久し振りに次男とふたりで雪山をお散歩したときのお話です。
山スキーも出来る次男ですが、自分のスキーを持っていません。今まで何度か一緒にやったときは、人に借りたりレンタルしたりだったのですが、次男「借りるのも面倒くさいからスノーシューでいい」と言います。
それなら、わたしも久しぶりにスノーシューもいいか、と探したら見つかりません😱
そうだ、山友Cさんちに置いたままにしていたのでした_| ̄|○
目的地は、歩きやすくて景色のよいところをチョイス。
ただ、行くまでの道路が隣は崖だわ、すれ違えない場所が多いわで、だいぶ怖いんですよね💦 次男に運転してもらいました。
1車線しかなくて電気もなくて、しかもカーブしてるから先が見えないトンネルがふたつあります🤣 この道路が嫌過ぎて、ここに来られないという人もいると聞きます。
標高約1600mのヴィラ―ル・ノートルダム村に着きました。
冬はここで行き止まりなのですが、標高が大体同じくらいの別の村へと繋がっている除雪はされない未舗装路がこの先も続いています。
登山靴に履き替え中の次男が「あれ~~っ!?」と声を上げました。
荷物を準備したのはわたしなんですけど、長男の登山靴と一緒の袋に入っていて、間違えてひとつづつ持ってきていました🤣
次男も履き終わってからようやく「あれ?片方だけきついな(長男の方が靴のサイズが小さい)?」と気付いたんだそうです。
でもまぁ半日の軽いハイキングくらいなら問題ない、と出発しました。
まずは、目的地とは少し違う方向にあるきれいなスポットまで登ってきました。
この写真、お日様が低くて、影が長いのが気に入っています。
まだ30分も歩いていないけど、おやつ休憩です。
次男はわたしみたいに「獲得標高がどうのこうの」とかガツついてないので😂、楽しくゆっくり歩こうと決めています。
わたし製バナナ、デーツ、胡桃ケーキとバナナ(被った・・・)とオレンジ、コーヒーです。
さて、頂上目指して登り始めました。
最後の積雪から数日経っていたので頂上へのトレースもありました。
ちなみに、左側の山にはここからは登れなくて、右手の稜線上にあるもっと低い山頂を目指しています。
途中の森の一部には、ライチョウの仲間であるテトラ・リールの生息地なので通り抜け禁止との旗が掛けられているところがあります。
これはオスの絵で、黒いニワトリみたいなんですけど、メスは茶色でほっそりとしてい夏のライチョウにそっくりです。たしか冬も羽毛の色は白に変わらなかったように思います。
この鳥さんたちはプチ冬眠をするんですが、時々起きてきて、また数日とか数週間とか寝るそうです。
前を歩くスキーヤーさん達に追いつきました。
左の方は、この山で既に2,3回であったことがある方でした。麓の村に住んでおられて1年じゅう、ほとんど毎日ここに登って来られるんです。隣の方は近くの町に住むお友達で、先を行くもう一人のお友達も併せて3人で登っておられました。ここでしばらく、後に頂上でもお話をしました。この日初めてお歳を聞いたのですが、なんと77歳なんだそうです✨
頂上に着きました。
稜線の少し下に3人組が見えています。
わたし達はピクニックをしていくけど3人はすぐに下りられるとのことでした。
無風でポカポカと暖かく、気持ちの良い日でラッキーでした。
岩とかなかったので、スキーをテーブル代わりにしてザックに座りました。
アマノフーズのフリーズドライお味噌汁、サラミ、塊肉のようなものは実は生ハムでどちらも行きつけのお肉屋さんの手作りです。抜かりなくコルニッション(甘味のないピクルス)も持ってきました🎵
よく自転車やスキーの補給食に食べている台湾製の餅をデザートに。
下りていき中。
とってもよい雪でした。
上の方に次男が写っています。
スノーシューは下りるのに時間がかかるので、時々待ちました。
帰りの道路で、迷子の羊さんが一匹・・・
この辺りは夏には放牧をしているけれど、最寄りの農家は結構離れています。
まさか、放牧が終わった秋からずっと迷子なの?放牧の羊や牛は耳に持ち主などの情報の番号が入ったプレートを付けているので、写真に撮ろうとしたけど逃げられました・・・
気温が上がって氷柱が地面にいっぱい落ちています。
氷だらけ(;^_^A
道路から見た真下の景色。お山の影に入っています。
最後の積雪から数日経っているというのに、降りたてのような光景・・・冬は1日中日陰なんでしょうね🥶🥶🥶
お天気が良くて暖かい中、久し振りに次男との雪山散策を楽しむことができて幸せな一日でした。
お読みいただきありがとうございました。