一日にしてならず
Rome was not built in a day.であったかしら?ローマは、、だったねえ。そんなに大げさな格言だったんだ・・。(だって、ローマが成るまで700年だもの。10回生きて死んで、とかの時間感覚だよ。)こないだのクロールの時間、コーチにこっぴどく叱られた。記念すべき、怒られ方だ。あたしは、下を向いて頭を下げると水に潜ってしまうので、(水深1.2メートル)首だけ、ペコリとしておった。この年で、あれほどちゃんとお小言を言われるのは、なかなかない事なので、感動しつつ、恐縮しつつ、ごもっとも、の姿勢。石の上にも3年。three yeas on the stone,,だろうが、おそらく、Patience wins the out of the end.の方がよいかも。ま、こちらの方が、近い。ちょうど、3年だ。思いもせず、スイミング、に行くことになった。そして、続くことになった。様々な条件がうまく合致したのだろう。何をそんなに叱られたか。息をしないで泳いだので。クロールの息継ぎは、手を2回かいて、右あるいは左に頭を回して横向いて鯉がパクパクするように(正確ではありませんが)空気を口から取り込む。リズミカルにこれをすると、効率よく、前に進むのである。競技ではないので、高齢者は出来るだけゆったりと泳ぐことを勧められる。ところがあたしは、左むいて息は出来るが、右向いて、、が出来ない。身体の偏りとか癖をはじめから矯正?というのか、出来るだけ、左右両方の息継ぎを教えてもらうのだ。理にかなうことなのだが、これが、、難儀。どんどん泳げるようになってくると、つい、楽な方に(つまり左)ばかり動いてしまい、苦手な方は、、パス、、となる。その事に言及された。よく見ておられる。2回に1回、(つまり両手を交互にクルクルして息する―普通のやつ)行きは右呼吸、帰りは左呼吸、の指示がコーチから出されると、クラスの皆さん、そのように泳がれる。両方出来るのが、普通、、なんだけど、大抵は得意な方があって、口々に右は良いけど左が、、とかその反対とか、、ぶつくさ言いながらも、である。あたしは、平泳ぎに注力していて、そして膝が痛くなり、今年後半はクロールだけに参加。そして、昨日を迎えた。みてると、6回に1回くらいしか息継ぎして無いじゃないですか。それじゃあ、苦しくなるのは当たり前。ちゃんと、2回に1回息継ぎ、と言ってるのに無視して、言う事を聞かないとうまくなりませんよ。無視して、、とのお言葉には、、いえなにも無視、はしてないのですが、、と小さく反論。えらい今日は、ハッキリ言わはるなあ。。おっしゃることはご無理ごもっとも。息子のような世代の、ヘッドコーチだ。さぞ、勇気が必要だったと思う。あたしは、本当に有難いと思った。だから、反論は一切せず。その、お小言を受け止めて、帰宅した。レッスンのクロージングの時に、この水泳と言う運動の訓練の事ですが、本当に、少しづつしか上手くならないのですわ。ある時に、今日は上手くなった、とかそういうことは無くて、地道な練習が必要なんです。繰り返しの努力が特に求められる種類のスポーツと、思っております。と、少しスピーチ。しかし、それを続けていると、きっと、出来るようになりますよ。とも。はてさて、、右呼吸が先か、命が先か・・。老い先短いのは確かだが、それを言い訳にしては人生に申し訳ない。がんばろうと思った。このような、強い叱責により、来なくなる方も中にはおられるのだろう。時々、聞く。あたしは、全くオッケーと思う。そんなことで、楽しみを奪われるとすればあほらしい。コーチはその事を分かって言ってくださったのだと思う。そういうあたしの個性を見越しての、事だと思った。言えば理解する人だ、と思ってくださっただけでも、感謝である。