錦糸町で食べられるエジプトの国民食「コシャリ」がヘルシーなジャンクフードで旨い

エジプトの国民食と言われる「コシャリ」をご存知でしょうか?お米・マカロニなどのパスタ・ヒヨコ豆などの豆類をミックスし、揚げた玉ねぎとトマトソースをかけるレシピです。いろんな炭水化物が入っているのでジャンクフードのイメージが強いですが、油がほとんど入っておらずヘルシー。日本でも名古屋や横浜のエジプト料理屋さんで扱っていますが、今回紹介するのはそのコシャリをピラミッド型のデカ盛りにしてしまった「コシャリ屋コーピー」(東京都墨田区江東橋4-20-13 山田ビル2F)です。都内キッチンカーでも販売してますが、まずは錦糸町に行ってみてはいかがでしょうか?(錦糸町・住吉のグルメ・アフリカ料理)

錦糸町で食べられるエジプトの国民食「コシャリ」がヘルシーなジャンクフードで旨い

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こんにちは!デカ盛りライターの猫田しげるです。

炭水化物が私を呼んでいるのです。ロカボ?グルテンフリー?どこ吹く風!ってことで今回も大量の糖質を摂取しに、錦糸町「コシャリ屋コーピー」を訪れてみました。

なんと、こちらのお店でエジプトの国民食が勝手にピラミッドにされているというのです……どんなデカ盛りなのか、期待でお腹がすいてきてしまいました。早速まいりましょう。

 

「コシャリ屋コーピー」は究極にわかりづらい場所にある

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長らくデカ盛り文化が寝付かなかった街・錦糸町に、ついに降臨したのです。しかも何のデカ盛りかというと「コシャリ」です。「コシャリのピラミッド」だそうです……。さすが錦糸町、何もかもハイレベルです。とりあえずそのピラミッドを拝みに行くとしましょう。

 

店の名は「コシャリ屋コーピー」。錦糸町南口、怪しいネオンが灯る繁華街の中にあります。上の写真のとおり、表通りにノボリと看板が立っているのですが、なんて控え目~! 一応看板には地図が描かれていますが、ハイレベルでやや見づらいのです。

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店は建物2Fにありますので通り過ぎないように! ã©ã†ã—てここまで分かりにくい立地なのかというと、もともとこのお店はキッチンカー専門で、この場所は厨房として使っていたのだとか。オーナーが金曜の夜だけバーを開いていたのですが、せっかくだから平日もお客さんに来てもらおうということで、2016å¹´10月にコシャリが食べられる店舗としてオープンしたそうです。

 

ちなみにキッチンカーはこんな感じ。曜日によって都内を転々としています。

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月曜:小伝馬町フジスタービル
火曜:富士ソフトアキバ
水曜:大手町サンケイビル
金曜:KDX御茶ノ水ビル


と、オフィス街でランチタイムにコシャリ一本勝負で商売しています。自信を感じますね!

 

ていうか……コシャリとはそもそも何なのか

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コシャリとはエジプトの国民食で、米、パスタ、マカロニ、豆、フライドオニオンなどが入ったごちゃ混ぜライスのこと。トマトや玉ネギにクミンなどのスパイスを入れたコシャリソースで味付けし、辛味は全くなく独特の酸味があります。

コシャリは日本でいうラーメンのような存在だとか。現地では「吉野家」「マクドナルド」並みにコシャリ屋が町中で見られ、具や味付けが異なるため、どの店でも同じコシャリはないのだとか。「脱サラしてコシャリ屋をやるのが俺の夢」とか、そんなノリなんですかね。

 

ついに対面(ゴクリ)。これがコシャリだー!

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前置きが長くなりましたが、とりあえずノーマルコシャリ(500円)を食べてみます。ステンレスのボウルで出てきましたよ。


しかし米とパスタとマカロニという炭水化物の往復ビンタ的仕打ちにひるみますが、気候条件が過酷なエジプトでは、すぐエネルギーに変わる食べ物が求められるためこの料理が生まれたのだとか。

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コシャリは混ぜて食べます。ほのかな酸味があり、ムチムチ、ニチニチ、コリコリ、シャクシャクと色々な具の歯応えも楽しく、ついつい食べ進んでしまいます。

 

酢とレモンとニンニクを混ぜた「カル」と辛いソース「シャッタ」で自分好みに味付けするのが現地流で、かけると味わいがぐんと深くなります。ニンニッキーな辛味がアクセントになり、「コシャリうまっ!」と驚きます。

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さらに「コシャリ屋コーピー」では、フライドオニオンにめちゃめちゃこだわっています。玉ネギを揚げた後、さらに一週間の天日干しを行い、熟成された旨味を引き出してカリカリ&サクサクに。コシャリに混ぜても食感と香ばしさが損なわれず、このオニオンをつまみにビールが飲めそうです。

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そもそもなぜコシャリ屋を始めたのか…?

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聞くと、オーナーがたまたまエジプト旅行に行った際、「どの料理も口に合わなかったがコシャリだけが強烈に旨かった」というネガティブなのかポジティブなのかわからない理由からだとか。ちなみに、全コシャリを作っているのはシェフの石高さん。オーナーとは友達同士で店を始めたのだそうです。

 

おそらく…エジプトにはないであろうトッピングの数々

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ノーマルなコシャリのほかに、「肉コシャリ」「炙りチーズコシャリ」「温玉炙りチーズコシャリ」などさまざまな種類があります。トッピングも「肉(ハンバーグ)」「から揚げ」「大根おろし」など豊富です。

実店舗では、キッチンカーでは食べられない「豆腐ポン酢コシャリ」「無限ピーマンコシャリ」などもあるので、いろいろトライしてみたくなりますね。

 

そして、ピラミッドコシャリが登場!!

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これがピラミッドコシャリです。通常のコシャリはライス200gですが、ピラミッドはライスだけで1kg、さらに好きなトッピングを5種選べます。

2,580円と少々値が張るので、3人ぐらいでシェアするのが適量だそうです。

 

どうしてピラミッドコシャリは生まれたのか?「そこに型があったから」

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しかしなぜピラミッドなのか?それは「型が売られていたから」。ある時オーナーがどこからか四角錐の型を見つけてきて、「これはピラミッドコシャリのために作られたのでは」と即デカ盛りを考案したそうです。

 

マヨネーズもソースもかけ放題!

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「フリーマヨネーズ」って初めて聞きますが素敵な響きですね。ピラミッドは、コシャリソースもマヨネーズもかけ放題、激ウマのオニオンも乗せ放題で、足りなかったら追加もできるそうです!

選べるトッピングは「アボカド」「ハンバーグ」「から揚げ」「チーズ」「スクランブルエッグ」「モロヘイヤ」にしました。カロリストとしては究極こってりヘビーにしたかったのですが、石高さんからモロヘイヤを勧められたのでエジプトっぽさも演出してみました。

 

ピラミッドはしばらく眺めていると落城する

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標高は16cmです。食べずに放っておくとなだれが起きるので注意。ちなみに「今まで一人で食べたお客さんはいません」と言われましたが、余裕で完食できそうな気がします。

 

1人コシャリ祭りだー!!ピラミッドを6コシャリに分解

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普通のコシャリの5杯分ですが、ちょっと少なめに盛り付けて6コシャリ作ってみました。トッピングも楽しすぎ!軽くコシャパー(コシャリパーティー)です!

 

ノーマルコシャリwith紅ショウガ

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「コシャリには紅ショウガが合います」と石高さん。エジプトには確実にないトッピングです。

 

モロアボコシャリ

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モロヘイヤのネバネバとアボカドのとろとろが優しい食感!

 

ハンバーグコシャリ

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子供が喜びそうなコシャリですね。

 

エッグコシャリ

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ふわふわ卵!これは間違いなく女子ウケするコシャリでしょう。


カラマヨコシャリ

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ガッツリ系男子に嬉しい唐揚げとマヨネーズ!フリーなのでかけまくれ!

 

そして全のせコシャリ

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全トッピングをのせた夢のコシャリです。混ぜて食べるのがもったいないですね。


ちなみに、コシャリそのものは油分がほとんどないのでヘルシーです。トッピングを工夫すれば、健康食と言える食べ物になります。

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実は、コシャリじゃなくオムライスを売りたかった…

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衝撃!!ここでいきなり、石高さんがぼやき始めます。「実は僕は定食屋をやりたかった。個人的な売りはオムライスなんです」。


ナニー。これだけコシャリ食わしといてオムライスかい!とツッコミたくなりましたが、聞くとそのオムライス、これだけ食べに来る人もいるほど好評なのだとか。ってことで頼んでみました。

 

ブレてない…!オムライスもコシャリ!

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オムライスと言ってもコシャリの域を抜け出していないので、安心しました。中もコシャリライス、ソースもコシャリソース。いわばコシャリのオムレツ包みといったところでしょうか。

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しかしこのオムレツ、妙にフワッフワでみずみずしいのが不思議です。その秘密は、インド料理などに使われるバターの「ギー」を加えているためでした!ライスにもギーが入っているので、とても香ばしい匂いです。コシャリオムライス、これは食べてみる価値ありでしょう。

 

エジプト×イタリアのマリアージュ

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新メニューも続々登場しています。新発売の「トリプルチーズコシャリ」(880円)は、モッツアレラ、レッドチェダー、炙りチーズの3種のチーズ攻めです。のびのびチーズがご飯に絡み、トマトソースと相まってピザのようでありながらスパイスの香りも効いたエキゾチックな味わい。エジプトなのかイタリアなのかわからない料理ですが、これはハマリます。バーナーで焦げ目をつけたチーズのとろとろ感もたまりません。

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そもそもエジプトでもこんなにバリエーションがあるのか?と聞くと、「ない!」と石高さん即答! コシャリは日本に来て昇華していたのです。ツタンカーメン王もびっくりですね~!

 

多分世界で一番コシャリに自由にアプローチしてる店だ

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現時点でコシャリ専門店は日本ではここだけのようです(キッチンカーは2店あります)。都内のオフィス街でも出会えますが、実店舗では「コシャリドッグ」「コシャリオムそば」など自由奔放なコシャリの進化を楽しむことができますので、一度足を運んでみてください。

 

 

紹介したお店

コシャリ専門 コシャリ屋コーピー/ショットバー アーバンズベース

住所:東京都墨田区江東橋4-20-13 山田ビル2F

TEL:03-6869-2343

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※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

プロフィール

猫田しげる

デカ盛りと食べ放題を求めて津々浦々。おいしいものもおいしくないものも大好きです。

 

猫田しげるの以前の記事はこちら

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