで、そんな季節の曲を」
と言って演奏された「青春の胸騒ぎ」こそアルバムとしては4枚目、2年前の作品に収録されていたものであるが、ラストに手拍子が起こる中で演奏されたのは最新アルバムのタイトル曲である「Catch The One」。
もう鮮烈なデビューを飾った「4月のマーチ」や「涙の上海ナイト」だけのバンドではなくて、音楽ジャンキーであるメンバーたちが様々な音楽を取り入れながら自分たちの音楽を更新していっていて、その最新系が最高でしょ?というような内容だった。ライブを見るのは実に久しぶりだったが、PORINとAtagiは本当に見違えるほどに歌が上手くなっていたし、その歌っている姿からは確固たる自信が伺えた。
ひたすらにオシャレでポップなバンドというイメージはデビュー時から今に至るまで変わることはないが、アコースティックのアレンジになることによって「ポップ」の部分だけを強く感じさせるようなものになっていた。
このバンドは最初からポップでキャッチーな曲を作っていたが、デビュー直後に見たライブはプレイヤーの集まりというような雰囲気で、バンド感が希薄に感じた。この手のバンドはそれが弱点であり突き抜けた存在になれない理由にもなってしまうし、だからこそそのバンド感の強さをしっかり持っているKing Gnuが飛び抜けた存在になりつつあるのは実に納得がいくのだが、期待されながらもなかなか結果を出すことができずに、最近のインタビューではもう音楽を辞めて地元に帰ろうと思っていたというほどにバンドが危機を迎えていたことをAtagiが語っていたが、それを経てメンバーのバンドに対する意識は間違いなく変わったし、その意識はこうして鳴らす音からも出ているし、メンバーたちはその後に出演したDJの曲を聴きながらみんなで話し合っていた。「シティポップ」という言葉が出てきては泡沫のように消えていったバンドも数え切れないほどいる。デビュー時にそこに括られていたAwesome City Clubというバンドはまだまだこれからだ、ということを自らの手で証明していけるだろうか。
1.君はグランデ
2.Don't Think, Feel
3.クリエイティブオールナイト
4.台湾ロマンス
5.青春の胸騒ぎ
6.Catch The One
Catch The One
https://youtu.be/bqEkRVvXIik
その後はCharaを軸にKing GnuやChelmicoなどやはりアーバンなダンスミュージックやヒップホップを中心とした女性DJ・YonYonの後には冬だからかファー帽子を被った石毛輝がDJに登場。
1.Why / Lee Shins feat.Nate Salman
2.Lightenup (Alex Metric Remix) / Parcels
3.Galaxy / Alex Metric & Oliver
4.Pantalon / Kornel Kovacs
5.The Perfect Kiss / New Order
6.Ordinary Things / Xxxy
7.The light with MONJOE × Ryohu / Yap!!!
8.STROBOLIGHTS / SUPERCAR
9.I Feel RAVE / Seiho
10.Santeria / Sublime
というように世代も国も様々なダンスミュージックをかけていたのだが、やはり非常に石毛輝はセンスが良い(今さら自分なんぞが言うようなことではないけど)というか、その場の空気や雰囲気、ロケーション、客層などによってどんな曲をかけるかをガラッと変える。ロックフェスのDJではこうした曲はまずかけないだろうし、それができるのは日頃から世界中のありとあらゆる音楽を聴いていて、それを普段から家でDJのように繋げたりしているからなのだろう。
その姿勢を自分は1人のリスナー、音楽好きとして本当にリスペクトしているし、これからも様々な音楽を吸収させてもらいたいと思っている。
石毛輝からDJをスイッチしたのは、かつてロッキンオンのフェスのDJブースにおいても「エース」と称されていた、Getting Betterの片平実。石毛がまだブース内にいるのを見てからthe telephones「Love & DISCO」をかけると、
「ここはそういう会場じゃないだろ〜(笑)これはギャラ2倍ですよ(笑)」
と言いながらマイクを持って生歌で熱唱し、
「どうぞご自由に撮影ください(笑)」
と恥ずかしがりながらサービス精神を見せるのはさすが。やはり石毛輝を目当てで来た人も多かったからか、マイクをフロアに向けると大きな合唱が発生していた。これをまたライブハウスで、the telephonesのメンバーの演奏で聴けるというのはやっぱり本当に嬉しいことだ。
Getting BetterのDJには「今まで知らなかったカッコいい音楽を知って欲しい」という意思があると思うし、そうしてフェスでのDJで新しい音楽を知った人もたくさんいると思われるが、avengers in sci-fiをはじめ、TENDOUJIやドミコなどをかけていたあたりはやはりそうした意識があってのものだと思う。
そしてライブを終えたばかりのAwesome City Clubの「Vampire」をかけると、DJブースの後ろで酒を飲んでいたPORINがマイクを手にしてステージに移動して生歌唱。手招きされた石毛輝とモリシーもステージに上がって踊りまくり、PORINの
「みんな!飲んでる〜!?乾杯ー!」
の合図で夜は更け、さらに会場の酒量は増していく。石毛輝はThe Strokes「Under Cover of Darkness」などでフロアでエアギターを弾きながらファンと写真撮影をしたりと思い思いにこの場を楽しんでいた。
やはり自分はバンドのライブの方がDJイベントよりも好きだが、たまにはこうして気を張らずに流れる音楽に身を任せるのも悪くない。こうして様々な人が行き交う街・渋谷のど真ん中にあるこのhotel koeはこれからも営業を続けることによってより多くの人や音楽・カルチャーとの出会いの場になっていくのだろう。
最初はオシャレ過ぎて居づらさを感じていたが、最後には居心地の良さすら感じるようになっていた自分もまた新たな音楽との出会いを求めてここに来るのかもしれない。
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前日には雨のパレードのライブなども行われた中、この日は
Awesome City Club
YonYon
Getting Better (片平実/TAISHI IWAMI)
FREE THROW (神啓文/タイラダイスケ)
TIPS (SHiN/斎藤雄/YUU UMEMOTO)
石毛輝 (Yap!!!/the telephones)
というフェスなどでもおなじみのロックDJチームを始めとした幅広い面々が集結し、1周年を祝う。
開場待ちの間にはRIZINというエナジードリンクセットが来場者に配られるという太っ腹っぷりであるが、あまりに己の普段の生活圏内と比べるとオシャレ過ぎるが故にこのイベントがなかったら間違いなく訪れることはないであろう。
ホテルのエントランス部分にDJ宅が設置され、その奥のスペースに簡易的なステージが作られているという設営の中、ほとんどの観客は普段は1Fと2Fのショップを行き来するために使われているであろう階段に座っているという状態。そんな中で19時を過ぎるとDJがクラブミュージックをプレイし始め、観客たちは続々とアルコールを求めにドリンク販売所へと向かっていく。
DJがプレイする曲もやはり自分が普段好んで聴くような狭くて汚いライブハウスで聴くようなロックではなくてアーバンでポップなものがメインではあるのだが、逆にこのロケーション、シチュエーションではロックをかけても間違いなく浮くというか、こうしたタイプの曲の方が間違いなく合うのだろう。
・Awesome City Club
20時頃になるとこの日のライブアクトのAwesome City Clubが2Fの階段を降りてステージに登場。この日はアコースティックセットということもあってか5人ともフォーマルな出で立ち。PORINは鮮やかなピンク色の髪の一部を編み込んでおり、フロントマンとしてさらに目を惹くようになっている。
5人が椅子に座り、AtagiとPORINはハンドマイク、モリシーがアコギ、マツザカタクミはエレキベース、ユキエはカホンとシンバルすらも手で叩くという形で「君はグランデ」からスタート。実に緩いというか温かい雰囲気であるが、すぐ目の前の道路を「STU48」「今夜のキャバクラ決めるなら」というようなトラックが走っていったり、前の道を歩く人々が物珍しそうな顔でステージや客席を見ながら通り過ぎていく姿は実にシュールだ。
PORINがシェイカーを振りながら歌う「Don't Think, Feel」を終えると、Atagiが
「僕らはこの会場とはすごく縁深くて。このホテルのオープニングイベントにも出させていただいて。僕らのイベントにも使わせてもらったりして、いつもお世話になっています」
とこの会場への感謝と挨拶をすると、ベースを置いたマツザカタクミが
「皆さん、今日このイベントってRIZINっていうエナジードリンクとコラボしてるんですよ。僕もよく飲ませていただいてるんですけど、なんで急にお前が喋ってんねん、って思ってると思うんですけど、次の曲は僕がラップをする曲なんですね。その曲が締め切りがギリギリなのに今日出てるDJさんたちのイベントに遊びに行ったりして結局締め切り前日に徹夜、みたいになってしまう僕がよくやってしまうことの曲です。その時に飲むRIZINがショウガの味がしてよく効くんです」
とこのイベントとコラボしているRIZINの紹介をすると、自身がハンドマイクでラップをする「クリエイティブオールナイト」へ。モリシーがエレキベース、Atagiがアコギを弾くというこの曲ならではの編成となるが、それができるのはこのバンドのメンバーの演奏力と器用さがあるからこそで、普段のバンド編成ではキーボードの音などもふんだんに入っているが、それがなくても成立するくらいのギリギリの削ぎ落としたサウンドのアレンジは実に見事だし、普段からこの編成でライブやってるんじゃないかと思うくらいに実に自然で無理がない。
昨年末に最新アルバム「Catch The One」をリリースしたばかりということで、その中でもエキゾチックな歌詞がこのバンドの持つ雰囲気によく似合う「台湾ロマンス」でPORINとAtagiのボーカルが美しく重なると、AtagiがまるでRIZINの社員なのか、というくらいに詳細にRIZINの缶のデザインや各種の味のことを解説。その笑いも交えた話っぷりからは普段から本当に愛飲していることが伺えるが、至って流暢に喋る姿からはフロントマンの一翼としてボーカルだけでなくMC力もはるかにレベルアップしていることを伺わせた。
「まだ寒い日が続いてますんで、そんな季節の曲を」
と言って演奏された「青春の胸騒ぎ」こそアルバムとしては4枚目、2年前の作品に収録されていたものであるが、ラストに手拍子が起こる中で演奏されたのは最新アルバムのタイトル曲である「Catch The One」。
もう鮮烈なデビューを飾った「4月のマーチ」や「涙の上海ナイト」だけのバンドではなくて、音楽ジャンキーであるメンバーたちが様々な音楽を取り入れながら自分たちの音楽を更新していっていて、その最新系が最高でしょ?というような内容だった。ライブを見るのは実に久しぶりだったが、PORINとAtagiは本当に見違えるほどに歌が上手くなっていたし、その歌っている姿からは確固たる自信が伺えた。
ひたすらにオシャレでポップなバンドというイメージはデビュー時から今に至るまで変わることはないが、アコースティックのアレンジになることによって「ポップ」の部分だけを強く感じさせるようなものになっていた。
このバンドは最初からポップでキャッチーな曲を作っていたが、デビュー直後に見たライブはプレイヤーの集まりというような雰囲気で、バンド感が希薄に感じた。この手のバンドはそれが弱点であり突き抜けた存在になれない理由にもなってしまうし、だからこそそのバンド感の強さをしっかり持っているKing Gnuが飛び抜けた存在になりつつあるのは実に納得がいくのだが、期待されながらもなかなか結果を出すことができずに、最近のインタビューではもう音楽を辞めて地元に帰ろうと思っていたというほどにバンドが危機を迎えていたことをAtagiが語っていたが、それを経てメンバーのバンドに対する意識は間違いなく変わったし、その意識はこうして鳴らす音からも出ているし、メンバーたちはその後に出演したDJの曲を聴きながらみんなで話し合っていた。「シティポップ」という言葉が出てきては泡沫のように消えていったバンドも数え切れないほどいる。デビュー時にそこに括られていたAwesome City Clubというバンドはまだまだこれからだ、ということを自らの手で証明していけるだろうか。
1.君はグランデ
2.Don't Think, Feel
3.クリエイティブオールナイト
4.台湾ロマンス
5.青春の胸騒ぎ
6.Catch The One
Catch The One
https://youtu.be/bqEkRVvXIik
その後はCharaを軸にKing GnuやChelmicoなどやはりアーバンなダンスミュージックやヒップホップを中心とした女性DJ・YonYonの後には冬だからかファー帽子を被った石毛輝がDJに登場。
1.Why / Lee Shins feat.Nate Salman
2.Lightenup (Alex Metric Remix) / Parcels
3.Galaxy / Alex Metric & Oliver
4.Pantalon / Kornel Kovacs
5.The Perfect Kiss / New Order
6.Ordinary Things / Xxxy
7.The light with MONJOE × Ryohu / Yap!!!
8.STROBOLIGHTS / SUPERCAR
9.I Feel RAVE / Seiho
10.Santeria / Sublime
というように世代も国も様々なダンスミュージックをかけていたのだが、やはり非常に石毛輝はセンスが良い(今さら自分なんぞが言うようなことではないけど)というか、その場の空気や雰囲気、ロケーション、客層などによってどんな曲をかけるかをガラッと変える。ロックフェスのDJではこうした曲はまずかけないだろうし、それができるのは日頃から世界中のありとあらゆる音楽を聴いていて、それを普段から家でDJのように繋げたりしているからなのだろう。
その姿勢を自分は1人のリスナー、音楽好きとして本当にリスペクトしているし、これからも様々な音楽を吸収させてもらいたいと思っている。
石毛輝からDJをスイッチしたのは、かつてロッキンオンのフェスのDJブースにおいても「エース」と称されていた、Getting Betterの片平実。石毛がまだブース内にいるのを見てからthe telephones「Love & DISCO」をかけると、
「ここはそういう会場じゃないだろ〜(笑)これはギャラ2倍ですよ(笑)」
と言いながらマイクを持って生歌で熱唱し、
「どうぞご自由に撮影ください(笑)」
と恥ずかしがりながらサービス精神を見せるのはさすが。やはり石毛輝を目当てで来た人も多かったからか、マイクをフロアに向けると大きな合唱が発生していた。これをまたライブハウスで、the telephonesのメンバーの演奏で聴けるというのはやっぱり本当に嬉しいことだ。
Getting BetterのDJには「今まで知らなかったカッコいい音楽を知って欲しい」という意思があると思うし、そうしてフェスでのDJで新しい音楽を知った人もたくさんいると思われるが、avengers in sci-fiをはじめ、TENDOUJIやドミコなどをかけていたあたりはやはりそうした意識があってのものだと思う。
そしてライブを終えたばかりのAwesome City Clubの「Vampire」をかけると、DJブースの後ろで酒を飲んでいたPORINがマイクを手にしてステージに移動して生歌唱。手招きされた石毛輝とモリシーもステージに上がって踊りまくり、PORINの
「みんな!飲んでる〜!?乾杯ー!」
の合図で夜は更け、さらに会場の酒量は増していく。石毛輝はThe Strokes「Under Cover of Darkness」などでフロアでエアギターを弾きながらファンと写真撮影をしたりと思い思いにこの場を楽しんでいた。
やはり自分はバンドのライブの方がDJイベントよりも好きだが、たまにはこうして気を張らずに流れる音楽に身を任せるのも悪くない。こうして様々な人が行き交う街・渋谷のど真ん中にあるこのhotel koeはこれからも営業を続けることによってより多くの人や音楽・カルチャーとの出会いの場になっていくのだろう。
最初はオシャレ過ぎて居づらさを感じていたが、最後には居心地の良さすら感じるようになっていた自分もまた新たな音楽との出会いを求めてここに来るのかもしれない。
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秋山黄色 1st mini Album 「Hello my shoes」release LIVE "What color are you? vol.2" 秋山黄色 / 眩暈SIREN / ユアネス @TSUTAYA O-Crest 2/15