以前、「魚はなぜ美味しくなってしまうのでしょうか?」という質問で多くの反響をいただきました。ありがとうございます。
http://q.hatena.ne.jp/1408941384
その中の特に印象的だったのは「栄養があるから、美味しい」という回答でした。
身の回りを振り返ってみますと、カラスは趣味を持つ動物と言われるように、多くのカラスはすでに栄養が足りているのではないかと思います。カラスが栄養に満ち足りているのであれば、きっと食べると美味しいと思うのですが、どうして食べないのでしょうか。中にはカラスが多すぎて困っている地域もあると思います。
ちなみに「身近にいる動物(犬や猫)は食べない」というのはあると思いますが、鳩は食べます(鳩は大通公園におり、札幌人にとっては身近です)。
文化的なものでしょうか?それとも食べない合理的な理由があるのでしょうか?
(追記)17:45
食べられる、一部に食べるところはあるのはわかるのですが、一般的には食べない理由を知りたいです。伝わっておらず、申し訳ありません。
日本で見るカラスは、「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」という種類です。あ、違いはくちばしが細いか太いかです。
で、その二匹は、日本では「鳥獣保護法」という法律によって、原則として捕獲及び狩猟が禁止されているんですね。例外として、猟期に、猟を行う場所で、適切な方法で『捕獲』することのみ許されています。
つまり、法律で捕まえられないからですね。基本的に捕獲も研究とかに使うそうですし、日本では食べられないのは当然と言えば当然なのかも。
ちなみに日本では八咫烏、という神獣がいますので、古来より日本では烏をも「神様」として崇めていたのでしょうね。
補足ですが、ハシボソガラスはフランス料理に使われています。
食べられます。
の66頁に、「食えるでカラス。肉がしわいけど」といわれて食べたらまあまあおいしかったという話がでています。
ただ、この人の場合は新鮮な肉をジビエに慣れた人が調理して食べているから美味しいのかも。
それと、知恵のある動物は生前の姿を思い出す雰囲気を少し書いています。
この人は覚悟があるから気にしないのですが、
普通は生前を知っている動物はかなり食べづらいです。
ありがとうございます。実際に書かれた本があるのですね!生前の動物を知っているというのは確かにありますね。ただ、鳥も食べたりはすると思うのですが…
他の鳥は町中には来ないですし。
私個人はカラスは燃えるゴミを漁っている。人間の髪の毛や鼻紙などをすてているゴミ袋も平気でつつくので非常に不潔だというイメージがあります。
食べるなら都市のカラスより山のカラスを食べたいです。
カラスは実は食用になっているといいます。
http://matome.naver.jp/odai/2139676238077102401
ありがとうございます。食べる地域があるらしい、というのは知っていたのですが、一般的には食べない理由を知りたかったです。言葉足らずで申し訳ありません。
都市部での雑食が目立つカラスが、茨城県の一部地域では食用とされている。戦後間もない頃から続く食文化を守ろうと、地域の人たちが特産品とできないか、研究を始めている。
カラス食べる文化守れ 「軟らかく甘み」特産品に 茨城:朝日新聞デジタル
2003年の報道によると[20]、帯広畜産大学畜産科学科関川三男助教授[21]らのグループが、カラスの食用化を探る研究を進めている。研究は、将来の食糧難対策と、有害鳥獣として処分されるカラスの有効活用にメドをつけるのが目的。カラスの胸肉は、鯨肉にも豊富に含まれるミオグロビンと呼ばれる色素が多く、赤みが強いのが特徴。食感や味は鶏の胸肉に似ており、学生に食べさせたところ、評判も上々だったという。また、関川の報告によると、カラスの肉に残留した重金属や農薬などもなく、微生物検査においても問題がなかったために、食肉としての安全性も認められるとされている[22]。その他に、カラスの肉は鶏肉と比較して鉄分が高いことが分かっている[22]。 ハシボソガラスの肉に関しては調理に創意工夫を重ね、近年ではフランス料理などにも登場している。味は想像以上に美味であるとのこと[22]。
カラス - Wikipedia
慣習的な問題かと。
むー、コメントまでも行き違ったw
すみません。。。
食べることは可能ですよ。実際に行われた例もあります。
http://homepage3.nifty.com/hungryhunter/index_recipes.html#CROW
ただ、一般にカラスを含め雑食性の動物は、肉に臭みが強くて食べにくい傾向にあります。上記のサイトでも下処理にかなりの手間をかけておられます。
実際、英語の慣用句でも「カラスを食べる=eat crow」は「屈辱を忍ぶ」や「余儀なく自分の失敗を認める」という意味になります。
ありがとうございます! なるほど、雑食は肉に臭みが強いのですか…それは知りませんでした。ありがとうございます!
その慣用句、おもしろいですね!文化を感じます
すみませんでした。再度回答します。
ユダヤ教では禁忌のようですね。
鳥の中で食べてはいけないものは、鷲・クマタカ・鳶・ハヤブサ・鷹などの猛禽類、カラス、ダチョウ、フクロウ、カモメ、ハクチョウなどである。
カシュルート - Wikipedia
ハラールはブタだけを禁じているわけではないようです。
禁じられた動物は、以下の通りです:
| 新改宗者のためのカ?イト? フ?ック
(中略)
鉤爪のある全ての鳥類:これはタカ・ワシ・フクロウなどの、全ての肉食鳥類のことです。
一般的な話になりますが、カラスに限らず肉食鳥類はあまり食されない傾向にあるように思います。
ありがとうございます。ユダヤ教ではダメなのですね。イスラム教でもカラスが含まれるということでしょうか?
肉食鳥類ですかーありがとうございます!
日本で見るカラスは、「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」という種類です。あ、違いはくちばしが細いか太いかです。
で、その二匹は、日本では「鳥獣保護法」という法律によって、原則として捕獲及び狩猟が禁止されているんですね。例外として、猟期に、猟を行う場所で、適切な方法で『捕獲』することのみ許されています。
つまり、法律で捕まえられないからですね。基本的に捕獲も研究とかに使うそうですし、日本では食べられないのは当然と言えば当然なのかも。
ちなみに日本では八咫烏、という神獣がいますので、古来より日本では烏をも「神様」として崇めていたのでしょうね。
補足ですが、ハシボソガラスはフランス料理に使われています。
なるほど。日本での直接的な理由は法律のようですね。ありがとうございます! フランスでは食べられるということですかー!
http://www.asahi.com/sp/articles/ASG3G4FZGG3GUTIL01H.html
食べてる場所。家畜として生産性が低い以外に食べない合理的な理由としては衛星的な問題でしょうか。
カラスは昔のヨーロッパなどでも食べていたようですが、今その習慣がないのは都市化が進んで人間と生活圏が重なる動物、ネズミなんかそうですが病気を媒介する様なケースが増えたからだと思います。
あと北海道で食べてる鳩は街にいる土鳩ではなく植物しか食べない雉鳩で完全な野鳥ですので、だいぶ状況が異なります。
衛生管理されてない環境での動物の肉はリスクの高い食材ですので疑わしいものや危険牌は自然に淘汰されていくのでしょうね。
ああ、病気も確かにあるでしょうね。。。ありがとうございます。
なるほど、北海道にいる鳩と食べている鳩は違うのですね。街にいる動物を食べるのは無理そうですね。。。
日本で言えば烏=不吉だとか、八咫烏というように神聖なものとされてるだとかいったところでしょうか?
あの中国も地域によって、食べる地域、そもそも生きてて烏を一生見ない地域、「烏を目にしたら死ぬ」という迷信がある地域など様々だそうですね。
「烏=不吉」が有力な気がしなくもないな、と思いますねえ。
烏と鳥、読み間違えていませんか
すみません、読み間違えておりました。失礼いたしました
朝日新聞のその記事はデマですよ。
朝日新聞カラス食文化に市内外図書館・歴史館「文献は見つからない」ほか - Togetterまとめ
答えはすでにあるとおり、鳥獣保護法があるからです。カラスに限らず、野生動物の流通は限定的なものです。
デマ報道も確かに見ました。ありがとうございます!
なるほど。日本での直接的な理由は法律のようですね。ありがとうございます! フランスでは食べられるということですかー!
2014/12/11 17:05:41