情報工学・プログラム言語などを扱った面白い小説(ミステリー・SF)を教えてください。

簡単な感想やコメントもお願いします。

昨日、以下のような質問をさせていただきましたが
今度はジャンルを絞ってみようかと思いまして。↓

「理系の人間が読んで面白い小説を教えてください。」
http://q.hatena.ne.jp/1154503039



※とりあえず、森博嗣氏の「すべてがFになる」以外でお願いします。
※ライトノベルは除外させていただきます。
※詩(定型詩・散文詩など)でも可です。そういう詩があったらちょっと読んでみたい気もするので。
※他のジャンルでも質問したいところですが、それはまた別の機会ということで。
※今回は夜まで待ちます(笑)ので、焦って答えなくてもいいですよ

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  • 終了:2006/08/04 09:05:59
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ベストアンサー

id:gamella No.2

回答回数12ベストアンサー獲得回数2

ポイント35pt

情報工学という観点でみると今まで読んだSFの中では、ダントツでスタニスワフ レムの「虚数」が面白かったです。

虚数 (文学の冒険シリーズ)

虚数 (文学の冒険シリーズ)

  • 作者: スタニスワフ レム
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • メディア: 単行本

この中の「人智を越えたコンピュータGOLEM 14による人類への講義」と紹介されている「GOLEM 14」は、情報工学を扱う者にとってはあまりにも挑戦的で、あまりにも挑発的な内容です。ぜひ、一読をお勧めします。

id:tian_x2001

いいですねー。

リンク先の紹介文を読みましたがめちゃめちゃ面白そうじゃないですか!

こういう回答を待っていました。

2006/08/03 10:28:23

その他の回答8件)

id:Baku7770 No.1

回答回数2832ベストアンサー獲得回数181

ポイント10pt

ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 意外なところで、ジュラシック・パーク。映画では表現しきれなかった内容です。ライバル会社のスパイがセキュリティを解除するためのトラップを組み込んで……。ネタバレになるので後は書けません。

id:tian_x2001

んー、原作は読んでないので、何とも言えませんが。。。

「ネタバレになるので・・・」、なんて言われちゃったら、ああそうですかと引き下がるしかないですね。

でももう少し、なんか食いつきたくなるようなコメントが欲しいかなぁ。

2006/08/03 13:54:19
id:gamella No.2

回答回数12ベストアンサー獲得回数2ここでベストアンサー

ポイント35pt

情報工学という観点でみると今まで読んだSFの中では、ダントツでスタニスワフ レムの「虚数」が面白かったです。

虚数 (文学の冒険シリーズ)

虚数 (文学の冒険シリーズ)

  • 作者: スタニスワフ レム
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • メディア: 単行本

この中の「人智を越えたコンピュータGOLEM 14による人類への講義」と紹介されている「GOLEM 14」は、情報工学を扱う者にとってはあまりにも挑戦的で、あまりにも挑発的な内容です。ぜひ、一読をお勧めします。

id:tian_x2001

いいですねー。

リンク先の紹介文を読みましたがめちゃめちゃ面白そうじゃないですか!

こういう回答を待っていました。

2006/08/03 10:28:23
id:quintia No.3

回答回数562ベストアンサー獲得回数71

ポイント25pt

言壺 (中公文庫)

言壺 (中公文庫)

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • メディア: 文庫


オレか書きたい文はこうだった。

「私を生んだのは姉だった。(略)」

これが、どうしても書き表せない。ワーカムの文章作成支援部が受けつけてくれない。

自然言語処理

高度なネットワーク

ネットに参加する個人が情報を発信する

個人が発信した些末な情報がネットワークを揺るがす


そんなテーマのSFです

同じテーマ、同じ世界で書かれた連作短編集

id:tian_x2001

Amazonの書評をざっと拝見させていただきましたが、面白そうですね!

ご回答ありがとうございます。

2006/08/03 11:10:00
id:hnishiki No.4

回答回数156ベストアンサー獲得回数4

ポイント25pt

クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)

クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ウィリアム ギブスン ウィリアム・ギブスン 浅倉 久志
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

サイバーパンクも、tian_x2001 さんのいうところの情報工学に入りますか?

『ニューロマンサー』という長編作品で有名な著者の短編集です。昔読んだのでおぼろげですが、スピード感はこちらがあった記憶があります。

話のどれかに、死後の疑似人格と対話するシーンがあって、人格の完全なトレースができれば、ネットの中で生命を得てしまえるのかな、と考えた覚えがあります。


蛇足

他におもしろいものがないかと探しているうちに読みいってしまったWebページをご紹介します。ご質問の意図とずれててすみません。

http://www1.accsnet.ne.jp/~thoshino/SinSF.html

id:tian_x2001

あー、ギブスンはニューロマンサーをはじめ幾つか読みました(ご紹介いただいたものは未読です)。

この人の小説にはなぜか千葉市が出てくるんですよね。

江戸川区在住のため、近くなので妙な親近感がありました。


蛇足URLもじっくり読ませていただきます。

本筋に沿った上での蛇足なら大歓迎ですよ。


あとサイバーパンクが情報工学に入るかどうか、ですけれども、これは各自のご自由な判断で考えていただいていいですよ。

確かに私はこの質問の質問者ですが、こういう質疑応答はある意味はてなユーザーの共有財産だと思いますし。

2006/08/03 14:02:00
id:hengsu No.5

回答回数187ベストアンサー獲得回数10

ポイント20pt

外しているかもしれませんが。

ガラテイア2.2

新規開発された人工知能に、英文学を教える事になった主人公。純文学者からの挑戦状、というと言い過ぎか。でも、心理描写だけでなく、人工知能の発達過程が面白かったです。

id:tian_x2001

いや、はずしてないと思いますよ。たぶん、、、

読んでないので何とも言えませんが

面白そうです。良さそうじゃないですか。

2006/08/03 13:40:05
id:apple-eater No.6

回答回数420ベストアンサー獲得回数8

ポイント20pt

脳髄工場

脳髄工場 (角川ホラー文庫)

脳髄工場 (角川ホラー文庫)

  • 作者: 小林 泰三
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

「脳髄工場」の後半から面白くなります。


目を擦る女

目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)

目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小林 泰三
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

「目を擦る女」ともう一編ありますがネタバレになるので。


海を見る人

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

  • 作者: 小林 泰三
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

「キャッシュ」これは文字通りです。なんのキャッシュかが面白い。


グラン・ヴァカンス

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

  • 作者: 飛 浩隆
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

「数値海岸」という仮想世界での話。


id:tian_x2001

いろいろご紹介いただきありがとうございます。

リンク先をじっくり読ませていただきます。

2006/08/03 13:49:02
id:rundgren No.7

回答回数74ベストアンサー獲得回数0

ポイント20pt

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150111618/250-8078579-21...

ルーディ・ラッカーの「ハッカーと蟻」。

ラッカーはこの系統の話が多くて私はみんな好きです。軽く読めますけど結構深いところがあります。

id:tian_x2001

ご回答ありがとうございます。

参考にさせていただきます。

2006/08/03 15:12:51
id:hanakodo7 No.8

回答回数8ベストアンサー獲得回数0

ポイント10pt

「理系の人間が読んで面白い」かどうかは正直わかりませんが

こういった命題で必ず登場するのがトマス・ピンチョンではないでしょうか。

ミステリー、SFというジャンルに含まれる作家ではありませんが

無関係というほどではないと思います。

ツボに入れば至高のエンターテイメントとなるはずです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%81%E3%...


http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%83g%83%7D%83X%81E%83s%8...

所謂「メタフィクション」ですね。

id:tian_x2001

今回の質問は

情報工学・プログラム言語などを扱った面白い小説(ミステリー・SF)」を聞いております。


ピンチョンは、私はまだ「V」と「スロー・ラーナー」しか読んでいませんが、今回の質問からは明らかに外れていると思います。

2006/08/03 20:16:51
id:rikuzai No.9

回答回数1366ベストアンサー獲得回数141

ポイント40pt

私もギブスン辺りをオススメしたいなと思っていましたので、

今回はどうしようかなと思ったのですが、せっかくなので。

ハッカーズ

ハッカーズ

  • 作者: スティーブン・レビー 松田 信子 古橋 芳恵
  • 出版社/メーカー: 工学社
  • メディア: 単行本

「ハッカーズ」

既にお読みかもしれませんが。

ハッカーの歴史書といったイメージの本ですが、その道の方なら興味深いと思います。私はこの本から随分教えてもらったことがあります。


前回とっかかりの本…と選んだら見事に日本人の作家が入ってなかったのですが、

最近おもしろかったなぁと思ったPC関係の小説でこの作品を挙げておきます。

The S.O.U.P. (角川文庫)

The S.O.U.P. (角川文庫)

  • 作者: 川端 裕人
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

「The S.O.U.P.」

著者の川端さんは科学技術庁に勤めていた経歴の持ち主です。

↑のハッカーズが過去ならば、こちらは現代(それでも既に後退してしまってはいますが)という感じです。

私は「夏のロケット」という本も好きだったりします。

http://www.bookclubkai.jp/interview/contents/018.html

川端さんのインタビュー記事です。

id:tian_x2001

これだけの良回答がいただければ、質問をした甲斐があったというものです。

前回に引き続き回答ありがとうございました。


「ハッカーズ」は未読です。

いやー、私はそこまで読書家ではないですよ。

なんだか偉そうなコメントばかりして、回答者の方々には申し訳ないです。


それから、科学技術庁ですか。

面白そうじゃないですか。

経歴からして食いつきたくなりますね(笑

2006/08/03 20:50:50
  • id:tian_x2001
    今回は甲乙つけがたい良回答揃いで皆様ありがとうございました。
    個人的には一番読んでみたいのがgamellaさんの紹介していただいた「虚数」でしたので、これにいるか賞を差し上げましたが、
    その他の本についてもぜひ一読したいと思っております。
  • id:gamella
    いるか賞ありがとうございます。僕自身もこの作品には強い衝撃を受けたので、興味を持っていただきうれしいです。ただ、まず本の最初で本自体の解説を行っている日本人があまりにも作品を理解していない解説を行っており脱力するので、そこは読み飛ばすか、笑って次に進んでいただけると幸いです。70年代にこの作品を書いた意味をまったく理解していない、レムファンの間ではすでにネタになっているほどのひどい解説です。
    虚数を気に入っていただけたら、その他のレム作品(「完全なる真空」、「ソラリス」)もきっと気に入っていただけると思います。
  • id:ArsAkatombo
    Neal Stephenson の Cryptonomicon は第二次世界大戦と現代を繋げる「暗号」の物語です。ドイツの数学生が戦争で敵に別れてから応酬する情報戦とその駆け引きは見ものです。当時の暗号化技術と暗号解読の戦いを細やかに、正確に描写をしており、読み応えは最高です。デジタル技術の幕上げで戦う天才達と現代の秒間何億のも数列処理をできる電子計算機械(あえて古風に言う)を操る人達の物語。

    素数、エニグママシン、合同式。プログラマにはたまらない語句が一杯です。逆に読み手を選んでしまう作品なのが残念。一般読者のためにも説明口調になってしまう部分のまた、ちょっと残念。理解できる人はそのまま飛ばして読むので辛くは無いですが、知識の無い人には物語りが動かないで停滞してしまうように感じるのではないだろうか。

    同氏のSnow Crash、Diamond Ageなどの作品もサイバーパンクの良作品です。しかし、リアリティに徹したCryptonomicon の実史に絡み合うフィクションは別格であると思いました。

    少しずつ明かされる謎。彼の最高傑作だと思いますよ。

    タダ一つの難点といえば。
    「そこはTelnetじゃなくて少なくともSSHを使うべきだろー?」
    こんなツッコミができるのも骨太な作品の証拠です。

    日本語訳無いですが、珠玉の英語S(?)Fです。
  • id:denchuinc
    >Neal Stephenson の Cryptonomicon
    ハヤカワから『クリプトノミコン』として翻訳版が出てますね。
    (『スノウクラッシュ』『ダイヤモンドエイジ』も)
    『クリプトノミコン』は全4巻で、すべてそろえると結構な額になってしまいますが、たしかに読み応えのある作品でした。
  • id:sen-u
    私も以前に類似の質問をしたので参考までに。
    ハッカー小説、ハッカー映画などまとめ
    http://d.hatena.ne.jp/sen-u/20051229/p1
  • id:kuippa
    ジュラシックパークの作者が書いた「プレイ」は少しだけ情報工学。
    といってもナノマシンに乗せる、生体アルゴリズムの実装について、どのようなアルゴリズムを乗せるかが主題なのでもろ情報工学うんぬんというわけではなく生体行動学とかですが…
    マイケルクライトンは理系が読んで面白い作者ですよ。

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