毎年のことながら野菊の一族には悩まされることしきりです。
その中でもノコンギクとシラヤマギクは分かりやすい方だと思います。
それなりに特徴がありますから、あまり迷うことはないでしょう。
ノコンギクはその名のとおり青っぽいものからほとんど白に近いものまで色の変異が大きいようです。
昨年載せたものはかなり濃い紫で、こんな濃い色のは他で見たことがないというくらいでした。
今日、濃い色のノコンギクを見に行ったんですがようやく蕾がついたところで、開花までには少し時間がかかりそうです。
ということもあり、今回は白に近いものを載せておきます。
最初はシロヨメナかと思いましたが、釣鐘型の総苞、総苞片の縁が紫、葉の周囲がざらつく、乾燥した尾根道に咲くといったところから、ノコンギクと判断しました。
【写真】
ノコンギク(野紺菊) キク科
狭山丘陵で咲く野菊はそれほど種類が多いわけではないので、ポイント押さえれば見分けられるはず。
・・と思うのですが、よく似ています。
頭花を正面から見ただけでは判断できません。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2010/10/14 14:28:02
Tv 1/125
Av 5.6
ISO感度 400
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
総苞の様子がよく分かるように、真横の写真も載せます。
筒状花の周囲に冠毛が見えるのもノコンギクの特徴でしょう。
これはシロヨメナにもありますから、シロヨメナとの見分けには使えそうにありません。
写っている虫はホソヒラタアブだと思います。
狭山丘陵ではお馴染みのやつで、写真を撮っていてもお構いなしに吸蜜しに来ます。