4月に入って、ようやくムラサキケマンの花が咲き始めました。
ここ数年は3月下旬にほぼ同じ場所で撮っていたので、今年は1週間から10日くらい開花が遅いように思います。
・・しかし毎年思うんですが、変わった花ですよね。
花もさることながら、生態も変わっています。
Wikipediaによると・・
・花後の種は初夏に成熟し、翌春に発芽する
・初夏まで成長して地上部分が枯れ、土の中に塊茎が残る
・その年の秋に塊茎から芽を出し、翌春に開花する
・種ができたら全体が枯れる
暑さに弱いんでしょうかね。
この花もスプリングエフェメラルと言ってもいいのかと思います。
【写真】
ムラサキケマン(紫華鬘) ケマンソウ科
春の狭山丘陵ではお馴染みの花です。
花の少ない時期に咲き始めるので、当ブログのレギュラーメンバーです。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2010/04/03 13:22:34
Tv 1/100
Av 7.1
ISO感度 200
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
昨年はやたらと多かったムラサキケマン、今年はやや少なめかな・・
こちらの個体は同じ日に別の場所で撮ったもの。
花の先端が紫で、胴体の部分が白っぽいです。
全体が紫っぽいのから、ほんの一部分だけが紫のものまで、色の変異が大きいのも特徴かと。
先端以外が白いのはシロヤブケマン、全部白いとユキヤブケマンと呼ぶそうです。
観察していると、総じて色の濃い方が早く咲くようで、白いのはあとから増えてくるように見えるんですけど、どうでしょう。