連載と書き下ろし - ポエツ | poets

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ウェブサイトとしてのブログの使い方と、それからパーマリンクのあり方についてずっと悩んでいた(と言うか戸惑っていた)のだけど、サイトのコンテンツには「連載型」と「書き下ろし型」があるのだと気づいた。
「連載」ならば、少ない量でかつ完結してなくていいので、とにかく定期的・継続的にリリースすることが大切になる。また方向性についても、連載の中で少しずつ変遷していけばよく、着地点をあらかじめ固定する必要はない。
一方「書き下ろし」ならば、求められるのは完成度の高さと完結性。記事をそのように位置づけている場合、書き手としても読み手にも、短期間内に連続してリリースされる意義はほとんどない。つまり月に一~二度の更新でもよい。むしろ速報性が求められていない分、頻繁に更新されて過去ログへ流れてしまうよりは一定期間トップページにあったほうがいい。
ブロガーの中には、そのように複数のブログを分用してることも多いかもしれない。

もうひとつは、ブログを日記のようにごくパーソナルな使い方をしている場合と、作品や言論の公開・発表のツールとして使用している場合の違い。
「公表ツール」であれば、やっぱりレスポンスが必要なんじゃないかと思う。これはいわゆる「素通り禁止」とは違った意味で。言論的な議論はもちろん、制作物の配布にしても相手の反応があって、やりとりをしていく中で発展・形成されていくもので、一方的に発信してハイ、終りというものではない。

趣味のWebデザイン「Advice351 森の中の丸太小屋」/意見や感想がほしい、という件について

本を買いますと、読者カードが入っていることがよくあります。せいぜい数行しか感想を書く欄がなく、その気になれば3~10分で書けるわけですよね。でも、ほとんど誰も感想を書かないのが実情です。

「感想を書いてくれなきゃもう更新なんてしない」と作者がすねても、やはり大多数の読者は何もしようとしない。「この人が作品を書くのをやめてしまうのは残念だけど、でも、だからといって何か感想を書こうとも思わないな。作者が気を変えてくれればいいのにな」と徹底的に自分は何もしない。


人間の本性としてはまったくそうとおりなんだと思う。ただ「読者カード」とは違って、ブログ周辺のインフラが、もはや一方的な発信-受信を形成するものじゃなくなっている。「BBS(ゲストブック)に足跡残していってください」という感覚とは、この二、三年だけで状況も変ったはず。「繋がる」ための方法は、他にもずっと増えて容易になっている。
またブログ人口が相当に増えたことは、「筆者-読者」という関係よりも、彼我ともに筆者である(ウェブページを持っている)ことが増えたとも言える。トラックバックしなくても、サイトから相手へリンクしているだけで辿っていくことはできるし、SBMのように初めから横に繋がっていくことを前提にしているツールもある。
ソーシャルブックマークといえば、1年ほど前になんか話題に上がったなあと思って読み返した。

ウェビンブログ「ソーシャルブックマーク」

SBMをはじめとする「無断リンク」は、サイトの管理者ごとに考え方が違うのでこじれると難しいです。例えリンクフリーなブログでも、あまり質の良くない閲覧者が来るところからリンクされるのは嬉しくない、というのはあるでしょう。


「日記的パーソナル」なサイトにとってはとりわけそうなんだろう。ラーメン屋でも、客層が変るからTV・雑誌の取材は拒否ってのはあるし。それと「通りすがりましたヨ」ってだけの”足跡コメント”は益のあるレスポンスなのか、とも思う。これは「お借りします」コメントにも通じる。[参照]

アンカテ(Uncategorizable Blog)「時計の存在とネットの存在が要請する社会人としての常識」

時計を与えられたら時間を守るべきで、ネットを与えられたら知をシェアするべきである。


ネットを与えられたら肯定的に繋がるべきである。サイト上で言論や制作物を公表しているのは、フィードバックを期待してのことで、それがあってこそ発展・展開ができる。
私は、更にはフィードバックじゃなくてもいいと思ってる。これは意見が割れそうだけど、だれか別の手によって改変・改良が加えられて広まっていくのも共益的じゃないだろうか。もちろんそのまんま横流し再配布とか、それによって営業実害があれば問題だけど、一部であまりにもパクリパクリと騒ぎ過ぎか。共益ってことは弁証法的に自分も受益者なれるのだから。

アラこれは便利だ!「 著作権とかはもう止めにしてもいいけども清のコスプレはきちんとしろ!」

もう引用したブログの喧嘩とか関係なく、もっと根本的な問題なんだけど、僕には暗黒時代の宗教みたく、著作権が未来やらなんやらを阻害しているように思えてならない。

守るとだれがどう得するのか、守らないと誰がどう得するのかを考えないといけないよねー、ドンガメどもー!とか思う




そんなわけで『ポエツ』は「日記的パーソナルサイト」ではなく、どちらかといえば公表・共有型サイトだろう、と今さら自覚したんだけど、そう言う意味ではアクセス数的に、ほとんど影響力のない無力なサイト。そういえば、共有テンプレ・共有プラグインからのリファラってほとんどないなあ。ま、DL数100程度なんであれだけど。
「連載」型か「書き下ろし」型か、といえば… これもうまく区分されていない。

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[参照]POLAR BEAR BLOG

今回の記事と共通するテーマで、より適確な分析をしている記事があったので以下に抜粋。

POLAR BEAR BLOG 「BLOG BIRTHDAY!」
http://akihitok.typepad.jp/blog/2006/09/blog_birthday.html

3.
--書こうとすることでインプットが促されるということもある
4.
--「質は量の中から生み出される」
--ブログはこの「量の中から質を生む」ということに最も適したツール
--ブログ+検索エンジン/SBM(玉と石をより分ける仕組み)という組み合わせ
5.
--ブログの場合、完璧な料理を作ってもらってそれを食べる(=知識を得る)ことも良いのですが、生煮えの料理を一緒に作っていく(=コメントやトラックバックで議論に参加する、あるいは「この意見って違うんじゃ」と考えてその問題を深く考えるようになる)ことができるのが醍醐味

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