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Pixivに投稿されたイラストを勝手に切り張りしたり、あるいは踏みつけたりといった行動で批判を浴びていたカオスラウンジ騒動ですが。
この中で、「同人だって権利者のキャラを勝手に陵辱したり酷い事をしている。これと切り張りコラージュと何が違うんだ」という意見をネットで見ました。 違います。とんでもない違いがあります。その違いは、たとえ2次著作同人でも適用されるもの。 「権利者を怒らせたかどうか?」 という、ものすごく根源的なもの。例えば、カオスラウンジの切り張り画像の基ネタにされた絵師が怒り、そういうことはやめろ!と言った場合、カオスラウンジ側は従わなくてはなりません。これは2次著作同人も時折あります。代表的な例だとポケモン同人回収事件とか、アンパンマン、ドラえもんといったキャラを使ったスパロボ風同人ゲームが権利者に止められたり・・・ その辺は同人もさほど変わらない。特にカオスラウンジのやり方は明らかに絵師の不快感を買うような行動をしている。これはよく私が同人を例える際に「権利者の庭先で遊ばせてもらっている」と表現しますが、庭先を越えて母屋に侵入し、家具を運び出すような行為。しかも、それを使って商売を始めるようなことをすれば、たとえ暗黙の了解で黙認されている同人業界であっても叱られます。 これを「仁義を通す」と言いましょうか・・・めちゃくちゃやっている自由な業界に見えて、コミケなど2次著作同人の世界もいろいろ枠があり、ルールがある。だからこそ、日本の同人文化は権利者の黙認という領域で花開く事が出来た遊びな訳で。 それを逸脱する行為を「お前らと一緒」と言われたくはないなあと、一同人作家であり、同時にプロのゲーム屋でもある自分は思います。 と、同時に最近、同人業界でもこのボーダーラインを踏み越える事に何の躊躇もない、あるいは知らずに踏み越えているサークルもあります(某ヌイグルミ販売など)。この辺は他山の石として注意しなければ。同人はグレーじゃありません。法律的には真っ黒です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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