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昔話は、きれいに飾られた教訓話だから
aldirblanc2006/03/26 12:21:26
浦島太郎は、実際の話を昔話の形で、後世に伝えていく上でソフトにしたものだという事は、間違いないです。昔話の多くが、そうした実際の話を教訓として伝えていく上で、残酷にならないようにいろいろフィクションを加えていったものです。
浦島太郎は、竜宮城で、「享楽の日々」を過ごしたので、当然、時間も、寿命も使い果たしたのです。だから、実際にあった話では、そうした、自分の身の程知らずの「享楽の日々」を過ごした人間が、「使い果たした」人間になってしまったのでしょう。使った時間や寿命は取り戻せないものなのですが、それではあまりに伝説としてはリアルすぎるので、乙姫が「救い」を授けたのですね。「玉手箱」を開けてはいけない、つまり、「過ぎ去った時間を知ってはいけない」、という事です。しかし、人間は、どうしても知りたがる動物なので、浦島太郎は玉手箱を開けてしまった、というオチなのです。
含まれている教訓が二つあって、
1.享楽の日々を過ごしていると、時間はあっという間に過ぎる(光陰矢の如し、と同じ事ですね)。
2.物事には、知らない方がいい事もあるので、なんでも知ろうとする事がかえって不幸を招く事もある。
という事だと思います。
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浦島太郎は、実際の話を昔話の形で、後世に伝えていく上でソフトにしたものだという事は、間違いないです。昔話の多くが、そうした実際の話を教訓として伝えていく上で、残酷にならないようにいろいろフィクションを加えていったものです。
浦島太郎は、竜宮城で、「享楽の日々」を過ごしたので、当然、時間も、寿命も使い果たしたのです。だから、実際にあった話では、そうした、自分の身の程知らずの「享楽の日々」を過ごした人間が、「使い果たした」人間になってしまったのでしょう。使った時間や寿命は取り戻せないものなのですが、それではあまりに伝説としてはリアルすぎるので、乙姫が「救い」を授けたのですね。「玉手箱」を開けてはいけない、つまり、「過ぎ去った時間を知ってはいけない」、という事です。しかし、人間は、どうしても知りたがる動物なので、浦島太郎は玉手箱を開けてしまった、というオチなのです。
含まれている教訓が二つあって、
1.享楽の日々を過ごしていると、時間はあっという間に過ぎる(光陰矢の如し、と同じ事ですね)。
2.物事には、知らない方がいい事もあるので、なんでも知ろうとする事がかえって不幸を招く事もある。
という事だと思います。