久しぶりに掃除機を掛けてみた
うちでは数ヶ月ほど前からルンバが稼働している。
週に4回ほど、平日の部屋にだれもいないときに動き出すようにセットしてある。
実際に動いてるところはあまり目にしないけど、
最低限床は綺麗になっているのでちゃんと働いているのだろう。
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ルンバを購入してから自分で掃除機をかけることがほとんどなくなった。
今まで使っていた掃除機は部屋の片隅に申し訳なさそうに立ってるだけになっている。
今日、ふと体を動かしたくなったのもあり、久しぶりに自分で掃除機をかけることにした。
ルンバをお迎えして以降、掃除機掛けらしき仕事をしたのは、せいぜい段差のある空間や入り組んだ配線地帯を小さなクリーナーで吸うくらいだ。
だから久しぶりの掃除機掛けはとても疲れた。
リビングを合わせると4部屋あるため、
コードの長さが足りず何度かコンセントを適当な位置に挿し直して掛け直すという作業が発生する。
これが地味に面倒臭い。
こうした手間をルンバは肩代わりしてくれているわけだ。
ただ、今回の掃除機がけで部屋の隅々やこたつの下、段差の上など結構吸い残しが多いのもわかった。
結構雑じゃないかこいつ...。
やはり自分のほうがルンバより掃除機を掛けるのが上手い。
「ロボットや人工知能がもてはやされているが人間様に未だ掃除機掛けですら勝てないのかキサマはっっ!」
というよくわからない優越感と満足感に満たされていたところ、あることに気づいた。
「そういえば段差もなく障害物もあまりない部屋は自分が掃除機をかけるまでもなく綺麗だった。この部屋は自分で掃除機がけする必要はなかったのでは...。」
ルンバには得意な場所と苦手な場所がある。
ルンバが得意な場所は彼に任せて、それ以外の場所だけ自分でやればよかった。
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ロボットとの向き合い方はコレだよなーと思う。
ルンバだけじゃなくてGoogle HomeとかAlexとかAl全般もそうだけど、大体新しいテクノロジーが登場するとそれ一つで全て解決できますみたいな勝手な思い込みをしてしまう。
そして少し不便があると「使えない。自分でやったほうがマシ。」という判断をしがち。
こうした0 or 100の考え方になるのはわからなくもない。
だが、先のルンバの件のようにロボットには得意な部分だけを任せて苦手な部分は人間が補うようにすると、
トータルでみたときに人間の手間や時間が節約され、
結果的に趣味や好きな事に集中できるという便益を得られる。
テクノロジーは基本的に人間の生活をより楽にするために存在しているはずなので、0 or 100の考え方で物事を判断せずに少しでも楽するための工夫をする生活をしていきたいものだなと改めて思った。
あとこれはルンバ関係ないんだけど、すげー髪の毛のゴミが多かったので頭皮に不安を抱きました...。