例えば、OPENPNEが、Ver.2.4.0から
「GPLからPHPライセンスへライセンスを変更」
http://docs.openpne.jp/?ChangeLog
したそうですが、
これは厳格になったということですか?
それとも緩くなったということですか?
少し調べたのですが、よく分かりませんでした。お詳しい方、教えていただけないでしょうか?
PHPがPHPライセンス(変更部分に関するソースコード開示義務がない等,比較的制約が緩いBSDライクランセンス)に基づき配布されており,変更部分に関するソースコード開示義務が発生するGPLとの互換性がないためである。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/SI/oss/20030926/2/
ゆるくなったんじゃないでしょうかね?
http://www.gnu.org/licenses/license-list.ja.html
「The PHPライセンス」もコピーレフトの考え方に基づく公衆利用許諾の一つですが、「GNU一般公衆利用許諾契約書」に比べて、特にソースコードの扱いが緩くなっています。
http://www.opensource.jp/gpl/gpl.ja.html
「GNU一般公衆利用許諾契約書」は基本的にソースコードの頒布を義務づけていています。オブジェクトコード、あるいは実行形式のプログラムだけの配布では知的資産の共有にはならない、そこには必ずソースコードが伴っているべきだという思想が、GNU GPLの基本なわけです。
http://www.opensource.jp/licenses/php.html
これに対して「The PHPライセンス」の方は、冒頭で
以下の条件が満たされている限り、変更するか否かを問わず、ソース・コード形式およびバイナリ形式での再頒布および使用を許可します。
と明記して、バイナリ形式のみの再頒布、つまりソースコードを伴わない再頒布も有り、という姿勢を明確にしています。ここが最大の違いと言えるわけです。
OpenPNEがGNU GPLからPHPライセンスに乗り換えるのも、主に商用サイト用にカスタマイズされたものに対するソースコード公開義務を外したい、という意向からではないかと思われます。つまり、ソースコードに対する扱いを緩和する、ということです。
なるほど。
緩くなったということですね。
とても分かりやすい説明をありがとうございます!
緩くなったのですか。
ありがとうございます。