中二病でも恋がしたい! 第1話「邂逅の…邪王真眼」 感想
2012.10.04 16:30|中二病でも恋がしたい!|

自分の中学校時代では『我は放つ光の白刃!』とか言ってましたね。
見ていて恥ずかしくなるアニメでした。

高校生デビューについて
主人公の勇太を見ていて、自分の中学校、高校の頃と重なる部分が多く、他人ではないように感じてしまいました。
自分の中学校時代はアニメ、漫画、ゲームに花を咲かせ、周りの目を気にせずに、オタクライフを楽しんでいたせいか孤立気味でした。
高校に入ってからはオタクという事を隠して生活し、当時の友人に『オタクって気持ち悪いよな』発言をしたり、今思い返すと色んな意味で痛すぎますよね…。
だから勇太が自分の格好が変じゃないかと、しきりに気にしたりする気持ちは凄くわかるんですよね。当時の自分もどうにかしてオタクに見えないようにしようと、見た目を物凄く気にしてました。まあ、それも今思い返すと良い思い出なのかもしれませんけどね。
そういえば、自分の中学校時代に『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』という漫画が流行っていたのですが、4人ぐらいの男子がトイレや人がいない廊下などで『セクシーコマンドー部』と表して、『エリーゼのゆううつ』などを完璧にコピーしてましたね(笑
それがもう技のキレの全てが完璧なんですよね!初めて見た時はある種の衝撃を受けたことを今も覚えています。
ちなみにその4人のリーダーは高校に入ってからは、バンドのボーカルで高校デビューをしたそうで、同窓会の時にその時の話をすると、『頼むから止めてくれ...』と懇願されました。勇太同様、人それぞれ触れられたくない過去ってあるんですよね。

小鳥遊 六花について
初めて公式サイトでキャラクターを見た時、クールなイメージだったのですが、実際アニメで見てみると、ちょっとドジっ子風味な幼さがありましたね。でもその中二病の合間に見せる幼さが何とも言えない可愛らしくて、そのギャップにハマってしまいました。
まあ、よくよく考えてみると、『中二病』というのは幼さゆえに存在している産物なので、六花が所々で幼さが見えるのは当然なのでしょうね。ローラーシューズなど小学生が愛用しそうな物を使っているのにも肯けます。彼女が何故そこまで中二病をこじらせているのか、また中二病グッズに思い入れをするのか、それには何かしらの理由がありそうですし、話が進むにつれて、その辺が掘り起こされたら嬉しいですね。

全体を通して
この作品は、自分と同世代の20代の人間なら、誰しもがやった事のある中二病を思い出すのではないかと思います。六花の電車のドアで手を差し出すシーンとか、当時やったなぁ…としみじみ思い出してみたりして、なつかしさと恥ずかしさが最後までドキドキしっぱなしでした。しかしまさか京アニの作画で中二病演出が見れる日がくるとは思ってもいませんでした。所々での演出に胸が踊りましたね。
1話ということで、そこまで痛さを感じなかったですし、意外にクラスメイトに馴染んでるなという印象を受けました。まあ、もしかしたらこれからクラスメイトに六花の中二病が知られていき、仲間はずれや陰湿なイジメなど起こる可能性もありますけどね。出来れば明るい恋愛アニメで進んでほしいなと思います。
今後メインで絡んでくるであろう丹生谷 森夏と一色 誠は、今回はガッツリした絡みはありませんでしたが、どちらも良いキャラぽいので嬉しいです。その上、勇太の家族も母親や妹2人も可愛いし、本当なんて俺得アニメなんだろう。まあしいて残念な点でいうと、アニメオリジナルキャラである凸守早苗の絡みがなかったことですかね。登場するのを首を長くして待ってたのですが、次回以降のお預けですね。生きる中二病こと、上坂すみれさんがどんな演技をするのか楽しみです。
OPは中毒性のある曲にアニメーションだと思うのですが、演出上チカチカして目が痛くなりますね。目を抑えて『はっ!これが邪眼の力か!』とつぶやいた人は自分だけじゃないことを祈ります。EDもロックな曲調にアニメーションが良いですね。
OPとED両方好みで嬉しいです。
さて、せっかくの高校デビューを果たそうとしている勇太ですが、六花のおかげで前途多難になりそうです。というか、最後に中二グッズを戻してしまったし、これはまた中二病の世界に戻ってしまうのでしょうか。今後の展開が楽しみですね。それでわ。

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