最近の統計で、ある一定期間における本全体の売り上げにおけるベストセラーの売り上げの割合を知りたいと思っています。
たとえば、2000年において書籍全体の売り上げは何億円で、そのうちベストセラーは何億円である、というような統計です。割合を知りたいので、順位だけしかわからないランキングの類は必要ありません。「ベストセラー」の定義は難しいですが、なんらかの客観的な基準があれば特にこだわりません。単位は売上高、あるいは売り上げ冊数のどちらでもかまいません。数字は、特定の一般書店(オンライン書店・専門書店は除く)における数字、書店業界全体の数字、出版・取次ぎ業界全体における数字のいずれかであるとよいです。特定の出版社だけの数字にもとづくものは偏りがありそうですので、対象外です。
よろしくおねがいします。
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=10052
2005年の出版物販売額は2兆1,964億円
書籍全体の売り上げは9000億円ほど。
ベストセラーは・・・・・・見つからない・・・・・・
1992年からの月刊誌、週刊誌、書籍の売上げの推移がわかります。
見たい年度の
「出版物はどのくらい発行されているのでしょうか?」
をクリックしてください。(過去数年分はグラフで示されています)
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=8794
ベストセラーに関しては、2003年にミリオンセラーが2点だったのに対し、2004年は、7点に増えました。書籍の販売額は、前年比4.1%ということですので、ミリオンセラー1冊に1%弱の寄与率があると考えられます。
回答をありがとうございます。
ベストセラーの売り上げは、これらの資料からはわかりませんね。
>ベストセラーに関しては、2003年にミリオンセラーが2点だったのに対し、2004年は、7点に増えました。書籍の販売額は、前年比4.1%ということですので、ミリオンセラー1冊に1%弱の寄与率があると考えられます。
なぜそういえるのか、ちょっと理解できません。ミリオンセラー以外の普通の本の売り上げはまったく変化していない、という前提なのでしょうか?
コメント欄にかけないので、回答欄に書かせていただきます。
http://www.jepa.or.jp/news/chosa.php?id=91
では、業界の人が、「ベストセラー効果で前年を大きく上回った。」と分析しています。
なぜ、そのような分析が出来るのか?
私も品目の多い成熟産業業界にいます。このような業界では、毎年の売上げの基本構成はほとんど変わりません。
そのため、売上げの上昇および低下は、大ヒットの新商品が生まれるか大ヒット商品に何らかの問題が生じるかということに、依存します。そして、可も無く不可も無いという年は、ほぼ前年並みという結果になります。
出版(印刷)業界も品目の多い成熟産業です。
そのため、売上げの基本構成が大きく変化することは無く、売上げの増減は大ヒット商品(ベストセラー)に依存していると考えられます。
出版業界の人が、
http://www.jepa.or.jp/news/chosa.php?id=91
で、「ベストセラー効果で前年を大きく上回った。」
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=7778
で、「前年の微増から一転大幅減となりました。これは前年~~大ベストセラー商品の反動が要因と思われます」
などと、売上げの増減をベストセラー商品と絡めて分析していることからも、業界内に「ミリオンセラー以外の普通の本の売り上げが大きく変化することは考えられない」という考えが定着していることが判ります。
以上から、
>ベストセラーに関しては、2003年にミリオンセラーが2点だったのに対し、2004年は、7点に増えました。書籍の販売額は、前年比4.1%ということですので、ミリオンセラー1冊に1%弱の寄与率があると考えられます。
と考察いたしました。
説明をありがとうございます。コメントとトラックバックをオンにしました。
品目の数、および成長産業かどうか、ということに関係があるのですか。そういわれてみれば、確かに筋が通りますね。
社団法人全国出版協会、出版科学研究所が出している
「出版月報」の最新号にそういう表記がありますね。
http://www.ajpea.or.jp/publications/new-geppou.html
06年の書籍推定販売金額9326億円のうち、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』だけで78億円の効果があったそうです。
リンク先では、ハリーポッターが78億円、という記述を見つけられませんでしたが、刊行されている月報の実物にはそのように書いてある、ということでしょうか。
なるほど、kappagoldさんの「1%弱」という数字と一致しますね。
ありがとうございます。