海外では大企業も「ソーシャルメディア」を活用する例が増えてきているようです。
日本でも企業はマーケティングに「ソーシャルメディア」を活用すべきと思いますか?
(ソーシャルメディアとは→http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20080410/298686/)
業種業態や個別企業の状況によるものとは思いますが、
今回は主にマスマーケティングが可能か否かで、六択拓一でアンケートさせていただきます。
コメント欄でご意見も頂けますと嬉しいです。
ちなみに海外企業のソーシャルメディア活用はこんな感じのようです→http://wiki.beingpeterkim.com/master-list
コメント(12件)
子供っぽいイメージがあると言いますか、そんな事にマンパワーを割くなら他にすべき事があるだろう、みたいな。
企業はブログを持つべきという論もありますが、そんもの見ませんよ。少なくとも私は。
企業のブログなんて読んでも面白くも何ともないですから。社長の話だとかどうでも良いです(笑)
twitter でニュースを配信するのなんかはありかもしれませんね。
twitter 利用者は自分から意図的に見に行かなくとも情報が得られますから。
これから世の中もどんどん変わっていくのかもしれませんし、どうなる事やら。
自社はまさにソーシャルメディア=ビジネスなので特殊ですが、企業それぞれとほんと思います。
正解はないのですが、「スタンス」を決めることは必要かもしれませんね。人がやっているからやる、ではなく、
こういうふうになりたいから、twitterなり、ブログなりを使う、という。
ブログは企業が行うとしたら、やっぱり覚悟はいると思いますが、自分の意思を自己責任で発せる、ということは
貴重かな、と思います。
たしかに世の中はどんどん変わりますよね。あまり意思ひとつで世界を変えられるわけではないかもしれませんが、
何かを選び取り、それにコミットすることが出来るのはいいことではないかなあと思っています。
私の物凄く狭い観察範囲でしかない話なのですけれど、本当に消費者との直接対話を望んでいる企業というのは自社内にクローズド、もしくはクローズドに近いSNS的なものを持って消費者同士のコミュニティを作りながらそこに担当者が行って対話を試みたり試供品のテストを行ったりしているという事がわかってきました。
ソーシャルメディアを企業が使うのは個人的にはCRMの文脈で用いるのが正しいだろう、と思っているしPRやCMをやったところで見向きもされないのがソーシャルメディアの良いところである筈なのですけれど、ソーシャルメディア的に見て「有名な・親しみのある」ユーザを介在させる事で人為的にバズマーケティングを拵えようというのがCGMと呼ばれていた頃からの流れで、これ自体は場がtwitterに移ろうと何一つ変わる事はないようですね。
で、これは企業に問題があるのではなく(全くの無罪というわけではありませんけれど)「ウェブ広告屋」さんに問題があるんだろうと。
東京ナイロンガールズの中の人がガールズログの事をDisってたけど、ああいう場所で「キモい」って書いたらポジショントークにしかならないわけで。
東京ナイロンガールズがどうやって収益上げてるのか知らないけれど、twitterに広告が入ったハイパーリンクを埋め込んだ短縮urlを複数のアカウントから貼るというのはspamっぽくて最高にクールですよね。流石オガワカズヒロの中の人の考える事は素晴らしい。なんていうか、あからさま過ぎて逆に清々しいものすら感じるんだけど、オガワカズヒロの中の人って個人的にはもっと頭の良い人だと思っていただけに今回の施策は物凄く残念で、粒谷区の「偉いポジション」を占拠して良い気分に浸っている「いつものメンバー」とそんなに変わんないねー、とか思うと日本のウェブ広告の現状なんてこんなもんなのか、と思ったりもしました。マジで絶望というよりは、自分でも出来るじゃん、これくらい、と思ってしまうし、じゃあ自分が現場にいたら今自分の頭の中にある理想をその儘反映出来るのかと自分に問うとイエスと言えないだろうね、いろいろしがらみあるからさあ、と思うとギョーカイにいなくて良かったのかな、と思ったり思わなかったりしますです
私は「[yes]あらゆる企業で活用すべき」に回答したのだけれど、現状はどうなっているのかな?というのは良くわからない。auとかは三マスも使っていると思うし。このあたりは「今流行のホニャララを使った弊社はホニャララを使っているあなた達となかよしこよし」を演出したいだけなんでしょう。予算はあまり関係ないというか。
個人的にはこの質問を何故したのかが逆に知りたい。予算が何故絡んでくるんだろうという。私見で言うなら予算ではなく「ソーシャルメディアに対する理解度」であり、前述したように消費者を上手に囲い込んだり、直接対話をしている企業にもソーシャルメディアを使って貰えればその「凄さ」がわかると思うのだけれど、彼らはそんな事する意味がないんで絶対に手を出さないだろうね、とは思っています。
なんて言えば良いのかわからないのですけれど、ノウハウや知識というのは一旦露出してしまうとあっという間に「消費」されてしまい、それでライバル企業に差を付ける事が出来ない、というのが「ソーシャル」な場所で「本当にソーシャルメディアを生かす事が出来る企業」が使(わ|え)ない一つのジレンマにすらなっているのではないかな、と思っています。
私はマーケティングでメシを食うつもりがないので勝手気ままにブログにマーケティングの事を書いているし、私の書いている書き込み程度で金が取れるとも思っていないのですけれど、金銭が発生した瞬間に、その情報を外部に漏洩する事に躊躇いを感じますからね。
ほとんどコストをかけずにできるようになってる現在
これを企業が使わない手はないと思いますが、逆に手軽に配信できるって事は、担当者レベルの教育がなってないととんでもない事態を引き起こしかねないという両刃の剣なんではないかなと・・・つぶやいてみる
すごい長文…ありがとうございます。なんていうか、まずフィールドワーカーとしてのululunさんはほんと尊敬します。自分は、きっと経験が薄いところがきっとululunさんにはハァ?というところはあると思うんですけど、、こうして、実体験でソーシャルメディアを経験してきた言葉には強さがあって、響きます。
そして、明確にCRMであってCMやPRでない、というところは、たぶんこれから言われてくることなんでしょうね。現在の言説としては、コミュニケーションの「媒体」としての側面が強調されているので、CRMだよ!というメッセージはなかなか届かないながら、自分としても、そうだよなと同意しました。
企業でなく、ウェブ広告屋のせい、というのは実は良くわかりません。それこそ投げた意見としては、「空気」とかいう昔ながらのものというのが大きいとは思うのですが、ウェブ屋が買って、っていっても、それほど企業の購買をするマーケターは馬鹿じゃないはず。(と思いたい)
そのあとのギョーカイうんぬんの話は、最近の自分の思いとしては、個々の事象かなと思ったり、で、もちょっとハイブロウwwwな感じのアーキテクチャー論を考えちう、というところです。
と、ここで、最初にいただいたレスは終わります。
現状のいろんな企業の取り組みは、把握しきれてないけど、やんなきゃマズイだろ、とか、やってみよか、というのはあると思います。だから、今月の某雑誌で特集になったりしてるはずで、それで多少は「空気」も出来るでしょうね。導入への。流行のソレをやっとかなきゃ、は、「マーケティングカンパニー」足り得なきゃモノが動かない(世界だった)企業はなんらかやるはず、でそれが例えばauだったりするんだと思います。
さて、予算のお話。もうお話ししてるんで回答ずみなんですが(笑)これ、設問立てるときに結構悩みました。いちおう、設問自体はシンメトリックにして、どれかには答えられるように工夫したつもりなんですが、予算としたのは、まさに宣伝予算を預かるマーケティング部なり、宣伝部なり、そういった部署が、IMC(マーケティングの組み合わせ)に、「ネット」中でも「ソーシャルメディア」を活用しないと、という空気が増してきたと思ったので、そういう企業がもっと実践してくると思っています。そういうときに、受け手であるユーザー(ここでいえばはてなを使っていただいている皆さん)はどう思うのだろう?ということを知ってみたかったということです。もちろん、自分も営業しているので、ここで出てきたファクトが提案の自信を左右するかも、という気持ちもあります。
末尾の、消費されるジレンマというのは全くない視点だったので、びっくりしました。なので、別のところで拝読したもの(まだ読み込み途中ですけど)を拝見した上で、また議論させていただけると嬉しいです。
コメントありがとうございます。まさに両刃ですね。誰が責任をとるのか、そのあたりはsmashmediaさんのブログに確か書かれていたと思いますが、究極的にはトップ(社長)なんでしょうね。
企業はコストとリスクを天秤にかけているところなんでしょうね。そのなかで許容範囲で取りうるリスクを施策として実施している。業界フォロワーは、ゲリラをチャンスとばかりに新しい手法を相対的には試せる、ということで、最近ではtwitterなど導入をされているのだと思います。
自分は「あらゆる企業で活用すべき」と回答しました。ただその最適な活用の仕方はそれぞれの企業により異なってくると考えます。
ソーシャルメディアという概念自体が比較的新しいものですので、現時点ではtwitterもYouTubeもmixiも、ソーシャルメディアという言葉で一括りにされがちではあります。しかしながらそれぞれのメディアの特性は実はかなり違うはずで、どのメディアをどう使うかは企業の置かれた環境や戦略、目的、予算によっても変わってきて当然なのではないでしょうか(というずるい答え)。もしかしたらtwitterとYouTubeとmixiは、新聞とテレビと回覧板くらい違うかもしれません。
あと「導入すべきか否か」という観点で考えた時にもう一つ重要だと思うのは、組織としてそれをしっかりサポートできる体制があるかという点です。twitterマーケティングをしっかりやる企業はそれだけでも専任の人を付けていたりする。組織の作り方にまで影響を及ぼさないとたぶん続かないと思います。
そういう意味でululunさんの「CRMの文脈で」というご意見には大賛成でした。僕もSMMはテレマーケティングとかに通じる部分があると思っていて、もっと言えば今テレマーケティングやっている会社が早くSMMに参入しないかなと思ったりします。
たぶん、ソーシャルメディアってシステムだけで使いこなすものじゃないと思うんです。もっと人がちゃんと絡んで成立するもので、決して楽できるものじゃない。逆説的ですが、それが分かっていないのならば導入しない方がいいんじゃないかなーと無責任に思ったりします。
ソーシャルメディアの概念は、いままでの広告、コミュニケーション用語よりも多義的というか、人それぞれの解釈ですよね。事業提供者としても、はてブとtwitterとかはもちろんですが、はてブとdeliciousにしろ、diggにしろ、やっぱり違うと思う訳です。どれも、人と人が繋がるツールなのですが、アーキテクトも違えば、集う人でテイストもぜんぜん違うので、テレビと回覧板の比喩はなかなかにそうだなあと思いました。
組織としてのサポートという点はこれからのひとつの大きな問題ですよね。そこに人を当てるコストと、コミュニケーションコストの天秤にかけると、そこまでやる、という企業はなかなかに日本ではないのかもしれません。このあたり、「グランズウェル」に代表される海外の事例を知る意義がありそうです。マスコミュニケーションが成立しがたく、ターゲットごとの施策を考えると必然的にそうなった、という構造もありそうに思います。人種、教育格差などで、接しているメディア、使っているツールも違いそうですしね。
CRM→テレマーケティングは以前もちょっと議論しましたね。このへん、モデルがつくれたらいいですね。概念としては、なるほどと思ったのですが、じゃあどうなのかなあというのは、なかなかにイメージがわかずでした。
流行りのtwitterとしては、アメリカの事例をまつまでもなく、テレビ×twitterが相性よさげな気がしてます。マスで伝わったものをネタ消費してシェアする、みたいな活用がもちょっとテレビを盛り上げるかもしれないなあとテレビっ子まんたんな自分は思いました。