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Dog photography and Essay
地震の予知は出来ない
「あなたが傍にいると」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
最近のホープは勢いよく散歩に出ても、
300mほど行くと、それより前に進まない。
原因はホープの後右足付け根の痛みにある。
今までは、足の付け根をマッサージして歩かせた。
今は、マッサージをしてもあまり効果が無いようである。
立ち止まる場所が、以前は400m地点であった。
必ずと言って同じ場所で停まり、方向転換した。
最近のホープの立ち止まる場所は以前とは違う。
以前とは違うが、必ずホープが自分で決めた場所だ。
それは、曇りであろうと雨の日でも同じ場所だ。
しかし、自分勝手にその地点で方向転換はしない。
必ず、私の顔を見上げ、私が同意をしてから向きを替える。
家に帰り着くと言っても、直ぐに帰り着く。
いつもの通りに、車の後部ドアーの前に行く。
車の後部座席の高さは68センチある。
昨年までは、1回で飛び乗れた。
今年に入ってから、1回で飛び乗る事は少ない。
走り高跳びと同じで、踏み込む位置が悪い。
今年に入ってから、踏み込む位置が遠くなった。
後部シートに乗れなくて、ゴロリとひっくり返る。
私は見ているだけで、一切手を出さない。
ホープは、2度3度と挑戦している。
ホープの病名が分かってからは気の毒で、
後部座席へ乗れなかった時は手を貸している。
あまり手を貸してばかりでは私を当てにするので、
本当に調子の悪い時だけにしている。
時には、シートに前足を置いて顔を押し付けて、
「もう駄目だ~」と言うような表情をする。
そんな時には、片手をお腹に当てサポートする。
車を走行させている時は、前に来たりする。
シートベルトはしていないので、自由に動き回る。
ウインドウから頭を出して景色を眺めている。
走行中、急ブレーキを踏まなければならない時がある。
しかし、急ブレーキを掛ければホープは耐えられない。
なので、エンジンブレーキを使い自然な停まり方をする。
エンジンブレーキならばスムーズに速度を落とせる。
とにかくホープは車が好きである。
何時間でも文句一つ言わずに乗っている。
近所の家のワンちゃんは車に必ず酔う。
お出かけの時は、ワンちゃん一人でお留守番。
ホープを家に置いて行くならば大変な事になる。
私が帰って来るまで、探すように吠えているそうだ。
3軒ほど向かいのご主人がノイローゼになりそうと、
何とかできないものかと言いに来た事がある。
私に「あなたが傍にいると吠えないね~」と、
私を手招きして、その方の家まで行った。
ホープの「ワン、ワン」「ワン、ワン」と吠えている。
「ほらっ、聞こえるでしょう?」と聞いてくる。
私は「私は気にならないですけど、気になります?」
その方に愚問を投げかけてしまった。
ホープの吠える声が気になるから来ているのである。
吠え方は、攻撃している吠え方ではなかった。
私ひとり残して何処へ行ったの~って言う吠え方。
要するにさびしい思いをしているのだろうと思った。
ときどき、その後主人の家に行き挨拶する。
わざわざ玄関のチャイムを押して入って行く。
相手にしてみれば、ホープより私の方が気になるだろう。
私は、ホープの最近の吠え方が気にならないか聞く。
私が家に居ても、猫が庭に居れば吠えるからである。
最近は気にならないらしいと奥さんにも聞いている。
私の住む自治会には170世帯ある。
マンションやアパートを除けば、100世帯余りである。
その中で、犬を飼っている家は4世帯だけである。
高齢化しているのも犬を飼う人が少ない原因である。
車道を隔てて隣の自治会に苦情を言いに来た人が住む、
隣の自治会には、マンションが無いので100世帯ほど。
その中で、7・8世帯の家で犬を飼っている。
家に3匹飼っている家は、結構吠える声が聞こえる。
だが、1匹しか飼っていない家に苦情を言いに来るので、
ホープの吠え方は突発的ではなく、リズム正しい。
そのリズム正しい吠え方が、余計に耳に付くらしい。
確かに私が温泉に行っている間など吠えているようだ。
私の行く時間の多くは夜中なので気になるのかも知れない。
仕方なく、ホープを連れて温泉に行き車に乗せておく。
私が温泉の入口に向かって歩き出しただけで「ワン、ワン」と
吠え出し、1時間半後出て来るまで吠えている。
そして、私の姿をウィンドウ越しに見つけると吠えるのをやめる。
1時間半の長い時間吠え続ければ疲れるのではと思う。
だが、水も飲まず、一心に吠え続けている。
やはり、捨てられたかも知れないと思うのだろうか?
「黄昏のビギン」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今日は帰宅が遅くなってしまった。
夕方ホープと散歩の後に温泉に行こうと計画。
温泉七つ道具を用意し袋に入れた。
夕方早い時間にホープと散歩に行って来た。
以前から忘れ物が増えたと思っていた。
隣の部屋まで来て、何をしに来たのか?
行動を起こした隣の部屋まで戻ってから
椅子に座って、やっと思い出す始末だ。
うっかりと言う言葉があるがうっかりではない。
ホープと散歩に行った後、ホープを車に乗せた。
エンジンを掛けようとして、温泉のあとに飲む
お茶をと思い出しキッチンまで取りに行った。
ホープは私を呼ぶように「ワン、ワン」と吠えている。
玄関を開け、私の姿を見るとおとなしくなる。
私が運転席に座ると、ホープは後部座席から
助手席と運転席の間に来て前足で私の左腕を叩く。
今の時間は退社時間と重なり混んでいるかなと、
思いながらも、裏道を通らず表通りを走行した。
夜中なら5分ほどで来られる道のりも車が混み、
13分ほど掛って温泉駐車場へ着いた。
温泉入口に近い所が空いており車を停めた。
ポケットの財布から温泉の回数券を出した。
その他、首に掛けたホープのリードをつなぐ為の、
リードと首を指圧する健康グッズ共に車に置いた。
ホープに「待っていなさいよ」と言いながら、
バスタオルなどの七つ道具を入れた袋を探す。
助手席にも後部座席にも何処にもなかった。
洗うナイロンタオルなら買えばいいが七つである。
七つとは、ブリーフ、Tシャツ、ナイロンタオル、
バスタオル、靴下、長袖シャツ、ボトムインナー。
この七つをいつも数えながら袋に入れている。
時折考え事をして、Tシャツ2枚入れている事がある。
温泉から出て、体を拭こうとしてバスタオルが無く、
Tシャツが2枚入っておりTシャツで体を拭いている。
今日は、七つの全てを忘れて来てしまっていた。
今来た道を引き返し、また同じ道を来るのかと思った。
何とも言えない虚しい思いで温泉駐車場から出た。
心を落ち着かせるために、ちあきなおみのCDを掛けた。
曲は「黄昏のビギン」 ♪雨に濡れてた 黄昏の街♪
段々と心が落ち着いて来て時間を気にしなくなった。
家の駐車場へ停めて急ぎ七つ道具を取りに入った。
廊下やキッチンを見たが何処にもなかった。
一体袋に入れてから何処へ置いてしまったのか、
袋に入れる動作をし、ソファーの所へ来て見つかった。
レザーのソファーが、この梅雨で少しカビが出ていた。
カビキラーをウェットティッシュに付け拭いた。
その時に、何気なく置いた袋をホープの散歩にと、
慌てていたので、そのまま忘れてしまって温泉まで行った。
何かをしている時に他の事をすれば、忘れてしまう事がある。
妻の療養する病院へ乾いた寝間着を届ける。
しかし、1時間掛けて走って行った病院に着き、
寝間着を家に忘れてホープと来てしまっている。
認知症にはまだまだ早過ぎる。
誰でも、こんなに忘れる事があるのかと思った。
七つ道具の入った袋をシッカリ持ち、同じ道を走った。
結局温泉に着きフロントで時計を見ると40分遅くなった。
温泉内で焦って入っても癒されるどころかストレスになる。
それでも温泉内の時計を何度も見ながら時間を気にする。
今日は、夕方でも蒸し暑く、温泉に入ると汗が噴き出す。
それでも20分間は温泉に入っていた。
ホープは、いつもと変わらず私の姿を見るまで吠えている。
帰宅しホープに鶏の手羽先を圧力鍋で煮てから食べさせた。
サーロインも煮て、私が噛んでから食べさせた。
何も楽しみなんてないだろうホープが気の毒になる。
「もどかしい思い」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今日は30度を超える暑さだった。
下水道工事に携わっている人達は口々に暑いを連発。
とりわけ警備会社のガードマンは辛そうだ。
冬の警備は上に羽織れば良いが夏は辛いという。
部屋の中でも熱中症の温湿度警告計のアラームが鳴る。
温湿度警告計は娘からの父の日のプレゼントである。
温度と湿度を計測し、熱中症とインフルエンザの危険性が、
高い空気の状態をアラームで知らせる温湿度警告計だ。
スーパーでブルーベリーやイチゴの冷凍を買って来た。
イチゴよりブルーベリーの方が価格が高い。
冷たい物は問題なく食べる事が出来る。
アイスクリームでも一度に5個でも食べられる。
昨夜、黒酢ブドウとベリーミックスが無くなってしまった。
USM茶で黒酢を6倍に薄めて飲んでいる。
6月13日から飲み出しており、既に5本を飲んでしまった。
1本1000ml入っており6倍に薄めると6リットル出来る。
既に5リットルの黒酢を飲んでしまった事になる。
USM茶を沸かして、冷まし冷蔵庫で冷やしている。
USM茶は私の特別ブレンド茶で、コーヒー、青汁、
プーアル、ウーロン、緑茶、麦茶等で4リットル沸かす。
黒酢は1対5で薄めればよいが、私には酸味が強過ぎる。
なので、1対6にして、6をUSM茶を入れて飲んでいる。
温泉に行く事が多いので、温泉から出て来て車の中で、
一度に500mlを飲んでしまってから帰宅する。
温泉に浸かり、1キロ痩せたと思っても、
USM黒酢茶を0.5リットル飲み、直ぐに体重が戻る。
ダイエットを志すならば、サウナから出ても、
1時間は水を口にしない事を徹底しなければならない。
ダイエットはしなければならないが風呂上がりに、
お茶を一気飲みしゲップが出る事で幸福感を感じられる。
ビールではなくUSM茶とアルコール抜きである。
今や接触事故でもアルコールを飲んでいれば摘発される。
妻が倒れた4年前からアルコールは一切口にしていない。
車で1時間の道のりをリハビリの練習のため通った。
介護する事は、生半可な事では出来ない。
妻の介護のため、一切の酒を捨てた。
そのお陰で、体重も大幅減量ができた。
血圧も大幅に下がり健康面では自然に出来た。
1日200回のスクワットと屈伸運動で下半身も強化。
多種の健康グッズを使って自分でマッサージした。
ただ心配要因は立ち眩みであり、軽い貧血に悩む。
小さい頃から急に立つと、めまいを起こしていた。
今でも、めまいの現象は治り切れていない。
急に立つと目の前が暗くなる事は誰にもあるのだろうか?
昨夜、amazonへ黒酢ブドウミックス1000mlを注文した。
明日には宅配便で届けられる予定である。
黒酢を豆乳で割って飲むと、これが思いの外旨い。
だが、節約の意味も兼ね、USM茶で割り飲んでいる。
明日は朝7時過ぎから側溝掃除と環境整備の日である。
2年前の環境整備の朝に妻は3回目の脳出血で倒れた。
その後は、私がいくら声を掛けても言葉を返してくれない。
看護師の奥さんは聞こえていますよと言う事を信じるならば、
一番もどかしい思いをしているのは妻なのかも知れない。
「避難生活は想像を絶する」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今日も暑い一日で気温も30度を超えた。
7月第2日曜日は環境整備の日になっている。
昨夜寝る前に6時55分に目覚ましをセットした。
しかし、1時間ほど寝てから後が眠れなくなった。
毎回同じ現象だが、次の日に何かあると眠れない。
性格の問題だと思うが、気になると眠れなくなった。
夜中3時半ごろに、もう1錠睡眠誘導剤を飲もうとして、
思い留まり、睡眠誘導剤を薬入れに戻した。
今飲んでしまえば、眠れるだろうが時間までに、
起きれないだろうと思ったからであった。
それから1時間ほど眠れなく、眠りに着いたのは、
新聞配達のオートバイの音が聞こえる頃だった。
朝ハッと目が覚め、何時だろうと時計を見た。
7時半を針が差しており、私は時計を見直した。
携帯電話のタイマーを見るが鳴り終わっていた。
全く聞こえなかったと思いながら側溝掃除の用意をした。
ホープのベッドをみるとよく眠っていた。
ホープを起こさずに玄関から出てモップを手に取った。
組の側溝掃除が奥から始まっていた。
庭の水道蛇口にホースを繋いで水を出した。
側溝に中には下水工事の為に出た泥が入り混んでいた。
奥からモップブラシで泥を押しながら掃除をして来た。
泥は山になり一度取り除く必要があった。
私が家の袋とスコップを持って泥をすくって袋に入れた。
奥さん達は「一気に楽になったわ」と口々に話す。
私の家の側溝も奥さん達が掃除をしてくれた。
大勢で掃除をすると早く、続いて別の6人が引き継いだ。
私は駐車場出入口と人の出入口をブラシで擦った。
側溝掃除が一段落してホープを散歩に連れ出した。
午前7時30分ごろだったが、日差しが夏の太陽だ。
ホープはやはり途中で散歩をやめ帰って来てしまった。
家に入り、急ぎ朝食の用意をした。
時間が無いので、レトルトカレーにうどんを入れ、
スライス牛肉も入れレンジでチンして食べた。
ホープの器にも、ドッグフードの上に牛肉を置き、
食べるように促し、匂った後、食べていた。
時計を見ると8時15分過ぎになってしまっていた。
慌てながら、自治会館へホープを連れ向かった。
今日は環境整備の日で自治会館周りの草引きと、
自治会館内の蛍光灯から床まで掃除した。
自治会会計が6つの組の冷えたお茶を買って来た。
手に取ると実に冷たく、暑さも手伝い美味しかった。
1時間ほどで掃除を終了し、会館内で防災DVDを見た。
地震対策のDVDで、地震の予知は出来ないとの事。
最近は、防災意識薄れているようだと話から入り、
地震に備えて食料や飲料水の備蓄を見直すこと。
保存食料は、保存期間の長いものを選ぶようにし、
温度・湿度の低い場所で保存するようにする。
子供のいる家庭では、レトルト食品など、
子供が嫌がらずに食べるものを用意すると良い。
チョコレートは、カロリーが高く体力の消耗を防ぐ。
トイレットペーパーや生理用品なども役に立つ。
万が一地震を想定し、枕元に運動靴を用意しておく。
ベッドから逃げ出す時にガラスで足を切ってしまう。
地震後に足裏を切って動けなくなる人が多いという。
停電、断水などで炊き出しも儘ならないという。
最低、1週間分の食糧を備蓄するよう指導された。
大人の分だけではなく、ミルクなど子供の分も用意する。
自治会館や小学校体育館など避難場所に指定。
大勢の人が来て避難生活は想像を絶するストレスという。
消防署の人も来て実際に目にして来た避難場所の模様を、
スライド写真を取り入れ説明してくれた。
冬は体調を崩しても薬の調達が難しく自分で持参する。
夏は脱水症状の人が多く出るので水を持参する。
「厳密に言えば犯罪」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
午前11時過ぎに妻の療養する病院へ行く段取りをする。
ホープの部屋へ行くが、まだ眠っていた。
予定を変更して、先にホープを置いて温泉へ行く事にした。
私が居ない事にホープが気付いても30分後である。
炎天下の車の中にホープを待たせるより良いと思った。
私は静かに温泉7セットを用意して行った。
廊下に干していた洗濯物でバスタオルが目に着いた。
温泉用の七つ道具をホープに気付かれないよう用意。
バスタオル、靴下、長袖シャツ、ボトムインナーを用意し、
ブリーフ、Tシャツ、ナイロンタオルの七つを入れる。
しかし、途中で妻の乾いた寝間着も別の袋に入れながら、
風呂の七つセットも用意していた為、ナイロンタオルを忘れた。
ナイロンタオルを忘れている事は、温泉の脱衣ロッカーで、
探したが見つからないので、入れるのを忘れたと思った。
温泉内でナイロンタオルは販売されているが300円する。
お金が勿体ないのではなくロッカーの100円しか手元にない。
財布は駐車場の車の中であるし、その時私は素っ裸だった。
もう一度服を着直し、フロントに訳を話す気力が無かった。
いつもならナイロンタオルを四つ折りにして前を隠すが、
今日は隠す物が無く、胸を張って温泉内に入って行った。
私は、浴槽内に入る前に体を洗うのだが洗うタオルが無い。
私は悪い事を考えて、棚に乗せてある洗うタオルを手に持った。
初めに、誰のものか、いつ頃風呂から上がるのかなど観察した。
そして、あと5分間は上がって来ない事を確認し手に取った。
これほどまでに慌てながら急いで体を洗う事は初めてだった。
一通り体を洗い、再度ボディソープを付けて洗った。
時計を見ると、4分が過ぎており、タオルの洗剤を洗った。
素早く棚に戻り、絞ったタオルを籠の中に入れた。
自分の洗っていた椅子の所へ戻り、シャンプーをし出した。
シャンプーが終わっても、まだタオルの持ち主は来ない。
顔を洗った後、立ち上がり温泉水の溢れる浴槽へ向かった。
そこへ2人が話しながらすれ違うので振り返り見ていた。
先ほどのナイロンタオルの入った籠を手に取り出て行った。
私は素っ裸のままで温泉内通路に立ち小さく手を振った。
厳密に言えば犯罪になるのかも知れないが借りただけだ。
元に戻しており、本人は何も気づかず去って行った。
電気の通る石の椅子に座りながら、そんな事を思っていた。
今日も暑い一日なので、温泉に入っていても汗が流れる。
温泉浴場を出て、ロッカー室へ行きバスタオルで体を拭いた。
もし忘れたのがバスタオルなら体を拭けず困っていただろう。
忘れたものがナイロンタオルで、まだ良かったのかも知れない。
時計を見ると、家を出てから1時間20分を過ぎていた。
ホープは目を覚まして私が居ない事に探しているのではと思い、
急ぎ服を着て駐車場の車まで小走りに向かった。
車の左右4つのウィンドウを20センチほど開けていたので、
思ったほど車内は熱くはなっていなかった。
帰宅した私はエンジンを止めてから、聞き耳を立てた。
しかし、ホープの吠える声が全く聞こえなかった。
家の中に入り、まず長袖シャツを網の袋に入れ洗濯機へ。
下着類やバスタオルはそのまま入れ洗剤を入れ回した。
ホープが寝ていた部屋に行ってみるがホープの姿がない。
私のベッドの部屋で眠っているから1度は起きたと思った。
ホープは人の気配に、そっと目を開けて私を見上げる。
尻尾を振って前足を頂戴頂戴をするように動かしていた。
ホープを抱え上げ、妻の寝間着の入った袋を持った。
妻の療養する病院へ向かう時間は1時半過ぎだった。
道中、熱中症で緊急搬送されているニュースが流れた。
私は車のエアコンを付け、窓を全開にして走行した。
窓を閉め切り、走行すると寒暖差アレルギーで調子を崩す。
エアコンを付け窓を全開と不自然だが体のためだった。
「冬瓜のレシピ」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨日は買い出しの日で、妻の療養する病院から帰る途中で、
家に直行せず、スーパーへ寄ってから帰宅した。
スーパー駐車場ではホープが暑過ぎると思い降ろした。
表側は直接西日が照りつけるので裏側の日陰へ繋いだ。
裏側の従業員出入り口から中へ入って行った。
ホープは私の姿が見えなくなると「ワン」「ワン」と吠えた。
入口ドアーを閉めてからでも耳を澄ませば聞こえていた。
スーパーに入る為、更にもう一枚のドアーを開けた。
そのドアーのある所が肉類が置いてある所で、
スーパー内の冷気と相まって寒ささえ感じる程だった。
一旦、表側の自動ドアから外に出て駐車した車から、
ヨットパーカーを取り出し手に持ち中へと入った。
スーパーの中のお客さん達は半袖の人も見受けられた。
私は、Tシャツ、長袖チェックシャツ、ベストを着ていた。
その上にパーカーを羽織って野菜売り場から見出した。
大きな冬瓜が398円で陳列された横に見切り品があった。
トウガンの硬い皮に何箇所かヒビが入っていた。
私はトウガンを調理した事は一度もなかった。
買って帰りクックパッドで冬瓜のレシピを見ればよい。
直ぐに作るのだからヒビが入った冬瓜を籠に入れた。
冬瓜の重さはカメラより重たく3キロはあるのではと思った。
急に暑くなり食欲も落ちた事もあり果物ばかり籠に入れた。
マスクメロン、黄色いメロン、キーウィ、オレンジ、リンゴ。
セロリ、サラダ菜、ニンジン、白菜、大根等を入れた。
ホープの肉類も買わなければと思い、牛肉スライスと、
手羽元と手羽先も籠に入れ、更にカルビも入れた。
タマゴや豆乳、豆腐に納豆、はんぺんやアゲ豆腐も、
ポンポン放り込んでいくと籠が山盛りになってしまった。
沢山買っても、冷蔵庫に入らないと思いレジへと向かった。
レジへ向かう途中、知り合いの奥さんに声を掛けられた。
ホープの話になり、元気ですかと聞かれ、何とかと答えた。
奥さんはゴールデン・レトリバーを飼っていたが2週間前他界した。
子宮の病気になり、まだ9歳だから手術した方が良いと、
承諾書にサインして手術したのだが、2ヶ月後に亡くなった。
こんな事になるんだったら、自然に過ごせば良かったと、
語りかける目には涙が薄らと浮かんで見えた。
ホープの事は話さず、一礼して私はレジへ向かった。
2週間前かと思いながらレジの列に並んだ。
2週間前では悲しみは癒えていないだろうなと思った。
レジを済ませ、スーパーの玄関から車までカートで行った。
車の後ろの自分の籠へと移し換えて行った。
ホープの声がしなかったなと思いながらもカートを置いた。
車に戻ってから、ホープを裏側に繋いだ事を思い出した。
裏側へ行き、音を立てずに、そっと近づいて行った。
ホープは、裏側の広場で子供達が遊ぶのを見ていた。
私が「ワッ!」と言うと、驚いたようにしていた。
尻尾を振りながら私の歩幅に合わせて歩いていた。
車に乗せる前にオムツを着けた。
ホープの子宮からの出血は少なくなっているようだった。
スーパーから家までは1.2キロほどの距離ですぐ着いた。
冷蔵庫に入れて行くが、まだ中に残っており入り切れない。
先に調理するものを出し、中へ入れて行った。
冬瓜を3センチほどの大きさに切ろうとしたが皮が硬い。
気を付けなければ、以前ニンジンを切る時、指を切った。
何となくカボチャを切る感じにも似ていた。
冬瓜の半分の量を圧力鍋に入れタイマーを10分に合わせた。
冷蔵庫の野菜室のトマトが真っ赤に柔らかくなっていた。
6つほど残っていたトマトを出し、それも海鮮と煮た。
今回失敗したのが、冬瓜を煮過ぎてしまい形が崩れ、
箸では摘まめないほど、柔らかくなってしまっていた。
油揚げを切り、冬瓜と煮る予定だったが、
これ以上冬瓜が崩れると思い、別の鍋で油揚げを煮た。
冬瓜の味付けは、かつおだしのみで薄味である。
油揚げを混ぜると程良い味に仕上がった。
「健康保険の税金」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
妻の療養する病院から午前中電話が入った。
電話番号を病院名で登録してるので驚いた。
病状が悪化した内容ではなく、洗濯した寝間着が、
無くなったので病院のを使う内容の電話だった。
病院のを使用すると使用料金が発生する内容に、
乾いているので、直ぐに持って行きますと切った。
役所の保険年金課と電話のやり取りをしている最中で、
役所の方を終わらせない事には出れないと思った。
役所から封書が届いており、国民健康保険税の事だった。
今までは、私の銀行口座から引き落とししていた。
その税金を65歳を迎えたので、年金から天引きするか、
銀行口座から引き落としするかを問う書状だった。
妻が高齢者医療保険に加入になった時に銀行へ走った。
多くの書類に捺印し、私の銀行口座から引き落とす事にした。
その事と私の国民健康保険税の引き落としと交錯した。
職員に以前銀行へ行き手続きをとりましたと告げた。
職員も、こちらの発送ミスですかね~と要領を得ない。
私が妻の事で勘違いしていることなど職員は知らない。
一度調べてみますのでと言うので通知書番号と保険証番号を、
電話で教え、調べた後、役所から連絡が入る予定だった。
妻の療養する病院からの電話中に役所から電話が入れば、
混乱してしまうだろうなと思ったが、1分の差で役所から連絡。
初めは混乱していた職員は、冷静な声に変っていた。
奥様の税金の引き落としは、ご主人の口座からになっています。
今回、送った書状は、ご主人の健康保険税金なので、
全く別の事で、別々で納税して頂くとのことだった。
そして、先程は混乱して、満足に回答できずに申し訳ないと、
電話の向こうで話すが、今まで私はどうしていたかを聞いた。
今までは、銀行口座から引き落としになっておりましたと話す。
であるならば、これからも銀行引き落としで良いかと問うた。
職員は、その意思表示をして頂くために書状を送ったと言う。
やっと納得した私は、書いて捺印し、直ぐ投函すると約束した。
そういう事だったのかと独り言を言いながら書き終えた。
捺印し漏れが無いか確認し、封筒に入れ封印した。
妻の療養する病院へ向かう途中のポストへ投函した。
何か忘れていると思い、助手席を見て思い出した。
妻の乾いた寝間着を持って来ていなかった。
1分ほどの道のりを車で帰宅し、寝間着を袋に入れた。
車に乗り、エンジンを掛けるが、ホープの水をと、
また玄関を開けて廊下を歩いて行った。
廊下を歩いてキッチンまで来て、何をしに来たのか?
思い出せないので、もう一度車まで戻って行った。
車に乗り、降り返りホープを見てから、水だと思い出す。
今度は、ポケットの中のメモ用紙に水と書いた。
ホープは、この1ヶ月前から、リンゴ酢、玄米黒酢、柿酢、
梅酢、朝鮮人参などの健康飲料水を水に混ぜ飲ませている。
そのエキスは900mlで2,590円と高価であるが、
薬を飲まないので、苦肉の策であるが、効果はある。
ホープの子宮からの出血も減って来たようである。
小康状態になっているので、子宮蓄膿症も落ち着いている。
動物病院へは、あれから行っていない。
行けば、手術の事を持ち出されると思うからである。
水は高価なので、バケツの中に大きなどんぶりを入れ、
その中に、水で薄めたエキスを1回分入れている。
カーブや急停車でエキスが零れては勿体ない。
まず出発前に、注射器で吸い取りホープの口へ運んだ。
簡単には飲まないので、ぐっとホールドして、
口を開けて、一気にエキス水を入れる。
半分ほどの量が、吐き出されてしまうが、
飲まないよりは良いと思い、続けている。
病院へ着いたのが、午後3時半過ぎだった。
胃ろうの具合が悪く、栄養食が漏れ出し寝間着が汚れた。
胃ろうから栄養食が漏れる原因が分かったようで、
今後は少なくなるとのことであった。
妻は病院の寝間着を着ており、他の3人の患者と同じだった。
看護師と交渉し、使用料の請求はしない事で落ち着いた。
あくまで病院側の不手際なので、交渉した。
金額より、責任がどちらにあるか明確にしたかった。
帰宅してよりホープの散歩に行き、帰って来てからは、
冬瓜の下ごしらえで、種とわたを取った。
前回は、種やわたが着いたままだったので、
冬瓜の形が崩れや易いと、今日は成功したようだ。
「ピース又吉の火花が芥川賞」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
妻の寝間着を毎回洗濯機で洗っていたら袖口が解れた。
ネットに寝間着を入れて洗うべきだったと思った。
4枚の寝間着をネットで購入した。
3,100円の寝間着を4枚注文した。
病院側では、病院と提携している業者に頼めば、
奥さんの寝間着の洗濯はしなくて済みますよと勧誘して来た。
私が妻にしてあげれる事は汚れたものを持ち帰り、
洗濯して乾いてから、また病院まで届ける事ですと話した。
それではご主人が大変でしょうと更に勧誘してくる。
もしも寝間着の汚れを洗わず業者にお願いする。
この事はお金以前の問題で、妻のベッドで寝間着を畳み、
その時に妻に話し掛ける事も大切だと思い来ています。
その事を話しても、他の病室を見てみて下さいなと、
ドアーの小窓から病室の中を見た。
療養患者は病院が提携した寝間着を着ていた。
私は妻に関われれる事は寝間着の洗濯だけと思った。
やはり、妻の寝間着は私が取りに来て洗濯して、
病院まで運んで来ますからお願いしますと言い切った。
それでも、業者にお願いしたら、ご主人は自由ですよと、
私は自由でなくて良いです、妻はストレスが溜まり倒れました。
私の妻への責任は大きいので何とかして私の思い通りに、
今後も寝間着だけは、私の手で洗わせて下さいとお願いした。
病院側も私の真剣な訴えに根負けして、今まで通りでと、
仕方なく私の言い分を通してくれた形で決着がついた。
帰宅してより汚れている個所は漂白剤を掛けて手もみ、
洗いしてから、洗濯機に入れて洗うがネットは使わなかった。
寝間着の袖口や脇の下の縫い代が1センチ有ればよいが、
細くカットし過ぎで、生地端がホロボロになっていた。
他の前後身頃は何ともなっていないので、自分で修理しようと、
妻が使っていたミシンを見てみたが、糸が抜いてあった。
複雑な通し方なので、リフォームは止めて新しく購入した。
次回から汚れた寝間着の汚れを手洗いしてネットにと思った。
今回は4枚だけ購入したが、4枚では足らない。
現在でも8枚の寝間着でやり繰りしていた。
あと4枚を購入して、妻に着せようと考えている。
昨夜ネットで注文したので早くて17日には到着する。
台風の状況にもよるが、新しい寝間着が着き次第、
妻の元へ届けたいと思っているところである。
妻の病室にいた瀬戸の花嫁を歌う84歳の女性は、
部屋を換わって昨日は別の人が入院していた。
看護師長に換わったのですね、面白かったのにと話すと、
奥さんがいつも歌を歌ってばかりで煩いと言われた。
それで部屋を換わってもらったのよと言う。
私は、もしそれが本当なら小躍りするほど嬉しいと返した。
なぜならば、妻が歌を聞きとり自分の意思で言葉を話す。
それが出来たような事を看護師長が話すので驚いた。
ラジオのニュースでピースの又吉直樹さんのデビュー小説
笑いとは何か、人間とは何か「火花」が芥川賞に選考された。
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